プールの時間
作:マロエ
うだるような暑い夏。高校の更衣室ではプールの時間に備えて女子高生達が制服から水着へと着替えをしていた。
「おじゃまします〜」
その中に一人の男子生徒がドアをそっと通り抜けて入ってきた。
だけど誰も気にすることなく着替えを続けている。
それもそのはず、その男子生徒――拓海は幽体になっており、誰にも見えないのだ。
女子高生達はきゃあきゃあと楽しそうな会話をしながら各自、ロッカーに制服をしまい、水着に脚を通していく。
胸の位置やお尻の食い込みを直したりと、非常に魅力的なしぐさに今にも襲いたくなるのを拓海はぐっと堪える。
「もう少しだけ、着替えを堪能……」
女子高生の生着替えを一通り楽しんだら、そろそろと目をつけてた女子の前まで行く事にした。
すると、突然ガチャっと更衣室の扉が開いて、新しい女の子が入ってきた。
「綾、遅いよ〜何してたの?早く〜」
「ごめん、急ぐ急ぐ〜!あ、先いっといてぇ〜?」
遅れてやってきたのは綾というらしい。
首筋までのばしたやや茶色い髪。
あどけなさの残るベビーフェイス。
芸能人と変わらないほどの可愛さだ。さらに……夏服のボタンがしまらないくらいにパンパンの巨乳。
スカートの上からでもくっきり形のわかる豊満なお尻。
あどけないベビーフェイスとはあまりにアンバランスなナイスボディ。
「また、胸大きくなっちゃったし……恥ずかしくて、みんなと着替えれないよ……」
ポツリとそんな事を呟き、みんなが更衣室から出て行くのを確認すると、夏服のシャツに手をかけた。
それを聞いた拓海は、そっと綾に近づき、肩にポンと手を置いた。
「予定とは変わっちゃったけど……恥ずかしいなら僕が着替えてあげるね?」
すると、拓海の身体は肩に置いた手から順に、綾の中にシュルシュルと吸い込まれていった。
「えっ!ひあぁ……ぅ」
綾は一瞬身体を強張らせたが、拓海の体が全て入ると、すぐになんともなかったかのように、シャツを脱いで、その大きな胸を晒した。
そして、手に持った小さい水着を見て、急に笑いだした。
「ふふ、ふふははは! まさか俺が、こんな小さいスクミズを着る時が来るとはな、まったく面白い薬だぜ……」
綾は笑いながらスクミズをビョンビョンと引っ張って遊びだした。
そう綾は今、拓海によって憑依されたのだ。
綾の中に入った拓海は、ロッカーとロッカーの隙間に備え付けられた、長椅子に腰掛け、脚を伸ばす。
「この子、俺の好きな黒いニーソまで履いてくれてるじゃないか……ちょっとゆっくり拝見」
チェックのミニスカートとニーソックスの隙間、絶対領域が手の届くところにある。
拓海は手を伸ばし、その領域に触れる。
「ふは、すべすべぇ……最高だな! あ、そうだ……いいこと考えたっ!」
拓海は急いで、スカート、ブラ、ショーツを脱ぎ、片足ずつ水着に脚を通していく。
「う、きついな……よっと、ほっ」
股布が股間にあたり、水着の肩紐を引き上げ、肩に通し。大きな胸を押し込んでいく。
さらっとした感触と、お尻を押さえつけられる密着感を感じながら、ぶつぶつと呟く。
「胸大きすぎだろう……全然入らないじゃないかよ……っ、お尻もパンパンだし……すごいな……」
のっぺりとしている股間、お尻を触りながら、最後に肩紐に両手を通し、肩にかける。それでおしまい。
さっきまで女子の着替えを見ていたので、真似して、お尻や、胸の位置も調節してみた。
そして、嬉しそうにその場で自分のお尻を見ながらくるっと一回転した。
「水着と靴下が全身にぴったりと吸い付くような感覚が堪らないよな……」
綾は今スクミズにニーソという格好をしながら、興奮のせいか、脚をじたばたしている。
そのたびに大きな胸が揺れる。
それは全部拓海によってさせられている行為なのだ。
「うぅ、だめだ鼻血でそう」
かわいい指で鼻をつまみ上を向く。
本当に鼻血はでていないが、拓海にとっていつ鼻血がでてもおかしくない光景だった。
「よ、よし、ニーソックスも脱ぐぞ!俺が脱がずぞっ」
拓海はゴクリと唾を飲んだ、綾の細い喉が動いた。
目を輝かせながら、そっとニーソックスを手にかける。
そのまま興奮した手つきで右足のニーソックスを下ろしていく。
段々と見えてきた綾の生脚。
拓海は感激して身震いした。続いて左のニーソックスも脱いでいく。
二つのニーソックスのぬくもりを感じながら丸めて自分の顔に近づけていく。
「くんくん……いい匂い……あとで、また穿いてあげるから待っててね」
ロッカーにニーソックスを仕舞って、
「よしっと……それじゃぁ……ありがとう!水着に着替えてくれて、恥ずかしかったのよねぇ!ついでに授業も受けてきてよ!!私のおっぱい触ってもいいからさ」
この子が決して言わないだろうという事を言わせるのが拓海の憑依してからの楽しみの一つだった。
「こんな風にね!…っあぁん、な、なんだ私も感じやすいみたい」
と、自分で豊満すぎるカラダを愛でるように首から下へ愛撫し始めた。
小さな手が巨乳を包み、水着の上から撫で回す。
綾の手が二倍あってもおさまらないだろう胸は撫でるだけでムニュムニュといやらしく形を変える。
「あ…はん…」
綾の表情がウットリしたものに変わり、声が漏れ出る。
「おっぱい…きもちいい…」
綾はしばし自らの巨乳を撫で回し…
「うぅ・・・気持ちいぃ・・・んん・・・ぅはっ・・・ってこんなことしてる場合じゃなかった!!プールへ行くぞ、あ、いえ、行くわよ、うん、綾いきまぁす〜」
夢中で胸を揉んでた綾は我に帰り、走り出した。
そして勢いよくドアを開けて女子更衣室から出て行ったのと同時に授業が始まるチャイムが鳴った。
ギリギリかけこんだ拓海は、女の子達の中に一人分のスペースがあったので、綾の場所かなと思いそこに座ることにした。
すると隣の子が話しかけてきた。
「綾、遅いよー」
「ごめんごめん、私のおっぱいが思ったより気持ちよくって」
「え?」
「ううん、なんでもない」
そういって、綾は前を向いた。先生が話しをしだしたのだ。
だけど拓海はスクミズをきた女子達と一緒にプールサイドで三角座りをしているのが楽しくて前を向いているけど、先生の話しなんて聞いていない。
目の前に、同じように三角座りしているスクミズの背中が見える。
拓海がムラムラしてくると、綾の身体はそれに反応するように、アソコが熱くなる。
「むふふ、最高だな……本当に」
綾は可愛い唇から、そんなことを一人呟いた。
隣の女子生徒はそんな綾を不思議そうに見つめていた。
拓海はそんな事を気にもしないで、三角座りしたまま、脚の隙間から手を伸ばし、スクミズ越しに股間をプニプニとつついてみる。
「ん、ぁ……」
声を出さないよう気をつけながら、自分の身体を触る。
「あ、あぁ……やっぱり気持ちいい……」
もう片方の手で胸に手を伸ばし、優しく円を描くように揉んでみる。
不思議な感覚が身体全身を包み、思わず身震いした。
そんな綾を心配して、隣の女の子がまたも声をかけてくる。
「綾、綾、どうしたの?」
「なんでもないよ、ぅぁ……」
「なんでもないって、綾…その、む、胸抑えてるし……」
「ぁ、ぁ……遠藤さんも触りたくなるよ?」
「ぇ?」
拓海は隣の女の子(胸元にかかれた名前で遠藤と確認して)の膝にそっと手を置いた。
すると、
「ひぅっ、あぁ」
と、遠藤はひきつった悲鳴を上げ、首がダランと下がる。
肩下で綺麗に切りそろえられた黒髪が揺れた。
さっきまで胸と股間を触っていた綾も、両手がダランと下がり、下を向いて、目を瞑っている。
どうやら気を失ってしまったみたいだった。
しばらくすると、遠藤は首を上げ、辺りを見回した。
「よし、成功だな……憑依者からの移動もできるみたいだな」
遠藤はニヤニヤした表情でそんな事を呟いた。
「どれどれ…遠藤さん…じゃない、私の身体はどんなもんかなぁ……」
拓海は、今や自分の身体になった遠藤さんの身体を舐めまわすように見つめる。
先ほどの綾の身体と違って、スレンダーできゅっとひきしまった体格。
胸が小さいのは残念だが、水着からスラっと伸びる両足は綺麗で、十分楽しめる身体だった。
その白い綺麗な脚をすぅーっと細い指で撫でて、感触を楽しむ。
「ぅ、ん……いいな…さらさらしてる…」
ボソボソと呟きながら、指をふともも、脚の付け根の方へと、移動してる途中で、
「はい、それでは、準備運動するので、広がってください〜」
先生のそんな声が邪魔をした。
「準備運動か……めんどくさいな……」
拓海はふっと力を入れる。(もちろん遠藤が力を入れてるように周りからは見える)
すると、遠藤の背中辺りから、ゆらりと幽体がでてきた。
「ん……っっ、ぅ」
完全に拓海がでてくると、遠藤は力んでいた身体の力が急に抜け、ふにゃんとその場で横になってしまった。
周りが心配で駆け寄ってきているのを確認しながら、拓海はふわっと宙に浮き、女子達の準備運動を眺めることにした。
「いち、に、さん、し……」
気を失っていた、綾と遠藤も気がついて、プールサイドで一緒に準備体操をしている。
それを拓海はふわふわと漂いながら見物している。
時には、近づいて脚の下から覗いてみたり、うなじのあたりを凝視したり、とても楽しい時間だった。
「ぉ、そろそろ終わるな……それなら…っと」
最後の深呼吸をしていた綾の小さな背中に、プールに飛び込むような形で入り込んでいく。
「ひ、ぁぁ……」
しばらく、手足が痺れていた綾だったが、完全に拓海が入り込むと、震えは止まり、目蓋をパチクリさせた。
「やっぱり、綾ちゃんだよねぇ……ちょっと気にいっちゃったよ」
ボソボソと綾のかわいい唇が動く。
体操が終わると、タイムを計るのか、おのおのがプールに入っていく。
綾の番になって、拓海はプールに足をつけ、ゆっくりと中に入った。
スクミズの色が濃い紺に変わる。
重たかった胸が浮力で軽くなる。
綾の綺麗な肌から、水の冷たさを感じる事ができる。
ブルルと足元から全身に震え上る。
背が低いので、口の辺りまで水がある。
ピョンピョンと跳ねながら、先生の笛を待つ。
そんな普通の事も綾の身体だからか嬉しく思えた。
「よーい、ピィ!」
ホイッスルの音が短く響く。
拓海は、プールの側面を蹴って、思い切って飛び出した。
いざ、真剣に泳ぐとなると、この大きな胸は邪魔で仕方がない。
自分の身体と違って、手足が短く、筋肉がないのか、思ったよりスピードがでない。
25メートル泳ぐだけなのに、想像以上に疲れてしまった。
「はぁ、はぁ……こいつはしんどいな……」
その間もピョンピョンと跳ねていなければならない。
「綾ちゃん、綾ちゃん、今日いつもより早くない?」
隣のレーンの女の子が話しかけてきた。
よく見ると、隣の子は初めに拓海が目をつけてた女の子、スクミズの胸に「山本」と書いてあった。
「えっと、山本さん?」
「うん?どうしたの?恭子でいいよ?」
「恭子か、うん、もう十分綾ちゃんの身体は楽しんだから、恭子になろうかな」
恭子の身体を眺める綾。
恭子は長い黒髪を後ろで一つにくくり、ポニーテールにしていた。
白い肌に、綾ちゃんには少し負けるけれど大きな胸、それなのに腰周りはきゅっと引き締まっていて、とてもスタイルがいい。
「うん?綾ちゃんどうしたの?」
「いいから、いいから、ちょっとこっちきて?」
レーンを仕切っている浮輪のところまで近づく。
拓海のすぐ目の前にきた恭子。
近くで見れば、胸の大きさがよくわかる。綾ちゃんより少し背が高いかな? 白い肌はシミ一つないんじゃないだろうか。
「も、もうすぐこのナイスバディが俺のものになるんだ……」
「どうしたの?綾ちゃん?」
興奮した拓海は、水の中――、綾のスクミズ越しの股間から、にゅるんと幽体の体をできるだけ細長くしてでてきた。
(幽体は、自由に長さや太さを変える事ができるみたいだ)
幽体の拓海が身体から抜けていくにつれ、綾は白目を剥き、身体をプルプルと震えさせる。
それを心配した恭子は必死に綾の名前を呼ぶ。
「綾ちゃん?綾ちゃ……んんっ!?」
親指大ぐらいの太さになった拓海が、恭子のスクール水着で隠れたアソコめがけて進んでくる事には気づきもしない。
そして、恭子のスクール水着は幽体の拓海の進入をなんなくと許し、すり抜けて入ってきた。
拓海は恭子のアソコから身体の中にずぶずぶと入っていく。
「あぁ・・・えぁ…な、なに……?」
違和感に気づいた恭子が股間を押さえるが、幽体の拓海を止めることはできない。
「ん?・・・んぁ・・・ぁ・・・はぅん、あ、綾ちゃん…?な、何?・・・何かが中に・・・入って・・・あ・・・ぁぁ」
スクール水着や手の抵抗は虚しく、幽体の拓海はそれらをすり抜け、どんどん中に入っていく。
「ん、や!…ぃぁ、なん・・・あぁ…んんっ」
綾と恭子は二人とも腰を突き出したまま、身体を思い切り仰け反らせ、プルプル震えている。
今、拓海の幽体によってふたりの股間は繋がっている状態だ。
幽体が完全に恭子の中に入ると、ビクンと恭子は一際体を大きく震わせた。
綾はそのまま力が抜けたのか、すぅーっと背泳ぎでもするかのように仰向けのままプールに浮かんでしまった。
そして、この異変に気がついて周りが騒ぎ出した頃、恭子は姿勢を正して辺りを見回した。
そして小声で「やった、やったよ」と嬉しそうな声を上げ、しばらく自分の胸を見つめていた。
「恭子ちゃんの体……今は俺のものなんだな……楽しいなぁ……これ、やめられないよ」
女子用の水着を着ている自分。三人もの女の子になった事がなにより楽しかった。
「さてと、だったら、そろそろ本番といきますか」
恭子はそう呟いてプールサイドに足をかけてプールの中から出る。
濡れた水着の股間から水がしたたり落ちる感覚、ベッタリと体にまとわりつく水着の生地の感触は楽しみがら拓海はトイレへと向かった。
またも気を失っている綾を心配そうにかけよるみんなを無視しながら、ペタペタと小さなな足跡を付けて拓海は恭子を移動させた。
トイレにつくと、プールで冷えてきたためか、自然に尿意を催してきた。
個室に入り、便器に座って、腰布をずらす。
すると、途端に黄色いおしっこが大量にアソコから飛び出てきた。
「うぁ、出た、なんかでたー」
白い太ももに挟まれておしこっが便器に流れていく。それを嬉しそうに見つめる恭子
「ふぅ、ああん…出たぁ…」
拓海はしばしおしっこをする快感にひたると、手が自然に胸元に伸びる。
スクミズ越しに大きな胸を揉むと、快感が全身に駆け巡っていった。
「あはぁ……気持ちいいぃ……」
拓海は指で胸の突起のあたりをなぞる。ぞわぞわっとした感覚を感じ、だんだんと乳首が立っていくのがわかる。
「はぁぁん、んっ……」
しばらくすると、水着の上からでも、突起は分かるほど硬くなってきていた。
「次はっと……」
腰布をずらし、おしっこでまだ濡れいてる、秘所に手を入れた。
「え!ぁ、はぁぁ……!!こ、これは…やばい……拓海君気持ちいいよぉ」
調子に乗って恭子の振りをしだした拓海は、そのまま両手で感じる二つのポイントを攻めていく。
「ああんっ……やぁっ……っんんぅ……これ、これが……女の快感……すごく、感じるん…この……恭子……ちゃ…んんっ」
くちゅくちゅとトイレに音が響く。
幸い授業中なので、誰にも聞こえてないのが救いだろうか。
「ゆび……で、ゆびで…いきそう……ぁぁ…だ、だめ……だ、もぅ」
「あっ…だめ、すごい…も、もうイクっ……あ、あ、あ、あああああぁぁぁーーーーっっ!」
拓海は背筋をのけぞらせ、天を仰いだ。割れ目からは大量の愛液が飛び出し、プシャアァァーっと個室の扉に飛び散る。
それと、同時に幽体の拓海も身体から弾き飛ばされ。幽体は扉を通り抜けて、そのまま外まで飛ばされる。
拓海はあまりの気持ちよさに気を失い、そのまま宙に漂いふわふわと浮いて動こうとしない。
拓海の憑依から免れた恭子もまた、気を失ったまま、便器にもたれかかり動かなくなった。
二人が目を覚ましたのは、授業が終わってからだった。