俺が精液になるはずがないっ!2

作:マロエ



 「ん、あぁ……琴実さん最高だよ……この身体……ああぁ、あぁ……」
俺は、全裸になった琴実さんの身体を撫でまわしていた。
「あぁん、竹中さん、上手よ……そこ、気持ちいいわぁ〜」
たまに、琴美さんになりきって喘ぐ事によって、感度はどんどん高まっていく。
新婚の寝室で、俺はその奥さんに乗り移り、オナニーを楽しんでいる。
これが究極のオナニ−なのか。
「あ、あぁ、ダメ……もう、いっちゃぅううううううううううーーー……っっっ!!!!」
琴実さんの身体が痙攣し、潮を吹く。
オナニーを楽しんだ俺は、琴美さんの身体から弾き飛ばされた――。


 ふわふわと空を漂う俺が目にしたのは、コンビニの窓の奥、雑誌を立ち読みしてるスーツ姿の女性だった。
琴実さんの身体に戻ろうと思っていたが、方向転換。
べちゃっと地面に着地した俺は、白い粘液状の体を動かしスーツの女性へと近づいていく。
灰色のスーツに白いシャツ、そして同じく灰色のタイトスカートから伸びる脚は、茶色のストッキングで覆われている。
髪は首元で切り揃えられていて、赤縁のメガネが知的な印象を与えている。
琴美さんと比べると、胸は小さいが、仕事のできるOLという感じがして、俺好みだ。
俺は、灰色のスカートを通りぬけ、茶色のストッキング越しに、黒のパンティを確認すると、オマ○コへと潜り込んでいった。
その瞬間、
「ぇ、ぇぇ? あ……ふぁぁぁぁ……んぁぁぁ……っ!!」
ブルブルとスーツの女性が震えて、雑誌を握ったまま絶頂を迎えた――。


 目を開けると、女性雑誌が飛び込んでくる。
「成功したのか……」
女の声が、俺から発せられる。
秋のファッションとか書いてあるページを閉じて、雑誌をマガジンラックへと戻す。
ふと辺りを見回すと、お客さんが全員俺を見ていた。
雑誌を読んでる最中に、いきなり艶かしい声を上げたんだ。そりゃそうだな。
だが、視線を合わすと、皆目線を逸らして、それ以上何も言ってこなかった。

俺は、とりあえずコンビニをうろちょろする。
慣れないパンプスでコツコツと歩くのが楽しい。
「ひひひ……あ、ポケットに何か入ってる」
スーツのポケットから取り出すと、免許書と車の鍵、それに電子マネーのカードだ。
「最低限しか持ってないって事は、このあたりの会社なのかな……」
そう言いながら、免許書の名前を確認する。
小野田麻衣。(おのだ まい)28歳。写真には若干緊張した、麻衣が写っている。
俺は、それはニヤニヤと眺めてから、また雑誌のコーナへと戻る。
だが、さっきまでいたファッション雑誌のところは通り越してもっと奥へ。


――そう、エロ本コーナーだ!!


「エロ本チェックは死んでも続けないとな! にひひ、そうよ、私もエロ本見てみたかったのよね!」
と、麻衣になりきり、エロ本を開く。
コンビニの窓ガラスには、知的なスーツを着た女性がエロ本を立ち読みしてるようにしか見えない。
「くっひ、エロいなぁ〜、この女……」
麻衣の口から、嬉しそうな呟きがもれる。
「ん、あれ……ぉ?」
濡れてきたぞ……。いつもなら興奮してくるとオチ〇ポが起つんだが、今はアソコが疼いたのがわかった。
嬉しそうに自分の股間を眺める麻衣。
スカートとストッキングで見えないが、中は熱く湿ってきていた。
「よし、これと、これと……これも買っておくか」
大量にエロを手にして興奮気味にレジへと向かう。


「いらっしゃいませ」
男の店員は、エロ本と俺、小野田麻衣を見て、驚きの表情をしたが、事務的にバーコードをスキャンしていく。
ははは、そりゃスーツ姿の女性が、大量にこんな雑誌買ったら驚くよな。
エロ本を紙袋に詰める店員を眺めながら、俺は噴き出すのを必死に堪えた。
俺のときはいつも透明のビニール袋なのに、女だと思って気を使ってるんだな。
「ひひ」
「……? えっと、3300円です」
思わず笑いがこぼれてしまったが、店員は少し怪訝そうな顔をしただけで値段を告げた。
俺は、ポケットから電子マネーを取り出し、会計を済ませる。
そして、すこし悪戯心で、
「さて、これでオナニーしちゃおっと」
と、店員に告げてから、コンビニを後にした。
「あ、ありがとうございましたー……」
チラリと振り返ると、赤い顔をしてる男の店員が前かがみになってるのが見えた。


 駐車場には、幸い車は一台しか止まっていなかった。
「お、この車かな」
白の軽自動車に恐る恐る鍵を差し込むと、すっと入る。
運転席へと乗り込み、助手席にエロ本を置く。
座ると、タイトスカートが窮屈になり、腰まわりを締め付けてくるので、俺はタイトスカートを捲り上げた。
茶色のストッキングに包まれた、黒いパンティが見える。
「へへへ、上もっと……」
次に、スーツとシャツのボタンを外すと、お揃いの黒のブラジャーが見えた。
「えっろー! えっろー! 麻衣さんえろいよー!」
俺は、その姿に興奮して、車内でバタバタと手足を動かす。
その度に、茶色のストッキングに包まれた細い足や、白い腕が動く。
バックミラー越しに見る麻衣は、鼻の穴を大きく広げ、口元はだらしなく歪んでいた。
赤縁メガネの奥の瞳は、エロオヤジそのものだった。数分前まであったはずの知的な印象はまったくない。


「さてと、それじゃゆっくりエロ本でも読みますか!」
買った本の中から、適当に一冊抜き取り、ページを開く。
「ふふふ、えろいわね……でも私のほうがもっとエロいんだからねっ! あはは、ひひ、ふふははは」
麻衣の指でエロ本のページをめくる。
「ぉ、このポーズいいな……麻衣さんにもしてもらおう」
そう言うと、運転席のリクライニングを倒して、エロ本と同じようなポーズをとる。
そんなことをしてる内に、ストッキングまで麻衣の愛液が広がっていく。
麻衣さんもえっちだなぁー。まったくしょうがない。


「それじゃ……究極のオナニーはじめるとしますか」
俺はエロ本のページを開いて、ハンドルのところにセットする。
それを見ながら、ブラジャーを巻くり上げ、ちょうど手のひらサイズの胸をこねる様に揉む。
「ん、あぁぁ……気持ちいいな、胸って……」
そして、もう片方の手ですでにトロトロになってるオマ〇コの中に手を突っ込む。
「ひぁ……あぁあ、すっご……もうイキそうだ……」
乳首とクリトリスが触ってほしそうに主張しているので、俺は思いっきり摘んだ
「ふゃ!! ああぁん……あぁあぅん……っ! はぁはぁ……こ、これはすごぉぉおぉぉ……」
その瞬間、電気が流れたかのように、身体がピンと伸びた。


染みはどんどん広がり、運転席へと垂れていく。
くちゅっ、くちゅといやらしい音が車内に響く。
「うふふ、いいよ、いいよ! ぅっぁ! …あぁぁっ!!あぅぅ、こ、これは……」
ストッキングの中で、麻衣の綺麗な手が動き回る
「あぁぅ、あぅん…あっ、あっ、ああぁっ……だ、だめ……も、もう? もうイキュゥゥゥゥ……っっ!!」
二度目の女の快感。


俺は絶頂を迎えた。その瞬間オマ〇コが収縮し、潮を吹いた。
俺は麻衣さんの子宮から飛び出した――。



続くかも?






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