残業にて・・・(出張で・・・シリーズより) 作:ecvt 「やれやれ、休日出勤したと思ったら今度は残業か・・・」 一人、誰もいないオフィスでそう言って苦笑した俺が仕事をしていると、重要な接待を終えた黒崎美麗部長がオフィスに戻ってきた。 彼女は一流大出の才女で、しかもセクシーで美人な俺を含めて同期皆の憧れの存在だ。 「あら、あなたもいたのね、私もちょっと仕事を済ませていくからあなたも頑張ってね!」 そう笑顔で俺に声をかけると、部長室へと消えていった。 「は、はいっ!ありがとうございますっ!」 (はぁ、なんとお美しくてお優しい・・・接待の後、直帰しないでまだ残りの仕事を片付けるなんてすごい女性だな・・・) そんなことを考えた俺は、憧れの上司が側で頑張っているのだ!と俄然仕事にやる気が出るハズだったのだが、急に眠気が襲ってきた。 「ま、また耳鳴りがして・・・あ・・・」 一瞬視界が真っ暗になり、視野が戻ると、俺は別の部屋のデスクに座っていた。 辺りを見回すと見覚えがある。ここは黒崎部長のオフィスだ。 下を見ると俺は黒の女物のスーツを着ており、タイトスカートからバ黒いストッキングに包まれた美しい脚が伸びている。 これは先程、黒崎部長が着ていた服と同じだ。 デスクの右側に置かれた首からかけられる社員証を見ると、それは顔写真入りの黒崎部長のものだった。 立ち上がったおれば、壁に掛けられている姿見の方へと歩み寄った。 「や、やっぱり・・・」 鏡の中には驚いた表情でややガニ股でこちらを見つめる黒崎部長の姿が映っていた。 「あー、あー、そうだ、この声、ちょっと聞こえ方が違うけど黒崎部長の声だ・・・」 俺の口から憧れの黒崎部長の声が出る事に興奮を覚えた。 「あ、あー・・・コホン、お・・・わ、私、黒崎部長なの・・・いや、黒崎美麗なの!うふん!わぁ、俺が黒崎部長の声で喋ってる・・・!」 鏡の中の黒崎部長の顔は赤らみ、鼻息が荒くなっている。 「俺が黒崎部長なんだから・・・黒崎部長になんでも喋らせられるんだ・・・!」 鏡の中の黒崎部長は嬉しそうにこちらをまじまじと覗き込んでいる。 「あなたって、とぉ〜っても素敵よ!愛してるわ!結婚してちょうだい!」 鏡の中の黒崎部長は俺の思い通りに愛の告白をしてきた。 「なんでも言わせられるぞ!まぁ、今は俺が黒崎部長なんだから、黒崎部長である俺が何言おうが俺の自由だよな!」 そんな独り言を自分に言い聞かせながら、鏡に向かって唇を突き出してキスを求めるポーズをとる。 「キスしてちょうだい!ん〜〜〜〜ぶちゅ!」 鏡にキスした俺は、ベロベロと鏡を嘗め回す。 鏡にはいやらしい表情でこちらを嘗め回す黒崎部長の姿が映っている。こんな部長の乱れた姿を見るのは初めてだ。 (俺がやることは黒崎部長がやったことになるんだ・・・!今だって、傍から見れば黒崎部長が鏡にキスして嘗め回してその姿を楽しんでいるってことになってるんだ・・・!) 「あー、私、あなたの事を想ったら興奮してきてオナニーしたくなってきちゃったわぁ〜!」 俺が言ったことが黒崎部長が言った声として出てくる。 「いいよな、今は俺が黒崎部長で、その俺がオナニーしたいんだから、黒崎部長が自分でオナニーしたいって事だもんな!」 「そうよ、あなたが私なんだから私として好きなことをしていいのよ!」 鏡に向かってそう一人芝居した黒崎部長は、ニヤニヤしながら鏡に向かって腰をクネらせてセクシーなポーズをとった。 「ふふ・・・部長ったらいやらしい・・・」 鏡の中の黒崎部長はそう言うとウインクをした。 「うはぁ、興奮して部長のアソコが熱くてたまらんっ!な、なにか挿れるもの・・・そうだ、俺の身体はどーなってるんだ?」 俺は部長室の扉を開けて俺のいるデスクの方を見た。 すると、俺の席で俺がデスクに突っ伏して眠っている。 俺は鼻息も荒くツカツカとヒールを鳴らして俺の席まで歩いていった。 「おーい、俺ー!」 いくら揺すっても声をかけても起きる様子がない。 「ねぇ・・・起きてぇ〜ん!」 部長の声でセクシーに言ってみたがやはり反応はない。 「ほれほれ、お前の憧れの黒崎部長のおっぱいだぞ!ほ〜れ!」 俺は胸を突き出すとうつ伏せ俺の顔に自分の(というか黒崎部長の)おっぱいをムギュっと押し付けて左右に揺すってみた。 「起きねーか・・・よし、今からこの身体を部長・・・いえ、私の部屋に持っていきましょう!」 俺の身体を車輪の付いたオフィスチェアの背もたれに寄っかからせると、そのままチェアごと押して俺の身体を部長の部屋へと運んだ。 ・・・・・・・・・ 「うはっ、あはっ、ぶ、部長の身体で、イクぅ〜??????????っ!」 部長の部屋の黒革の長ソファーで、気絶している俺の身体に騎乗位で乗っかり、黒い下着を乱しながら激しく腰を振る黒崎部長。 そのまま絶頂に達すると、そのまま俺の身体の上に崩れ落ちたのだった。 ーーーーーーーーーー 「ん・・・?寝ちゃってたのか・・・あぁ、いい夢みたなぁ・・・って、なんか重い・・・!?」 目を覚ました俺は驚いた。なんと、黒崎部長が乱れた服装で俺に覆い被さっていたのだ。しかも、下半身のイチモツが憧れの部長に挿入されてしまっている。 「・・・!!!!!!ここは部長の部屋!?ウトウトしていた時はデスクで仕事をしていたハズなのに!?マズいな!」 慌てて部長の身なりを整えて部屋を出た俺は、自分の身なりも整え、急いで会社を後にしたのだった。 (俺が居眠りしているうちに黒崎部長が俺を部屋まで運んで襲った!?それともあの夢は現実だった!?・・・まさかね・・・) END |