残業にて・・・2(出張で・・・シリーズより) 作:ecvt 「やれやれ、また残業か・・・」 一人、誰もいないオフィスでそう言ってまた苦笑した俺が仕事をしていると、向かいのビルのスポーツジムが見えた。 窓際にあるルームランナーで何人もがトレーニングをしている。そんな中でも長い少し茶色がかった髪を後ろでアップに結び、白い肌にキュッと締まったボディにグレーのスポーツブラと黒いスパッツをまとった凛々しい美女が目に入った。 「スタイルが美しいねー! ストイックにトレーニングしてあのスタイルを維持してるのかね? 俺はスポーツとは無縁だったからこういうスポーツウーマンっていうのも憧れちゃうなぁ・・・」 そんな独り言をつぶやいて眺めていると、急に眠気が襲ってきた。 「ま、また耳鳴りがして・・・あ・・・」 一瞬視界が真っ暗になり、視野が戻ると、俺はガラス窓を正面に立っていた。だが床が動く、慌てて床の動きに合わせてランニングをした。足元を見ると俺はルームランナーの上にいたのだ。下を見ると、大きな二つの膨らみをグレーのスポーツブラが包み込んでおり、下はピッチリとした黒いスパッツを履いている。股間の膨らみは無い。 視線を上げると正面のガラス窓には、髪を後ろでアップに結び、キュッと締まったボディにグレーのスポーツブラと黒いスパッツをまとった凛々しい巨乳美女が驚いた表情で胸を揺らしながら走っている姿が映っていた。 「やっぱり…さっきのスポーツ美女だ。コレが俺かよ…」 ガラスに映るの彼女は嬉しそうに、かつ物珍しいなものでも見るかのような表情をしながらじっとこちらを見つめている。 (うっわ、腰細っ! ちょっと腹が出て来た俺とは大違い・・・!) ガラスに映る彼女は大げさに胸を揺らす走り方をしながらこちらに向けてウインクをしたりしてきた(というか、俺がさせているのだが)。 「由美、どうしたの?」 不意に俺は横から声をかけられた。 (へ? 由美!? …由美って、俺のコトか…) この女の知り合いなのだろう。 「え、な、なんでもない…わ、よ」 俺はたどたどしく女言葉を使って誤魔化した。 「そう…」 横で走っている彼女は俺をじーっと見ている。 「ちょ、ちょっと休む…わね」 この女の中身が俺だなんて外から見てわかるワケはないのだろうけど、なんとなく後ろめたい気持ちになったのでルームランナーを降りた俺は、彼女から離れてロッカールームに向かった。 そこでセパレートされた洗面台の鏡の前に立って後ろのカーテンを閉めると、鏡に向かって色々とセクシーなポーズをとってみる。 「やっぱり美しく鍛え上げられた肉体だとこういうポーズがキマるね〜! 男のゴッツさが無いしなやかな筋肉っていうのは美しいっ〜!」 鏡の中の彼女はポーズをキメては自分の身体をニヤニヤしながら撫で回している。 「それにこのスポーツブラにスパッツって格好がいいよな! 男の俺が着たら変態そのものになっちゃうけど、この身体で来てればバッチリ似合う! ふふ」 そして俺は鏡に向かってウインクすると、鏡の中の彼女もウインクをしてきた。そのまま俺は鏡にキスをして鏡を嘗め回した。 「うふふ、わたし由美よ! せっかく体形維持の為にトレーニングしてたのに、あなたに乗っ取られちゃったわ! でもあなたと一心同体になれて嬉しいっ! 私のコト好きに動かしてちょうだい! 宜しくね!」 鏡に向かってそう言った後、まじまじと今の自分の顔を眺めた。 「じゃあお言葉に甘えて…」 そして今度は手は胸元に伸びる。 「うわ、やっぱり鍛えてるだけあって、この人のおっぱいって張りがあるなぁ! それにスポーツブラってこんな感じなんだな、へぇ〜、ふ〜ん…」 鏡には活き活きとした表情を浮かべながら物珍しそうに自分のスポーツブラをの引っ張って胸を覗き込んだり、掬い上げたり揉んだり突ついたりして自分の胸を弄ぶ彼女の姿が映っている。 「さて、こぉんなこと出来ちゃったりして…」 今度は鏡を見ながら右足を上げてY字バランスをとってみた。 「うわー! 身体やわらけー! バランス感覚ある身体だなぁ!」 スパッツに包まれた股間に目がいく。 「うわぁ、股間に膨らみがないっ! 俺…いや、わたしって本当に女なんだねぇ〜! ぐふふ…」 そのまま左手て股間を擦ってみる。 「あっ、あぁ〜ん…」 自分の声で興奮し、それに絶妙な擦れ具合が気持ちい。 「へへへ、鍛え上げた自分の柔軟性をこんなコトに利用しちゃって…私ったらなんていやらしい女なんでしょっ…! でもこんなエッチなコトする為のに、いつも身体を柔らかくしたり鍛えているのよ?! エロ最高〜!」 なんてきっと彼女なら絶対言わないであろう事を言わせてみる。 「なんでも言わせられちゃうな…」 本来なら勃起するところなのだが、今の俺は女だ。アソコがジュンっと濡れてきたのがわかる。 鏡の中でY字バランスをとって股を見せつけている彼女の黒いスパッツにシミが広がっていく。 ハァハァと息が荒くなる。 (な、何かで股間を刺激したい・・・!」 辺りを見回すと洗面台に背もたれ付きの低い椅子が目に入った。 それを引き出した俺は、それに片足を上げて跨って背もたれに股間を押し当てると、コスコスと腰を動かし始めた。 「あぁっ、いいっ・・・」 そんなスタイルのいい美女がスポーツウェアで角オナしている。普通ではぜってにお目にかかれない光景だろう。息も荒く、腰を動かしなが鏡の中の彼女はじっとこちらを見つめている。 「胸の…谷間…すげぇ…」 前屈みになって強調された胸の谷間が目に入る。 「し、失礼…しまぁ〜す…うっ…」 そのまま両手は胸に伸びる。 「あんっ、あふん!うっ、くっ…!」 俺は興奮と快楽に溺れて激しく腰を動かしていた。 鏡には凛々しいスポーツ美女が、スポーツブラにスパッツのまま椅子の背もたれに跨ってに腰を擦りつけながら自分の胸を揉んでよがっている様子が映っている。 「あっ、はっ、ゆ、由美さんの身体で・・・イ、イクゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」 俺が絶頂に達した瞬間、目の前が真っ白になり、視界が戻ると、俺は元のオフィスのデスクに座っていた。 「毎度毎度リアルな夢だよな」 向かいのジムの窓を見ると、ルームランナーの所に由美さんの姿は見えなかったが、奥の方で股間と腰を抑えながらぎこちなく歩いているのが見えた。友人とおぼしき女性に声をかけられているようだ。 (まさか、さっきの俺の夢のようにロッカールームで角オナして腰を痛めちゃったとかじゃないよね? そんなワケないか!) END |