出張で・・・

作:ecvt


「はぁ、疲れたぁ・・・」
三日徹夜の仕事のその足で、新幹線で東京本社から九州まで出張ということになった俺は、混雑する中、一列目の二人席の通路側であるD席の指定券を手に、自分の席を探した。
窓側のE席には緩いパーマがかかった黒髪で、フワッとした白いセーターにスキニージーンズを着た大人な雰囲気漂う美女が座っていた。
軽く会釈をしてから横に座ると、疲れからかほどなく眠りに落ちてしまった。
その後、キーンと強い耳鳴りのようなものが聞こえたかと思うと、居眠りでよくあるガクッと落ちるような感覚と共に俺は目を覚ました。
(あ、いつの間にか寝てたのか・・・ん?)
見ると俺は白いセーターを着ており、スラット伸びた綺麗な脚にはヒールのある茶色い革のショートブーツにスキニージーンズを履いていたのだ。
(な、なんだ!?それにこの席は窓側のE席・・・)
冷や汗をかきながらゆっくりと右手の窓を見ると、そこには驚いた顔をしてこちらを見つめる、先ほどの美女が映っていたのだ。外は真っ暗なので鏡のようによく見える。
左を見ると、俺自身が気持ちよさそうに眠っている。
俺自身はいくら揺すっても起きない。
「こ、これって一体・・・あ、こ、声も・・・あー、あー、女の声だ・・・」
それから胸に手を伸ばす。セーター越しにでも結構な巨乳なのが分かる。
「おっ、結構でっかいな・・・」
今度は股間に手を伸ばすと、イチモツが無くてツルツルしている。
「なんか変な感じだな・・・チン○が無いよ・・・」
思わず口に出たのだが、この美女の声で「チ○ポ」と再生されたのでなんだか興奮した。
人に聞かれるとマズいので、窓ガラスに向かって小声で声を楽しんでみることにした。
「あん、あは〜ん・・・ち、ちん○〜、まん○ぉクリクリぃ〜、乳首ビンビン〜」
窓ガラスには、先ほどの落ち着いた美女の雰囲気とはまるで違う、いやらしく鼻の下を伸ばしただらしない表情の美女が、卑猥な言葉を喜々として呟く姿が映っていた。
(何だか知らないけど、このお隣の席の美女の身体を乗っ取っちゃったってコトかな・・・たまたま俺の隣に座っただけで悪いけど、終点まで先は長いし、俺の暇つぶしに身体を楽しませてもらうよ)
「ええ、いいわよ!私、あなたに乗っ取ってもらってすっごく嬉しいわ!」
と、窓ガラスにウインクしながら小声で呟いた。
「さて、本人の許可もおりたコトだし・・・」
俺は白いセーターの襟元を引っ張って中を覗き込んでみた。
「うはっ、紫のブラだ!セクシー!・・・触ってみよっと!」
セーターを戻した俺は、その中に下から両手を突っ込んで二つの双丘に手を伸ばした。
ぷにゅ、ぷにゅぷにゅ・・・
白いセーターがモゴモゴ動く感じがなんだかいやらしくて興奮する。
「うっ・・・はっ・・・張りがあって・・・いいカンジ・・・あ、あとは、チ、チクビ・・・」
彼女の声で聴くと乳首という言葉だけでも興奮度が増してくる。俺はそのままブラを上にズラしていった。
「はうっ!こ、これは敏感な・・・」
セーターの中で露わになった彼女の乳首を、細く美しい彼女の親指と人差し指で数回摘んだ後、コリコリと弄ってみる。
「うくっ、ふっ、うっ・・・かはっ・・・」
窓ガラスには自分のセーターに両手を突っ込んで悩まし気な表情で胸を弄っている美女の姿が映っている。
「いやらしい・・・」
すると、何やら下半身が厚くなってくるのを感じた。
(これってまさか・・・)
俺はジーンズ越しに股間を触ってみたのだが、なんとなく湿っぽくて暖かい感じがする。
ゆっくりと彼女のベルトとボタンとジッパーを外すと、紫のパンティが湿って薄いシミになっているのが見えた。
「おー・・・」
俺は彼女のパンティのゴムを引っ張って中を覗き込んでみる。
黒い茂みが見えるだけだ。
「失礼しま〜す・・・」
小声でそう言った俺は、ゆっくりと彼女の股間に右手を伸ばした。
「っ!!!!!」
茂みの中はしっとりとしており、股間を擦ると電流が流れたかのような激しい快感が頭の中に響いた。
俺はキョロキョロとあたりを見回してから、セーターを下に伸ばして左手で抑えつつ、右手を彼女のパンティの中に突っ込んで股間を刺激し始めた。
「あはっ、うふっ・・・くうっ・・・」
(ちょっと爪が痛いけど、この快感はたまらんね〜!)
セーターを押さえていた左手をそのままセーターの中に突っ込んで左胸を揉みながら、右手で股間を弄り回した。
ガラス窓には何ともいやらしい彼女の姿が映っている。
これが俺、俺を俺が彼女の身体にさせていると考えると興奮が倍増してくる。
「はっ、あんっ、わたしぃ・・・新幹線の中でぇ・・・お隣のステキな男性に興奮してぇ・・・オナニーしちゃうなんてぇ・・・わたしったらぁ・・・なんていやらしい女なのかしらぁ・・・」
ガラス窓に向かって小声でそう呟きながらオナニーを続ける。
(まぁ、多少声が聞こえても恥ずかしいのはこの女の人だから別にいいよな・・・)
窓ガラスを眺めながらのこのオナニーは何とも倒錯的で興奮する。
「はっ、はっ、はっ・・・いぐっ、いぐっ・・・つっっっっっっ!!!!!!!!!」
息を押し殺しながら俺は絶頂に達した俺は、そのまま気を失った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

目を開けると俺は元の席に座っていた。
(ゆ、夢・・・だったのか・・・!?)
右を見るとあの美女が右手を股間に、左手をセーターの中に入れたままのだらしない恰好でクタッとして目を閉じていた。
「ん、ん・・・」
彼女が目を開けそうだ。俺は薄目で狸寝入りをして彼女の様子を窺うことにした。
「えっ!?あ・・・えっ・・・!?」
彼女は慌てふためいた様子で辺りを見回した。
それから眠ったフリをしたD席の俺本体を跨いで、トイレと洗面台のあるデッキの方へと移動し、しばらく戻ってこなかったのだった。
(やはりアレは夢じゃなかったのかな・・・?)

END





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