不思議な空間その6(最終話)

作:ecvt


(十分楽しんだし、もう杏樹さんは用済みだな)
「よし!ママの下着はこれで決まり!」
俺は委員長の口でそう言うと、
「ありがとう、詩織ちゃん。じゃ、ママはお買い物に行くわね」
と、杏樹さんに言わせ、杏樹さんを操って、露出の多い服を着させると、買い物カゴを持たせて靴を履き、
「一度、こういう服でお買い物に行ってみたかったのよね!じゃあ、行ってきまーす!」
と言わせてドアを開けたところで覗き窓から離れたのだった。
正気に戻った杏樹さんは、一瞬立ち止まったが、首を傾げながらもそのまま出掛けていった。
(さぁて、愛しの委員長のところに行くとしますか!)
俺はグレーの空間の二階に上がり、委員長のハシゴを上っていったのだった。
委員長のハシゴを上ってみると、俺がまったく操っていなかったので、委員長はただただボォーっと突っ立っていたようだ。
覗き穴を遠目に覗くと、姿見には、下着姿でポカンと口を開けて無表情で立ち尽くす委員長の姿が映っていた。
(かわいそうに、委員長。今、俺が委員長の意思になってあげるからね!)
俺は再び委員長の覗き穴にもう片方の目を合わせたのだった。
ぱぁっっと視界が開けると、俺は再び委員長になっており、下着姿だった。
「うーんいいねぇ!」
俺は鏡に向かってポーズをとった。
「さて、何か着よう!・・・そうだ!」
俺は委員長のバッグを漁るとあるものを取り出した。
「ぐふふ・・・委員長のブルマー・・・!クンクン・・・」
俺は委員長のブルマーを取り出すと、顔に押し当てて香りを堪能した。
「あぁっ、いい香り・・・履いてみよう・・・」
俺はドキドキしながら委員長のブルマーに一本ずつ脚を通し、腰の辺りまで引っ張り上げた。
「うわぁ・・・俺が委員長の体操着着ちゃったよ!なんだかエッチだなぁ・・・」
下を見ると、俺は胸にはいつもの「山本」ではなく、マジックで「藤崎」と書かれたTシャツに女物であるブルマをはいている。
「すっげー・・・いいお尻のライン!フリフリ!」
鏡にはブルマ姿で嬉しそうに腰を振る委員長の姿が映っている。
「あぁぁっ!委員長・・・!」
俺の心臓は高鳴りっぱなしだ。
「そうだ!」
俺はTシャツの裾を引っ張ってブルマの中に入れると、委員長の巨乳がさらに強調される形となった。
「うおーっ!ぷるぷぷる!」
俺は体を大きく揺すり、委員長の巨乳が揺れるのを楽しんだ。
ガタッ、体を大きく揺すっていた拍子に、体が机に当たり、一冊の冊子が床に落ちた。
「ん・・・?こ、コレは委員長の日記帳・・・俺は今、委員長なんだから、読んでいいんだよな・・・うん・・・」
俺はゴクリと生唾を飲み込むと、恐る恐る委員長の日記帳を開いたのだった。
「どれどれ・・・な、コイツ・・・俺のこと・・・」
なんと日記帳には[今日俺と何とか理由を見つけて喋った]とか、[目が合った][でも俺から話しかけられると恥ずかしくてすぐ話を切り上げて逃げてしまう]など、俺のことばかりが書いてあった。
「委員長・・・あぁぁっ!いえっ、山本くぅーん!」
興奮した俺は委員長の身体で股間をベッドのカドの擦り当てながらのオナニーでイッてしまった。

後日、俺は何とか委員長に話しかけようと試みたが、顔を赤らめて避けられてしまう。
「うーん、なんとか二人っきりにならないとな・・・そうだ!」
俺は放課後、担任の冴子先生を操って(色々楽しんだ後)俺と委員長の二人だけでやるように用事を命令させ二人っきりになって告白したのだった。

現在、俺達は付き合っている。
もちろん俺は委員長一筋だ。
ま、たまにあの能力を使って楽しんでいるけどね!





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