憧れの上司2

作:ecvt


「佐藤先輩・・・!?」
俺は思わず唾をゴクリと飲み込んだ。
「宮田くん・・・」
最近異動でやってきた、美人で俺好みの佐藤百合子先輩は、二人っきりの会議室で服を脱いで黒い下着姿になると、ブラを引っ張って俺に綺麗な乳首を見せつけ、俺に熱い視線を送ってきた。
「どう?私、綺麗・・・?」
佐藤先輩は俺に迫ってくる。
「ま、待ってください、お、俺には付き合っている人が・・・」

俺、宮田大五郎はずっと憧れていた上司である坂井主任と内緒で付き合っている。
だが、男とは勝手なもので、最近、坂井主任に飽きてきて、佐藤先輩に心奪われつつあるのを感じていた。

すると、それを敏感に感じ取ったのか、坂井主任は、昨日突然、
「あなたと別れるわ!なんで、主義に反して部下であるあなたに私から告白してこういうことになったのか、自分でも判らないけど、急に冷めてしまったの。私のことは忘れて頂戴」
と首を傾げながら別れを告げられてしまった。
その態度は全く冷め切っていて、俺と付き合う前の坂井主任に戻った感じだ。
俺は返事を保留して今日に至っていた。

「付き合ってる人って、坂井主任のことでしょ?でも、最近彼女はあなたに冷たい他人の様な態度をとってきて、今までの付き合いが無かったかのような感じなんじゃなくて?」
佐藤先輩は俺に抱きつきながらそう言った。
「な、なんでそれを・・・!?」
俺は思わずそう呟いた。
「そりゃわかるってー!」
「・・・へ?」
「・・・じゃなかった、わかるわよ!あなた、坂井主任といる職場でも、ずっとこの人・・・あ、私のコト見てるんですもの!かなり嫉妬を感じたし、焦った・・・様な視線を彼女、私に向けてたわよ!」
佐藤先輩は、何度か言葉に詰まりながら、そう言った。

「そうだったんですか・・・それで彼女、怒ってしまったのか、俺に愛想が尽きてしまったんですね・・・まぁ、佐藤先輩に心を奪われていたのは事実ですし、あれだけアッサリと気持ちを切り替えてくれるなら、後腐れなくてかえっていいですしね・・・ハハハ」
俺は照れ笑いしながらそう言ったのだった。
「そうでしょ!だから私と付き合いましょう!んーっ!」
佐藤先輩は俺に抱きつきながらキスを迫ってきた。

「あれ・・・そういえば、佐藤先輩って、佐久間先輩と付き合ってるんじゃなかったでしたっけ?」
俺は社内の噂に対する疑問を投げ掛けてみた。
「そんな!あなた以外の男なんて・・・俺はずっと大五・・・いえ、私はずっとあなた一筋よ・・・!ね?私と付き合ってちょうだい!お願いよぉ!んーっ!」
あのクールな佐藤先輩が、下着姿で、俺に付き合ってと懇願してキスを迫ってくる。
俺は、最近異動で来たばかりの佐藤先輩が、「ずっと俺一筋」だった、というところが少し気になったが、それよりも嬉しさで頭がいっぱいになっていた。
「わかりました。佐藤先輩!俺と付き合いましょう!」
俺は佐藤先輩にキスをした。
「嬉しいわ、宮田君・・・!」
そう言った佐藤先輩は、積極的に舌を入れてキスしてくると、手慣れた感じで俺の服を脱がしていった。

「でも・・・別れたばかりですぐに佐藤先輩と・・・なんだか気が引けるなぁ・・・」
俺は思わずそう呟いた。
「あぁ、それなら大丈夫!ちょうどあの身体にも飽きてきた頃だったから・・・それに、この身体の感覚も味わってみたいしね!」
佐藤先輩はそう言いながら、俺を全裸にしてテーブルに押し倒すと、自らも全裸になって俺に跨がった。
(・・・?佐久間先輩に飽きたから別れて、俺の身体とのエッチを味わいたいって意味かな?俺は、坂井主任と別れてすぐに佐藤先輩とって意味で言ったんだけどな・・・ま、いっか!)
「おほっ!こ、この身体も感度良くて・・・はぁん!気持ちいいっ!やっぱ女の身体って最高っ!若いコッチに乗り換えて正解だったわ!あぁん!」
佐藤先輩は俺に跨がって俺のチンポを挿入すると、嬉しそうに激しく腰を動かしたのだった。
(あぁっ・・・佐藤先輩っ・・・!佐久間先輩から俺に乗り換えて正解ってコトかな!おぉう!うはぁ・・・気持ちいい・・・!)
俺も激しく腰を動かしたのだった。


何度もイッた後、俺はふと坂井主任のコトを思い浮かべていた。
(坂井主任・・・)
横では佐藤先輩が、まだ足りないのか、思春期のオナニー覚えたての男の様に、ニヤニヤと自分の身体を鏡に映しながら、オナニーに耽っていた。
「うほっ!この身体・・・こ、これも気持ちいい・・・!あぁん!」

(佐藤先輩って、イメージと違ってこういう人だったんだ・・・やっぱり、ずっと憧れていた坂井主任のことは忘れられない!このままじゃいけない!)
そう思い直した俺は、立ち上がった。
「佐藤先輩!俺、やっぱり・・・」
俺が佐藤先輩に別れを告げようとした時、部屋の鍵が開けられ、ドアが開いた。

「あ、あなたたち、何やって・・・!」
ドアを開けたのは坂井主任だった。
彼女は心底侮蔑の眼差しを俺達に向けると、部屋を去っていった。
「ま、待ってください!佐藤先輩・・・俺、やっぱり坂井主任とやり直したいです!すみません!」
俺はそう言って服を着始めた。
「あ、そう!じゃあもうすぐイキそうだから、イッたら乗り換えるからちょっと待ってて!あっあぁぁぁぁん!」
佐藤先輩は自分の身体を貪りながら、あっけらかんとそう言うと、絶頂に達したまま気絶したのだった。
俺はそれを尻目に坂井主任を追いかけた。

「待ってください!」
俺は坂井主任を呼び止めた。
「なにかしら?」
やはり坂井主任は侮蔑の眼差しを俺に向けている。
俺は坂井主任をすぐ横にある資料室に連れ込んだ。
「まったく・・・どうしてあなたの様な破廉恥な人と自分から望んで付き合ったのか、自分が信じられないわ!きっとどうかしてたのよ!このことは部長に報告します!覚悟・・・か・・・く・・・」
坂井主任はすごい剣幕で怒っていたかと思うと、急に白目を剥いて苦しそうに口をぱくぱくとさせた。

そして坂井主任はパチパチと数回瞬きすると、ニヤリと笑みをこぼした。
「・・・覚悟しなさい!でも、報告されたくなかったら私を満足させなさい!」
途切れた台詞を引き継ぐようにそう言った坂井主任は、クネクネと腰を振りながらスカートとストッキング、パンティをおろすと、こちらにお尻をを向けてフリフリと振って見せたのだった。
「坂井主任ーっ!浮気心出してすみませんでしたー!」
俺は坂井主任に後ろから抱きついて挿入した。
「あぁん!あなたと別れようだなんて、私もどうかしてたわ!もう正気に戻ったから大丈夫よ!はぁん!」

二人は仲直りの激しいエッチをしたのだった。

次の日、俺は佐藤先輩に呼び出されて、
「昨日はごめんなさいね。なぜ自分からあんなことしたのか、全然わからないのよ・・・なぜだか急に佐久間君への気持ちが無くなって、あなたのことをずっと好きだったって思うようなって・・・今思い出しても恥ずかしいわ・・・あのときはどうかしてたのよ・・・このことは忘れてちょうだいね。本当にごめんなさい」
と謝られたのだった。
(まぁ、俺は坂井主任への気持ちが再認識出来たからよかったかな!でも、佐藤先輩、何で急に・・・!?まさか白戸が佐藤先輩と坂井主任に・・・!?まさかな・・・女心は複雑だっていうからな・・・)

「じゃ、あのプロジェクトにはあなたを推薦しておいたわ!頑張ってちょうだいね!」
「はい!」
「じゃあキスしてぇん!」
「坂井主任ーっ!」

それからの坂井主任は、またあの時の他人行儀な態度が嘘のように、俺に親身になって仕事のフォローや依怙贔屓をしてくれたり、もちろん熱い熱い付き合いも続いている。
(ふぅ、これで万事全て元通りだな!・・・でも、これが「元通り」なんだろうか?まさか本当の「元通り」の状態とは、坂井主任が他人行儀な態度を示した時の方であって、今の坂井主任の方が白戸に・・・!?まさか・・・ね・・・)

END



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