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天使のノブラ
 作・JuJu


第1話 「ノブラ、白衣の天使になる。(後編)」


 看護婦の聖子になったノブラは、マッチョの太田になった蘭をベッドに寝かせた。

「痛いよ〜痛いよ〜! 看護婦さん助けてくれよ〜!」

 太田は言った。

「苦しいの? どうしよう?」

 聖子は言った。

「(うふふ……看護婦が困ってます。いい気味ですわ)」

「ねぇ、どんな風に痛いの?」

「うふふ……えっ!?

 えーと、風邪だから……。たとえば頭痛とか……高熱があったり……」

「熱? よかったー! それなら知ってる!

 人間の熱をさげるには、汗をかくといいのよね!

 保健の時間に、ガブリエル先生に教わったもん!」

「汗をかくって、マラソンとか?」

「セ○クスって言うのが、汗をかくんですって!」

「セ、セ○クス!?

 ちょっとお待ちなさい! ……じゃなかった、待てよ!」

「いいから。患者さんは、看護婦の言う事を聞くものよ!」

「よくありませんわ! どうしてそうなりますの?」

「看護婦さんの体を使っちゃうけど、いいよね? 患者さんの熱を下げるためだもん。

 それにわたし、セ○クスってやって見たかったんだ!

 この体は大人だから、セ○クスしてもいいのよね!」

 ノブラは保健の性教育の時間にセ○クスの事を習い、興味を持っていた。

 だが、ガブリエル先生にセ○クスは大人になってからと言われて、残念がっていたのだ。

「あの……、看護婦さん? ワタクシの話を聴いてらっしゃいます? ねぇ!」

「じゃ、さっそく」

 聖子はピンク色のエプロンを脱ぎ捨てた。

 白衣の胸のボタンをはずす。胸を開けるとシャツを脱いだ。白いブラジャーに包まれた、大きな胸が出てくる。

 シューズを脱ぐ。

 スカートの中に両手を入れてまさぐり、白いストッキングをつかむ。脚のラインにそって白いストッキングを脱がされると、聖子の脚が少しずつあらわになっていく。

 ノブラは聖子の腰に手を当てると、スカートのジッパーを下ろす。ホックをはずすと、スカートが脚を滑って床に落ちた。

(ワタクシが看護婦を襲おうと思ってましたのに、これでは逆ですわ。

 それに、本当に襲う気はありませんでしたのに!)

 蘭は思った。

「う〜ん。このブラジャーっていうの、脱げないなぁ〜」

 下着姿になった聖子は、ブラジャーの肩ヒモを引っ張っていた。

「めんどくさいから、これでいいや」

 ノブラは聖子の両手で、ブラジャーのカップをまくった。カップの下から聖子の大きな胸が飛び出す。桃色の乳首が胸ごと上下に揺れた。ブラジャーを脱いだ。

「わっ! この人ってオッパイが大きい!

 大きいよね?」

 聖子は胸を両手で持ち上げて、蘭の目の前に突き出した。ユサユサと上下にゆする。

「知りませんわ!」

「これが最後の一枚ね」

 聖子はショーツに手を伸ばすと、一気に下ろした。

 聖子を見ているうちに、蘭は体に違和感を感じはじめていた。

「なんだか股間あたりが熱いですわ。これはいったい?」

 そんな事を考えていた間に、気がつくと全裸になった聖子が迫ってきていた。

「さあ、セ○クスしましょ」

「おやめになって!

 ワタクシは女性には興味がありません!」

「ここを、こ〜んなに大きくしておいて、なに言っているのよ?」

 ノブラはあお向けに寝ていた太田のズボンに手を伸ばすと、聖子の細い手を使って、ベルトを外した。ズボンのファスナーを下ろすと、スボンとブリーフを一気に脱がす。

「キャーーー!! ワタクシの股間に、男の人のアレが……!!」

「これが……おち○ちん……。

 大きい!!

 大人の人のおち○ちんって初めて見たけど、大きいのねぇ」

「やめてください! 手にとって、マジマジと見ないでくださいな!」

「こんな立派なおち○ちんを大きくしておいて、なにが女には興味がないよ!」

「こっこれはワタクシの意思ではなく、この体が勝手に大きくしたんですわ……! この体がいけないんです!」

「それじゃ、くわえるね? はむっ!!」

 聖子は太田のチ○ポをくわえた。

「お願いです。ワタクシの……その……ソレを、放してくださいまし!

 なっ、何をないさます!? ああ! あああ……」

 憑依した太田の体は、今は蘭の体なのだ。

 蘭は自分の股間にチ○ポが生えていて、それを聖子にくわえられた感覚がした。

 聖子の口が蘭のチ○ポに吸いつき舌が絡む度に、蘭はチ○ポからの甘い快感を受けていた。

 聖子の口の暖かくて柔らかい刺激を受けて、蘭のチ○ポはさら大きくなる。

(ああ、この感覚は、なんなんですの?

 いけませんわ!! ワタクシは頭が変になりそうです!!

 は、はやくこの体から抜け出さなければ……)

 理性はそう思っていた。

 だが、蘭のもう一つの心が、おち○ちんの快感から離れたくないと言っていた。

 理性と快感の狭間でとまどっている間に、チ○ポの刺激は蘭の意識をもうろうとさせて行く。

「お願いですから……もう許して……ハアハア……くださいまし……」

 蘭の願いもむなしく、聖子の愛撫は弱まるどころか、ますます刺激を強くしていた。

「はむはむ」

「いや……やめて……」

 蘭の理性は、男の快感に飲み込まれていく。この快感のためならば、羞恥心を捨てられる気さえしてきた。

「ああ……いい気持ちいいですわ……」

「ホント? 気持ちいいの?」

 聖子は蘭のチ○ポから口を離して聞いた。

「やめないでください……お願い」

 頭の中が真っ白になっていく蘭だったが、精液を噴出する意識ががンポから流れてきたため、微かに正常な意識をとりもどしつつあった。

「ああっ、なにかが出そうです。

 これはおしっこ!……おしっこが出そうですわ!!

 はあっ! 男の方って尿意がわかりますのね?

 やめてくださいまし。でないとおしっこが、あ、で……出る……!!

 出る〜っ!!」

「うっ!?」

 口の中に精射された聖子は、口から精液をたらしていた。

「これが……精液ですの……。ワタクシ、男の人のアレから……精液をだしてしまいましたの?」

「苦ぁ〜い! こほこほ……」

 むせんでいる聖子に、蘭は言った。

「あの……看護婦さん。大丈夫でしょうか?」

「あ、うん。大丈夫。

 それより、ここからが本当のセ○クスよ?

 あなたのチ○ポをわたしのマ○コに入れるの!」

「あなた女性なのに、そんな卑猥な言葉を、次つぎと言って……。

 とにかく、もう堪忍してくださいまし」

「ダーメ!!

 それにセ○クスは、さっきのよりもずーっと気持ちいいんだって!」

「ずっと気持ちがいい……」

 蘭はさっきのフェラ○オの快感を思い出していた。

 今までエッチな事をした事がない蘭にとって、フェラ○オの快感はあまりに刺激的だった。

(いけませんわ! そんな女の子同士でエッチなんて!!

 いえ、今は男の方の体なのですが……。だからと言って……)

 いけない。これ以上進んではいけないと蘭の理性が訴えていた。今すぐ、この体から抜け出さなければ。

 だが、さらなる快感への期待が、蘭の心をつかんで放さない。

 ベッドにあお向けに寝ている蘭の上に、聖子は脚を大きく開いて乗った。

 聖子は蘭の男性のモノをつかむ。自分の恥丘に、蘭の男性自身を当てる。

 聖子が腰を落とすと、ズブズブと蘭自身が聖子の肉襞に侵入していく。

「ワタクシのアレが、看護婦のアソコに入っていきますわ!!」

 ぬめぬめした感触が、蘭のチ○ポを包んでいく。

「動かすよ?」

 聖子は腰を動かした。

 その度に、蘭のチ○ポから甘い電気が走る。

 聖子の大人の女性器は、暖かく、柔らかく、蘭のモノをやさしく包み込む。

「はうう……気持ち良いですわ。

 口でされた時も気持ちよかったですが、比べ物にならないほどの快感ですわ!!」

 蘭は股間の快感の事だけを考える様になっていた。

 蘭の男性部分に、先ほどと同じ感覚を憶えた。

「また……出る……。精子が出ますわ!」

「わたしも行く。いっちゃう!!

 お願い、出して! いっぱい出して!」

「はい! 出します! いっぱい出します!」

 股間に熱が溜まったと思うと、蘭のモノは一気に爆発した。熱い精液がチ○ポの中を走り、聖子の肉壁に噴射される。

「あああ……来た! 出ましたわ!!」

「あああああーー!!」

 気持ちよさに果ててしまう蘭。

 体に重みを感じて薄目を開けると、聖子が蘭の体にのしかかっていた。

 聖子のぼんやりした顔。

 蘭は、いつの間にか聖子の体を抱きしめていた。

 髪の毛をなでる。

 そのまま、頭に手を添えると、自分の顔に寄せて、キスをした。

「はあ……。看護婦さん。素敵です。

 看護婦さんのあの中は暖かくて気持ちいいです……。もう、何も考えたくありませんわ。ただ、この快感に酔いしれたいです……」

「うん。わたしも気持ちよかった……。

 これで熱もこれでさがるわね」

 ノブラは聖子から抜け出して、診察室の天井をすり抜けていった。

「え!? ノ、ノ、ノ……。ノブラ〜!?

 ノブラが看護婦に憑依していたといいますの?

 では、ワタクシはノブラとエッチな事をしたという事ですの? しかも、男性の体を使って……」

 セ○クスしていた記憶の中の聖子が、ノブラの姿に変わる。

「わたくし、ノブラにいかされましたの?」

 ノブラとセ○クスしていたような感覚に襲われる。

「そんな、女同士で! ましてや天使の子なんかに、いかされるなんて……。これはなにかの間違いですわ……。あああ……」

 蘭は聖子から抜け出した。

 ノブラを追いかけて飛ぼうとしたが、あまりのショックに、ヨロヨロと診察室の隅に墜落してしまった。


         *   *   *


 ノブラは空で、お祈りをしていた。

 目をつむり、手を組んで、天界からの啓示を待つ。

(人間の命を助けたんですもの。絶対に合格の知らせが届くわよね)

 だが、天界からの声は届かない。

「そんな〜。もっと善行を積まないとダメなの? ガックリ。

 それもそうよね。一度くらい良い事しても、合格できないよね。でも、ノブラは強い子。ガブリエル先生! わたしはもっとがんばるね!」

 ノブラは人間達のいる、街に降りていった。


         *   *   *


 ノブラが出ていった診察室。

 蘭の抜け出た聖子は、自分の意識を取り戻していた。

「う〜ん。

 なんだか、体が熱くてだるい……。

 ん? え!?

 あたしのアソコに、ストーカー男のアレが入ってる!!

 キャー!!」

 聖子は驚いて叫ぶ。

 だが、それを圧巻するストーカーの叫び声が響いた。

「ギャーッ!! 女とセ○クスしている!!

 やめろ! 女なんか大嫌いだ!!」

「なっ、なんですって? こんな事をしておいて!! ストーカーのくせに!!

 昨日だって、病院の外でまちぶせしていたでしょう? ちゃんと知っているんだから!

 これだって、あたしをクロロホルムとかをかがせて、気絶させて強姦したんでしょ!?」

「しらない! 俺は知らないって!

 俺が気がついたら、お前と繋がっていたんだ」

 慌てて、女から離れる太田。

「勘違いするな? 俺は女なんか興味がない!!

 確かにストーカーはしていた。

 だが目的はお前なんかじゃなく、沢田先生だ!!

 ここにくれば、大好きな沢田先生に、思う存分裸が見せられるし、触ってもらえるし」

「じゃあ、この状態はどう説明するの?

 ホモが女とセ○クスする?

 そんないい訳じゃ、ごまかせないわよ?」

「だから俺は知らないって!」


         *   *   *


「そんな……。ホモだったなんて……。

 いくら素敵な方でも、ホモなんて興ざめですわ。

 ああ、今日はもう寝ましょう……」

 診察室の隅にいた蘭は、なんとか立ちあがり、病院を抜け出すと、フラフラと空に消えていった。


         *   *   *


「しらばっくれて……」

 聖子は太田をにらんだ。

 ん? この男のチ○ポ、しぼんでいてこの大きさなの?

 今までの男達とは比べ物にならないほど太くて長いじゃない。

 それに体力がありそうだから、長い時間セ○クスしてくれそうだし……。

 いままでの男達って、あたしが満足するまでに果てて物足りなかったのよね。

 太田さんならきっと、満足するセ○クスをしてくれそうだわ!

 えーい! このチ○ポを逃してなるものですか!

 それに、こうやってよく見ると、なかなかのイケ面じゃない!)

「わかった、あなたがホモだって言う事は信じてあげるわ」

「本当か?」

「だから、あたしが女に目覚めさせてあげる!!

 これから毎日、あたしが満足するまでやってもらうからね!

 逃げたら、レイプされたって訴えてやるから!」

「許してくれ!! 女なんて嫌だ!」

「逃げたって地の果てまで追いかけるからね! 絶対逃がさないわよ!!」

「ひぃぃぃーー!! ストーカー女だーー!! 助けてくれーーーっ!!」

★おしまい★













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