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天使のノブラ2 ~ノブラは男の娘が住みやすい世界をめざします~
 作・JuJu


【前編】ミホ、ノブラに遭遇

 会社帰りのミホ(二十四歳・独身)は、秋の弱々しくなりつつある夕日が照らすビル街の通りを歩いていた。車がひっきりなしに走り、歩道は雑踏でごった返している。そのような中、スーツ姿が決まっているミホは人波をするりとすり抜け、ひとり角を曲って脇道に入っていく。そこはビルとビルの間にある車一台がどうにか通れる程度の狭い道路で、いままでの混雑がウソのように車も人もほとんど通らない隠れた裏道だった。

 時刻はまだ午後の六時にもならない。だが秋という季節は陽が落ちるのが早い。そのうえビルの合間のこの場所は陽の光りがほとんど入らない。そのために薄暗く、今にも不審な人物――たとえば変質者や強盗など――が出てきてもおかしくはない雰囲気がある。それでも彼女がここを利用するのは、家までのかなりの近道だからだ。

「あー。今日も会社勤め疲れた……」

 彼女はつぶやいた。

 今日の仕事をおえ会社から離れた開放感。それから周囲に人気(ひとけ)がまったく無いこともあり、つい愚痴がこぼれ出る。

「なんたって胸が大きいから肩が凝るのよねー。こんなに大きくならなくてもよかったのに。もう少し小さければなあ」

 出てくる言葉こそ不満をぼやいているが、その口調と表情には明らかに自分のスタイルの良さ――とくに大きな胸――を自慢した、同僚の女達とは格が違うという優越感がにじみ出ている。

 自慢するだけあって、確かにその胸はたしかに巨大だった。

「本当、私みたく胸が大きいと困るなぁ」

 ミホがそこまで言ったところで、突然彼女の耳に謎の女の子の声が聞こえた。

『なるほど。胸が大きすぎることが、あなたの悩みなんですね?』

 ミホは驚いて足を止め周囲を見渡す。が、やはりあたりに人の気配はない。

『その願い、天使の私が叶えてあげます』

 ミホの目の前にいきなり、女の子が降りてきた。周囲を見回しても見つからないはずだ。なぜなら彼女は空から舞い降りてきたのだから。人が空から降りてくるなんて誰が想像しよう。

 彼女は金髪でまっすぐなセミショートの髪を持ち、背中に純白の翼を広げていた。まっ白のブラウスに、淡いみかん色のスカート。小学生高学年程度の女の子が宙に浮かんでいた。

 天使はしずかに地に足をつくと純白の翼を折り畳み、ミホを見上げて微笑んだ。

 ミホは信じられない思いだったが、目の前にいる少女はたしかに天使そのものだった。すくなくとも、人は翼で空を飛んだりしない。

「本当に……天使?」

「はい。天使のノブラともうします。

 それではさっそく、あなたの願いを叶えてさしあげますね」

 ノブラは地上から天を見上げ、両手を頭上にあげて大きく広げる。

 ――すると女性の体が金色に光った。

 とつぜん出現した天使に動揺がおさまる間もなく、女性はふたたび驚いた。胸に違和感を感じたのだ。あわてて自分の胸を見ると、自慢だったふくらみがみるみる縮んでいくところだった。

「えっ? えっ?」

 通りであることもかまっていられず、彼女はスーツのボタンをはずして胸元を開くとのぞき込む。そこには自慢の巨乳はなく、ほぼ真っ平らな、わずかにかろうじてカーブを描く程度の胸があった。ブカブカになったブラジャーがむなしい。

「どうですか? 気に入りましたか?」

 ミホが胸から視線を移すと、天使は自慢げに胸を張っている。

「あそこの女の子と、体の部品を交換してあげました」

 天使が指さす方を見ると、いつの間にか赤いランドセルを背負った小学生高学年らしい女の子がいた。

 おそらく学校の帰りに寄り道をしたか塾の帰りかで遅くなり、早く家に帰るためにミホと同じようにこの近道を選んだのだろう。そしてその胸は歳に似合わない巨乳だった。これほど胸の大きい小学生などどこにもいないだろう。彼女もミホと同様に、いきなり胸が巨大化して仰天(ぎょうてん)しているところだった。

 やがて小学生の女の子は怖くなったのか、どこかに走り去ってしまった。

 しばらくのあいだ、水面に顔を出している鯉のように口をパクパクと動かしていたミホだったが、やがてわずかに冷静さを取り戻しノブラを問いただした。

「これ、本当にあなたがやったの!? 確かに胸が大きくて悩んでいたけれど、ここまで小さくしなくてもいいじゃない! どうしてくれるのよ!」

「……」

 お礼の言葉を待っていたノブラは、いきなりの剣幕に頬(ほお)を膨らませる。

「むぅーっ! 胸を小さくしたいって言うから願いを叶えて上げたのに……」

「いいから元にもどしてよ!」

「叶えた願いの取り消しはできません! そういう規定になっているんです」

「じゃあ、どうにかしてよ!」

「ていうか、人がせっかく願いを叶えてあげたのにその態度ってないんじゃないですか?

 そういう人には天罰です! 天のお仕置きです! 反省しなさい!」

 ノブラは空に向かって手を広げる。ふたたび女性の体が光った。

 ミホはあわてて自分の体を見る。

 しかし今度は、目立った変化は現れなかった。女性も何をされたのかわかっていないようだ。

 ところがその後、何かに気が付いたような表情をすると、慌ててスーツのスカートの上から股間を手で触れる。すると女の性器は消えていて、代わりにそこには女にはあってはならないものがぶらさがっているのが感じられた!

「これって!?」

「はい。おちん〇んです。ほら、あそこを歩いている男の人の股間とあなたの股間を交換しました。

 ミホが天使が顔を向けた方を見ると、美形の青年がこちらに向かって歩いて来るところだった。天使のことが見えていないのか、青年はミホの脇をすれ違っていく。

 男は股間を交換されたことにまだ気が付いていないらしく、そのまま過ぎ去って大通りに消えてしまった。

「これならば胸が真っ平らでも男として通用します。

 かっこいい男の人のモノと交換してあげたのは、せめてもの天使の慈悲です」

「なんてことを!」

 ミホは抗議するが、お仕置きを終えて機嫌が直ったノブラには通用しない。

「あ! そうそう、すっかり言い忘れてましたが、いまは「天使のみっつの願い」キャンペーン中です。自主的に。

 あなたにはすでに、ふたつの願いを叶えました。だから叶えて上げられる願いはあとひとつです。

 さあ、最後の願いをいいなさい」

 ノブラは目をつむりながら尊大に言った。

「どうしてくれるのよ! これからどうやって生きていけばいいのよ」

「なるほど、わかりました。それが最後の願いですね!」

 三度(みたび)ノブラは天に向けて腕を広げた。

 今度は彼女の体は光らなかった。

 ミホが不思議に思っていると、周囲が輝きだした。アスファルトの道路も、高いビルも、ビルの隙間から見える空も、天も、地も、世界のすべてが黄金色の光りに包まれる。

 あまりのまぶしさに、ミホは目をとじた。

 やがておそおそる目を開けると、光は消え、周囲はまったく元通りの姿に戻っていた。

「ふー。さすがに世界を改変するのは疲れます」

 ノブラがひと仕事おえたように、腕で額の汗を拭うポーズを取る。

 それからミホを見上げると言った。

「いまから男として生きるのはむりでしょうから、あなたの立場を男の娘(おとこのこ)として設定しなおしました。これならば胸が真っ平らで、おち〇ちんがあっても平気ですよ。

 あなたは今日から男の娘です。……まあ娘(こ)って歳ではありませんけど」

「大きなお世話だ! ――って男の子? 少年として生きろってこと?」

「違います。男のむすめと書いて〈男の娘〉です。具体的には、あなたがおちん〇んのある女として生まれた世界になりました。これであなたにおち〇ちんが付いていても、みんなは〈おちん〇んはあるけど性別は女〉として扱ってくれるはずです」

「はぁ?」

 なにをいっているのか分からないと言った表情で見ているミホに対し、ノブラは言い放つ。

「それでは、みっつの願いは叶えられたので私の仕事は終わりです。

 男の娘ライフを楽しんでくださいね!」

 そう言い残すと、ミホの返事を待たずにノブラは翼を広げて飛び立ってしまった。

「ちょ、ちょっと!? もとにもどしてよー!!」

 あとはひとり残されたミホの声が、むなしくビルの合間に響いただけだった。



【幕間】蘭(らん)とノブラ (幕間なので、読み飛ばしOK!)

 ミホと別れたノブラは西洋人のように肩をすくめて両腕の手のひらを広げ、やれやれと言ったポーズを取りながら、住宅街の上空をふわふわと飛んでいた。

「ふー。今回は魔法を使いすぎて疲れたぁ。仕事とはいえ人間さんはわがままな人が多くて大変だよ」

 ひと仕事おえた開放感。それから周囲に人気(ひとけ)がまったく無いこともあり、つい愚痴がこぼれ出る。

 そこに黒いコウモリのような翼をなびかせた女の子が、急降下でノブラの元に降りてくる。長い黒髪が風に舞う。全身黒と深い紫色を基調とした服を着た、ノブラと同じくらいの小学生高学年くらいの女の子だ。

 彼女はノブラが進むのを遮るように宙に立ちはだかる。

「ノブラ! こんなところにいましたの? やっと見つけましたわ!」

「あっ、蘭!」

「わたくしが目を離している間に、また人間を困らせたりしていたんじゃありませんの?」

「う!? そ、そんなことないよ? 全然」

 冷や汗を流しながら目をそらすノブラ。

「やっぱりまた何か、やらかしましたのね? ちょっと目をはなすとこれですから……」

「でもでも、ちゃんとフォローはしといたから平気だよ?」

「はあ……」

 わざとらしく、大きなため息を吐く蘭。

「そういう人間を困らせるのはわたくしたち悪魔の役目なのですから、天使に介入されるのは困りますわ」

「そういう蘭だって人助けばかりして、ちっとも悪魔らしいことをしてないじゃん……」

「なにかおっしゃいましてっ!?」

 蘭が鋭い目つきでにらみつける。

「な、なんでもないよ。うんうん。あっ、そうだ! それよりノエルでクレープを売り出したんだって! 行ってみない? 今日は力を使いすぎて、甘いモノが食べたいし」

「クレープですか? ……おいしそうですわ……。じゃなかった、まだお話は終わっていません……ですけど、クレープ……」

 おいしいクレープを想像して、はやくもつばを飲み込む蘭。あいかわらず彼女は甘い物と筋肉質の男には目がなかった。

「ね! 期間限定だって! 売り切れないうちに行こう!」

「売り切れ!? それはこまりますわ! し、しかたありませんわね!」

 こうしてノブラと蘭は、翼を羽ばたかせてこの街を去ってしまった。



【後編】ミホの男な日々

 次の朝。

 ミホは会社に向かうために満員の電車に乗っていた。

 朝目を覚ませばすべて元通りになっているのではないか――などと言うむなしい期待は、当然のことながら裏切られていた。

 チ〇ポが生えてしまったから会社を休みます――と言うわけにもいかない。それに自分からチ〇ポがついていると言わなければ、周囲のひとにばれることもないだろう。そんなふうに自分を納得させて、ミホはこうして通勤電車に揺られている。

 スーツ姿のミホ。
 すっかり寂しくなったブラには大量のパットを詰めこんである。下半身の下着は女物のパンツをはいていた。女しての誇りのためにも男の物の下着をはくことなんて断じてできない。しかし男の物があるために、女物のパンツは窮屈でかなり苦しかった。

 さらに彼女を憂鬱にさせている問題があった。それはこの電車にはヤツが出るのだ。

 噂をすれば影ということわざどおり、吊革に立っているミホの背後で人の気配がした。

 人影は熟練した手つきで、スーツのスカートごしにミホの尻をなで始める。

「いやだ、またあの男?」

 実際この通勤電車で痴漢にあったのは初めてではない。むしろ美人でスタイルも良い彼女は、痴漢の格好のターゲットだった。顔を見たことはないが、この男にはもうなんども体をいたずらされている。彼女自身は非常に迷惑しているのだが、いざ痴漢に襲われると声も出せず、男が満足をして立ち去るまでひたすら堪えるしかなかった。

「……!!」

 しばらくお尻の感触を楽しんでいた痴漢の手が移動した。いつもならばこれで終わるのだが、今日はそれでは終わらなかった。痴漢はスカートの中に手を入れてきたのだ。いままでは尻を揉んだり、背後から胸を触られる程度だったのだが、ついに痴漢にあっても通報せず泣き寝入りをすることが男に知られてしまったらしい。そのために男はいつもよりも大胆な行為に移った。

 スカートのなかに入ってきた男の太い指が股間にすべりこむ。期待に満ちた男の興奮が、背後からの息遣いでわかる。

 と、その時だった。痴漢が驚きの声を、小声で上げる。

「げっ! こいつまさか!?」

 心底驚いてたはずなのに、それでも声を抑えて周囲に聞こえないように叫んだのはさすがは痴漢のプロというべきか。彼にしても痴漢行為をしていることをまわりの乗客に気づかせるわけにはいかない。

「そうよ! わかった? これならエッチなこともできないでしょう?」

 ミホも周囲に聞こえないように、ささやくように答える。そこには「してやったり」という勝ち誇ったニュアンスがあった。

 助かった、ミホはそう思った。

 股間にチ〇ポがあると知れば、痴漢は女装している男性だと思って立ち去るだろう。これでもう二度と私を触ってくることはないだろう。今回ばかりはあの馬鹿天使に感謝しなければならない。

 ミホがそう安堵したのも束の間だった。

「おまえ男の娘だったのか!?

 こいつはいいや! 男の娘なんてめったに出会えないからな」

 満員の乗客がいるにも関わらず、いや満員の乗客の体に隠れて下半身は見えないからこそ、痴漢の手は大胆にもスカートにまくり上げると、ミホのお尻の穴になにやら熱のこもった肉を押し当ててきた。

「!」

 瞬間、ミホのほおがカアッと赤く染まる。ミホも大人の女だ。この感触の正体が何物かくらいは知っている。

「それに男の娘にも、やれる穴はあるしな」

 そういうと男はおのれの肉棒をミホのお尻の中に押し込んできた。

「ひいっ」

 おもわず大きめの声を漏らしてしまう。

 というのも、実は前に、彼氏であるタカシに強引にお尻の穴を犯されたことがあったのだ。あの時はちっとも気持ちよくなどなく、ひたすらお尻の穴が痛いだけだった。

 襲われた後、満足そうに充実した顔をしているタケシを横目でにらみつつ「この変態」と悪態をついたものだった。

 過去のお尻の痛みを思い出して、いま痴漢にされていることをますます嫌悪した。

 ところが、あの時と同じようにお尻の穴を犯されているというのに、今回は脳を突きぬけるような快感が襲ってきた。

「あ……うう……」

 あまりの快感に思わず甘い声を漏らしてしまう。

 いったいどうして、お尻の穴でこんなに感じるの? ミホは心の中で不思議に思った。

 そんなミホの疑問を見透かしたように、痴漢の男が耳元でささやく。

「くくく。どうだア〇ルの快感は? 男の娘ならば男同様に前立腺があるはずだからな。ア〇ルでも感じるだろう」

「これが男のア〇ルの快感……」

 初めて知る男の快感に、ミホは身をまかせるしかなかった。

    ◆

 ミホの股間に男の物が生えてから十日が過ぎた。

 そのあいだ彼氏のタカシから会いたいという連絡がいくども来ていた。

 彼とはすでに何度も体を重ねている。彼が自分にに肉体関係を求めて連絡を寄こしていることはあきらかだった。

 会えば裸を見せることになる。

 それがわかっているミホは、股間に生えていることがばれることを恐れてタカシに会うことを避けてきた。

 しかし十日後の夜。ついにしびれを切らした彼氏のタカシがミホの部屋にやってきた。そして強引に、タカシはミホの部屋に入ってくる。

 タカシが乗り込んできたのは、やはりミホとセッ〇スするためだった。

 タカシはミホをベッドに押し倒す。

「お預けがつづいていたから、俺もう我慢できない! ごめんミホ!」

 嫌がるミホを男の腕力で強引に服を剥ぐ。

 タカシの手がミホのパンツに伸び、一気におろした。と同時に、女物のパンツに押し込められていた一物が、跳ねるように勢いよく飛び出す。

 タカシに女の子にはあってはならないモノが付いていることを知られてしまった、そうミホは思った。

「そ、そうよ! なんで今まで会わなかったか、これでわかったでしょ? 今の私にはこんなものがついているのよ!」

 なかばヤケになって、チ〇ポを彼氏に見せつけるミホ。

 しかしタケシはさほど驚きもせず、平然と答えた。

「なんだ、まだ気にしていたのか。そんなことで俺を避けていたなんて……。

 そりゃあ、俺も初めてミホの裸を見たときは驚いたけど、あの時俺はミホに『男の娘だってぜんぜんかまわない』って言っただろう」

 どういうこと? 私の股間に男の物がついているのを見ても驚いていない?

 そういえば……、とミホはあの天使の言葉を思い出していた。たしかあの子は、世界を私が男の娘として生まれたもとして改変したっていっていたはず。だから初めてタカシとセッ〇スしたときから全部、私が男の娘としてセッ〇スした世界に改変されているかもしれない。

 ミホがそんなことを考えていると、いきなり体が揺れた。

 タカシがミホをベッドに押しつけたのだ。

 彼の男根がミホのお尻の穴に当たる。

「い、いや! そこの穴はやめて!」

「だめだね! だいいち男の娘じゃこの穴以外に入れるところはないじゃないか!」

 嫌がるミホを、タカシは強引に襲った。



 ……



 タカシは大量の精液を三度もお尻の穴に吐き出した。

 思い切り抜いてスッキリ満足した表情のタカシを横目でにらみつつ、むりやり犯されたうらみをつのらせるミホ。

 でもあの朝通勤電車で痴漢が言ったとおり、男の娘になった体は前立腺を刺激されていた。さんざん前立腺を刺激され、今度はミホの方がムラムラが収まらない。

「なに満足そうな顔をしているのよ! 今度は私の番よ! 私も満足させなさいよ!」

 体力を使い果たしすっかり油断していたタカシは、簡単にミホにベッドに抑えつけられた。

 以前タカシにお尻を犯された時はされるがままになるしかなかった。しかし男の娘になった今はちがう。今のミホにも立派な男の物が生えているのだ。

 今度はミホが強引にタカシのア〇ルにチ〇ポをぶちこむ。

「んんんっ! これが男のア〇ル? すごく気持ちいい! たまらない!」

 快感に腰が激しく前後に動いて止まらない。ミホを襲った痴漢の気持ちが、少しだけ分かった気がした。

 チ〇ポが生えてから十日間。そのあいだミホは一度も射精をしていないかった。そのために彼女の精液はとても溜まっていた。その溜まりに溜まっていたモノを、一気に吐きだすのだ。気持ちがいいに決まっている。

「気持ちいいー! 最高ー!

 ――前立腺も気持ちよかったし、ア〇ルに入れたチ〇ポも気持ちいいし。

 うん、チ〇ポがあるっていのも、そんなに悪くないかもしれない!」

 最初は男の娘になったことに嫌悪していた彼女だったが、今やチ〇ポの快感の魅惑にすっかりはまってしまったミホなのであった。

?おわり?



☆☆☆ クランクアップ! 二〇二〇年 十月十日 ☆☆☆


















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