代行屋・瀬名伊織編(前編)

 作:Howling


「課長。書類作成終わりました。」

都内の某企業。
瀬名伊織は積極的に仕事をこなしていた。

伊織が、あの"代行屋"に依頼をしてから1ヶ月近く経っていた。
伊織自身、憑きものが晴れたかの如く、その表情は生き生きとしていた。

そんな中、伊織はデスクで作業をしながら、時折机の上に置いたスマホを見つめている。

何を見ているのかは、保護フィルムが貼られているため、うかがい知ることはできないが、
伊織は時折笑みを浮かべていた・・・・・・



昼休み。
伊織は、食堂で昼食を摂りながらも、先ほどと同じようにスマホを見つめていた。
何を見ているのかはやはり分からないが、心底愉しそうといった表情を浮かべている。

「瀬名さん、一緒に食べよ。」

伊織の同僚の女性社員が声を掛けてきた。

「え?あ、うん。いいよ〜。」

伊織はとっさにスマホを伏せ、女性社員を迎え入れた。


「瀬名さん、最近いいことあった?」

伊織の様子を見て女性社員が尋ねる。
「どうして?」

「いや、なんか最近よく笑ってるな〜って・・・」
「そんなことないよ〜。まあ、いいことはあったかな・・・・」
「え?ちょっと何があったのか教えてよ〜。」


食事をしながら他愛もない話を続けて、あっという間に昼休みも終わった。





午後7時。

つい先日まであった業務も一段落がつき、以前ほどに残業することもなくなった。
伊織もこの時間には無事に退社した。


「あ、瀬名さ〜ん、飲みに行きませんか?」

「あ、すいません。今日用事が・・・・」

「そうなの?じゃあまた今度ね。」


他の社員が飲み会に誘うが、伊織はやんわりと断り、自宅へと帰るのだった。


満員電車に揺られ、最寄りの駅に着き、少し足早に家に向かう伊織。
その最中も、伊織は、日中のようにスマホを見続けていた。
何をを楽しみにしているのか、その最中もしばしば笑みを浮かべていた・・・・ 



そうしている内に、伊織は自宅のアパートに着いた。

「ただいま〜。」

誰に言うでもなく、そう言う伊織。
その表情は、どこか愉しみを隠せないといった表情だ。

暗闇の中、物音がする。ごそごそと、時折激しく。

その音は居間からのようだ。

誰もいないはずの家。泥棒の類か?

普通、警戒するなり、怖がるなりするはずだ。
にもかかわらず、伊織は笑みを浮かべたままだ。
まるで、この音の正体を知っているかのよう・・・・・

伊織は、部屋の電気を入れた。

「ふふふ・・・・気分はどうかしら?」
「ふむううう・・・・・・」
ごそごそと音を立てていた主もまた、伊織だった。

伊織が二人!?

いや、読者の皆様にはもうお分かりであろう。

スーツ姿の伊織は本物の伊織ではない。
あの「SUBSTITUTE AGANCY」の派遣した代理人・祐介が伊織に忠実に似せた"皮"を被って成りすました姿である。

奈美から紹介されて以降、伊織は時々自らの代理人を依頼していた。

しかし、伊織にとっての本命はオプションでもう一人の自分と様々なプレイに興じることであったが・・・・・

そんな本物の伊織は、薄いピンク色のブラとショーツの下着姿で、体じゅうをダクトテープで厳重に縛られている。
目にはアイマスク、口には、猿轡が嵌められ、口元からよだれが垂れ落ち、ところどころ乾ききっている。

さらには、ショーツの内側からコードが伸び腰の辺りにピンク色の機械がテープで固定されている。

ブウンブウンと低い音がする度に伊織はびくんとびくんと躰を震わせている。

伊織のショーツの内側、秘部にローターが入れ込まれ、自力では外せないように固定されていたのだ。

ローターが動く度に、ショーツから愛液がとめどなく溢れかえる。

実際、その愛液のせいで、ショーツはべとべとで伊織の肌に張り付いている状態であった。

頬も、ほんのりピンク色に染まっており、快楽を感じているのが伝わった。


「うふふ、今日一日、貴女の代わりは務めたわよ。
 さ、快楽に溺れた表情を私に見せなさい。」

伊織(祐介)は、ローターのスイッチを切り、猿轡を外した。

「げほっごほっ・・・・・」

伊織が咳き込む。

口の中にたまった唾液でむせてしまったのだ。

しかし、猿轡が外れてもなお、伊織は口をだらんとさせている。
よほど快楽漬けにされたようだ。

伊織(祐介)はそのままアイマスクを外した。

「あは・・・・おかえり・・・・・」

伊織は、惚けた表情でもう一人の自分を見つめた。

「うふふ、気分はどうだったかしら?」

「ええ・・・・ゾクゾクしたわ・・・・・
 
 いきなり気絶させられて、気づいたらこの恰好にされて貴女が出てきて・・・・
  
 まるで自分自身を奪われたみたい・・・・・

 貴女ったら私の顔と声で
 
『おとなしくなさい。今日一日瀬名伊織の顔は私が借りるわよ。』

 なんて言うんだもの・・・・・ドキドキしちゃった・・・・・」


伊織は、自分をこのような無残な姿にした張本人を前に笑顔で話す。
といっても、姿形は自分自身そのものだが。

「ふふふ・・・こんなオプションもいいでしょ?それに、私も愉しませてもらったわ。」

伊織(祐介)がそう言うと、伊織に向けてスマホを見せる。

そこには、今まさに縛られている伊織の映像が映っていた。

そう、伊織の前には、ビデオカメラが設置され、伊織(祐介)は、緊縛された伊織の様子をスマホを介していつでも見ることができる状態だったのだ。

伊織(祐介)は、ビデオカメラの電源を落とす。

「うふふ、今日一日貴女のふりをして仕事をしながらこれで様子を見てたのよ。
 ヨガる貴女の姿は最高で・・・・・濡れちゃったわよ。」

伊織(祐介)は伊織に耳打ちする。

「ええ・・・私もよ。このカメラ越しに貴女にずっと見られているのを感じてたわ。」

「そう・・・・じゃあ、一日頑張った貴女にはご褒美をあげないとね・・・・・」

伊織(祐介)は伊織を抱き起こし、互いにキスを交わした。
濃厚に、互いの舌を絡ませ合う。

「んむっ・・・・んふっ・・・ちゅ・・・・・ちゅむん・・・・」

「んんんっ・・・あむう・・・・・むむう・・・・・・」


一度互いの唇が離れた後、伊織は再度口づけしようとしたが、伊織(祐介)がそんな伊織の唇に人差し指を当てて止めてきた。

「でも、ご褒美の前に、一旦食事にしましょうよ。貴女、今日一日縛られっぱなしで何も食べてないでしょ?」

「あ・・・・」

実際その通りだった。
伊織は今日一日ほとんど何も口にしていないのだ。

「用意するから、一旦着替えなさいな。
 続きは、食べた後に・・・・・」

伊織(祐介)はそう言ってキッチンに向かった。


「・・・・さすがに、下着変えないとダメか・・・・」

伊織は、自分が身につけている今もなお湿りきって使い物にならない下着という名の布きれを見て独りごちた。

その後、伊織は、伊織(祐介)が用意してくれた食事を食べ、そのまま二人で濃厚なレズプレイをした。

そして・・・・・・



バスルーム。事を終えた二人の瀬名伊織がシャワーを浴びていた。

しかし、自らの躰にボディソープを垂らし、泡立たせて躰を密着させるという、
通常とはほど遠い行為でだ。もはやプレイの延長だった。

「ふふふ。私のボディ洗いどう?気持ちいい?」

伊織(祐介)がそう言いながら腰を上下にグラインドさせ、伊織の躰にボディソープの泡をこすりつけていく。

「ええ、こんなイヤらしい洗い方は初めてよ。女性の柔らかい躰、それも、自分の躰でってのがまた・・・・」

伊織はうっとりした表情で伊織(祐介)になすがままにされている。

「嬉しいわ。じゃあ、たっぷりシてあ・げ・る。」

さらに伊織(祐介)は全身を巧みに使い、腕や脚、さらに背中と入念に泡立たせ、丁寧に伊織の躰を洗っていった。



そんな中、伊織は唐突に伊織(祐介)にある疑問をぶつけた。

「ねえ、ここって他の人の皮を着てもらうってことはできるの?」

「え?どうして?」

「いや、その・・・・自分自身と色々プレイしちゃうのも非現実的で興奮するんだけど、マンネリしちゃうと・・・・と思って。」

事実、伊織はこの代行屋サービスを使う度に自分自身とのレズプレイに興じていた。

さらには普段自分が着ないようなコスプレを着させての写真撮影など、もう一人の自分とのプレイを存分に満喫していた。

しかし、それは、伊織のさらなる欲求をも育ててしまっていた。

この"代行屋"は完璧に他人の代行を務める。
もし、他人の皮を着てたとしたら、それは擬似的にその他人とのプレイとなるのではないだろうか?と。



「あぁ・・・・・なるほど。本当伊織はエッチよね。」
伊織(祐介)は目を細めた。

「そんなこと言わないでよぉ。で、どうなの?」

「う〜ん、うちの基本はあくまで"代行業"だからね〜。
 他人の皮を着て、というのはなかなかできないかな。
 色々制限が厳しいし。
 伊織も、知らないうちに自分の顔を他人に使われるのはいやでしょう?」

「う・・・・確かに・・・・」


「強いて言えばプラチナ会員じゃないと・・・・」

「プラチナ会員?」

「そ、うちの最高級会員。でも相当条件厳しいから、全員で5人もいないわ。
 用途は限られるけど、サービス制限が一切ない上に、登録された他人の皮も使って遊ぶことが出来るの。
 あとね、会員自身が他人の皮を着たりとか。」

「か、会員が!?」

「そう。相当世間で抑圧されてるからこそ、他人になってストレスを発散したいのかしらね?
 たまに依頼があるわよ。」

「そうなんだ・・・・・やっぱそうよね〜。こっちも依頼しすぎないようにって気をつけてるし。
 やりすぎたらお金がすぐになくなっちゃう・・・・・」

「あはは・・・・本当伊織はうちのお得意様になってるものね。
 そんな伊織にいいこと教えてあげる。」

「え、なになに?」

「伊織はさ、パートナーシップ制度って知ってる?」

「パートナーシップ制度?」

「そう、うちが紹介制になってるのにも関係してるんだけど。
 紹介した人間とされた人間については、プラチナ会員級のサービスを受けることができるようになってるの。
 伊織。貴女は奈美さんの紹介でうちに来てくれたわよね。
 要は、伊織の場合、私達は奈美さんの皮だけは着ることが出来るのよ。
 当然、パートナー同士に不都合があってはいけないから、それなりに制限がかかるけどね。」

「う、うそ・・・・・!?」

伊織は初めて聞くその話にどぎまぎした。
伊織にとって、奈美は憧れの先輩だ。
スーツをビシッと着こなす容姿端麗そのものな出で立ち。
気さくで話しやすく、それでいて仕事ぶりも優秀。

もし、そんな奈美と・・・・・・・・

思わず赤面する伊織だった。

その様子を見て、伊織(祐介)は笑みを浮かべた。

「ふふふ・・・どうやら興味持ったみたいね。
 どうする?遊んでみる?」


伊織には、もう一人の自分からの提案に抗う術は無かった。誘惑に抗う術が・・・・

「じゃ、じゃあ・・・・お願いしよっかな・・・・」

「そう、契約成立ね。うふふ、楽しみにしててね。」

シャワーを終えて、身なりを整え直した伊織(祐介)は、伊織の家を後にした。





数日後−−−−−



「はぁ〜・・・・」

日曜日。伊織は自宅でため息をついていた。

あれから、代行屋の方からは連絡がない。

そもそも、契約したとき、日時を決めていなかったのだ。
一緒に仕事している奈美が代行屋と入れ替わっているんじゃないかという妄想を度々してしまった。

そうこうしている内に、日曜日がきてしまった。

「予定もないけど・・・・どうしたものか・・・・?」


ピンポーン


突然、チャイムが鳴った。

まさか、代行屋!?

期待を胸に玄関へ駆けていく伊織。しかし・・・・・・


「宅配便でーす。」

以前アマ○ンで注文していた物の宅配だった。


「あ、ありがとう・・・・ございます・・・・」

伊織は内心落胆しながらそれを受け取った。



はぁ〜っ・・・・・・

本来なら喜ぶものが、タイミングが悪いとこうも落胆してしまうのか・・・・・
伊織はそんなことを思った。



ピンポーン

五分もしないうちにまたチャイムが鳴った。

さっきのこともあってから、玄関に向かう足取りも重い伊織。


「は〜い・・・・」

開けた瞬間、伊織は目を見開いた。

外に立っていたのは、何と奈美だった。
普段見るスーツ姿に、バッグも持っていた。

「おはよう伊織ちゃん、ちょっと入ってもいいかしら?」

いつもと同じ雰囲気の奈美だったが、この瞬間、伊織には確信があった。玄関内に入った奈美を一旦止める。

「あ、あの・・・・もしかして・・・・」

言いかけた伊織の唇を人差し指で止めた奈美。
そして、頬に手をやると、
奈美の頬の皮膚があり得ないほどに長く伸びた。

「うふふ、お待たせしたわね。さ、愉しみましょう・・・・・」

そう言って、奈美?は玄関の扉を閉めた。




テーブルに向かい合わせで座る二人。

「あ、あの・・・・確認したいんですけど、中身は祐介君なんですか?」

「うふふ、伊織ちゃん、そんなこと気になるの?
 ・・・・・いいわ、じゃあ、私の中身を見せてあげるわね。」

奈美?は、眼鏡を外し、自分の後頭部に手をやる。
すると、以前見たようにべりべりと剥がれていく奈美の顔。
その下には、やはり祐介がいた。

「ふうっ。これで大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫です。はい」

いつ見ても、完璧な女性になっているのに中身が祐介であることに驚いてしまう。
見た感じ大学生?とも思えるくらいだ。

祐介は奈美の頭部を元のように戻し、眼鏡をかけ直し、立ちあがった。

「さ、伊織ちゃん。今日は貴女の依頼で彼女になってみたけど、どうかしら?」

胸を張ってポーズを取る奈美(祐介)。

その姿に思いっきり見とれる伊織。

「すごい・・・・・本当に奈美さんみたい・・・・」


「うふふ、みたいじゃなくって、今ここでは私が友村奈美なのよ。

 さて・・・・・伊織ちゃんは、私と何がしたいの?」

伊織に顔を近づけて尋ねる奈美。

「そ、そんなの・・・・分かってるじゃないですか・・・・」

「そうね。それじゃ・・・・」

奈美(祐介)と伊織はどちらからともなく互いに抱き合い、キスをした。

激しく舌を絡ませながら、首筋に手を這わせたり、時には互いの股間に手を這わせたりと、伊織は、今まで自分自身に化けた祐介とのキスと違うことに内心驚いていた。。


「「ぷはっ・・・・・・!」」

2分以上してから一度互いの唇が離れた。

さすがに濃厚だったか、二人とも、荒く呼吸をする。

「こ、これが・・・・・奈美さんのキス・・・・」

「そうねぇ・・・・伊織ちゃんの皮を着てた今までみたいに伊織ちゃんのやり方と全く同じにできるわけじゃないけど、
 私とのキスもなかなかでしょ?」

「え、ええ・・・・・最高だわ・・・・」

奈美(祐介)のキス、それは伊織のそれとは違う荒々しさがあった。
言ってみれば、情熱的なキス。

「それにね、私もいつになく興奮してるの。この奈美の躰が、普通じゃあり得ないことをしてるのに興奮してるから
 かもしれないわね。伊織ちゃんもそうじゃないの?」

「わ、私も・・・・です。」

相手の外見が奈美なので、つい敬語でしゃべってしまう伊織。

そんな伊織を、奈美(祐介)は押し倒す。

「今日は私に任せなさい。たっぷり・・・・犯してあげるわ」

奈美(祐介)は伊織に耳打ちすると、体を密着させる。

「まずは、頭の中をほぐしましょう・・・・・」
その体勢のまま、伊織の右耳の中に舌を入れていった。

「ひゃうっ!?」
伊織は、素っ頓狂な悲鳴をあげる。

伊織の耳に、にゅるん、くちゅ・・・・・

と、耳の中を蹂躙する舌と唾液の音が響き渡る。

奈美は、唾液を絡めながら、わざと音を大きくさせながら舐め回す。
伊織は、躰を痙攣させつつも、この責めから逃れようとしないどころか、もっと責めを受けようと、奈美にしがみつく。


「ああっ!!!んあああっ!?ああああ・・・・・」
『こ、これってす、すご・・・・まるで、奈美さんに脳みそ犯されてるみたい・・・
 とろけちゃいそう・・・・・』

脳内を舐められているような錯覚を伊織は味わっていた。

「ぷはあっ・・・・・じゃあ反対側も・・・・」

今度は左耳への責めが始まった。弾みで離れてしまわないよう、奈美(祐介)も伊織にしがみつきながら舐め回した。

くちゅくちゅと伊織の耳に響く奈美(祐介)の舌使い。
吐息も直接耳の奥にかかってくる。

「あっ!?や、やぁん・・・・」

「うふふ・・・・・止めて欲しいのぉ?」

意地悪そうに尋ねる奈美(祐介)。

「い、いえ・・・・もっと、もっとしてください・・・・」

「いい子ね。じゃあ、言葉通り、もっとしてあげるわ。」


奈美(祐介)は再び伊織の左耳の中を舐め始めた。

「ふああっ!?ひゃう!ひゃああああん!!!!す、すご・・・くっ!!
 感じるぅ!!!!」

伊織が叫ぶのを奈美(祐介)はニタリと目を細めながら愉しそうに耳を舐め続けた・・・・・・




「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」

惚けた表情で仰向けに倒れ込む伊織。それを見下ろし笑みを浮かべる奈美(祐介)。

「ふふふ・・・・・いい感じにほぐれたみたいね伊織ちゃん。いい顔してるわよ。」


「はぁ・・・・はぁ・・・・・はひ・・・・・・・」


「さ、もっと気持ち良くなりましょう。」

奈美(祐介)は、放心しきった伊織の服を脱がせる。
されるがまま服を脱ぐ伊織。


「ふふ・・・伊織ちゃんのアソコ、いい感じに濡れてるのが下着越しに分かるわ。」

「ひゃう・・・・・」
伊織は思わず脚をクロスさせ股間を隠そうとする。
しかし、奈美(祐介)の言うことは事実だった。
伊織のショーツはぬめぬめと濡れ、変色しきっていたのだ。


「私でこんな風に感じてくれるのは嬉しいわね。」

「そんな・・・・・だって、私、お姉さまとこんなことするの・・・・・夢だったんです・・・・」

「ふふふ。嬉しいこと言ってくれるのね。」

奈美(祐介)はそのまま伊織の下着も脱がせ、放置した。

「うふふふ・・・・・いい体よ。伊織ちゃん。」

奈美(祐介)は伊織の体をあちこちペッティングしていく。
指先がつーっとなぞるごとに、伊織は快楽を覚え、びくんびくんと痙攣させる。

「おっぱいの形が綺麗ね。大きさもちょうどいいくらい。揉み応えがあっていいわぁ。」

「やあん、お姉さま・・・・・そんなこと言われると・・・・」

「言われると、何?」

「濡れてしまいます・・・・・・」

「濡れるって、どこが濡れるの?報告はちゃんとしないと伝わらないわよ。」

事務的な、仕事での口調そのもので応える奈美(祐介)。

「はぁん・・・・お、オマ○コ・・・・・です・・・・」


「うふふ・・・よく言えました。」

奈美(祐介)は、伊織の太ももを掴むと、大きく開かせた。
そのまま、伊織の股間をまじまじと観察する。

「あ〜ん、伊織ちゃんのアソコ、キラキラ光ってぬめぬめしてるわぁ。
 ひくひくさせて・・・・・かわいい」

言うや否や、奈美(祐介)は伊織の股間に吸い付いた。

「ふああああああっっ!!!!や、やああああああああんん!!!」

突然の快感に身を震わせる伊織。

反射的に奈美の頭に手をやりどかせようとするも、奈美(祐介)は伊織の太ももに両腕を回し体を固定する。

伊織は、奈美(祐介)の頭を押し出そうとするも、力が入らない。

「んむ〜っ!!レロレロ・・・・・・・・!!!」

うなり声を発しながら伊織の股間を貪る奈美(祐介)。

普段の凛とした奈美からは想像も付かない行動をさせている。このことが伊織を余計に興奮させた。

『あああっ・・・・・!!!!奈美さん・・・・私のアソコをっっっっ!!!!あんな熱心に舐めまわしてるなんて・・・・・・・・・!!!!!』

目を閉じて、愛液の味を味わうように舐める奈美(祐介)。
その様子もまた、伊織を興奮させるのに十分すぎる効果を発していた。


「だ、だめ!!!お、おおお姉さま!!!!!い、イク!!!!イッちゃうぅ!!!!!!!イクううううううう!!!!」

伊織は体をこれでもかと言うほどにのけぞらせ、絶頂した。
いつしか、奈美の呼び方も「お姉さま」となっていた。

天を仰ぎ、体をびくびくさせる伊織。

脱力し、倒れ込んだところで、奈美(祐介)も伊織の股間から離れた。


「ふうっ、いい味だったわよ。伊織ちゃん。」

満足そうに言う奈美(祐介)。
その口元には、多量の愛液がべっとりとつき、奈美のメイクも剥がれ落ちていた。

奈美(祐介)は、その顔を絶頂直後の伊織に近づける。

「さあ伊織ちゃん。見なさい、貴女の愛液がこんなに顔についちゃったの。ほんっと、イヤらしい娘ね。」

「ご・・・・ごめんなさい・・・・お姉さま・・・・・」

「うふふ。いいのよ。私はそんなイヤらしい貴女が大好きよ。でも、もし謝りたいなら、舐めて私の顔を綺麗にしなさい。さぁ」

奈美(祐介)は伊織にさらに顔を近づける。

伊織は最初こそぼーっとしていたものの、奈美(祐介)の顔を舐めて愛液を啜った。自分の愛液を・・・・・

「ふはぁ〜っ・・・・・・」

「うふふふ、よくできました。伊織ちゃん・・・・あぁ・・・・」

奈美(祐介)は体をもじもじさせる。

「どうしたんですか・・お姉さま・・・?」

「伊織ちゃんがヨガるのを見てると、私も我慢できないの・・・・・」

そう言うと、奈美(祐介)は自分の着ていたスーツを乱暴に脱ぎ、下着も脱ぎ捨てた。

友村奈美の全裸を見せつける。

「ああ・・・・お姉さまのおっぱい・・・・大きい・・・・・」

伊織は、まず奈美(祐介)の胸に見とれた。
明らかに自分より大きな胸を。

「そう?なら、味わいなさい。私を気持ち良くさせなさい・・・・」

奈美(祐介)は伊織を抱きかかえ、伊織の口が自分の胸に来るような体勢を取った。

「さ、私のおっぱい、たっぷり味わいなさい・・・・・」

奈美(祐介)は伊織の口に胸を押しつける。

伊織は、最初は戸惑っていたが、やがて、一心に吸い付くようになっていった。

「ん・・・・・上手よ伊織ちゃん。もっと、激しくしていいわ。」

「ぷはぁ・・・・・はい・・・お姉さま・・・・・んむぅ・・・・!!」

言われるがまま、奈美(祐介)の巨乳に吸い付く伊織。


「んんんんんんっっっ!!!い、いい・・・・・いいわよ伊織ちゃん!もっと!!」

自然と伊織を抱える腕の力が強まる。

密着することで、奈美(祐介)が快楽に震えているのを直に感じる伊織だった。

「んはぁ〜っ、上手よ伊織ちゃん。気持ち良かったわぁ・・・・・」

口元から涎を垂らし、うっとりとした表情を浮かべる奈美(祐介)。

「あ・・・お姉さま・・・・嬉しい・・・・・」

普段の奈美ではまず見られないような姿にゾクゾクしてしまう伊織。



−今、私がお姉さまをこんな風に乱れさせてるんだ。−



妙な高揚感が彼女を包んだ。

「ねえ、さっきのお返し。私も気持ち良くしてよ。」

奈美(祐介)は、伊織に背を向けて四つん這いになり、お尻を伊織の顔に近づけた。

「さ、舐めて。もう我慢できないの。さっき私がしたこと、今度は伊織ちゃんにしてほしいの。」

イヤらしく腰をくねらせながら懇願する奈美(祐介)。

「分かる?私のアソコももう濡れちゃってるの。だから早くぅ・・・・・」

奈美(祐介)の言うように、彼女?の股間も、すでに濡れそぼり愛液が滴り落ちていたのだ。

伊織は、ごくりとつばを飲み込むと、奈美のお尻を掴み、そのままその股間に舌を這わせた。

「あああん!!!す、すごいよ!!ああっ、あっ、あっ、キモチイイ〜!!!」

伊織の舌の動きに合わせて快感に喘ぐ奈美(祐介)。

伊織もそんな奈美(祐介)の乱れる姿にいっそう興奮していく。

「ああっ!あっ、あっ、ああああああ・・・・・・・!!!!」

体をガクガク震わせ快感に喘ぐ奈美(祐介)。その度に、濃度の濃い愛液をじゅぶじゅぶと溢れさせていく。

その濃厚な愛液を伊織は少しでも多く味わおうと吸い付いていった。

「いいよぉ!!伊織ちゃん!!!感じるよぉ!!!もっといやらしくしてぇ!!!」

奈美(祐介)はさらにお尻を伊織に押しつけていく。

「ぷはぁ。お姉さま、私の舌で興奮してくれてる。嬉しぃ・・・・」

「そ、そうよぉ!!!伊織ちゃんの舌、感じるの!私をもっとおかしくしてよぉ!!!」

「はいぃ・・・・おかしくなっていいんですねお姉さま!!!」

伊織はいっそう激しく奈美の股間に吸い付いた。
吸い付くだけでなく、指も出し入れしている。しかも2本だ。

「ああん!!!伊織それいい!!もっと!!!!!」

「お姉さまのアソコ、私の指食べてる!!熱くってとろけちゃいそう・・・・・!!!」

「もっと激しく・・・・・ああああああああ!!!!だめえ!!!イク!!!イッちゃうううううううう!!!!!」


ぶしゃあああああああ・・・・

盛大に吹き出した愛液が伊織の顔を汚した。

がっくりと倒れ込む奈美(祐介)。時折体をびくっと震わせ、肩で荒く息をしていた。

「はぁ・・・・はぁ・・・・・こんなキモチイイのって・・・・ない・・・・わ・・・・」

「お姉さま・・・・・大丈夫ですか?」


奈美(祐介)が振り向くと、心配そうな伊織の顔があった。


「ふふっ、伊織ちゃんって本当淫乱なのねぇ・・・本気でイカされちゃったわよ・・・・・」

奈美の笑顔でそう言われ、伊織は赤面した。

「そ、そんな・・・・」


奈美(祐介)は、がばっと起き上がると伊織を押し倒した。
そのまま脚を絡め合わせ、抱きついた。

「このままこうしていましょう・・・・・・ぎゅ〜っとしてあげる。」


先ほどまでの乱れっぷりから一転して、ゆったりとした空気が流れる。
伊織は、奈美(祐介)の愛撫に身を任せた。

「伊織ちゃんは本当にいい娘ね。私の言うこと素直に聞いてくれて・・・・・」

奈美(祐介)は、今度は伊織の顔についた自らの愛液を舐めていた。

「んんんんっ・・・・・お姉さま・・・・くすぐったいです・・・・・」


「ん〜?大丈夫よ。私に任せて。さ、いいこいいこ・・・・・」

奈美(祐介)は、伊織の髪を撫で、もう片方の手で伊織の背中を撫でた。


『こんな風にされたのって、いつ以来だろう・・・・・何だか・・・安心する・・・・・・』

他人に抱きしめられている。それも尊敬する奈美に抱きしめられている。

このことに、伊織は思わずうっとりしていた。
目の焦点が定まらなくなり、表情もとろんとしていく。


安らぎ。


その言葉が、伊織を包んでいく。やがて、意識もおぼろげになっていった。



『このままでも・・・・いいかな・・・・・・・・』



そんなことをぼんやりと思いながら、伊織はうつらうつらとしていた
意識を手放した・・・・・・・・・・・・・・・・・





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