艦隊憑依記5 翔鶴姉妹編③ 終
 作:憑依好きの人  


間宮の店を出て自分たちの宿舎に戻ってきた瑞鶴と翔鶴。
建物の中に入る頃には男の魂は完全に翔鶴の肉体を掌握していた。瑞鶴の肩を借りなくてもしっかりとした足取りで歩けるようになった翔鶴は、部屋へと続く渡り廊下をその豊満なお尻をわざとらしく腰を使って左右に振りながらゆっくり見せつけるように瑞鶴の前を歩く。

「翔鶴姉、それエロ過ぎてパンツ汚しちゃいそうなんだけど」

既に股間に湿り気を感じているくらいに肉体は発情している。より女性らしい肉付きをしている翔鶴は首だけを後ろに向けて横目に口の端をわずかに吊り上げた。

「あらごめんなさい。こんなにすらっとした足が生えてるのにお尻は安産型でいやらしいものだからつい見せびらかしたくなっちゃうの。ほら、すごいでしょ」

膝を曲げてお尻をくいっと突き出し両手を後ろに回りしてスカートの上からぐにぐにと揉む。形のいいヒップがスカートの生地の上からでも分かるほどその存在感を主張していた。
股間に男性器が付いていれば思わず雌の穴に突っ込みたくなるほど魅惑的な光景に口の端からよだれが伝っていった。

「姉のカラダに欲情するなんて、瑞鶴ったらイケない子ね。ふふっ」

スカートの裾を摘まんでちらっと腰の部分を見せつける。顔を覗かせたのは清楚な雰囲気を持った翔鶴からは想像も付かないような純白の紐パン。下着の役割をほとんど果たしていないそれは翔鶴の腰のくびれをさらに際立たせ、男が彼女の肉体を乗っ取っているとは思えないほど性的なオーラを醸し出した。

「や、やべえよ…その女…清純そうな顔してとんでもないドスケベなんじゃねえか?」

「くすくすっ、まだ記憶は奪ってないから確かなことは言えないけど、不思議とあなたのその視線が心地いいの。早く私の本性を暴いてちょうだい瑞鶴。ひょっとしたら…私ってとんでもないむっつりスケベかも♪」

艶やかな唇を指で撫でて翔鶴の持つ雌のフェロモンを好き勝手に放出する。見た目はどう見ても翔鶴だが、そこにいたのは姉とは別の、気を抜けば淫堕の底に引きずり込まれるそうなほど魔性と化した女だった。
熱っぽい視線を交わした二匹の雌は背徳的な性の舞台となる部屋へと入っていった。




「ほら、早く脱いで瑞鶴。気持ちよくなりましょう?」

すでに全裸になった翔鶴がベッドの上で女座りになって待っていた。艶やかな白銀の長髪が美しくもたわわに実った乳房の肝心なところを隠してかえって扇情的になっている。上着を脱いだ瑞鶴は自分に付いた慎ましいものと見比べて少し機嫌が悪そうな顔をした。それに気づいた翔鶴は強調するように胸を大きく張って伸びをする。髪が少し擦れてこそばゆい。

「んーっ、本当にいいカラダだわ身軽なのに出る所はちゃんと出てて…ふふっ、いい眺めだこと」

視線を降ろして柔らかそうに実った大きなふたつのマシュマロを見つめる。肩にしっかりと重みを感じて翔鶴の肉体が自分のものになっていることを改めて思い知らされ、思わず口角が上がった。

「楽しそうだねー、翔鶴姉」

「そういう瑞鶴は機嫌が悪そうね」

「別に…」

「んふ、可愛いわ瑞鶴。とっても…いっぱい愛してあげるわね」

上下を脱いだ瑞鶴の腕を引っ張りベッドに仰向けに寝かせ、覆いかぶさるように抱きしめる。ボリューム感のある翔鶴の胸がなだらかな瑞鶴のそれを包み込むように被さった。ふたりの神経を通して瑞鶴には柔らかいものを押し付けられる感覚が、翔鶴に押し付ける感覚が伝わる。

「お前、わざとやってるだろ」

「なんのことかしら?」

押し付けられた翔鶴の胸がぐにぐにと当てつけのように潰れ、谷間が一層深くなる。
その光景に興奮したのか肌で彼女の乳首が膨らみ固くなっていくのが分かった。
前を見ればこの肉体の持ち主である瑞鶴の姉、肉体を奪われた翔鶴が整った顔をだらしなく蕩けさせている。そんなに巨乳になれて嬉しいかといらだってくる。

「はいはい!よかったな!おっぱいが大きい艦娘を乗っ取れて!」

「んあんっ!いきなり揉まれたら…はあんっ!」

胸の間に手を挟んで指を食い込ませ躍動させる。小さな手のひらに収まりきらないそれはとても暖かく、面白いくらいにふかふかと形を変えた。

「こんなに乳首を勃たせやがって!随分自分のカラダがお気に入りなんだな『翔鶴姉』!」

「いやっ!あんっ!摘まんじゃ…はぁんっ!わ、悪かったって!あまりにも綺麗なカラダだったから楽しくなっちまったんだ、髪がサラサラでおっぱいも大きくて、安産型なんて最高すぎて…あっ、ああんっ!待って瑞鶴っ、今敏感っ!はっ、はぅんっ!」

途中から女言葉に戻った翔鶴は上半身を反って背中を震わせた。それでも容赦なく指で乳首を挟む形で胸を揉み続けるとアソコに粘りを持った液体が滴り落ちてくるのを感じた。

「気持ちいい?そりゃ気持ちいいよね翔鶴姉!男の精神で絶世の美人のカラダを乗っ取って、なおかつその妹におっぱいを揉んでもらえるんだからね!こんな幸せなシチュエーションないよね!」

「んああああっ!そう、そうなの!乗っ取った瞬間から犯してほしくて堪らなかったの…!私の…翔鶴のカラダ…艦娘のカラダ…気持ちよくて頭がふわふわして…!あっ、あっ!胸だけで…い、いっちゃ…あんんんんっ!♡ あはぁ~っ♡」

翔鶴は全身を痙攣させると一気に脱力し、身を瑞鶴に預け顔をその小さな胸にうずめた。頭からコンディショナーの匂いが漂い鼻のなかを充満する。下の方はというと愛液で瑞鶴のアソコだけでなく、シーツまでもがびしょ濡れになり染みとなって広がっていた。翔鶴という乙女の肉体は男の意思によって好き勝手に操られ、絶頂によって完全に支配されてしまったのである。それにいくばくかの優越感を抱きつつも、先ほどまで不満は収まりきっていなかった。

「調子乗んなっ…!ひゃんっ!」

瑞鶴の気持ちを代弁するように吐き捨てると可愛い声が漏れた。乳首をぺろりと舐められたのである。

「んふふ、仕返しよ。それとありがとう。おかげで『私』のすべてを手に入れたわ。はぁ~っ!ひとつなれた…ひとつになれたぁ…♡」

胸を両腕で抱えて上下に揺さぶりぶるぶると揺れる光景を楽しむ。我ながらなんというおっぱい星人ぶりだと瑞鶴は思った。

「ねえ、ひとりで楽しんでないで私を気持ちよくしてよ。乳首舐められたの、結構よかったからさ」

今度は自分も瑞鶴の口調を真似ながら急かす。この方が彼女のすべてを手に入れたと実感できることは間違いないのだ。

「ふふっ、ごめんね。さっきも愛してあげるって言ったのに私ばかり楽しんじゃって…じゃあ、遠慮なく…」

言って彼女は瑞鶴の胸を下から押し上げるように優しく揉み始めた。スレンダーな肉体に少しだけついた女性らしい脂肪。それを胸の周りから集めて真ん中に寄せていく。左右を合わせると寄せ上げられた胸の間に小さな谷間ができた。そこに翔鶴は舌を出してよだれを垂らすと潤滑油代わりに塗りたくって上下に擦り始めた。

「んっ…んっ、んっ…」

ふにっふにっと形を変えながらよだれでてらてらと輝く胸。さすがに翔鶴ほど上下したりはしないがそれでも胸の頂きについたぷっくりと膨れた桜色の乳首が動き回る光景を眺めるのはかなりそそられた。

「ん、んふっ、んふぅん…しょ、翔鶴姉、もっと強く…」

ぴりぴりとした心地のよい快感では我慢できなくなった瑞鶴は腰を悩ましそうにくねらせた。

「はぁい♪可愛い乳首を…きゅうううっと♪」

「んっ…!んんんんっ!!んはぁ!あっ、あっ!あぅっ!はぁ…はぁ…はうんっ、んくっ、くぅうううっ!」

両方の乳首を強く摘まみ上げられ腰が勝手に浮く。神経を覆う脂肪が少ない分胸を刺激される感覚は鋭敏で、強烈な快感が背中を駆け上がった。ぷしゅっとアソコが水音をたてながらえっちな液体を分泌しているのが分かった。
先ほどまでの翔鶴の愛液と混ざりあってどんどん染みを広げていく。

「瑞鶴の乳首、こりこりしてて可愛いわ…可愛すぎて食べちゃいたくなっちゃった。はむっ」

「あはぁんんっ!ふあっ、あっ!ちょ、甘噛みっ、んはああっ!それ、やばっ、あっ♡ んぃいいいいっ!?♡」

翔鶴の歯が突起に引っかかって信じられないほどの快感を生む。浮いた腰をがくがくと前後させていると翔鶴が股の間に太ももを挟んでアソコを刺激し始めた。

「んああああっ!下も!同時にっ♡ はあんっ!翔鶴姉ぇ、それ、だ、だめぇええっ!気持ちよすぎてだめに、なるぅ♡ ふああああんっ!♡」

「そのままイッて瑞鶴!私にいやらしい姿を見せて!」

「んあっっ、ああッ! あっあっ、あっッ、ああっ! あッあッあアァアアアッ!!」

ぷしゃああと愛液交じりの潮を噴出し翔鶴の艶めかしい太ももびちょびちょに汚す。だが彼女はそれ嫌がるどころか恍惚とした表情で受け入れた。

「そうよ瑞鶴…あなたのいやらしい液体で私のカラダをどんどん穢して…はぁああぁっ♡」

ぷるぷると顔を震わせて熱のこもった吐息を漏らす。翔鶴の記憶の手に入れた男は彼女の性的趣向も手に入れていた。それは誰かにめちゃくちゃに犯されてみたいという被虐願望。その願望が男の支配欲と結びつき自分の肉体を穢すことこの上ない快楽を得るようになっていた。もっと染まりたい…もっと淫らに染め上げたい!

「瑞鶴、まだいけるわよね?私、もう我慢できそうにないの…」

右の太ももを抱えて白い陰毛が生えた股を広げ、すっかり濡れそぼった恥部を見せつける。クリトリスは触って欲しそうに勃起し大陰唇はひくひくと震えている。
姉の性に溺れ切った格好に瑞鶴の肉体は再びふつふつと熱を持ち始める。

「うん…翔鶴姉…一緒に堕ちよう」

姉妹から二匹の雌になったふたりはゆっくりと秘部を合わせた。
くちゅり。
大陰唇が触れ合いいやらしい水音をたてる。

「んっ!」

「んぅ…」

冷たいものを感じたあとにすぐにふたりの体温がアソコを燃え上がらせる。気が付けば一心不乱に腰を振り始めていた。

「あっ…ああっ…んっ、ああっ…あんっ…」

「あっ…んああっ…はんっ、ふあっ…あっ…」

股の間がこすれ合って乳首以上の鋭い快感が生まれる。吹雪、金剛、加賀と肉体を何度も乗り換えて女体の快楽を味わってきたが、その度に深みに嵌っていった。艦娘によって身体付きや感度が十人十色で何度乗り換えても一向に飽きが来ない。
何人もの艦娘を支配してきた男は逆にこの快楽に支配されていたと言えるだろう。だがそれでいい。男の頭の中にあるのは鎮守府転覆ではない。ただただ女体の快楽を貪ることのみ。
それさえできれば他のことなどどうでもよくなっていた。

「あっ、ぁあっ、あんんっ!ぁあっ、ぁあっ、ふわっ!ああん!」

「んんっ!ふわっ、ふぁっ、あんんっ!っぁんんっ!あっ、ああっ!」

翔鶴は自慢の美乳を揉みしだき、瑞鶴は感度のいい乳首を何度も摘まみ上げる。全身快楽で満たされたふたりの理性は完全に溶けきってしまっていた。

「ひあっ、んあぁ!かふっ、へあぁっ!♡くぅうんっ…はふぅうっ!!♡しょう、かくねえ…っ!わたし…もうっ♡」

「あっ、んっ!あっ、ああっ!♡ くっ、んっ♡ あ、あぁん!ずいかく…いっしょに…いっしょにぃ…ひぁあっっ!♡」

「「んはあああっ!!♡ あッあッあアァアアアッ!!♡♡」」

同時に絶頂し喘ぎ声のコーラスを奏でる。五航戦と謳われた美しき翔鶴姉妹は男の手によって翼を広げて大空を舞う二羽の鶴から、股を開いて快楽を貪る二匹のメス豚へと堕落した。











「ねえ、翔鶴姉。次は誰のカラダを乗っ取ろうか」

「そうねぇ…『あの子』なんてどうかしら」

「くひっ、さすが翔鶴姉!私も『あの子』がいいと思ってたんだ!」

「「それじゃあ、あなたのカラダを私にちょうだい」」

男はこれまでの過去をすべて捨てた。ただただ快楽を貪り支配欲を満たすために。
今日も鎮守府のどこかで誰かの喘ぎ声が響き渡っている。


艦隊憑依記 終



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