艦隊憑依記 4.6 鹿島先生の教室編 作:憑依好きの人 挿絵:おむらいす 練習巡洋艦の鹿島は最近気になっていることがある。 練習航海や座学の最中の駆逐艦たちの視線だ。数日前から彼女らの自分の背中を見る視線のなかに、ねっとりしたものを感じるようになったのだ。そう、まるで男に見つめられているかのような―― しかし、何度振り返ってもそこにいるのは、まだあどけなさが残る駆逐艦娘たちだけ。鹿島にとって大事な仲間であり、自分が艦娘としての在り方や必要な知識を教えている可愛い生徒でもある子たちだ。 きっと、気のせいなのだろう。 そう自分を納得させて今日も座学を教える先生として駆逐艦たちが待つ教室へと向かう。 鹿島は教室の前に到着し、軽く息を整えてからガラッと扉を開けた。 「はーい、皆さん。今日も立派な艦娘になるために私と一緒にお勉強しましょうね!」 中に入るとそこには自分の生徒である駆逐艦娘たちが十数人、いつものように机に座って待っていた。 「鹿島先生!おはようございます!」 お行儀よく挨拶したのは朝潮だった。彼女はまだ幼さが残る駆逐艦とは思えないほどのしっかり者で、この教室においては学級委員長のような役割を果たしている。現に鹿島も授業の準備や進行の際に彼女には非常に助けられていた。 他の子たちも朝潮に続いて挨拶をする。 「おはようございます、なのです!」 「おはようっぽい!」 「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」 最後に吹雪が挨拶を済ませた。 「はい、おはようございます♪ 今日は早速砲雷撃戦の進め方や注意点について学びましょう!」 「「「「はーい!」」」」 元気に返事をする生徒たち。 (この子たちはいつも通りね。やっぱり私の気のせいだったみたい) こうしていつもと変わらない1日が始まると、鹿島は信じていた。 座学が始まって十数分、鹿島は教科書を読み上げながら教室内を巡回していた。生徒たちも自分の教科書を覗いているはず。それなのにふとこちらへの視線を感じた。気になってそちらの方を見てみると、夕立がこちらを凝視している。まるで鹿島の身体を舐め回すような視線だ。しかし鹿島に気づかれたと感じると慌てて視線を教科書に戻した。 (どうしちゃったのかしら?) 疑問に思うものの今は授業中だ。切り替えて再び教科書を読み始める。 しかしそうしている間にもいろんな方向から自分への視線を感じた。特に胸やお尻に集中しているように思える。試しに振り向きざまに電の顔を見てみると顔を真っ赤にしながら「にへら」っとだらしない笑みを浮かべていた。しかし目が合うと急いで表情を取り繕った。 やはり気のせいではない。この娘たちは自分に性的な目を向けている。それもエッチな気分になってしまった女の子が向けるような可愛いものではない。もっとドロリと身体にまとわりつくような嫌な視線―― この空間には女性しかいないのになぜか男の集団に視姦されている気分になった。 「で、ではプリントを渡すので問題を解いてください……!」 視線が自分に集まる状況から逃れるべく鹿島は用意していた問題プリントを配り注意を逸らせる。駆逐艦たちはおとなしくそれに従い問題を解き始めた。しかし、しばらくすると一人が手を挙げた。 (質問かしら?) そう思った鹿島は挙手をした生徒――吹雪の机の横に立ち、上半身を倒して目線を彼女に合わせた。 「どうしたの?分からないことでもある?」 「いえ、そうじゃなくて……」 (……?) 「先生、今日も綺麗ですね……にひひ」 吹雪は眼前にある、鹿島の顔と制服に包まれながらもたわわに実った胸を交互に見つめながら言った。その表情は可憐な少女にはふさわしくないひどく情欲に歪んだものだった。 「ひっ!」 ゾゾゾッ......!と鹿島の背中に悪寒が走った。吹雪の表情はまさしく性欲に満ちた男のそれだ。どうやって浮かべているのかが分からない。どのような感情を持てばそんな顔ができるのかが理解できなかった。それがたまらなく怖かった。 恐怖のあまりの腰を抜かし尻餅をついてしまう。彼女の柔らかそうなおしりが床に叩きつけられ、「ぺちんっ」と情けない音をたてた。 「いたっ……!」 スカートを履いているだけの無防備なお尻に鋭い痛みが走る。涙を浮かべそうになるが、鹿島は自分の立場を思い出し「はっ」と我に返った。ここでの自分はこの子たち導く先生なのだ。それなのに自分の生徒に恐怖をし、我を失いかけるなんて教導艦失格だ。 「あ……ごめんなさい!ちょっと転んでしまって……」 ぐっと気を引き締めて立ち上がろうとする。すると生徒の一人から手を差し伸べられた。 「大丈夫ですか?手を貸しますよ!」 朝潮の声だ。さすがはしっかり者。自分が情けないことになっていても冷静にフォローを入れてくれる。鹿島はそう思いながら彼女の手を掴んだ。引っ張り上げられながら顔をあげた。 「ありがとう朝潮さん……たすかっ……ひいっ!!」 朝潮は……笑っていた。吹雪と全く同じ下品に歪んだ表情。彼女は転んでしまった鹿島のスカートのなかを凝視している。艶めかしい太ももに挟まれている下着が姿を現すのを逃したくないといわんばかりの顔だ。 「どうしたんですかぁ……?早く立ってくださいよ、鹿島先生」 あざけるような声色で鹿島を催促する。鹿島は堪らずへなへなっと座り込んでしまった。 「ど、どうしちゃったの……?なんでそんな目で見るの……?」 「なんでって……そりゃ目の前にこんなエロい先生がいたら見るに決まっているじゃないですか。なあ、みんな!」 朝潮は教室にいる駆逐艦たちに同意を求める。鹿島は彼女の言葉につられて教室を見渡し、絶望の底に落とされた。 みんな……みんな笑っている。ニタニタといやらしい笑みを浮かべて自分を見ている。顔、胸、お腹、腰、お尻、太もも、足……まるで値踏みするかのように自分の身体のありとあらゆる場所に視線を這わせている。 「はぁ……鹿島先生……初めて会った時はSっぽい見た目でムチが似合いそうだと思ったのに、そんな乙女みたいな性格なんてずるいのです……電、興奮しちゃいそうなのです……」 「おまけにおっぱいは柔らかそうだし太ももはむちむちしてるし……なによりその甘い声が最高っぽい……」 生徒たちが自分に感じる性的興奮を暴露している。可愛い顔を歪ませながら自分に近づいてくる。とうとう鹿島はこの異様な状況が作り出す恐怖に耐えきれなくなった。 「いやっ……来ないで……ゆるして……」 気が付けば生徒たちは自分の周りを取り囲んでいた。助けを呼ぼうにも恐怖のあまり声が出ない。 「あっ……あっ……いやっ……たすけ……」 鹿島は身体をびくびくと震わせてそこに座り込むことしかできなかった。 「あーあ、かわいそうな鹿島せんせぇ……怯えきっちゃってるよ。みんないじめすぎ。」 自分の隣にいる吹雪が皆を咎める。しかしその顔はむしろ嬉しそうだ。彼女は鹿島に向き直るとずいっと顔近づけて言った。 「ねえ、鹿島先生……どうすれば怖い思いをしなくて済むか教えてあげようか?」 「え……?」 突然差し出された希望。精神的に追い詰められた彼女はそれにすがりたい気持ちでいっぱいになった。 「これを飲み込むだけでいいんです。そうすればあなたもこの状況から解放されてシアワセな気持ちになれます」 そういいながら吹雪を持っていた袋のなかから飴玉を取り出した。それを鹿島の口元まで持っていく。 「ほら、口を開けてください。そうすれば全部解決です」 「で、でも……」 得体の知れないものを差し出された鹿島にとって、それを受け入れるのは容易ではなかった。しかしその様子を見ていた吹雪が声を荒げた。 「ごちゃごちゃ言ってねえでさっさと食えばいいんだよ!このくそアマ!!」 「ひいいっ!!」 吹雪のものとは思えないドスの効いた声で脅された鹿島は足をがくがくと震わせた。まるで目の前にいるのが吹雪ではなく男性かのようだ。 他にどうすることもできずおずおずと口を開ける。 「あっ……あっ……」 「そう……それでいいんですよ鹿島先生。さっ、召し上がれ♪」 ころっと表情を変えて笑顔で言うと、吹雪は鹿島の口のなかに飴玉を転がせた。 「さあ、口を閉じて飲み込んでください。そしたら鹿島先生も私達の仲間です」 「あっ……んむっ……」 鹿島は口を閉じ、舌で飴を喉の奥に転がすと……. ごっくんっ ゆっくりとそれを飲み込んだ。 喉元が膨らみ、食道を通って体内に入り込んだ。 「こ、これでいいの……?これで……あっ……!?」 ブツンッ 頭の中で一瞬ノイズが走った。 「あっ……あひいっ!なに、これ……頭が……くひっ!」 肩が跳ね、腕を降ろしたまま身体が硬直する。鹿島は両手で握りこぶしを作りながら何かに耐えているようだった。 「抵抗しても無駄ですよ。あなたはもうご主人様のものです。早くそのカラダを明け渡して一緒に楽しみましょう♪」 吹雪は言うがその言葉は鹿島の耳には届いていないようだ。虚ろな目で涙を流しながら自分を塗りつぶそうとしてくる存在に必死に抵抗している。 「あっ……!いやっ……!あっあっ、ああっ……!」 (何かが……私のなかでうごめいて……身体の感覚が……やめて……!消えたくない!私を消さないで!) 徐々に震えが強くなっていく。 「ああっ!うっ、うああっ……はぁあっ……」 (いやぁ……わたし、きえたくない……… ザザッ あっ♡ あれ?わたしってだれだっけ……?) ふいに鹿島が呆けた表情になった。 (わたしは鹿島……あっ♡……あ、あれ?なにかが違う気がする……わたしは鹿島じゃなくて『おれ』だ……いえ違う……!わたしは『わたし』……!『わたし』のこころのなかに入ってこないで!あっ♡……え……?でも『わたし』って……だれ?……あっあっ♡……あぁそうだ……『わたし』って『おれ』だ……) 自分の保とうとするたびにノイズが走り、思考が矯正されていく。 鹿島のなかで何かが変わろうとしている。 「わたしは……おれ……」 (わたしは鹿島……わたしは『わたし』……『わたし』は『おれ』……『おれ』は鹿島……私は……俺は……あっ♪ふふふっ……♪) 「うっ……あああっ!!」 途端に大声を上げて身体を大きく痙攣させた。そしてそのままゆっくりと床に倒れ込んでしまった。 それを駆逐艦たちは見つめるのみ。いや、吹雪の口が開いた。 「ふふっ、こちら側へようこそ……鹿島さん♪」 数十秒後、鹿島の目が開いた。ゆっくりと起き上がり周囲にいる駆逐艦たちを見回す。 「ここは……」 「覚えてないですか?なら自分の身体を見下ろしてみてください」 「え……?」 言われるがまま自分の身体を見下ろす。すると制服に包まれた柔らかそうな胸が目に入った。その先にはスカートからおいしそうな太ももが伸びている。一瞬鹿島の思考に空白が生まれた。だがその直後にはいやらしい笑みを浮かべた。 「あぁ!♪思い出したぁ……♪『俺』は鹿島になったんだぁ♪」 自分の顔をぺたぺたと触りながらうわずった声を上げる鹿島。彼女の意識は男によって塗りつぶされてしまった。 「喜んでもらえてなによりです♪これで鹿島さんカラダもゲットですね♪」 「ああ……提督さんどうしましょう……私のカラダまでも奪われてしまいました……♪ 『ご主人様』のためならどんなこともする奴隷に生まれ変わってしまいましたぁ♪えへへっ、でも嬉しい♪」 「あはっ♪ そのセリフいいですね。さあ、鹿島さんの心も手に入れましょう♪」 「はい♪ いーっぱい気持ちよくなります♪」 駆逐艦たちは自分たちの席に戻り行儀よく座っている。あとは鹿島が教壇に立って授業を始めればいつも通りの風景になるのだが、あろうことか彼女は教卓の上で足を広げて座っていた。 「はぁい♪ それでは保健体育の授業を始めます♪ 今日のテーマはオナニーです♪みなさん、私のオナニーを見てた~っくさんお勉強してくださいね♪」 「「「「はーい!」」」」 「それではまずこのエッチなおっぱいを触ります♪ 初めてではないはずなのにすごくドキドキします。なんででしょう?ふふふっ♪」 そういうと鹿島はゆっくりと制服の上から胸を揉み始めた。白い手袋に包まれた手が柔らかい窮屈そうな胸をむにっむにっと揉みほぐす。それだけで鹿島は幸せそうな表情を浮かべる。 「はぁ……♪ 柔らかい……この感触が最高ですね……♪んんっ……これは期待できそう♪」 しばらく胸の感触を楽しんだ後に上着をはだけさせると水色のブラジャーに包まれた形の良い双丘が晒された。教室内で「おおっ!」と感嘆の声が沸き上がる。 「ふふっ♪ 自分で言うのもあれですけど私って美乳ですね♪ 大きいだけの方々とは一味違います。ではこのブラも……」 ぱちんという音とともにフロントホックがはずれた。手を離すとブラジャーは重力によってはらりと床に落ちる。それにも関わらず鹿島の胸の形は崩れず、その頂きにはピンク色の乳首がツンッと上を向いていた。 「はぁ……♪これが私の乳首……なんて綺麗なのかしら」 生徒たちも思春期の男子のようにその光景に釘づけだ。 鹿島はその視線をしっかりと受け止めると両手の人差し指と中指で乳首を挟む形で再び胸を揉み始めた。 「はあんっ……♪すごい……乳首がコリコリって摘ままれて……背中にゾクゾクって電気が走るみたい♪ああっ……♪」 彼女は顎を上に向けながら快感を楽しんでいる。生徒のなかには自ら自慰を始める者も出始めた。 「あはあっ……♪ あらあら、みなさんも我慢できなくなってしまったんですか?いいですよ、私のエッチな姿をオカズにいっぱいオナニーしちゃってください♪んはぁっ……♪」 艶めかしい吐息を出し、観衆の興奮を煽る。すると教室の全員が自慰を始めるという異様な光景になった。 気が付けば鹿島のアソコはぐっしょりと濡れていた。 「見られているせいかすっごく興奮しちゃってます♪おかげでほら……ここも♪」 スカートをはらりとめくると愛液でシミができた下着が登場した。 生地の上からさすってみるとぐちゅっという音とともに鹿島の身体に甘い刺激が走った。 「んあんっ!♪あっ……いまのすご……もう一回…….あっ……♪んはああんっ♪」 アソコを撫でる度に腰が跳ね手足が震える。どうやら鹿島の身体は感度が強いみたいだ。 「んはああっ♪私、こんな可愛いらしい顔してこんなにいやらしいカラダを持っているなんて……♪もうよりどりみどりじゃない♪気に入ったわ……ふふふっ♪ん、んんっ♪」 下着を脱ぎ直接アソコを弄る。すると一気に身体が高ぶっていく。 「んあああっ!♪いい!この娘いい♪可愛くてスケベボディで感度も良くて……もう最っ高♪あはあああんっ!♪」 一心不乱に身体を弄り続ける鹿島。するとアソコからとめどなく愛液が溢れお尻がぴくぴくと震え出した。 「あっ♡ あっ!♡ ああっ!♡ そろそろイケそう!♪このカラダでイケそうっ!♪んはあああっ♡!」 右手で乳首を乱暴に摘まみ、手袋をしたまま膣に指を出し入れする。あっというまに快感が限界点に到達する。 「ああっ!♡ んはああっ!♡ あっ♪いくっ、あっ!♪いくっ、いくっ……!んああああああああっ♡♡」 全身が激しく震え、教卓ががたがたと揺れる。鹿島は天井を向いたまま絶頂し大量の愛液を生徒たちの眼前に噴出した。 それによって達するものも何人かいた。 鹿島は快楽の余韻を楽しんでいると突然脳内に記憶が流れ込み始めた。 「あっ……ああっ……ああああああっ♪」 嬌声を上げながらその奔流を受け入れる。 男は鹿島が鹿島たる要素がどんどん吸収していく。そしてついには全てを手に入れた。 「ああっ……♪提督さん……私も堕ちちゃいました……♡」 こうして淫らな座学は終わり、鹿島も生まれ変わった。 彼女の艶めかしい肢体もまた、男のものになったのである。 こうして男の支配は更に広がったが、座学が終わったあとの艦娘たちの顔が心なしか赤いことに周りが気づくのはもう少し先の話だ。 |