戯皮 作:necro 窓も無い個室に、ブレザーの制服姿で少女が一人捕まっていた。 イスに座らされ、全身は縄は縛られている。 部屋は蛍光灯の明かりがある程度で、全体として薄暗い。 「うっ・・・、ここ・・・・どこ・・・?」 「起きたようだね」 少女が前を向くと、男が三人立っていた。 一人はださいチェックのシャツを着たとても太ったオタク臭い男。 一人はスポーツウェアを着た、とても筋肉質で軽く髪の毛を金髪に染めてるリーダー格っぽい筋肉男。 一人はパンクルックの、髪を赤毛に染めて、濃いアイメイクを施してるパンク男。 筋肉男が言葉を続ける。 「この状況を見て、分かると思うけど」 少女は言った。 「何?何が目的?誘拐のつもりなら誘拐保険に入ってるから大金出てくるわ、それでいいでしょ」 パンク男が口を開く。 「さすが金持ちのお嬢さんは、お金のことしか言わない」 ヒッヒッヒッと気持ち悪い笑い声を出して、パンク男は少女の胸を強く揉みしだく。 「やめてよ、あんた殺したくなってきた」 「やってみろよ。痴女が」 今度はオタク男が近付いて、べろべろと耳を舐め始めた。 「ひぃ!!?何やってんのよ!!」 「ウヒヒ、アイナちゃんの耳は美味しいなぁ・・・」 「あたしのこと知ってるの!?」 筋肉男が言う。 「10代向けファッション雑誌で読者モデルをやってるアイナ。本名は西欧令華(さいおうれいか)」 少女はソレを聞いてびくっとする。 パンク男は興奮した様子で、身体を揺らし始めた。 「ああ、俺のオチン○ンを読モの女の子に舐めて欲しいなぁ・・・」 ズボンのチャックを降ろし、性器をさらけ出す。 「あたしに何をやれって言うのよ!!」 オタク男が言う。 「お金なんて僕らにはどうでもいいんだよ。セックスとフェラチオどっちがいい?」 「・・・・・」 パンク男が代わって言った。 「諦めたら?どうせここから君は出られないんだし」 「何をすればいいの」 「分かってるくせに」 パンク男は再び少女の、令華の胸を揉みしだく。 「分かったわ・・・、その代わりちゃんと解放してよ・・・・」 「ひゃっほー!!じゃあ俺一番乗りな!!」 パンク男はパンツをずらし、性器を露出させると令華の口の中に突っ込んだ。 「んぐうぅう!!」 「ああ、令華ちゃん気持ちいいよぅう」 「噛んだりしたら、さくっとこれで刺すからな」 筋肉男は包丁で優しく少女の頬を撫でる。 「んん!!んぐん!!」 冷華は眼から涙を流しながらコクコクと頷く。 オタク男がズボンを脱ぎ、令華を後ろから抱く。 「じゃあ後ろ頂きまーす」 「んんっ!?」 そのまま、彼女の尻の穴にズボッと無造作に突っ込む。 「!!!!」 何が起きたか令華は分からず、ただ異物が突っ込まれた感覚が、彼女に激しい動揺と焦燥感を引き起こす。 「あ、あ、なんか、なんか来た、これ、こ・・あっ・・・」 パンク男は下半身をブルブル震わせながら右手で令華の頭をガシッと掴む。 「もっと吸って、もっと吸って」 さらにパンク男は左手で彼女の鼻の穴を抑えた。 令華は口呼吸をしたくても、その口にはパンク男のモノが入っている。 「んぐぅ!!んんぐぅ!!んぐぐぅ!!」 彼女はバタバタと暴れ始めるが、それをパンク男とオタク男が押さえつける。 必死に呼吸しようと彼女は思いっきり口から吸い込もうとするが口を開けるとパンク男が突っ込んでくる。 「ああ、出るっ!!」 パンク男が左手を離し、両手で令華の頭を掴んで押し込んだ。 オタク男も必死に腰をふる。 「こっちも!!」 ドクドクと男のモノから液体が放出され、令華の口の中に押し込まれた。 脱力する暇無く、次にオタク男が中に出す。 「あぐっ・・・・ぐっ・・・・」 二人の男によって犯された令華は、もはや声も出なく疲労する。 そして、ただひたすら涙が出て、そのまま眠るように眼を閉じ、横に倒れた。 部屋の鍵を閉めて、通路を移動する。 通路にも窓は一切無いが当たり前だ。ここは地下室だ。 地下室を出て上の階に行き、地下室との出入口の扉を閉め、最寄りの部屋に入ってドアを閉めると三人の男は途端に腹を抱えて大笑いし始めた。 筋肉男が身体をくねらせながら言った。 「あーはっはっは!!見た?あの顔!!」 パンク男が言う。 「理恵(りえ)も変態感出て良かったよー」 オタク男も言う。 「百合(ゆり)もいきなりチン○出すとか、最高ー。あと仁奈(にな)が名前出した時のあいつの顔ったら!!」 三人の男がキャイキャイと少女達のような喋り方をし始め、笑い出す。 パンク男とオタク男がごそごそと服を脱ぎ始め全裸になり、後頭部に手をかける。 そこにはジッパーの取っ手があり、それを引き降ろすと徐々に男達の身体は弛み、背中に割れ目が出来た。 パンク男からは、黒髪のロングヘアの少女、百合が出てきた。 ふぅふぅと息を切らせたオタク男からは金髪のツインテールの少女、理恵が出てくる。 「この身体重くて疲れた。ちょっとシャワー浴びてくる」 理恵がオタク男の身体の抜け殻と共に着替えを持って浴室へ向かう為に部屋を出る。 百合はパンク男の抜け殻をソファにかけてくつろぐ。 部屋に二人っきりになると筋肉男は百合に近付く。 「ねえ、あたしだけやってないから欲求不満なんだけどぉ」 筋肉男が若干興奮したようにして、百合に近付く。 それを見て百合は意地悪そうに筋肉男の股間を優しく撫でながら聞く。 「何して欲しいの?」 「意地悪。フェラ見てていいなぁと思ったから、してよ」 筋肉男は鼻息を荒げながら、股間のモノを百合のお尻に押し付ける。 百合は分かったように頷いて指で合図する。 筋肉男がズボンを脱いで逸物を取り出すと、百合は驚く。 「ねえ、凄い勃起してるんだけど」 「百合が可愛いから・・・」 百合は膝立ち状態になると、わざと上目遣いで筋肉男を見ながら逸物を咥え始めた。 「んふっ・・・・、んちゅ・・・・、んっ・・・・」 「ああ、百合いいよ、可愛いよぅ」 理恵はどさっとオタク男の抜け殻を浴室の床に置く。 そしてマジマジと壁に設置されている鏡を見た。 「こんな可愛い美少女がこんなオタク男に入ってたなんて信じられない」 自分の両手で自分の顔をうっとりと撫で回した理恵は、オタク男の股間を見る。 「そう言えばさっき令華に食べさせた私のチン○の味ってどんなのなんだろ。まあ、自分の物みたいなものだし・・・」 そう言って理恵はオタク男のふにゃふにゃになったチン○を口に咥えてみる。 「んー・・・、やっぱり誰か入ってないとなぁ・・・、あっ」 バスタブの蛇口から水をダブダブとオタク男の背中の割れ目に注ぎ込む。 ムクムクと抜け殻となっていたオタク男の身体は膨れ上がり、ジッパーを引き上げると完全に等身大のオタク男が出来上がった。 「やった」 オタク男の身体をなんとか持ち上げてバスチェアに座らせ、自らは四つん這いになってビンビンと立っているチン○を咥えた。 「んぐ・・・・、むぐっ・・・・、結構おいひい・・・・」 理恵が頭を前後に動かすと卑猥な音が広がる。 「ずっちゅ・・、ずっちゅ・・、ぐちゅっ・・」 しばらく味わって、顎も疲れたところで理恵はちゅぽんっと音を立ててペニスから口を離した。 「ん〜、フェラされるのもいいけど、するのも結構いい〜♪」 次に理恵は後ろ向きになり、自分の性器をオタク男の性器に押し当て挿入させた。 「ああっ・・・・!!んんっ・・・・!!」 コツッ 最奥まで達したと分かると、理恵は声を漏らした。 「気持ちぃぃいいい・・・・・」 グリグリと腰を動かし、その快感を高めていると、突然バタンと後ろのオタク男が理恵に覆いかぶさるように倒れてきた。 「あんっ!!もう、せっかく気分が乗ってきたのに」 すると突然、オタク男の身体が動いて理恵を押さえつけ始めた。 「えっ・・・?えっ?えっ?」 そしてオタク男の身体は激しく前後運動し始める。 「あんっ!あ・・・いやっ・・・!!え・・・っ!?これどうなって・・・・んあっ!!」 理恵の身体の奥でオタク男の物が隆起し膨張しているのを感じる。 「えええっ?何これ・・・・!?まさかっ!!」 「そうだよ、理恵ちゃん」 突然、後ろにいるオタク男が喋り始める。 「ひぃっ!?誰!?」 「誰って酷いな、君がさっきまでなってた僕だよ」 「何やってんだよお!!」 「そんなの俺が聞きたいよ。気がついたらセックスしてるんだからね」 「早く離れろよぉ!!」 「いいけど、もう遅いよ?」 ドクンドクンと男の逸物の振動が終わると、オタク男はあっさりと引き抜いた。 「ひぐっ・・・・、くっ・・・・」 何が起きたか分からないが、この男を警察に突き出してやる。 理恵は内心を悟られぬように、なるべく反抗心を見せないように必死で自分の感情を押さえつけた。 しかし、オタク男がいつの間にか手を回して支えていた理恵の身体から離れると、理恵の身体は人形のようにベシャッと床に倒れ込んだ。 必死に理恵は立ち上がろうとするが、身体に全く力が入らない。 「あれ・・・、どうなってんのこれ・・・・!!どうなってるのおお」 「全くうるさいなぁ」 オタク男は理恵の首筋を掴み、ぐいっと引き寄せて何かを掴んだ。 「早速出来たみたいだ、うひひ」 「何よぉ!!何であんた勝手に動いてるの!?離してよぉ!!」 ジィーーーッ ジッパーを引き降ろすような音がする。 その音を聞いて一気に理恵は血の気が引く。 「自分自身が着ぐるみになってしまう特殊な薬を僕は飲んだんだよねえ、そのせいで僕の体液もちょっと特殊だけど君の中にも注いどいたから効果があるはずだよ?」 「まさか・・・・、まさかっ・・・!!」 「散々、身体を使わせたんだから、今度は僕に使わせてくれよ」 「いや、いやああ!!!」 「そのうるさい口から使わせて貰おうか」 オタク男は自らの上半身を理恵の身体の中に突っ込む。 理恵は、まるで自分が服となって着られるような、身体の中に何かを仕舞い込むような奇妙な感覚に襲われる。 それは大量に飲み物や食べ物を詰め込むような感覚だが、胃腸に入る感覚は無い。 「あっ・・・・がっ・・・・、いや・・・・、助け・・・・」 理恵の首が急に太く広がる。 男の頭が首の中を通って、理恵の顔に達しようとしていたのだ。 「百合・・・、仁奈・・・・、助け・・て・・・ふぅ、なかなか小顔だな」 理恵の上半身を乗っ取ったオタク男は、今度は理恵の下半身に自分の身体を押し込む。 「さーて・・・」 理恵の姿をしたそいつは自らの身体を拭き、理恵の顔でニタニタと笑い始めた。 「はー、気持よかった。百合ありがと。ちょっと綺麗にしてくる」 筋肉男はそう言って、白濁液が垂れた男性器をティッシュで拭き取る。 「あ、ついでにそのパンク男の身体も洗っとくよ」 「ありがとー、いってらっしゃーい」 百合は半裸姿でそれを見送った。 筋肉男は風呂場についてパンク男の抜け殻を地面に落とし、自分の背中のジッパーを引き降ろす。 そして男の背中からは栗色髪のポニーテールの仁奈が出てくる。 「ぷはぁっ、久しぶりに外に出たかなー」 仁奈が外に出ると、さわさわと優しく背中を撫でられる。 「ん?」 仁奈が後ろを振り向くと、バスタオルを身体に巻いた理恵が居た。 「あれ?まだお風呂入ってないの?」 「ちょっと男の身体で遊んでてねー」 「ふーん、気持よかった?」 「気持ちよかったよぉ」 そう言って理恵は仁奈に抱きつく。 「仁奈ちゃんも味わいたーい」 甘い声を出しながら首筋に吸い付く理恵。 「もう、じゃあちょっとだけ付き合ってあげる、どうする?男になるの?」 「このままでいいよぉ」 「そう?」 仁奈が理恵を抱き寄せ、キスを重ねる。 「んー・・・、はぁ・・・・」 「仁奈ぁ、仁奈ぁ・・・」 「理恵、私・・・ちょっと興奮してきた・・・」 「されたいの?」 「言わせないでよ・・・」 「言わないとしてあげない」 「恥ずかしいんだから」 「じゃあ言って」 「あたしに挿れて」 「うんっ!」 理恵はニコニコして、床に落ちてる筋肉男の抜け殻の下半身だけを着込む。 「はぁ・・・、早く・・・、早く・・・」 「待ってね・・・、今・・・」 下半身だけ男になっている理恵は、自分の両手で男根をしごく。 むくむくとそれが立ち上がるのを確認して、仁奈を床に跪かせた。 「挿れるよ、仁奈」 「来て、早く・・・」 ズッ 興奮して液体が垂れる仁奈の穴に、理恵は男根を流し込むように挿れる。 「はぁあああああ」 嬌声が響き、仁奈は涎を垂らす。 「気持ちいいの?気持ちいいの仁奈?」 「気持ちいいよぉ、いいおぉ」 「あ、そうだ。仁奈、ちょっとまってね」 理恵はモノを仁奈から引き抜く。 「・・・どうしたの?」 「ちょっとローションを・・・」 「うん、いいよぉ・・・」 理恵はこっそり男の下半身を脱ぎ捨て、自らの性器に指を突っ込む。 そして中にあるモノを掴むと、女性器から男性器がヌルッと飛び出る。 「んふふ。仁奈、続きやるよぉ」 「はぁ・・はぁ・・・、うん・・・・」 激しく出し入れし、二人は興奮してくる。 「あ、なんかさっきと違う感じ・・・」 「そう?気持ちいい?」 「もっと、もっとやって・・・」 乾いた音が、湿っぽい音に変わっていく。 それはだんだんとパンパンと言う音からグチュグチュと言う濡れた音になる。 「ああっ!出ちゃううぅ」 理恵が中出しすると、仁奈の身体は痺れたような感覚になる。 「んあ・・・・はぁ・・・・」 快楽に溺れるように仁奈は眠る。 それと同時に仁奈の身体は薄っぺらくなり、背中にジッパーが生えてくる。 「んふふ・・・、仁奈ちゃんもゲーット」 「ふひぃ・・・、ふひぃ・・・・」 オタク男がベッドの中に入ってきて、寝ている百合を背中から抱く。 「もぉ、理恵また着たの?本物の変態になっちゃうよ」 「んひぃ・・・・、ふひぃ・・・・」 オタク男がすりすりと自らの股間を百合の尻に擦りつけてくる。 「ちょっと理恵・・・・、なりきりが本気過ぎてちょっと怖いよ」 百合は背を向けながら、後ろ手で半ば強引にオタク男の後頭部に手をやり、ジッパーの取っ手を引き下げようとした。 しかし、どれだけ後頭部に手を回しても取っ手が見つからない。 「理恵なら、ここにいるよぉ、うひぃ」 百合がばっと振り返りシーツをめくると、そこには顔だけオタク男、首から下は女の身体の人間が居た。 そしてオタク男の首辺りには、口をだらんと開け目から涙を流し、紙のように薄っぺらくクシャクシャの抜け殻になった理恵の顔があり、 首下もよく見ると顔の抜け殻と繋がっていて、下半身は理恵の身体だった。 理恵の身体の女性器からは、まるで不釣り合いな巨大な男性器が生えている。 「ひぃい!?何これ・・・!?」 「うひひひ」 オタク男が百合をベッドに押し倒し、首を締め始めた。 「あ"あ"あ"ぁぁ、やだあ"あ"あ"あ"ぁ」 そこへ扉を開けて、仁奈が入ってきた。 「あ"ぁ〜、仁奈ぁ助けでぇ・・・」 仁奈は壁にもたれながら、暇そうにポニーテールをいじり始める。 「まだ終わんないの?早くしてよ」 仁奈がオタク男にそう話しかけると、オタク男は言った。 「ちょっと待ってくれよ、良い所なんだから」 オタク男は左手で仁奈の首を締め、上に跨って全身の動きを封じ、無理矢理にでもモノを挿入した。 「仁奈ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"〜!!!」 百合がそう叫ぶと、つまらなそうに仁奈がこっちに近寄ってきて、そっと話した。 「ごめんね、貴方の知ってる仁奈はもう居ないの」 仁奈は百合の頭を優しく撫でると、また暇そうに壁に寄りかかった。 「んん〜、本日何回目かなぁ!!まだまだ元気だけどねえ」 オタク男がぶるぶるっと腰を震わせ、仁奈の身体を突き上げるのを止める。 「あっ・・・・、がっ・・・・」 もうオタク男は百合を押さえつけていない。 しかし、百合の全身はまるで麻痺したかのように鈍くしか動かず、呼吸も出来ないような感覚に陥る。 「安心しろよ。死にはしないからさ」 オタク男がそう言うと、百合の後頭部に手をかけて何かを掴み、ジーッと引き下ろした。 「・・・・!?」 百合は自分の後頭部から出た音に信じられなかった。 そして、頭の中に空気が入ってくるような感覚と共に、自分の身体の厚みが失われていくのを味わった。 (私の・・・胸が・・・腕が萎んでる・・・!!) 「うーっす、終わったか―」 そこへさらに部屋に一人、風呂上がりでタオルを持ったまま全裸のパンク男が部屋に入ってくる。 「おっ、仁奈ちゃんはもういるんだねえ」 ニヤニヤとパンク男はタオルを部屋の隅に投げ、仁奈ちゃんの肩に手を置く。 「もう、早くしてよ」 仁奈は若干呆れ顔で対応する。 パンク男はスタスタとベッドに近寄ってオタク男の背中を軽く叩いて礼を言った。 「おつかれさん、今度メシおごるよ」 次にパンク男は百合の身体を手にとって、ぶらんとぶら下げた。 「がっ・・・・、うぁ・・・・」 「まだ喋れるの、なんか気持ち悪いなぁ」 そう言いながら、パンク男は百合の背中の隙間に自分の両足を突っ込んだ。 「やめ・・・、て・・・・」 「散々自分達は友達の女の子に変なことやっといて、自分達は嫌だって?ワガママだね」 パンク男が百合の中へ、腰を胴を両手を入れ、とうとう頭を掴む。 「安心しなよ。仁奈ちゃんも、理恵ちゃんも、百合ちゃんもみんな中身が入れ替わるだけさ。外見は変わらないし、代わりに僕らが記憶を引き継いで生きてあげるから、君は何も心配しなくていいよ」 もうほとんど声も出ず、まともに顎を動かすことも出来なくなりだらんと口が開く、喋れない代わりに百合の眼からは垂れ流されるように涙が出た。 そして頭が持ち上げられて視界が変わると部屋が見渡せた。 そこには居たはずのオタク男の姿が消え、そこには代わりに理恵が居た。 理恵は全裸で顔を上気させ、仁奈に激しくキスを求めて抱きつき、股間から生やす男性器を激しく仁奈の身体にこすりつけている。 仁奈はそんな理恵を抱き寄せ、理恵の性器に手を伸ばして激しくいじくり回している。 「あぐ・・・・、がぁ・・・・」 百合は目から涙、口から涎と、顔面から汗と、体液を垂らしまくった。 もはや百合は何も正常に考えることが出来ない。 その百合の頭の中にパンク男の頭が沈んでいった。 「令華ちゃん!!」 そう声が聞こえて、バタバタと部屋に三人の少女が入ってくる。 「うあ・・・・」 疲労感と絶望感で虚ろな意識になっていた令華は、聞き覚えがある声にはっと目を覚めす。 「その声・・・!!百合?百合なの!?」 部屋の明かりがつけられると、私服姿の百合、仁奈、理恵が居た。 「令華ちゃん!!大丈夫?」 「うん・・・・、うん!!ありがとう・・・・、どうしてここが分かったの・・・?」 「後で詳しく話すよ、とりあえず縄を解くね」 「うう、みんな・・・・」 そこまで言って、令華が気付いた。 「あっ!!早くここから逃げないと、まだ三人の男達がいるはずだから!!早く逃げようよ!!」 それを聞くと百合と仁奈と理恵はお互いを見て、クスクスと笑った。 令華にはその意味が分からなかったが、今は頭の中は逃げることで一杯だった。 「どう・・・?立てる・・・?」 百合が令華の支えになって、ゆっくりと歩き始める。 「心配したよ、令華」 仁奈は令華の手をしっかり握って、優しく肌を撫でる。 「もう大丈夫だからね」 理恵は乱れた令華の髪の毛を手櫛で直してあげる。 「みんな・・・、ありがとう、ありがとう・・・・」 令華は涙を流しながら、部屋の外へ向かって歩く。 「良かった・・・・、みんなと友達で・・・」 令華を支える三人の少女は、これから起こることの楽しみを待ちきれない様子でニヤけ顔になる。 下を向いたまま歩く令華はそれに気付かず、みんなで部屋を出て行った。 |