超電磁ロボット・デルセスV 第五話・その2
前回までのあらすじ
久しぶりの休暇でデルセスチームの基地であるビックフェニックスから外出する俺とアヤカ・・・ミニスカ姿の俺とアヤカは街で男性の視線を一身に集める。 多くの男達の態度に改めて女子になったことを認識する俺。
挙句の果てにランジェリーショップでは試着室でアヤカと女の子同士で交わってしまうのだった。
「清水台研究病院まで行ってください。」
アヤカと別れてミニスカートを気にしながらタクシーに乗り込む。 しかし見事な胸の膨らみとミニスカ、そこから伸びる脚を運転手が楽しんでいるのが分かる。
「お姉さん誰かのお見舞いかい??」バックミラーに写る運転手の目は笑っていながらミニスカのデルタ地帯を凝視していた。 「えっええ。」 膝と膝をピッチリ付けて警戒しなければならない自分が情けない・・。
-第五話・その2-
ほどなくタクシーは病院のゲートをクグる。 「こちらに料金置きますね・・・お釣りは結構ですので・・。」その際、振り向いた運転手の視線がに胸の谷間に注がれている・・・はぁ。 ・・・まったく男って。
しかしこの胸の谷間はアヤカの責任でもある、さっきのランジェリーショップで面白がって胸の谷間をバッチリ作るブラを付けられたから・・。 確かに基地を出たときにはなかった強烈な胸の谷間が作り出され、フェロモンが暴走しているかのようだ。
これに吸い寄せられた運転手を攻めるのもね・・・それに自分が女の子にされる前だったら同じことしただろうし。
「今井ユリアさんと面会したいのですが。」 「今井ユリアさん?驚いた、ご本人かと思ったわ。あなたは・・・親類の方?」 受付の看護師が驚くのも無理はない、そっくりもなにも彼女の皮を装着しているのだから。
看護師に指定された病室へヒールの音を響かせながら進む、もうすっかり歩き方も女の子そのものだ。 なにしろチームでは皆のリーダーであり常にお姉さんとして、凛とした態度を示さなければならないのだから・・。
「今井さん?失礼します・・・。」 ノックして開いたドアの向こうは想像とは違うものだった。
暗い照明の中一人の女性が立っている・・・今井ユリア?いや違う!
「そろそろ来る頃だと思ってたわ。」「!?・・・君は!」 腰に手を当て白衣を纏っている、俺に皮を被せた時のままの格好で田辺綾乃が立っている。
「今井ユリアの様子くらい見に来ると思ってね、彼女の入院先の情報をあなたに流したわけ。残念ながら彼女はもういないわよ。」 「貴様!!」
すっかり女の子の声質なので迫力もなにもあったもんじゃない、しかし冷静でいられるはずもない! 「身長も元のユリアと同じくらいまで小さくなってきてる、いいわよ!」 掴みかかるが綾乃は余裕たっぷりだ。
「私をどうしてもいいけど元に戻りたいんじゃないかなぁ〜」 「もっ戻れるのか?!」 「あら・・・なに?ちゃんと女の子らしくしゃべらないとダメじゃないのぉ」 ・・・く、くそ。
「綾乃、元に戻れるって言うの?」 「ふふふ・・私はこれでも研究者なの。調べさせてくれる?あなたを。」 「・・・わかった。」 「わかったわ。でしょう??それにしても見事に女の子になったわね〜予想以上だわ!あの時は”仮装着”だったからね。」 絡みつくような綾乃の視線は俺の衣類を透視しているかのようだった。
「超電磁を浴びて”本装着”した検体を見てみたいのよ!」 狂ってる・・・しかし戻れるかもしれないのだ、今は従うしかない。
「うはぁ、胸の谷間なんて作って、すっかり女の子を楽しんでるんじゃない??スカートもこんなミニで。」 「スカートはこれしかなかったんだ・・・いやこれしかなかったのよ。」 「これしかねぇ・・。」
それにしても今の自分の身体は言い訳できる域を超えて女の子だった。自分もどこかで戸惑いも含めて倒錯した感覚を楽しんでいたのかもしれない。 綾乃がミニスカを静かにめくりさっきランジェリーショップで着替えたフェロモン溢れるパンティが姿を現す・・・。 そしてそっと胸に手を当ててくる。
「あぁ大きくなってるわぁ。超電磁のせいで一体化した皮が女性ホルモンを分泌しているのね・・。」 「と、止めることは出来ないの?最近下着が合わなくなってきていて困ってるの??」 「困ってる??嘘おっしゃい! 日々成長していく身体をすいぶん楽しんでるみたいじゃないの?」
デスクの上の書類を見せつける綾乃、グラフのようなものが右肩上がりに表示されている。
「あなたのシンクロ率を表したグラフよ。凄まじいくらい身体と一体化しているわ・・・超電磁だけの影響でここまで上がらない。」
日々のアヤカとの交わりと自慰行為、そして隠れてイヤラシイ下着を身に着けうっとりしたり・・・自分のした背徳の行為が頭の中によぎっていく。 「お相手は誰かしらね〜デルセスチームの娘かしら・・・いやらしいわね、男の意識でその身体は最高に楽しいんじゃないの??」
全てを見透かされている・・・確かにこの女の子の身体をまとってアヤカにむしゃぶりついていくのはたまらない。
「さぁ少しの我慢よぉ。ちゃんと調べましょうね〜」 「も、戻れるの?わたし・・・。」 「静かに・・。」 特殊なベッドの全裸で横になり体中にはコネクターが繋がれている。壁に並んだ計器類はそこからの記録を逃すまいと細かく動き続けていた。
「あなたの適性なのかしら、想定より一体化が完成している! ここまでとはねぇ〜素敵!!」 胸の膨らみの頂上部に付けられたコネクターと股間陰部を覆う2つのコネクターが不規則な振動をし始める・・・「あ・・・あぁん。」 「気持ちイイでしょう?イイはずよ、もう女の子に生まれ変わっていると言っていいレベルね。見事だわぁ」
「おぉん。だ、ダメぇ。」「身体のレスポンスも最高、あなたを選んで正解だったわ。振動上げさせてね・・・イっちゃってもいいから。」
「ああん、やめて!」 コネクターを外そうと試みるが強固に接続されたそれは敏感な部分を離さない。「あん!外れない!!あぁ〜!!」
絶頂の後数々の計器から多くのデータがはじき出され綾乃はそれを狂ったように見続けている。 「すばらしいわぁ〜どのデータもあなたが女の子に生まれ変わったことを示してる!!」
「ハァハァ・・今井ユリアがチームに復帰すれば私は必要なくなるはずよ。戻してよ、お願い。」
「あぁ最高ね私の作品はぁ〜。あの強靭な男をこんないやらしい女の子に・・・はぁ興奮するわねぇ!」 ベッドにコネクターに羽交い絞めにされた全裸の女の子・・・それは紛れも無く自分なのだ。
「いいわよ、服を着ても。」
つづく・・・・。
あとがき
今回は主人公を女子にした元凶、田辺綾乃が再登場します。
この綾乃さん結構変な髪形をしてます。 実はこの作品、ボルテスV以外に永井豪ロボットアニメもイメージとしてありまして綾乃は唯一その影響が出てるんです・・・永井豪キャラっぽいヘンな髪型をしてたりしますね。
そんで悪役でありながら研究熱心な彼女はこの先、更に暴走していくのです〜。
ではまた・・。
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