超電磁ロボット・デルセスV 第五話・その1
-第五話・その1-
スカートしか持ってないのか・・・しかも全部ミニだなんて・・。 ブラとパンティだけの下着姿で外出用の服を選んでいた。 今日は久しぶりの休日で外出許可も出ている。 「ユリア大尉、準備出来ました??」 まさかひと月前は自分が女の子になってミニスカートを履き同じミニスカ姿の女の子と出かけるとは思ってなかった・・。 海岸沿いに建つビックフェニックス周辺は常に強風が吹いおり真夏でもミニスカのスースー感を嫌というほど味あわせてくれる・・・ ”あぁんスースーする・・。” 「きゃっ!?」舞い上がる風に二人のミニスカが膨らみ大慌てで抑える。なんで男の俺がこんな目に・・。 都会はビックフェニックスとは別世界だ、女の園ではなく男も女もあふれている。ショーウインドーにはモデルのような長身で可愛らしい二人の女の子が写っている・・・ミニスカ姿の二人は人目を引き明らかに男の視線を集めていた。 これが今の俺なんだ・・・アヤカにつながれた手は女性としての初体験のため少し汗ばんでいた。 「さぁここですよ!」 目の前にはカラフルなランジェリーがディスプレイされたショップ。男のときは決して足を踏み入れることのなかったランジェリーショップ。 「インポートモノも多く扱ってますからユリアさんのサイズでも大丈夫ですよ!」 はぁ・・・こんなにもデルセス合体時の超電磁の影響が大きいなんて・・・それに街に来て男どもが見る見る。店内を歩くちょっとした振動にも胸はプルプル感を強制的に俺に送り込んでくる。 フィッティングルームにはブラとパンティ姿の俺が壁面に設置された姿見に写し出されていた。改めて女の子を突きつけられているようだ。 ・・・なんだってこんな身体に。 か、可愛い・・・・ワッな、何言ってんだ! 「あぁん、アヤカなによこれ〜地味でシンプルなものって言ったでしょぉ!」色とりどりで布の面積が少ない下着は俺の要望とは真逆のものばかり。 「さぁ紐に腕を通して、私着けてあげるねぇ」アヤカの手によって背中のホックが止められパンティまで着替えさせてくれる。 鏡には2人の女の子がプルプルの身体にエッチなブラとパンティをまとっているのが写っている・・・・。アヤカもエロいがそれよりも自らの色香にクラクラする、これが今の自分なんだ。 ホントはもうとっくにクロッチは女の子のシミを作っていたのだった。 「もぅなんで試着でこんなに疲れるのよ〜」「フフフイイじゃないですかぁ。お揃いのブラとパンティも買えたし・・・夜が楽しみ!」「コラッ!」 そうは言いながらどこかで自分もエッチな気持ちが止められなかったのも事実、女の子に染まって行ってるのを認識せずにはいられなかった。 しかも強制的にさせられ倒錯した感覚とますます発達してくる身体をまとってアヤカの身体に毎夜飛び込んでいく。 ふと目をやるとショーウインドーにはミニスカ姿の2人がいやらしく写っている・・・しかも自分とアヤカを鼻の下を伸ばして見つめる周囲の男達が群がるように見つめている。 つづく。 あとがき 去年10月に四話を掲載して以来放置していた作品の続きです。 読んでる人はあまりいないであろう??TSFロボット作品です。 ずっとビックフェニックスという基地の中でのお話でしたが今回から舞台が外になります。 個人的にはここからが面白いです、と書いておきましょう・・・(×。×) ではまた・・。 |