超電磁ロボット・デルセスV 第三話 どれくらい眠っていたのだろう。ビックフェニックスには警報サイレンが響き渡っていた。 「ハッいけない!」 前方には3号機のミナミが走っているのが見える。 ”いけない、こんなことじゃ地球を守れないぞ!!” 「!?・・あっごめん。」「えっ??」 驚くのも無理はない。 イカンイカン俺は今女の子なんだ。
-第三話-
ミナミはみるみる半裸状態になっていく。 「ユリア大尉、どうしたの女同士なんだから驚くことないじゃない。」 「大尉お先にね!」 お、俺も・・。
周囲のノズルからスプレー上に発射される霧のようなものを浴びながらさっきのミナミ同様みるみる半裸の女の子にされていく・・・
デルセスチームの制服が現れるころにはスッカリ女の子としての俺に酔いしれていた。 司令室に整列するデルセスチーム、司令室もほぼ女性ばかり男性は長官とその他数人しかいない。 「このところ息を潜めていた敵の戦闘ロボットが接近中だ! このままで行くと40分後に伊豆半島に上陸するだろう。」 「皆知っての通り今現在デルセスは合体不可能な状態にある。合体装置の完全復旧にはまだ期間がかかるものと思われる。」 「合体不可能の厳しい状態だがなんとしても日本上陸を阻止してもらいたい!デルセスチーム発進せよ!!」 ビックフェニックスのメインゲートから5機のメカが飛び出していく。 「さぁ今日からリーダーが復帰よ!ワクワクするわね〜」「ホント!やっぱりいいわね〜!!」 「今日は暴れ回りましょう!ねっユリア大尉!」ちょっとハシャギすぎかな・・・。 「み、みんな調子に乗っちゃだめ!気を引き締めていきましょう。」皆に檄を飛ばす・・・が女の子の澄んだ声では迫力もなにもあったもんじゃない。 それに女言葉、まだ慣れないな・・。 「ユ、ユリア大尉・・・あの・・。」「えっなに??」目の前のモニターにはメンバー4人の困惑した表情が映し出されていた。 「どうしたの??みんな戦闘態勢中よ!!」 「ユリア大尉・・」「なに?ちゃんとおっしゃい!!」 デルセスのコクピットの通信用カメラはスペースの都合でかなり下、脚と脚の間に強引に設置してあるのだ。 ただちゃんと映ってもいいスコートを着用して対応している・・・・俺はさっき自らの身体を楽しむために身につけたレースのパンティを履いたまま・・・「あぁそ、そういえば!!や、やだ・・。」 な、なんで超ミニの制服なんだ・・・これじゃ丸見え・・。 目の前のビックフェニックスの司令室を映したモニターには異変が起こっていた。 そしてそこの大画面には自分のパンティが・・・ 「やだ、みんななに考えてるの??し指令!!早く散会させてください!!」 「な、なに変な声だしてるの!」アヤカの奴〜 混乱の中、デルセスチームは敵の戦闘ロボットの姿を捕らえる! 巧みな攻撃で代わる代わるフォーメーションを入れ替えながら敵の戦闘ロボットの進行を阻止するデルセスチーム! しかしその一方で司令室に集まった男性スタッフ達はほとんど散会することなく俺のパンティに前を膨らませていた。・・・中にはトイレに駆け込む者もいたらしい。 ”皮”を身に着けただけでここまで男たちを興奮させてしまう・・・今井ユリアに変身した俺に恐れと同時に興奮を感じてしまうことに驚きを隠せなかった。 「ユリア大尉ご苦労だった。さすがに君が戦線に復帰したとたんチームの結束と戦果が格段にアップした!さすがだな。」「ハッありがとうございます長官。」 デルセスVに合体せずなんとかこの調子で敵の戦闘ロボットを倒していかねば・・・本物のユリア大尉が帰ってくるまでの辛抱だ。 「そ・・・それになユリア大尉。」「はい?何でしょう?」 「ち、ちゃんとスコートを着けるように・・。」長官のあそこが膨らんでる・・・男ってこれだ・・・。 「わざと履かなかったんじゃない?大橋剛士大尉〜」「綾乃さん!なにいってんだよ。」 「いやらしいパンティを履いてわざと見せ付ける・・・それを男性が経験してるって興奮するわ〜」「・・・・・・」 「ふぅん、”皮”とのシンクロ率が70%を超えてる。ねぇ何かやったでしょ?」 脱ぎ捨てた”皮”は俺の装着を待つかのように佇んでいた。 つづく・・・。
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