超電磁ロボット・デルセスV 第二話 車外の風景は以前とは違ってしまっている。 車外を見ながらタメ気を付く・・・・副官専用の車は俺を乗せてビックフェニックスに向かっていた。軍の制服のスカートはシートに座るとかなり短くなり色っぽい太ももを露出している。 ”はぁ・・・” 顔を赤らめながら生まれて初めてのスースー感に戸惑いを隠せない・・・ 「聞いているのかね、大橋剛士・・いや今井ユリア大尉!!」
地球の最後の希望、ビックフェニックス、デルセスチームのリーダーに成り代わらなければならない・・・重要な任務だ。 あまりに重要な任務・・・頭が痛い。 「17連隊を率いて、なおかつエース級の腕を持つ君ならデルセスチームを立派に率いていけるだろう。今井ユリア大尉が退院するまでの辛抱だ。・・・・しかし、あの絵に書いたように強靭な大橋大尉がな・・」 言葉を続ける副官の目は俺の膨らんだ胸とスラリと伸びる脚にねっとりと注がれている、女の子になってしまった俺に・・・はぁ。 「さぁ、大尉ビックフェニックスだ。ここからは大橋剛士だったことは忘れるように。それから・・・これを使うように。」 「これを耳に装着してスイッチを入れると連絡が取れる超高性能通信機だ。ビックフェニックスやデルセスの機内でも敵味方関係なく傍受される心配がない、まぁこれも”皮”同様、軍の最新技術だな。」 前方ガラスには巨大な基地が広がっていた。「ビックフェニックス・・・。」つぶやく声は紛れもなく女の子の声だった。
-第二話-
「長官、ただいま戻りました。」 「よく戻ってくれた!いや怪我が大したこと無くて良かった。」 「幸い君がいなかった数日、敵の戦闘ロボットの攻撃は影を潜めている。君が重傷を負った戦闘時の損傷でデルセスもひどい状況だからな・・。」 副官から聞いた通りだ。 合体可能になるには一ヶ月は掛かるはず。 「ユリア大尉!おかえりなさい!!」「ただいま。」 アマゾネス軍団とも揶揄されるデルセスチームとビックフェニックスだが実際は全く印象が違っている。 「ユリア大尉!!」振り向くと通路の先から他のスタッフとは明らかに違う戦闘服の女の子が走り寄ってくる。 「おかえりなさ〜い!!」いきなり抱きつかれ戸惑いを隠せない・・・副官からの説明は重要度の高い内容のものばかりだったためこういった日常レベルのことはほぼ知らされていないのだ。 「アヤカだよ、なに?忘れちゃったの??」胸の中でにっこり笑う娘は食べてしまいたいほど可愛い娘だ。 イカンイカンちゃんとリーダーとして振舞わないと・・ 「アヤカ、私がいない間ちゃんとしてた?訓練怠ったりしなかったかしら?」「大丈夫です!ほんとうれしい!」 俺の膨らんだ胸に顔を埋めるアヤカ、「心配かけてごめんなさいね。」 「早くチームのみんなのトコに行きましょうユリア大尉! あっその前にィ」「えっなに?!」 手を引かれデルセスチーム専用のウェイティングルームに連れて来られる。 「アヤカ、あのこれは??」「えっ?なに言ってんですかぁ。もうデルセスチームに帰ってきたんですよ?」「??」「みんなに会う前にチームの制服に着替えましょう。」「チームの制服??」 目の前のアヤカはノースリーブに超ミニのワンピースタイプの制服姿だった。 「なに言ってるんですか??このブースに入ると自動でこの制服にチェンジ出来るじゃないですかぁ、忘れちゃいました??」「自動?!」 「キャッ!アヤカ?!」 着てきた地球防衛軍の制服は溶けるようになくなってしまう。 一瞬ブラとパンティーが姿を現したと思うとアヤカの着ているのと同じデルセスチームの制服が現れ始める。 エッチな制服が強制的に身体に装着されていく・・・ 「あぁ・・・なにこれ!?」「なにってチェンジングブースですよ?」 噴射が収まったとき俺の姿はデルセスチームの制服姿に変貌していた。 ノースリーブでミニのワンピースタイプの制服はリーダーナンバーの01の文字が。 足元にはピッチリとしたニーハイブーツが装着され絶対領域がなまめかしく露出している。 戸惑いながら見下ろすとさっきまでの制服とは比べ物にならないほど胸の膨らみが露になりほっそりとした腕も女性らしさを醸し出している・・。 「あぁユリア大尉・・素敵ィ・・。」 正面の姿見に映りこむ俺・・・なんだこのエッチな格好・・・ 俺同様上気したアヤカが再び膨らみが強調された俺の胸に顔を埋めてくる・・・こんなこと・・聞いてないよ。 「えっほとんど女の子??」 「ユリア大尉今さら何言ってるんですか??ここビックフェニックスのスタッフはほとんどが女性じゃないですか!」 ウェイティングルームで呆然としていると突然数人が駆け寄ってくる。 「ユリア大尉、おかえりなさーい!!」「えっキャ!?」 なんてことだろう、アマゾネス軍団と揶揄される”デルセスチーム”は実はモデルのような可愛い女の子の5人組だったのだ・・・驚いた。 「ユリア大尉、私ホントに心配で心配でェ」女の子の柔らかい身体に揉まれて混乱を隠せない、イカンイカン俺はこの娘達のリーダーなんだ。 「た、ただいま。みんな心配かけてごめんなさいね。あぁん、ほら泣いてちゃだめでしょ。」なんでこんなことに・・。 エッチな制服姿の女の子達、でも今は俺も彼女達と同じ制服姿なのだ。 「はぁ疲れた・・。」 今井ユリアの部屋は整理整頓され所々にピンクの配色がされた女性らしい部屋だった。 「ハッそうだ。」 急いで副官から渡されたイヤホンを耳に押し込みスイッチを入れると驚くほどクリーンな声で田辺綾乃が語りかけてきた。 「聞こえる?大橋・・いや今井ユリア大尉。」「田辺さん?副官が出るのかと思った。」「副官が常に話せるわけ無いでしょ?それよりどう?”皮”の調子は??」 「そうね、言い忘れていたわ。副官は言わなかったの??」「うん。ひどいなぁ。」 「な、何言ってんだよ。楽しいなんて・・」「ハハハッ、まぁ女性になるのも貴重な体験よ。それとなにか問題があったらすぐ連絡して。私と副官がすぐ対応するからね。」 耳からイヤホンを引き抜きスイッチを切る。 今は非常警戒態勢でもなく、ここ数日敵の接近も息を潜めている。 「ふぅ・・。」地声でため息をついてみる、なんか久々の気がする。 女の子の部屋にガッシリとした男が一人、どう見ても不自然だ。 下半身が大きくなり始める・・・そしてさっきの綾乃の”周囲が女の子だったら楽しいことイッパイなんじゃない””女性になるのも貴重な体験”の言葉が脳裏に蘇る。 ゴクリとつばを飲み込む・・・久々に男に戻ったものつかの間、再びファスナーを上げる。 ・・・・いいよね、これくらい。 ベッド側の収納の引き出しをそっと開ける。 禁欲的な軍隊生活、そして重要な任務、女性としてデルセスチームを率いなければならない強いストレスの中、大橋剛士として性欲のスイッチが入ってしまうことを抑えきれなかった。 ”皮”の装着には田辺綾乃が付きっきりだった。 今は初めての一人っきりでユリアとして存在している、しかもスッポンポンなのだ・・・ 荒い息の中、彼、いや彼女の目には足首に通された先ほどのピンクのパンティがある・・・それは装着されるのを待つかのようにクロッチをこちらに向けていた。 震える手で両脇の紐のようなものを掴み引き上げていく・・・ ハァハァ・・・急かされるようにペアのブラを手に取りまじまじと見つめる。 Eカップ・・俺がこれを付けるのか・・・ 深く大きな膨らみのブラ、それは今の俺の胸の大きさなのだ・・・今の俺は巨乳と呼ぶには十分なプロポーションを今は一人で楽しむことが出来るのだ。 「ハァハァ・・・留まった。」 ピンクのレースに包まれた膨らみは俺の荒い息にリンクして上下しプルプル感が強調される。 股間の膨らみがなくのっぺりとした股間、そしてその下の脚と脚の大きな隙間が女の子感を一層感じさせる。 「あぁん、あそこがジュワジュワしてくるぅ・・」 未知の感覚のために内股になってしまう自分が情けない、そしてその様子を部屋の片隅の姿見は写し出している「はぅ・・も、もう・・。」 立っていられなくなり思わずベッドに倒れこんだ、おもむろにパンティを膝上まで下ろしすこし脚を開く・・・姿見には大事な部分が映し出される。 そして”皮”の中で生まれ変わった自分に悶絶しながら初めてのひとりエッチに突入していくのだった・・・。 つづく・・・。
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