アニキャラ三昧(中編)
作:Tira



 目の前で長門の顔が変化してゆく。まるでスライムのようにグニャグニャと変形し、髪の毛の色も銀色から茶色へと変わっていった。そう、俺がアニメキャラの中で一番好きなあの子に。

 史也が呪文を唱えて、ほんの十秒くらい。俺を見つめる大きな瞳に引き込まれそうになった。可愛らしい黄色いリボン付きのカチューシャで髪を括り、優しく微笑みかけてくれる。長門から比べて、胸が大きくなっているように思えた。

「このキャラだろ?隆樹の一番好きな女の子って」
「ああ。すげぇ……ハルヒだ。やっぱり声までハルヒなんだ」
「ちょっと背が高いか?たしか高校生って設定だったよな」
「いいよ。そのくらいでも。それにしても、俺の部屋にハルヒがいるなんてすげぇや」
「気に入ったか」
「当たり前じゃないか!」

 俺は彼女の周りを一周し、その完璧とも思える容姿をじっくりと眺めた。妹の体操服が妙に似合っている。そして青いブルマに包まれたお尻はとても張りがあり、むっちりとしていた。
 
「しゃべり方とか良く分からないけど、女の子っぽくしゃべったら大丈夫だよな」
「一度しゃべってみてくれよ」
「ああ。……どう?私の姿、気にってくれたかな?私、隆樹に会えてすっごく嬉しいよ」
「は……ははは」
「どうだ?」
「じゅ、十分です。俺にはハルヒとしか思えない」
「そうか。じゃあ……折角、隆樹の部屋に来たんだよ。私と何をしたい?」
「な、何をって……」
「やっぱり男の子ならセックスだね。アニメキャラの私とセックスできたら最高じゃない?」
「い、いいのか?……って、出来るのか?」
「さっきも言ったじゃない。顔はアニメキャラでも、この体は女の子をイメージして作っているの」
「こ、股間も?」
「そうだよ。だって史也はセックスした事があるんだもん」
「えっ?ええ〜!マジで?誰としたんだよ。クラスメイトの女の子?田川……それとも東尾か?」
「えっとねぇ〜。部活の後輩って事だけ教えてあげるよ。その子の股間をイメージしているの」
「部活の後輩って……女子は一人しかいないじゃないか。下森……下森彩菜か」
「そうだったかなぁ」
「信じられない。いつの間にそんな仲に……」
「この前、コクられたの。バレンタインデーだったでしょ。でね、ついでに下の口もご馳走になっちゃった」
「そ、そうなんだ。もう童貞じゃなくなったんだな……」
「うん。でも隆樹も今日、童貞じゃなくなるんだよ。私のココでね!」

 史也が――いや、ハルヒがブルマの股間を優しく撫でた。そして左手を上げると「私のオナニー、見てみる?」とニヤけながら俺に問いかけてきた。

「ハ、ハルヒのオナニー……」
「うん。妹の下着が汚れちゃうけど、いいかな?」
「い、いい。幾らでも汚してくれよっ」
「へへ。それじゃ……ハルヒ、オナニー始めま〜す!」

 体操服に包まれた胸を見ながらゆっくりと両手を添えたハルヒが、俺に笑いかけた。

「私の胸、柔らかいんだよ。後で触らせてあげるね」

 下から上に何度か揺らし、胸の質感を確認したハルヒが徐に胸を揉み始める。アニメや漫画で見るハルヒのイメージとは全く違う、いやらしい女の子の姿だ。体操服越しに何度も胸を揉み、時折切ない声を出している。まるで俺がいる事を無視するかの様に、ハルヒはオナニーを続けた。

「んっ……。乳首が気持ちいいの。直接触っちゃおっかな」

 独り言のように呟き、体操服の裾から両手を忍ばせる。ブラジャーを競り上げたのか、胸の上で体操服がごわごわとダブついているように見えた。

「あっ、はぁ〜。やっぱり直接触るとすごく気持ちいい〜」

 体操服の生地越しにしか手の動きが分からない。でも、その歪な動きから胸を弄っている様子がとても良く分かった。見えない方が色々と想像できるから、余計にいやらしく思えてくる。それが分かっているのか、若しくはわざと焦らしているのか、ハルヒは体操服を捲ろうとはしなかった。眉を歪めて吐息を漏らし、女の快感を楽しんでいるようだ。

「ニヒッ。こっちはどうかな?」

 右手だけが体操服から出てきて、ブルマの股間に添えられた。中指が股間の中心を上下に移動すると、青い生地が左右に割れ、その間に指が食い込む。その股間への刺激が気持ちよかったのか、「あっ……ん」と喘いだハルヒはゆっくりと絨毯に座り、俺に向かって細い足をM字に開いた。
 ブルマの生地を中指で何度も押している様はとても興奮する。まるで、生地の向こうには何も無いんじゃないかと思うくらい柔らかく変形し、指がめり込んでいる。

「ねえ隆樹。どうしてこんなに指がめり込むと思う?」
「それは……膣口だからじゃないのか?」
「へぇ〜。そんな言葉を知っているんだ。そうだよ、ここがハルヒの膣口なんだ。そして少し上をなぞると……んっ。ここがクリトリス。私が一番大好きな場所だよ」

 ハルヒの言動に俺の肉棒が硬く反り返り、オナニー姿を見ながらしごきたいと言っている。

「じゃ、中がどうなっているか調べてみるね」

 彼女はニヤリと笑いながら、ブルマの中に右手を忍ばせてた。生地に指の形が浮かび上がり、その形が先程触っていたところまで下りてゆく。

「あっんっ!直接クリトリス触っちゃった。はぁ〜、あっ、あんっ。あのね、ここに小さい豆が付いていて、弄るとすっごく気持ちいいの。んっ……はぁ。い、いいよぉ〜」

 史也が演じているとは思えないほどハルヒ本人に思えた。もちろん、こんなに淫らなハルヒを見た事が無いけれど、俺が想像の中で求めていたハルヒに酷似している。
 ブルマの中で蠢いている右手の動きがすごくいやらしい。丁度中指の間接だけが上下に動き、クリトリスを的確に弄っているように見える。その動いている生地の下、青色のブルマに濃いシミが出来始めた。きっと愛液が染み込んでいるんだ。それだけハルヒが感じているってことか。

「あっ、ああっ。気持ちいいっ。すごく気持ちいいのっ!隆樹ぃ〜。私、隆樹に見られながらオナニーしてるんだよ。まだ誰にもオナニーしているところを見せた事無いのに。隆樹が初めてなんだから……ねっ。んんっ」

 まるで俺だけのためにしてくれているような言い方がそそられる。M字に開いた足がビクン、ビクンと震え、ブルマの中に忍び込んだ手の動きが激しくなる。体操服の中に入っている左手も、胸を大きく揉みしだき、快感を増幅させているように見えた。
 そんなハルヒに我慢できなくなった俺は、いきり立った肉棒をズボンの上から握り締めた。

「んあっ。だ、だめだよっ。今しごいちゃ……あっ。後で……私がしごいてあげるからっ。あっ、あっ、ハルヒの手でしごいてあげるからぁ〜。んあああっ」

 何て魅力的な言葉なんだ。そして、最後まで言い終えたハルヒが声を裏返しながら朽ち果てた。

「あああっ……あっ、あっ、あはぁ〜。……イ、イッた……イッたのぉ〜」

 オーガズムを迎えて座っていられなくなったのか、ハルヒはそのまま背中を倒してしまった。
 M字に開いていた足は、カエルの足の様に蟹股になって絨毯に付いている。
 ハルヒは両手を体操服とブルマの中に入れたまま、満足そうな笑顔で大きく呼吸をしながら目を閉じていた。.




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