「サンプリング師2」
作:ほげちぃ



「おはようございますぅ」

会社の内部に入り込んだ俺は、行き交う人と挨拶をする。
たまにスケベなオヤジが触ってこようとしたりするが、うまくかわした。

彼女の記憶を奪った俺は、彼女の立ち居振る舞いも完璧にコピーしている。
誰も俺のことを疑うやつはいない。


「うーん、困ったな・・・」

セキュリティの掛かった扉の前。
この先は、開発だとか企画だとか、外部にあまり見られたくない部署が入っているエリアだ。
彼女のIDでは入ることができなかった。

「篠原さん」

そのとき、うしろから声をかけられた。

「はい、なんでしょう?」

振り向くと、そこには黒のパンツスーツを着ていて、スラッとした長身の美女が立っている。
名前は確か・・・企画部の遠藤智子とかいったかな。

「いまお手すき?ちょっと手伝ってほしいんだけど」
「はい、いいですよ」

ちょうどいい。
こいつの顔とIDを奪って中へ入るとしよう。

先を行く彼女のあとについて歩く。
パンツには、下着の線が浮かんでいた。
いいケツしてんな。

それもあとで俺のもんだ。


応接室に来た。
昼過ぎから来客があるという。
そのため、レイアウトの変更と資料の準備、

「それと、お客様が来たら、お茶をお願いできるかしら」
「はい、わかりました」

そういって、いそいそとテーブルやらイスやらの配置を換えようとする彼女。
俺はスススと彼女に近づき、声をかけた。

「遠藤さん」
「ん?んんん!?」

振り向いた彼女の顔をがっちり掴んで、唇を奪う。
そして、そのままテーブルに押し倒した。

「ぷぁ、はぁ、はぁ、なに・・・なにを・・・?」
「ふふ、お客様が見えるまで、まだ時間あるから、イイことしましょう」
「そんな、んん!」

彼女の胸を掴み、ぎゅぅっと締め上げる。

「ん、ん、いた・・・いたい・・・」

すると動けなくなったのか、大人しくなった。
上着とシャツを脱がして、上半身を剥く。

むぐ、むぐ、
「ん・・・ふ・・・ぅん・・・」

乳首を攻めると、俺を押しのけようとしていた腕の力が緩んだ。

「ふふ」

俺は耳のうしろ、腋腹、太ももの内側などを指先で撫でる。
こそばゆい感触から逃れようと、彼女は身を捩って弱々しく抵抗した。

ズボンのボタンとファスナーを開け、中に手をいれる。
指を股間に持っていくと、パンスト越しでもわかるくらい濡れているのがわかった。

「ほら、もうこんなに濡れ・・・ちゃっ・・・て・・・」


パンツを汚しちゃった。

実は、いま俺が穿いてるパンツは、先ほどベトベトに汚してしまって、まだ乾いていない。

さらにまた、彼女を攻めるのに興奮したせいで、うしろのほうまで漏れてしまっている。

こいつの顔を奪うとき、新しいのに穿き替えようと思っていたのだが・・・仕方ないか。
それでもいま穿いてるのよりはマシだろう。

彼女のズボン、パンスト、パンツを剥ぎ取り、下半身を覆っていたものを全て排除する。

自分も同様に全て脱いだ。

「いくね」

彼女の脚を開いて中に入る。

べちょ

という感触がした。

「ふん、ふん、ふ・・・」

俺は腰を振り、彼女に押し付ける。

「あ、あ、あぐ、ぅ」

彼女も我慢しきれずに声が出た。
じわ、じわ、と溢れ出すお互いの汁が混じり、さらにヌルヌルとなる。
そこから強い女臭が漂ってきた。

「あ、あ、あん、っぅ、ふぅ、い、ちゃう、も、だめ」
「あたしも、もう限、界・・・」
「篠原、さん、いっしょに、いぃう、んんああああぁぁぁぁ!」
「んくううううぅぅぅぅ!」

ふたりの花弁がヒクヒクと蠢く。

果てた。
息も上がってる。

「気持ちよかったわ、篠原さん」
「ふふ、よかった、喜んでもらえて。じゃあ、ちょっと動かないでね」
「?」

俺は例の機械を取り出し、彼女に向けた。
そしてスイッチを入れる。

カチ
「あ!あ!あ!ああ!ああああ!」

彼女は叫び声をあげて、ガクガクと身体を揺らす。
サンプリングを終えてスイッチを切ると、ぐったりして横たわった。

この機械は、相手の周波数を取得し、それを使用者にフィードバックできる。
姿を同期すれば、相手と同じ容姿になれるのだ。

ただ、被験者には相当な負担を与えてしまう。
とくに女性だと、気絶してしまうことも少なくない。

「・・・う」

しかし、彼女は耐えたらしい。

「あ、まだ意識があるのね。じゃあ、面白いものを見せてあげる」
「え・・・?」

機械のスイッチを入れると、低く唸って振動を始めた。
そして少しずつ、俺の身体が変化していく。

「ぁ・・・ぁ・・・?」

彼女は驚きに目を丸くしていた。
モーフィング映像でも見せられたかのように感じているだろう。

「ふふ、どうかしら」

姿はもちろん、声まで誰かにそっくりに変身した俺は、彼女に微笑んだ。

「な・・・ぁ・・・」
「あなたの顔、もらうわね。大事にするわ。
それと・・・服も、ちょうだい」

服を剥がしにかかる。

「や・・・ぁ・・・」

彼女は抵抗をするが、先ほどのダメージが回復していないのか、弱々しい。

丸裸にした。

「ごめんなさいね、裸にしちゃって。
でも大丈夫よ、あたしが着ていた服をあげるから」

俺はさっきまで自分が穿いていたパンツを手に取り、彼女に差し出す。
パンツには、トロっとしたものがべっとりと付いていた。

「ベトベトに汚れちゃってるけどいいよね。
あたしが穿かせてあげる」

動けない彼女の代わりに、パンツに脚を通す。

「んん、ぃゃぁ・・・・・・」

彼女は腰を振って抗うが、なんの障害にもならない。

ぺと

「んんん!」

ぐっしょり濡れたところが彼女の秘部を覆う。

「ほらここ、あたしのアレが触れてたとこよ」

そう言いながらクロッチを指で指し、そのまま奥へ押し込んだ。
パンツはヌルヌルとした感触を残し、中へ入っていく。
彼女の下の唇は、クロッチを完全に咥えこんでいた。

ちょっとかき回してみたりする。
「んふ・・・ぅぅぅ・・・」
「じゃ、そろそろ仕上げをしましょうか」

俺は再び機械を手に取り、スイッチを入れた。

「んぐ、ぐぅ、ぅあああああ!」

がく

今度こそ気絶をした彼女は、ぐったりと大人しくなる。

俺は奪った服を手に取った。
パンツは少し染みを作っていたが問題ない。
ブラは小さくなったな。
どちらもシックなデザインだ。

パンストを穿き、スーツを着る。
それが終わると、彼女そっくりになった。

いや、姿だけでなく記憶も奪った俺は、彼女そのものだ。

「さてと」

気絶している彼女に、さっきまで自分が来ていた服を羽織らせた。

ブラはブカブカだ。
ずり下がって、隙間から乳首が見えている。

ブラウスを着せる。
腕を袖に通すが、ボタンまでは面倒なので留めない。

半裸で着崩れている彼女を動けないように縛り、床に転がす。
スカートとベストを、彼女の上に放った。

服は元の持ち主に返す約束だったけど仕方ないよね。
このままじゃ彼女、風邪ひいちゃうもん。

そして応接室を出て鍵をかける。
これでよし。

俺は新しい顔を得て、例の扉の奥へと向かった。




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