《SEX HELPER》

                                         tako作  




[登場人物]

吉原 和雄    ・・・・・俺の名前です。
吉原 結子    ・・・・・俺の妻です。
川島 正義    ・・・・・俺の高校時代の親友で、江戸時代から続く由緒正しき川島家の15代目。
川島 菜々子   ・・・・・川島正義の妻。
川島 源一郎   ・・・・・川島家の14代目で、川島正義の父、厳格で家柄を大事にする人物。


この話は、俺(吉原和雄)と妻の結子が親友の為に人肌脱いだ時の事を書いた話です。
(俺の知らない所は、後日川島夫妻から聞いた話を元にしてます)




「川島家の事情」


「おい菜々子、今日こそは頑張ってやってみような」

『はい、努力してみます』

二人は寝室に入り、布団に潜り込んだ。

「いいか、始めるぞ」

『・・・はい』

今日こそは上手く行きそうだ!
菜々子、可愛いよ。まずは優しくくちづけから・・・

そお〜っと、あせらず、ゆっくりと・・・(んーっ)

・・・・・

『・・・いっ 、いやっ、だめっ』
『やっぱり無理です。私には出来ません』

「ああーっ」
「やはり駄目か・・困ったな、このままでは子供を作る事が出来ないよ」

『御免なさい・・私のせいで・・・』

「いいや菜々子のせいじゃないよ。あんな事さえなければ・・・・・」


{菜々子は中学生の頃、今は亡き実の父親にレイプされた事があるらしい。その事がトラウマとなり
今でもセックスに対して、異常な恐怖を感じる様になったそうだ。
その上何度もセックスを失敗してるうちに、正義の方までも精神的不能になってしまっていた}



「父、源一郎」


[正義、菜々子。お前達は結婚して5年にもなるのに、まだ後継ぎを作る事が出来ないのか?
情けないぞ、お前はれっきとした川島家の15代目なんだぞ、自覚を持てっ(怒)]

「父さん、そんな事言っても・・・僕達も努力しているんです。病院にも相談に行ったし・・」

[んっ、病院に行ったのか? それで医者はどうすれば良いと言っているのだ]

「はい、先生の話によると二人とも精神的な部分が原因なので、治療には長い時間がかかると
言っておりました」

[なにっ! それでは私の目の黒い内に後継ぎが見られるかどうかあやしいじゃないか
すぐに子供が出来る良い方法は言わなかったのか?]

「別の先生の話なんですけど、どうしても子供が欲しかったら人工授精をやってみては?と言ってました」

[そっそれだけはいかん、そんな事をしたらお前達は一人前の男女とは見てもらえないぞ、それこそ
川島家の恥じさらしだ。もし今年中に子供が出来なければ、悪いが菜々子には出て行ってもらう
そして子供の生める嫁を探さなくては・・・]

「えっ! お父さんそれは絶対駄目です。私は菜々子と別れるつもりはありません」

[そうか、それならば今年中に子供をつくるんだな・・・これは、命令だぞ!]



「持つべき者は友」


・・・それから数日後、川島夫妻は俺の所へやって来た・・・


〈よおっ 川島! 久しぶりじゃないか、どうしたんだ?〉

「実は親友のよしみでお前にインターネットで調べて貰いたい事があるんだ」

〈ああ、いいけど、何を調べればいいんだ?〉

「非常に言いにくい話だけれど、俺達夫婦は精神的なセックス不能で子供を作る事が出来ないんだ。それに
父親が厳しくて人工授精も駄目だと言うし・・・そこでお前に何か良い方法がないかネットで調べて欲しいんだ」

〈なるほど、そんな事情があったのか〉
〈しかし、ネットと言っても広いからなー。でも出来る限り調べて見るよ〉

『どうかお願いします!』

〈あっ はい、美人の菜々子さんにまで言われると・・・頑張ってみます〉

川島夫妻は、何度も頭を下げ帰っていった。


私は、親友夫婦に頼まれたせいもあり毎日徹夜をしながら、ネットの中のそれらしいホームページを
片っ端から探し、めぼしい所にはメールを書いて送ってみた。
ただ 結構怪しい所が多く、中には夫婦がけだものになる薬とか、セックスをたまらなくしたくなる催眠術とか
果ては、宇宙エネルギーで子供を宿すなんてのもあって、メールを書いていいのかどうか迷ったが、念のため
そこにも送ってみた。


・・・一週間が過ぎた・・・


今日はメールが来ているかな・・・おっ!これは駄目だ・・・これは? やっぱり駄目だ・・・そうしているうちに
一通のメールが目に止まった。

(拝啓、私はとある研究所の所長をしている間宮と申します。あなたの親友を思う気持ちに打たれ
私の長年の研究成果である「携帯型BET」をお貸ししたいと思います。
この装置を使えばきっと悩みは解決するでしょう。宜しかったらメール下さい)

携帯型BET?・・・折り畳み式ベットの事かな???
こっ これは、かなりあやしい・・・
でも、間宮って言ったら・・・もしかしてあの間宮財閥か?
もしそうだとしたら、凄い研究をしていても不思議はないよな・・・。

(う〜ん・・・)

一応、川島に連絡しておくか。

〈もしもし、川島か?。実はあちこち問い合わせて見たら、ちょっと怪しいんだけれど、ある装置を使って
治療が出来るって言う返事が来て、一応お前に連絡しようと思って電話をかけたんだ〉

「おおっ、それは本当か。少しでも可能性があるのなら、是非頼んで欲しい!」

〈そうか・・・・・まあ、お前が良いって言うのならメールで頼んでみるよ〉

「ありがとう吉原」
「じゃあ、その装置が来たら直ぐに連絡してくれよ・・・頼んだぞ」


・・・数日後・・・


おおっ、来た来た。これが例のBETとか言う装置か。
どれどれ・・・・・説明書を読んで見る事にしよう。

{この装置は携帯型BETと言う名前で、この装置を二人の人間の頭に取り付け
スイッチを入れると、二人の人間の感覚がすべて入れ替わってしまうのです。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、のすべてが入れ替わるので、相手と体が入れ替わった状態になります}

なるほど、なるほど・・・

{ただし、試作品なので2つの大きな問題があります}
{1つめは、2時間経つと中のマイクロチップがオーバーロードしてしまい自動的に切れてしまいます
その為、使用回数は1回限りです}
{2つめは、最初にスイッチを入れた方の人は、終わるまで意識を失ったままです。だから
体に入って貰う側の人が最初にスイッチを入れなければいけません}

{それから、夫婦で使われると思いますので、2組送りました。宜しくお願いします}

ふむ、ふむ、大体解ったぞ! よしっ、川島に連絡しよう。

俺は川島に電話をかけ、装置が送られて来た事を告げ、大体の説明をした。

「・・・要するに、俺達夫婦と誰かが入れ替わって、その人達が俺達の代りにセックスをするって事か」
「うーん、確かに他人ならば精神的な問題も無いから、セックス出来るんだろうな」

「よしっ、解った。俺の別荘でそのBETって装置を使って見よう」
「悪いけど、俺達先に行って食い物とか準備しておくから。吉原は奥さんと二人でBETを持って別荘まで来てくれ」

〈ああ、それくらいお安い御用だけど、なんで嫁さんも連れていくんだ?〉

「念のためにだよ・・・」

〈解った、連れて行くよ〉

俺は、嫁さんとBETの入った箱を車にのせ、吉原の別荘へ向かった。

「あの装置は 持って来たか?」

〈勿論だ、箱の中に携帯型BETが2組と説明書が入っていたから箱ごと持ってきたよ〉

「そうか」

〈ところで、説明書通りだと誰かがお前達の体に入りセックスするんだろ、セックス上手な人にでも頼んだのか?〉

「いや・・・なかなか都合の良い人が見つからなくて・・・・・」
「そういえば確か、お前の所には三人も子供がいたよなー」

〈あぁ、二人は保育園に預けて一番下の子は実家の母に頼んできた〉
〈それがどうしたんだ?〉

「三人も子供がいるって事は、子供作りが上手と言う事だろう・・・だから お前達夫婦に頼みたいんだ」

〈えっ、俺達がか? それはちょっと不味いだろう・・・〉
〈結子はどう思う?〉
[いっ、イヤよそんな事!]

「頼む、一生のお願いだ・・・俺達を助けると思って・・・なっ、親友だろ!」

『結子さん、私からもお願いします・・・どうか助けて下さい』

[そっ、そんなーっ・・・]

〈結子 俺からも頼む!〉

[う〜ん・・・・・しょうがないわね、解ったわ]

「ありがとう・・・ありがとう・・・一生恩に着るよ」



「SEX HELPER」

俺たちは、菜々子さんの手作りのご馳走を食べ、くつろいでいた。

「そろそろ、いいかな」
「俺達は2階で準備してくるから、ちょっと待っててくれ」

・・・・・・・・・・

〈なぁ結子、本当にいいのか?〉

[しょうがないでしょ、あんなに頼まれたら断れないでしょ。それに人の体に入るって 興味ない?]

〈それもそうだな、こんな体験そうそう出来ないしな・・・なんかワクワクしてきたぞ〉

[あっ、二人が来たわよ!]


「お待たせ、お待たせ」

「シャワーも浴びたし、下着も取り替えたし、歯も磨いたし、準備OKだ」
「吉原達の方は準備はいいのか?」

〈俺達は この携帯型BETを頭に着けてスイッチを入れるだけだから簡単だよ〉

「じゃぁ、俺と菜々子は二階のベットルームで二人並んで寝てるから、吉原達は隣の客間で準備してくれ」

〈解った・・・結子、携帯型BETを持って客間へ行くぞ!〉


川島夫婦は二階のベットルームへ、私達は客間へ移動した。


[なんかドキドキするわよね・・・]

〈あぁ、待ってるだけで興奮して来たよ〉

・・・・・・・・・・

(プルルルルルッ、プルルルルルッ)

〈内線電話か?・・・(吉原、こっちはスイッチを入れて準備OKだ。始めてくれ!)・・・よしっ、解った〉

〈じゃあ結子、スイッチを入れるぞ〉

(・・・・・)

[ねぇあなた、これのスイッチって何処にあるの?]

〈あれっ、おかしいな俺の方も解んないや〉
〈ちょっと貸してみて〉

えーっと、たしかこの辺りのはずなんだけどな?
・・・(がちゃ、がちゃ)・・・おっ、ここだ。見つけたぞ!

〈ほら、こんな所にスイッチがあった〉
〈たしかお前のはこっちの方だったよな・・・ほらっ〉

[んっ、これだったかしら・・・?]

〈それだよ、それ・・・川島達が待っているから、早く頭に着けて〉
〈よしっ、同時にスイッチを入れるぞ〉

[あっ、はい]

(カチッ)・・・(パチ、パチッ)うわっ、目の前がちかちかする・・・(ジジジジジジ・・・)

ああっ 段々意識が・・遠く・・・なって・・・き・・・・・た。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

んっ、天井が見える。上手く行ったのかな?

〈おいっ 結子、大丈夫か?〉

[う うん、大丈夫みたい]

〈えっ、お前声が変だぞ〉

[そう言うあなたこそ 女の声みたいよ]

〈なっ なんだ、お前なのか? 川島になってるぞ!〉

[あっ あなたこそ、菜々子さんになってるわよ!]

〈えーっ、何でこうなるんだ?〉

[そうだ! あなたスイッチを調べた時に間違えて取り替えちゃったんじゃないの?]

〈あっ、しまった。あの時か・・・〉

[私あなたに確認したのに、それだって言ったじゃない]

〈そっ そうだな、すまん結子〉
〈でも どうする、やり直すか?〉

[駄目よ、この装置は試作品だから1回しか使えないんでしょう]

〈あっ、そうだった。でもこのままじゃセックスなんか出来ないよなぁ・・・どうしよう〉

[大丈夫よきっと、だって男と女には変わりないんだもの、出来るわよ!]

〈それじゃ 俺が菜々子さんの体でセックスするのか?〉

[そうよ、そして私が正義さんの体でするの!]
[ねぇ、男女逆転でセックスするなんて、なんか興奮しない?」

〈・・・・・〉

〈おぃ、お前話しながら股間が膨らんでるぞ!〉

[(きゃっ)何でこんなになるの? 恥ずかしい・・・(赤面)]

(・・・・・)

(・・・・・)

[でも な、なんか私興奮してきたわ・・・あなた、早くセックスしましょうよ]

〈えっ、ま まてよ、俺の方はまだ気持ちの準備が・・・〉

[もう待てないわ・・・]

(うわっ)

結子(正義の体)は、俺(菜々子の体)の上に覆い被さってきた。そして強引にアレを入れようとした。

〈わっ 痛い。まっ まて、まだ駄目だ!〉

[どうしてよ もう我慢できないわ]

〈きっとまだあそこが濡れてないんだよ・・・お前女なんだから解るだろっ!〉

[あっ、ごめんなさい・・・でも 私が菜々子さんのあそこを触って濡らすの?]
[他人の女のあそこなんて触りたくないわ。いくら菜々子さんの体だって気持ち悪いわよ]

〈じゃあ どうするんだよ、このままじゃ痛くて出来ないぞ〉

[あなた、女の人のあそこを濡らすの得意でしょ、いつも私にやってるじゃない]

〈そ そうか、でも今は自分で自分の体にするって事だろ・・・それってオナニーしろって事か?〉

[そうよ 早くして。私、もうそろそろ我慢の限界なんだからね]

〈わ 解ったよ、やってみるよ〉

俺は、自分(菜々子)の体の胸を揉みながらあそこに手を伸ばして行った。

おっ、変な感じだな、少しこすってみるか・・・ああっ、なんか・・気持ちいい・・指を動かす度に
あそこが敏感に感じる・・ゆっ、指をあそこに入れてみよう・・ひやっ、ううっ・・けっこういいっ
・・ぐちゅっ、ぐちゅっ、くちゃっ、くちゃっ、くちゃっ・・・あああーっ。な、なんか入れたくなってきた・・・

・・・・・・・・・・

[そろそろ準備いいわね・・・入れるわよ]

〈あっ・・・うわっ、ちょっとまて〉

[なによ、まだなのー]

〈お前の顔を見たら、気持ち悪い・・・正義に襲われてるみたいだよ〉

[あぁそうか、私今正義さんになってるんだもんね・・・]

〈そうだよ、俺はそんな趣味ないぞ・・・お前は女相手でも大丈夫なのか?〉

[えっ、そっ そんな事ないわよ・・・(赤面)]
[そうだ! 目を閉じてセックスをすればいいんじゃない?]

〈そうか! それなら良いかもしれないな やって見よう〉

[じゃあ 今度こそ入れるわよ・・絶対止めないでね]

〈・・・わ、わかったよ〉

[えーと、この辺かな?・・・・・(えいっ!)]

〈(うわっ)、ち ちがう、そこじゃない・・・そこは後ろの穴だ。もう少し上、上だよ!〉

[あっ、ごめんなさい。今度こそ・・・(えいっ!)・・(ずにゅっ)]

〈はうっ・・〉

[どう、気持ちいい?]

〈・・・・・〉

[私の方は、あそこがなんかぬるぬるした生暖かい物に包まれてるみたいで気持ちいいわ]

〈(うう〜っ)、こっちはなんか下腹部に太い物が入って来た感じで・・・あそこが・・熱い〉

[少し動かして見るわね・・・・・(えいっ)・・(ぐぼっ)]

〈(うおっ)・・・お おい深すぎるぞ、奥に当たって少し痛い〉
〈深すぎず、浅すぎず、腰を使ってリズミカルにするんだ〉

[わかったわ、こうね・・・]

(ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、くちゃ、くちゃ、くちゃ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ・・・・・)

〈いいっ、うっ うまいぞ・・・はっ、はっ、はっ、はぁ、はぁ、はぁ、はっ、はっ、はっ・・・あーっ〉

[(ハァ、ハァ、ハァ)こっ、こっちもかなり・・気持ち良くなってきたわ]
[でも、まだまだ・・いくわよ!]

(くちゃ、くちゃ、ぐちゅ、ぐちゅ、くちゃ、くちゃ、ぐちゅ、ぐちゅ、ずぼっ)・・[あっ、ごめん。また深すぎた?]

〈うっ、こんどは・・はっ、あっ・・いいっ、奥に当たっても気持ちいい・・・〉

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

[ああっ、私なんだかあそこから何かが出そう・・、ハァハァハァ 腰の動きを止められないーっ]

〈おっ、おれも・・はぁ、はぁ・・体中が熱くて・・はぁ、はぁ・・どうにかなりそう・・・はぁ、はぁ、はぁ〉

[うううーっ・・でるーっ・・・]〈あああーっ、もうだめだーっ〉・・・・・・・(ドピュッ、どくん、どくん、どくん)

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

[はぁーっ、気持ち良かった〜、男の人って出る瞬間すごく気持ちいいのね〜・・・]
[あなたの方は、気持ち良かった?]

〈・・・・・〉

〈・・・・・〉

[ねぇ、あなた、聞いてるの?]

〈・・・ああ、ごめん・・・なんか 凄くて・・体中が 熱くて・・・まだ余韻が残ってる・・・〉

[もしかして、イッちゃったの?]

〈えっ、これがイッたって事なのか・・・そうか、こんな感じなんだ・・・女の体ってすごいんだなー〉

・・・・・・・・・・

[あっ そうだ、今かなり一杯出しちゃったみたいだけど・・・これで子供出きるかなぁ?]

〈うーん、どうかな?・・でも、菜々子さんは、このチャンスに子供がどうしても欲しくて排卵促進剤を
飲んでいたし、基礎体温も一番子供が出来やすい日に合わせて、今日の日を選んだんだから きっと大丈夫だよ〉

[相当悩んでいたのねー、菜々子さんは]

〈うん、そうだな・・・〉

・・・・・・・・・・

〈お おい、お前またアレが大きくなってきたぞ〉

[えーっ、本当だ。どうしてなの・・・あなたなら一回出したらもう駄目なのにーっ]

〈ばか、おっ 俺と比べるな!・・・正義は剣道三段で体力が凄いんだ。普通は俺みたいな奴ばかりだよ〉

[ふ〜ん、そうなの〜?・・・まぁいいか]
[でも もう一回出来そうね。二回やった方が子供の出きる可能性も上がるでしょ!]

〈もっ もう一回か?・・・なんかさっきは気が遠くなりそうだったぞ、大丈夫かなぁ?〉

[大丈夫、大丈夫よ!]
[あっそうだ いい事思いついた・・・ちょっと待っててね!]

結子(正義の体)は、隣の部屋から大きな姿見を二つ運んできた。

〈おい、鏡なんて何に使うんだ?〉

[これをベットの後ろ側に二つ並べて・・・角度を調節してと・・・よーし準備OKよ]
[さぁ、あなた、ベットの上で後ろの方を向いて四つん這いの姿勢になってね]

〈んっ、これでいいのか・・・あっ、鏡に菜々子さんが映っているぞ〉

[そうよ、鏡の角度は丁度良いみたいね・・・あなたが見る鏡はその鏡で、わたしの見る鏡はこっちの方よ]

〈じゃあ、鏡を見ながらするって事なのか?〉

[うん、あなたは菜々子さんの姿を見ながら、わたしは正義さんの姿を見ながらセックスをするのよ
・・・その方が目を閉じてするより、ずっと燃えると思わない?]

〈そうか? う〜ん、そうかもしれない・・・でも、なんか浮気をしてる様な気にならないか?〉

[それは平気よ、だって体は違っても心は私達夫婦なんだから]

〈そう言われれば、そんな気もするけど・・・??〉

[まぁいいじゃない。やってみましょうよ!]

(・・・・・)

〈そうだな、女のあの快感をもう一度味わうのもいいかもな・・・〉

[きまりっ、さあ準備をして・・・始めるわよ!]

俺(菜々子の体)は、もう一度ベットの上に乗って四つん這いの姿勢をとり、結子(正義の体)は
私の後ろ側でひざを付いた姿勢をとった。

[え〜っと この辺ね・・・えいっ]

〈(びくっ)うわっ!・・・さっきの余韻が残っているせいか、あそこが敏感になっている〉

[そうなの、じゃあ準備はOKね やるわよ!]

(ぐちゅ、ぐちゅ、くちゃ、くちゃ、ぐちゅ、ぐちゅ、くちゃ、くちゃ・・・)
(はぁー)、(いいわーっ)、(あああーっ)、(凄いよー)、・・・

めくるめく快感に酔いながら 目の前にある鏡を見た。

〈(はぁ、はぁ、はぁ)・・・菜々子さんが興奮した顔でこっちを見てる・・・(菜々子さ〜ん)〉

[(ハァ、ハァ、ハァ)・・・正義さんも汗を流して頑張っているのが写っているわ・・・(ああ〜っ す・て・き)]

俺たちは更に興奮が高まり、結子(正義の体)の腰の動きが速さを増して行った。

(パン、パン、パン、パン、パン、・・・・・・・・・・)

〈ああ〜っ、もう駄目だ〜っ 気が遠くなってきた〜っ・・・うぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ〉

[私も、出ちゃうぅぅぅぅぅーーーーーっ]

(ドピュッ、どくっ、どくっ、どくっ・・・・・)


俺たちは ぐったりしてベットの上にうつ伏せになり、そのまま意識を失った。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

「おいっ、吉原、吉原・・・」

・・・・・・・・・・

〈はっ、川島か?〉

「やっと気が付いたか、そっちはどうだ?」

『結子さんも気が付いたわよ』

[あっ、菜々子さん・・・(赤面)]

「吉原、上手く行ったのか?」
「俺達、裸でうつ伏せの状態で気が付いたんだ、それに二人ともあそこがぬるぬるしていたんだけど」

〈そうだ、上手くやったぞ! ちょっと変だったけど、2回も射精されたからきっと大丈夫だよ〉

「された・・・???」
「・・2回したって事か?・・・やっぱりお前達夫婦に任せて正解だったな」

〈川島、後は上手く妊娠出来る事を神様に祈るだけだよな〉

「そうだな、吉原、結子さん、本当にありがとう」


・・・それから数ヵ月後、川島から電話が掛かってきた・・・


「やったぞ吉原、菜々子が病院で検査したら妊娠三ヵ月だって言われたんだよ!」
「お前達夫婦のおかげだよ、なんてお礼を言ったら良いか・・・」
「この恩は一生忘れないからな、じゃあな・・・(ガチャン)」


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

[川島さんの所上手く行ったようね]

〈あぁ、本当に良かったな・・・お前が手伝ってくれたおかげだよ〉

[うん]

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

[ねぇ あなた。なんだか私もう一人子供が欲しくなってきたわ・・・今晩頑張りましょうよ]

〈ええ〜っ、四人目か〜っ・・・・・〉

[実はあなた、良い物があるの・・・ほら]

〈そ、それは、携帯型BETじゃないか・・・〉

[そうよ、間宮研究所から改良型が送られて来たの]

[今度は、私たち夫婦で逆転セックスしましょうね・・・(うふふふっ!)]


〈ひぇぇぇぇぇええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!〉




・・・この後、私達に四人目の子供が出来たかどうかは 皆さんのご想像にお任せします・・・




終わり







後書き

この作品は弓月光先生の漫画作品の「みんなあげちゃう」に出てくる
BETという機械を小型化してみたら、、という発想で書いてみました。
勿論、フィクションです(笑)。
弓月先生、大変失礼しました。




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