皮男2 - 行間




エッチなシーンも、作品全体からみるとほんのちょびっとしかなかったので、じゃあいっそのこと、と思って抜いてしまい、非18禁としてしまいました。
個人的に、エッチなところとそうでないところってバランスが大事かな、とか思ってたりしますんで・・・。
(えっちが少ないのに、延々前置きが長いのって個人的に好きじゃないので・・・)

で、まあ切り取ったそのシーンがこれです

文章の行間を読む、ってのもなかなか面白い読み方かな、とか思ったりするですよ。

「ちょっと何よ、離してよ」
「いやー、さっき生着替えを見せられたんで勃っちゃった」
「あたしは処女だって言ったでしょ」
「いーじゃん、結婚しようぜ」
「ばか!」

放課後の人気の無い倉庫。
完全版の皮を被るため、俺の本体は服を全部脱ぎ、そして着た。

目の前で生着替えを見せられてしまったのだ。
勃っちゃったものは仕方ない。
ちゃんと鎮めるのがスジってもんだ。

しかし、どうも彼女は乗り気ではなさそう。

「なんでー?いいじゃん別に」
「なに言ってんの。女の子ってのは、ムードを大切にするの。綺麗な夜景が望める高級レストランでワインを片手に・・・」
「なに寝言言ってんの」
「なによ!」
つーか俺たちは高校生だ。

このままではどーにも首を縦に振ってくれそうもないので、俺はお願いの仕方を変えることにした。
「じゃ、素股でさせて。そーにゅーはしないからさ」
「スマタ?」
「そ、パンツ脱いで」
ビシッ!

顔面にチョップが飛んできた。
「どさくさに紛れて突っ込もうってんじゃないでしょうね。膜が破けちゃうでしょ!」
「げ・・・下品な」
「うっさいな」

いくら中身が俺の本体とはいえ、こんなハシタナイことを吐くとは。
びっくりだ。

「手でやってあげるから、それで我慢しなさいよ」
「いつか処女を奪ってやる」
「パンツ貸してあげるから自分でしごけ」
「だって、手じゃなんか物足りないっていうかさ、もうちょっと待遇よくてもいくない?」

俺のおねだりに、彼女はしばし逡巡し、
「・・・わかったわよ、じゃ、口でしてあげる」
「わーい」

さっそく俺はベルトを緩めた。
ズボンを半脱ぎして、アレを出す。

いきり立つソレを見ながら、彼女が聞いてきた。
「ゴムは?」
「ない」
「もー」

やや不満を漏らしつつも、しゃがみこんで顔を近づけてきた。
俺はその彼女のあごに指をかけ、こちらに向かせる。
彼女の顔の行き先が変わり、俺たちはキスをした。

「口でするのも初めてよ」
「ああ」
そう言って、彼女は改めて俺のアレに顔を近づける。

「あむ」
最初は先っちょを、唇だけでつまむようにする。
その唇の間から、舌をだして亀頭の先端をくすぐってきた。

「ちゅぱ、ちゅぱ」
そして、口を窄めたまま亀頭全体を包み込むようにして、小刻みにピストンをする。
歯は立てない。
徐々にピストンが大きくなっていき、やがて根元まで咥えるように上下に動かしてきた。

初めてとか言ってたけど、知識はあるんだよな。

「あ、あぁぁ、そろそろ・・・かな」
俺は、彼女の口を窄めた表情、髪を掻きあげる仕草にうっとりしつつ、
「うっ!」
下半身に感じる、えもいわれぬ感触に我慢できず、とうとうイってしまった。

「あー、ちょっと苦いね」
ティッシュの上に白いものをだしながら、彼女は感想を述べた。
まだごっくんはできないらしい。

まあ、飲んでもらうとかもらわないことに拘りはないけどな。

「どうだった?」
「うん、気持ちよかった」
「そ、よかった」

さて、やることは済ませたことだし、
「このあとどーする?」
「んーそうね、帰ろっか」
「俺はゲーセン寄ってこうかな」
「そう?じゃ、ここで一旦バイバイね」

そして彼女は続けてこう言った。
「今度は、あたしにもしてちょうだいね」
「クンニか?」
「そ」
「そのときは写真も撮らせてくれよな」
「もー」

そうして、俺たちは倉庫を出た。




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