とある研究室2

 

「ふう
額の汗をぬぐいながら僕は制服姿の高校生を案内していた。

ここは都内のとある有名な私立大学。
この時期、オープンキャンパスでは毎年たくさんの高校生が訪れる。
うちのキャンパスは広いため迷ってしまう子が多い。
そんな子を案内するために、
今年この大学に合格した僕、河原進は、
大学からのお願いで案内係のバイトをしていた。

「都会の高校生は垢抜けてるよなあ」
今年、上京してきた僕にとって、
こっちの高校生は僕が居た田舎とくらべてオシャレだ。
同じような制服でも少し着くずしていたり、アレンジしていたり。

特に女子高生なんて、
ものすごく短いスカートとはいている子や
ブラウスをはだけて着ている子が多く。
僕は目のやり場に困っていた。

「あのー、すみません」
後ろから声をかけられた。
「絵楠研究室ってところに行きたいんですけど
夏服のブレザー姿の女子高生が困った顔でこっちを見ていた。
どうやらこの子も迷ってしまったらしい。

「えっと、こっちは反対方向ですよ。よかったらそこまで案内しますよ」
「え!本当ですか!ぜひお願いします」
先ほどまでの困った顔からぱっと明るい笑顔になる。
思わず赤面してしまう。

彼女と一緒に絵楠研究室をめざす。
彼女の名前は湊川彩音ちゃん。
彩音ちゃんも都会の高校生らしく短いスカートからきれいな細長い足を出している。
ダークブラウンの髪が肩まで伸びている。
顔は大人びていてかわいいというよりきれいという印象だ。



絵楠研究室の前に着いた。
「すいませーん、見学者をお連れしましたー」
ノックをするが返事がない。
「すいませーん」
やはり返事がない。
まいったな、絵楠教授とは講義のときくらいしか面識がないんだけどな。
勝手に入っていいんだろうか。
「いないんでしょうか
彩音ちゃんが再び不安な顔になっている。

よし、ちょっと彩音ちゃん良いところを見せるか!
「いないみたいだけど中に入って待たせてもらおうか。すぐに戻ってくるかもしれないし」
「は、はい!」
そういうとまた彩音ちゃんは笑顔になる。かわいいな。

中には誰もいなかった。
でも奥の部屋から何か機械が動いている音がしていた。
「ひょっとして奥にいるのかも」

奥には扉が閉められた小さな部屋があった。
「ここにいるのかも」
僕と彩音ちゃんは扉を開けて2人で中に入ってみた。
「やっぱりいないか
そうつぶやいた瞬間、外の扉が急に閉まった。
「うわっ」
「きゃっ」
「どうなってるんだ、あれ、意識が
「わたしも、何だかめまいが




気がつくと僕はソファーで横になっていた。
気を失って、研究室で寝かされていたんだろうか。
そうだ!彩音ちゃんは!?

体を起こす。それにあわせて、おっぱいがぷるんとゆれる。
なんだこれ!?

おそるおそる、おっぱいを掴んでみる。
ぷるん、としたやわらかい感触が手から、掴まれたと言う感覚がおっぱいから伝わる。
どうして僕におっぱいが

立ち上がって体を確認する。
僕は女子高生の制服を着ていた。
この制服には見覚えがある、というよりさっきまで見ていた
まさか、まさか!?

研究室に掛けてあった鏡で自分の顔を確認する。
そこには彩音ちゃんが映っていた。
「なんで!?なんで僕が彩音ちゃんになっているの!?」
叫んだ声も彩音ちゃんそのものだった。


そこへ
「きがついたかね?」
絵楠教授が入ってきた。
「私の研究室で人が倒れていたので驚いたよ。もう体は平気かい?」
「あの、僕、川原進です。気がついたらこの体になっていたんです!」
「君は何を言ってるのかな、ああ、君と一緒に倒れていた川原君は家のアパートにつれて帰ったよ」
「えっと、そうじゃなくて
その後どんなに説明しても教授は信じてはくれなかった。

「さて、もう遅いから見学は終了だ、君もはやく帰りなさい」
そういって教授は席を立つ。
「それと、ひとつ言っておきたいのだが」
「は、はい」
「女の子がそんなに足を広げて座るもんじゃない」
「え!あっ!!」
僕はソファーの上でいつものように足を広げて座っていた。
慌てて足を閉じる。
短いスカートからは当然中が丸見えになっていたはず
うう、恥ずかしい。



大学を出ると僕は途方に暮れていた。
「どこに帰ればいいんだろう」
名前以外、この子のことがまったくわからない。

「そうだ、僕のアパートに戻ってみよう!」
確か教授は、僕、川原進はアパートに帰したと言っていたはず。

僕のアパートに到着する。
鍵はかかっていないみたいで、ドアを開けて中に入る。
そこには、ベッドに僕が寝ていた。

僕の体を揺すってみるが起きる気配がない。
僕の体に彩音ちゃんの意識があるのだろうか

とそのとき急に尿意が襲ってくる。
「う、まずい、でもガマンできない、ごめん彩音ちゃん」

トイレのドアを開け便座の前に立つ。
「っと、今は女なんだから、座ってしなきゃいけないのか」
ショーツを脱いで便座に座る。
力を抜くとチョロチョロと小水が流れ出る。
「う、何か変な感じ
女の子のカラダになっているということを嫌でも感じさせられる。
「拭かないといけないんだよな
トイレットペーパーで股間を拭く。
「ひうっ!!」
念入りに拭いていたのがまずかったのか、彩音ちゃんお大事なところに触れてしまう
「ああん、なんか、へんなかんじ
まずいとは思いつつも手が止められない。体が熱くなる。
「だめだ!!」
快感に身をゆだねてしまう前に立ち上がり、トイレから出る。


「僕は何をしようとしてたんだ!!でも」
ふと自分の体の股間に目がいく。体はまだ起きない
「うえからなぞるだけでこんなに気持ちよかったんだ。もし挿入したら
再び体が熱くなる。
「ちょっとだけ、ちょっとだけなら
ズボンとパンツを脱がし、ペニスを取り出す。
だらんとたれていたそれを、僕の、彩音ちゃんの小さな手でさすってやる。
僕のペニスはどんどん大きくなりそそり立つ。

彩音ちゃんのアソコは準備万端だった。
ショーツを脱いで僕の体にまたがりアソコにペニスを挿入する。
「うぐっ、ちょっと痛い」
ゆっくりと体を上下に動かす。

「あん、ああん」
彩音ちゃんの愛液が潤滑剤となって僕のペニスをくわえ込む。

「これは、ああん、きもちいい」
体を上下するごとにおっぱいが揺れて、あそこからは波のような快感が僕を襲う。

「ああん、あっ、あっ、うん、ひゃあん」
両手をおっぱいに移動させ乳首をつまむ。

「きもちいい、あん、あん、ああん」
おっぱいからの感覚が、アソコからの感覚が、一体となって僕の体をかけめぐる。

「あん、いいよぅ、ペニスが中で動いて、いい、あああん、あん
何も考えられない。一心不乱に腰を動かし、快感をむさぼる。

「ああ、ああん、イクっ、あっ、あああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!」
体がピンと伸びて、快感に身をゆだねる。
イッたと同時にアソコにあたたかいものが出される。

「はあっ、はあっ、はあっ
息を整える
「最後まで、しちゃった
満足感と少しの後悔のまじったかわいい声で僕はつぶやく。




その後、後始末を終えると僕の体が目を覚ました。
やはり中にいたのは彩音ちゃんだった。

2
人で絵楠教授の研究室を訪ね、あの装置の中に2人で入ってみたが何も起こらなかった。
結局僕は彩音ちゃんとして、彩音ちゃんは僕として暮らしている。



「ほら、そこの問題はそうじゃないだろ」
僕、いや、河原さんに指摘される。

入れ替わったおかげで再び受験をすることになった僕。
どうも僕よりも彩音ちゃんのほうが頭がよかったみたいで、家庭教師をしてくれている。

「えーと、こうやって解くのかな」
「正解、えらいぞ、ごほうびだ」
そういって河原さんは僕のおっぱいを揉んでくる。
「きゃあ!ちょやめてよ

入れ替わった後、僕たちは付き合うことになった。
入れ替わった者どうし、情報交換をしていくうちに、
だんだんと親密になっていき、なんと彩音ちゃんのほうから告白された。

「あ〜何か、彩音を見てたらムラムラしてきた。いまからやらない?」
彩音ちゃんはすっかり男の体に馴染んだみたいだ。ことあるごとに僕に関係を迫ってくる
「だ〜め、でも勉強が終わってからならいいよ」
僕、いや私も馴染んでしまったのかもしれない。
「よーし、じゃあさっさと終わらせよう」
そう言って河原さんが背中から抱きしめてくる。
「あん、だから勉強が終わってからだってば〜」
まったく、男はおおかみなんだから。




研究室で話し合っている2
「元に戻さないんですか、教授」
「いや、いい関係になっているから良いんじゃない?」
「私の体は元に戻してくれるんですよね?」
「もうちょっとだけつづくんじゃ」
はあ、特別手当、頼みますよ」

「さて今度は誰を入れ替えるかな」
研究室の中で女性がつぶやいた。

おわり



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