教師いれかわり物語

作:愛好者




 ここは近未来の小学校。

 美人なポニーテールの新人教師、長野奈美恵が緊張しながらやってきた。

「今日からここではたらくのね!」

 奈美恵は二階にある職員室へと向かう。

 階段を上っていると、入学したばかりの男の子がはしゃぎながら階段を降りてきた。

「わっ!?」

 男の子が階段で躓く。

「あぶないっ」

 奈美恵はとっさに手を伸ばし、男の子を助けようとした。

 しかし奈美恵もバランスを崩してしまった。

「きゃああ」

「わあああ」

 奈美恵は男の子を守ろうと抱き寄せる。

 二人はそのまま、ゴロゴロと階段を転げ落ち、気を失った。



 病院。

 ガバリと奈美恵が目を覚ます。

「気がつきましたか? 長野さん」

 看護婦が声をかけた。

「えっ?」

「どうされました? 長野さん」

「長野さんってだあれ?」

「あら大変、記憶が無いのね」

 看護婦が部屋から出ていく。

「なんだか声が変……」

 奈美恵が自分の体を見回す。

「わあ、おっぱいがあるよ!?」

 奈美恵が自分のDカップを見て驚く。

「なんで?」

 手で触ってみる。

「おっきい!」

 パジャマごしに持ち上げてみる。

 その時、医者が何かの装置を持ってきた。

「はい長野さん、すぐに記憶が戻りますからねー」

 医者が奈美恵の頭に装置をつけて起動した。

「わっ、わっ、わっ……」

 装置が、奈美恵の脳にある記憶を呼び起こす。

「長野さん?」

「あっ……思い出せました、私は長野奈美恵です」

「お仕事は?」

「教師です、職員室に向かう途中で子供をかばったら……」

「大丈夫ですね、検査で体に異常は無かったのでもう帰って構いません」

「ありがとうございます」

 記憶を取り戻した奈美恵が自分の家に帰ってくる。

 家と言っても、マンションの一部屋だ。

「えへへ、パパがお金持ちだから買ってくれたんだぁ♪」

 奈美恵はニタニタ笑いだす。

「ここなら、僕の好き放題できるや♪」

 奈美恵の一人称が変わる。

 奈美恵は服を脱ぎだした。

「お医者さんも、魂が入れ替わったなんて気づかないよね♪」

 なんと奈美恵の中には男の子の魂が入ってしまっているのだった。

「体も記憶も手に入れちゃった♪」

 奈美恵が鏡の自分を見る。

「奈美恵先生可愛い♪」

 鏡の自分とキスをする。

「奈美恵先生、今日から僕が体を使うけどいいよね?」

「もちろんよ♪ 私、君みたいな男の子に体を使われて嬉しいわ♪」

 奈美恵が一人芝居を始める。

「わあい♪ じゃあ、じゃあ、気持ち良くなりたいな♪」

「良いわよ♪ 大人の体はね、オナニーって遊びができるの、凄いわよ♪」

 奈美恵のあらゆる記憶がある男の子は、いやらしい行為ももちろん知っている。

「どうやるの? 奈美恵さん」

「まずはね、乳首を……」

 その夜、奈美恵は一人芝居でレクチャーしながら、オナニーを楽しむのだった。



 次の日、奈美恵は元気よく学校に向かう。

 記憶はちゃんとあるので、何の問題もない。

 歩く度に胸がゆさゆさと揺れ、服は乳首が浮き上がっている。

 そう、奈美恵はいまノーブラなのだ。

 昨日は緊張で顔が赤かった奈美恵は、今日は乳首がすれる快感で顔が赤かった。

 奈美恵は職員室に入り、席につく。

「大丈夫ですか? 長野先生」

「はい、大丈夫です……あんっ」

 男性教師に聞かれて、服ごしに乳首をいじり、感じながら奈美恵が答える。

「そ、そうですかっ」

 顔を赤らめ、男性教師は奈美恵から視線をそらせた。



「さてクラスに行かなきゃ」

 奈美恵は胸を揉んで喘ぎながら、担任をする一年生のクラスに向かった。

「みなさーん、おはようございまーす」

 騒いでいた子供たちが静かになり、奈美恵の方を見る。

(わあ、すごい! えへへ……まさか僕が皆と同じ年だなんて思わないだろうなあ)

 優越感と快感で股間が濡れる。



 授業が終わり、奈美恵が戻ろうとすると、一人の男の子が走ってきた。

(あっ、僕だ)

「わ、わたしのからだをかえしてよ!」

 男の子が泣きそうな顔をしながら言う。

「何いってるのかしら?」

「とぼけないで! わたしのからだでかってなことしないでよ!」

「うふふ、これは私の体なの。何をしようが私の勝手よ」

 奈美恵が胸を揉み、喘ぐ。

「そ、そんなぁ……」

「じゃあ先生は次の授業の準備をしてきますね♪」

 ボロボロと涙をこぼす男の子に胸を押し付けた後、奈美恵はスキップしながら職員室に戻るのだった。



 こうして、入れ替わった二人はそのままになった。

 奈美恵の体になった男の子は、やがて皆からおっぱい先生と呼ばれるようになった。

 そしてそう呼ばれると、奈美恵は

「はーい♪」

 と言いながら服ごしにノーブラおっぱいを揉むのだ。

 そして奈美恵がそう呼ばれるようになると、男の子は不登校になってしまった。

 その理由は、奈美恵と男の子しか知らない。



おしまい




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