プレコーシ ぼくとお姉さんの入れ替え物語
作・JuJu

#12

 前に立っていた美穂さんは、男のいやらしい目をしていた。品定めでもするような目で、ぼくの体を頭のてっぺんから足先までなめまわすように見た。
 そのからみつく視線が、電車の中で遭った痴漢の恐怖をぶり返させた。あの時の不安と羞恥が混ぜ合わされた感情が、ふたたび心に充満する。
「ほら、修太くんの体だって、もう我慢ができないっていっているよ」
 ぼくの体になった美穂さんは、そういいながら自分の手でパンツをおろした。怒張したおちんちんが、パンツの中からバネのように勢いよく飛び出した。
 脈を打ち、巨大になったおちんちんを見ていると、どういうわけか激しい羞恥心に襲われた。生まれた時から見ている、ぼくのおち○ちんなのに。なぜか見ていると、胸の奥から恥ずかしいという気持ちがわいてくる。
 ぼくは、いつの間にか美穂さんのおちん○んを凝視していたことに気がついた。顔を上げて美穂さんの表情をうかがった。美穂さんは、恥ずかしそうに顔を赤くしていた。美穂さんの羞恥心はぼくにもよくわかった。ぼくだって、女の人にこんな間近でおち○ちんを凝視されたら恥ずかしくてたまらない。その恥ずかしさを、いま美穂さんは感じているんだ。

   *

「修太くん、ごめん!」
 美穂さんは叫んだ。
「自分の裸を見て欲情するなんて、自分でもどうかしていると思う。だけど、もう無理なの! 修太くんの体が我慢できないって訴えてくるの」
 それを聞いて、ぼくは自分のおち○ちんなのに、見ていると体がほてってくる理由がわかった。
 いまのぼくは、心はぼくだけど、体は美穂さんの女性の体だ。だから、美穂さんの女性の体が、男のおちん○んを見て恥ずかしがっているんだ。
 美穂さんも同じだ。美穂さんは心は女性の美穂さんだけど、体はぼくの男の体だ。だから、男のぼくの体が、女性の裸を見て欲情しているんだ。
 美穂さんは、ぼくの目の前でもどかしそうにTシャツを脱いだ。
 ぼくたちは、お互い一糸まとわぬ姿となった。
 美穂さんが、ぼくの体を見ながら、つばを飲み込んだのがわかった。
 それから、懇願するような声でいった。
「ねえ修太くん。これ、さすってみてくれない……」
「これ?」
「修太くんのチン○よ」
 美穂さんは腰を前に出した。
 ぼくはイスに座っていたために、立っている美穂さんのおち○ちんがぼくの鼻先に突き出された。
「でも、さするってどうすれば……」
「両手でやさしくつかんで、前後にしごいたり、チ○ポの先をこすって、刺激を与えるの。
 お願い……」
 美穂さんは、なげくような声で願った。その必死な願いに、ぼくは美穂さんのいうとおりにした。
 そっと包み込むように、おち○ちんを両手でつかむ。
 おちん○んは熱かった。そしていつもおしっこをするときにつかんだ感触とは違い、堅くなっていた。皮のかぶった小さなおち○ちんは、それでも精一杯巨大化し、自分の存在を誇示していた。
「ん……。ん。そう。うまいわ。
 修太くんも、自分のおちん○んを、こんなことしたことあるの?」
 ぼくは首を横に振った。
 お姉さんのことを考えたりすると大きくなることはあったが、いけないことのような気がして、それになんだか怖くて、いままで大きくなったおち○ちんをさわったことはなかった。
 ぼくはそのことを美穂さんに話した。
「そう。初めてなんだ……」
 ぼくの話を聞いて、おちん○んは一段と大きくなった。
「修太くん。おねがい、チ○ポをなめて……」
 切なげに、美穂さんはいった。
 ぼくはチン○をさする手を止めずに、視線をあげて美穂さんを見た。ぼくの体になった美穂さんは、頬を真っ赤に上気させ、気持ちよさそうに目を細めていた。
「自分の物だから、なめられるでしょう?」
 美穂さんのいうことももっともだった。でも、やっぱり自分の物とはいえ、おしっこを出す場所をくわえるのは抵抗があった。
「おねがい、早くして。
 でないと、わたし、我慢できずに、修太くんのことを襲っちゃいそう」
 美穂さんは声をうわずりながらいった。
 その声質に、なにか恐怖みたいなものを体で感じ、ぼくは勇気を出しておち○ちんをなめた。
「ん……んん……」
 ぼくが舌でおちん○んをなめるのに合わせて、美穂さんが鼻にかかった声を出す。
 ぼくはひたすら、おち○ちんをなめた。
 やがて、美穂さんがぼくの手を捕まえて、なめるのをやめさせた。
「だめ。もっと気持ちよくなりたい。
 ……ごめんね修太くん」
 そういうと美穂さんは、自分の手をおち○ちんに当てた。おちん○んをつかむと、ゆっくりと引き寄せた。
「本当にごめんね」
「えっ? えっ!?」
 ぼくは驚いた。
 美穂さんがおち○ちんをつかんだ手を体に引き寄せると、ぼくのおちん○んを包んでいた皮膚が、すこしずつ剥けてゆくのだ。
 目の前で、ぼくは自分のおち○ちんが脱皮していくのを見せられた。
 美穂さんはつらそうに顔をしかめ、苦しそうに声を押し殺していた。それでもおちん○んの皮をむく手を止めようとはしなかった。
 ぼくは驚きとまどい、ただ見ているしかなかった。
 が、すぐに、ことの異常さに気がついて、美穂さんに向かって叫んだ。
「皮が! おち○ちんの皮が!」
「大丈夫よ。修太くんのお○んちんは、大人のおちん○んになったの。
 こんどはなめるんじゃなくて、口に含んでみて。歯を当てないようにね」
 ぼくはまるで、美穂さんに操られているようにおち○ちんに口を近づけると、桃色の、剥いたばかりの先端を口にふくんだ。
「はうっ!」
 美穂さんは背中をひきつらせて弓なりになった。
 ぼくはびっくりして、おちん○んを吐き出した。
「大丈夫ですか!?」
「大丈夫っ! 大丈夫だから、お願い、つづけて! 飴をなめるようにしゃぶるの」
「は、はい」
 ぼくは美穂さんのおち○ちんを口に含むと、口を前後に動かして、同時に舌でおちん○んをなめた。
 そのあとは、ぼくはとにかくおち○ちんをなめることだけに集中した。
「これが男の子の……うう……快感……」
 そこまでいったところで、美穂さんが叫んだ。
「ああ〜っ! で……出るぅ!!」


#13へ



inserted by FC2 system