被害者シリーズ・都築由香里(仮名)26歳 航空会社CA
 作:Howling


私は都築由香里。とある大手の航空会社でキャビンアテンダントの仕事に就いています。
いわゆるスチュワーデスというやつです。

国内線国際線問わずあらゆる飛行機で仕事を行っています。

今日は皆さんに、私が体験した奇妙な出来事についてお話しします。




あれは、夏の日差しが強い日でした。

いつものように、翌日のフライトに向けて他のCAやパイロットと打ち合わせを行い、翌日は、丸一日沖縄行きの便の往復で仕事に就く予定でした。

そのまま、沖縄で休暇を取れるように調整していたので、丸一日の勤務も苦になりませんでした。

ブリーフィングを終えて、数人の同僚とともに空港内を歩いていたところ、

「あら?」

私達の目の前に、荷物を押しながら苦しそうにしているおばあさんが通りかかりました。


「ちょっと、先行っててくれる?」

私は同僚のCAに一言声をかけてからそのおばあさんに近づきました。

「おばあさん、いかがなさいましたか?」

「ちょ、ちょっと脚が動かなくてねぇ・・・」

おばあさんは、苦しげに私に話しかけてきます。

私は、おばあさんを少し休ませようとどこか人気の少ないところの椅子を探しました。

運良く、思い当たるところがあったので、そこにおばあさんを連れて行くことにしました。

幸い、人も座っておらず、休ませてあげられそうでした。

「もう大丈夫ですからね。苦しくないですか?」

「ええ・・・・ありがとね・・・おかげで・・・いい娘がかかってくれたよ・・・・」

「え?どういう・・・・」

次の瞬間、私はそのおばあさんに湿った布のような物を口に押しつけられました。

おばあさんとは思えない素早い動きで反応できず、私は布からくるツンとした匂いを思い切り吸い込んでしまいました。

そして私の意識はそこで途絶えました・・・・・・




「・・・・んんっっ!?んむっ・・・・」

どれくらい時間が経ったのでしょうか?
私は薄暗い部屋の中にいました。物が山積みになっているのが見えるから倉庫なのかと思いました。

起き上がろうとしても、少しも身動きが出来ませんでした。

体中何かで締め付けられている感触が・・・・

何とか首だけ動かせたので何があったのか確かめると、私は今自分がどうなっているかを知り悲鳴を上げました。

「んぐぅぅぅうぅぅぅぅうっっっっっ!!!!」

何と私は、下着姿にされて身体の隅々までテープで縛り付けられていたのです!!!

悲鳴を上げようにも、口に何か別の布が押し込まれていて、思うように喋ることすらままなりませんでした。

すると、入り口のドアが開きました。

「お目覚めかねぇ・・・?」

現れたのは、先ほどのおばあさんでした。

調子の悪そうな雰囲気を微塵も見せず、こちらに近づいてきます。

次の瞬間から、私は目の疑うような出来事を連続して味わうことに・・・


「へへっ。おばあさんへ化けるのもなかなかだろ?」

おばあさんの口から、若々しい男の声が出てきたかと思うと、おばあさんは急に腰を上げてまっすぐ立ち始めたのです!

骨格も華奢ながら、おばあさんのそれとは思えないほどしっかりしていました。

顔だけおばあさんで、首から下が若い男のようになっている奇妙な姿です!

「ふう・・・驚くのはまだ早いよ。これからさ・・・・」

そう言って、おばあさん?は私の視界から姿を隠しました。

ごきっ、ごきっと骨がきしむような音、何か着替えているような音が部屋に響いています。

何をしているのでしょうか・・・・?

コツコツとヒールの音がします。

戻ってきたのでしょうか?

しかし、私の前に立つ姿に私は驚愕しました!

「う・・・・うそ・・・・!?」

何と、おばあさん?は顔はそのままで、首から下はCAの制服を着ていたのです!

ネームプレートに書かれた"都築"という苗字から、それは私の制服に間違いありませんでした!!!

どういうことでしょう?おばあさん?は私の制服をきっちり着こなしています。
体型が、私のそれとうり二つです。

「う・・・・うむ・・・・!?」

「ああ、この身体かい?俺は自分の骨格を弄るのは得意でね。
 これくらい簡単さ。
 ・・・おっと、この格好にふさわしい"顔"にも着替えないとな・・・・」

そう言って、おばあさん、いや彼?と呼ぶべきでしょう。

彼は奥に置かれたケースを開けました。

中には、ウィッグと、丁寧に保管された肌色の何かが入っています。

彼はそれを持って広げます。

ぺらぺらとしていてゴム?のような不思議な素材でした。

「ふふふ・・・・それじゃ、また・・・・」

そう言って、彼はまた奥へ・・・・

5分も経たないうちに、彼は戻ってきました。しかし・・・・・


「む、むぐううううううううう!?(え、えええええええ!?)」

三度私の前に立っていた彼は、もはや、その面影を完全になくしていました。

そう、私そっくりだったのです!!!

そっくりなんてものじゃありません。CAの制服を纏った私そのものでした!!

「どうだ?あんたそっくりだろう?」

彼?は私の顔で自慢げに言います。私ってこんな表情をするんでしょうか・・・・複雑な気分になりました。

「ちなみにあんたが今身につけているのは予備の下着さ。つまり、俺は今あんたがさっきまで身につけていた下着を着てるのさ。」

言われて私は気づかされました。さっきまで着ていた下着と全く違うことに・・・・

「う~ん・・・今身に着けてる服や下着からあんたの匂いがしてキモチイイよ・・・・
 でもCAっていいよなぁ・・・こんなキレイできちっとした服ずっと着てるんだもんな・・・・
 あんたもそう思うだろ?都築由香里さん?」

「むぐぅ!?」

私は、いきなり自分の名前を言われて改めて驚きました。
どうして自分の名前を・・・・?

「当たり前さ。ターゲットのことは調べてから成りすますのが楽しいんだから・・・
 それじゃそろそろ声をっと・・・・・・・んっ、んっ・・・・・

 うふふ・・・改めて自己紹介するわね。今日から私が貴女として過ごすわね。
 都築由香里さん♪」

彼?は今度は声を私のそれに変えて喋ってきました。
まったく見分けがつかないほどの正確さに驚くばかりです。

調べていたというのは本当なのでしょう。
長い髪をかき分ける仕草や唇が乾かないように無意識のうちに唇を濡らす癖など、
細かいところまで私そのものでした。

親が見ても、私とこの偽者を見分けることはできないでしょう。

「今日は私が貴女に代わってフライトをこなすわ。安心してゆっくりしてなさいね。」

私の顔でニヤニヤと笑みを浮かべる偽者の私。

その表情がまた私をぞっとさせます。思わず身を捩らせます。
悪寒が走るのを感じました。
それくらい、目の前の偽者は私そのものでした。
そうにしか感じられません。

「んふっ・・・んん・・・・いいわぁ・・・・」

私の様子を見て、頬を赤らめる偽者の私。

「・・・・!?むぐぅっ!?」

よく見ると、スカートの内側がもっこりと膨らんでいるのです!

変態みたいで余計にぞっとしました。

「うふふ・・・そうやってもがいてる私を見てると・・・・興奮しちゃう・・・
 せっかくだから・・・・味見しちゃおうかしら?」

偽者の私はそう言うと、瓶のようなものを取り出して蓋を開けました。

それを私の方に押しつけます。

「さあ、嗅ぎなさい・・・・」

頭を抑えられた状態でよけることなどできません。
私は瓶から来る匂いを強制的に嗅がされました。

「むぐっ、むむんっっ・・・・!!」

咳き込もうにも無理でした。
鼻からその匂いは入ってきます。

(な・・・何これ・・・!?さっきから変・・・・私・・・・)

しばらくしてから、私の中が妙に熱くなっているのを感じました。
妙に火照って収まりません。

下腹部が熱くなっていくのを感じました。

「うふふ・・・・お薬が効いてきたわね。これ、過剰摂取しちゃうと麻薬同然になっちゃうんだけど、
 この香りを嗅ぐとね・・・・」

偽者の私は、私に耳元で囁き始めます。

「すぐにイッちゃうのよ。全身性感帯になってちょっとした刺激もぜーんぶ快感に代わっていくわ。ほら・・・・」

偽者の私はそう言うと、そのまま耳の中に舌を入れてきました!

「~~~~~~~~~~~~っっ!!!!」

私は、今まで感じたことのないような快楽に襲われました。
しかもその快楽は終わりがいっこうにきません。

「うふふふ・・・お気に召したみたいね。そうよ、何度でも何度でもイッちゃうのよ。天国に導かれる気分になれるわ。」

偽者の私は、舌で、指で私の身体をまさぐり始めました。

ちょっと触れるだけで私の身体は、快楽が電流のように流れるようになってしまったのです。
彼氏とのセックスでも、ここまで感じたことはありません。

私のアソコはびちゃびちゃに濡れて、ショーツが変色してべったりと貼りつくほどになっていました。

「うぅ~~~~~・・・ふふぅ・・・・・・・」

私は、声にならない悲鳴を上げ続け、身体をぷるぷると震わせるばかりでした。
床にまで、私の愛液が溢れていました。

偽者の私は、身動き取れない私の太腿に纏わり付くテープをほどき、がに股の姿勢にさせました。

そこから、偽者の私は、タイトスカートをめくり上げ、ナチュラルベージュのグロスストッキングを下ろします。
私にあるはずのない"もの"をぴくぴくさせながらコンドームをつけます。

「さあて、ここからが本番よ。都築由香里どうしのセックス。一緒に"天国"へ飛び立ちましょう・・・」

彼?彼女??はそう言うと、私に覆い被さり、私にないはずの"もの"を、すでにずぶ濡れになった私のアソコへと突き刺しました!!


「むふぅぅうううぅううううううううううううんん!!!!」

入れられた瞬間、私は今までにない絶頂を強制的に味わわされたのです!

そんな私に構うことなく、偽者の私は腰を振り続けます。

「んあっ!!んほぉっ!!!い、いいわぁ・・・・貴女の締め付け、最高・・・・・!!!」

目の前で私の顔をした偽者が私の顔でヨガっている・・・・この状況で余計に興奮してしまい、私は快楽に溺れるだけの肉人形へと堕ちてしまったのです。

そして、私の内側で何かがはじける感触が広がり、私は、力つきてしまいました・・・・・・!!

もう1人の私は、ゆったりと立ち上がり、服の乱れを直しました。

「んはぁ~~~っ・・・最高だったわぁ・・・」

心底幸せそうに呟きます。

「あなた、沖縄に行きたかったのよね。ちゃんと連れて行ってあげるわ。私もバカンスを過ごしたかったからねぇ。
 私が貴女になって。そして・・・・・」

その声を最後まで聞くことなく、私は気絶してしまいました・・・・・・





数時間後、私は、沖縄の空港でスーツケースに入れられた状態で発見されました。

私に変装していた偽者は、そのままどこかへ消えたのでしょう。
また別の女性に変装していったのかもしれません。

あれから月日も流れて、仕事の方も以前と変わらずこなすことができるようになりました。


しかし、あのもう1人の自分との気持ちよすぎたセックスが、時折頭をよぎりますが・・・・・











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