息子の同級生(女)になった結果
  作:CA_KOIKE


人生とは何が起こるかわからない物だ。

「あなた‼しっかりして‼」
「頑張ってお父さん‼」

25歳で結婚して、28歳で子供ができて…このまま子供の成長を見守って生きていくことができると思っていた。
癌が見つかったのは35歳の時、息子の小学校入学を見届けた次の日だった。それから何度も病院に通ったが…治らなかった。

(すまん……)

最後の力を振り絞り、涙を浮かべる妻と息子を見る。声を掛けたかったが、口が動かない。心臓の鼓動が感じられない。
妻に告白した日、息子が生まれた日、家族で遊園地に行った日…思い出が脳内を駆けていった後、意識が深く沈みだす。

(せめて、息子が成人するまでは……生きて…いた…かった……・・・)

こうして、私は死んだ。
家族と会話することは二度とない…はずだった。



……何かに包まれているような気がする。病院の冷たいベッドとは確実に違う、柔らかさを感じる。

(ん……?)

知らない天井だ。無機質な蛍光灯ではなく、シーリングライトが目に入る。寝ている間に部屋を移されたのだろうか?
小鳥の囀り、窓から差す暖かな日差し…もしかして天国だろうか?いや、それにしては現代的すぎて違和感がある。

体を動かせるような気がしたので、力を込めてみたら、驚くほど簡単に上半身を起こすことができた。
信じられない、体中に力が漲っていて、驚くほど体が軽い。10代だった頃を思い出すような軽さだ。

(ここは…?)

見慣れているようで、見慣れない物が多くある。
部屋の隅にある机は、息子が使っている学習机とよく似ているが、天板が桃色で引き出しの取手がハートだ。赤いランドセルが掛けられている。
隣の棚には小学生向けのおもちゃが収められているが、息子に買ってあげた男の子向けのおもちゃではなく、ぬいぐるみや人形、魔法少女のステッキのような物が収められている。

(なんか、目線が低いような……?)

ハンガーラックには息子が着ていたような男児服…ではなく、様々な色の女児向けワンピースが並んでいる。合わせて、女の子用のスクール水着もある。
もし、息子が娘だったらこんな部屋になっていたのだろうか?

「え?」

肉体に違和感を覚え、下を見たら…自分が白とピンクで彩られたパジャマがあった。
記憶が間違っていなければ、水色の病院着を着ていたはずだ。これではまるで…‼

「胸が…⁉」

あまり大きくないが、確かにある。胸に男性にはない二つの膨らみがある。確かな指の感覚が、偽物ではないと訴えている。
額に汗が滲んだ。

「まさか……⁉な…ないっ…⁉」

反射的に手を股の間に伸ばしたが、男性の股間にあるものは見つからない。必死に指を動かすが、縦筋と指が股を触る感覚だけ。
ベッドから飛び降り、窓際に置かれているスタンドミラーの前に立つ。

「そんな馬鹿な…」

鏡の中に、まだ幼さが残る女の子がいる。肩まで伸びた茶髪に、女性らしいなで肩。小さく膨らんだ胸に、内股ぎみの両足。身長は息子より一回り小さいくらいだろうか?
白とピンクで彩られたパジャマを着て、目に涙を浮かんでいる。どこからどう見ても女の子だ。

「落ち着け……落ち着け……。妻によく言われていたことじゃないか。焦るのは駄目だと」

せっかちな私はよく、妻に制されていた。そのことを思い出し、大きく深呼吸。パニックになっていた頭を冷やした。

冷静に部屋を見渡し、名札を見つけた。『○○小学校、3年1組、おとぎ島 美香』と書かれている。
名前に聞き覚えがある。確か授業参観の時に……そうだ!息子の隣に座っていた女の子だ‼クラスも同じで間違いない。

「まさか…体を乗っ取ってしまったのか?」

死んで、霊になって…この子の体に入ってしまったということだろうか?非科学的だが、そうとしか思えない。
一体どうしたら……。

「……?」

股の間を触りたい。指を伸ばして、割れ目を優しく撫でてみたい。唐突にそう考えてしまう。自分の思考なのに、なぜそう考えているのか全く分からない。
気を抜いたら腕が動いてしまいそうだ。

(いや、今は一人だから我慢する必要もないか)

確認した時と同じように、手を股の割れ目に伸ばし…触れた。ぷにっとした感触があった直後、世界が揺れた。
数秒後、自分が内股で座りこんでしまったと気づく。

「な…なんだ今の…」

全く知らない感覚があって、思わず目を瞑ってしまっていた…。驚いた…でも、嫌ではなかった。むしろ良かったというか…。
……もっと知りたい。

「…………ん」

割れ目に指を添わせる度に、体がぽかぽかする。温かくて気持ちいい…。ずっと続けていたい。
もっと強く触ったらどうなるか気になるが…なぜかやめた方がいい気がする。

(何か忘れているような…?)

性別に関して何か知っていることがあったような気がするが、思い出せない。
……?指が濡れている?漏らした感覚はなかったが…一体なぜ?

「確認しておくか」

少し濡れてしまったパジャマを脱ぎ、露わになったのは赤いリボンが付いた女児ショーツ。
何もいかがわしくないと自分に言い聞かせながら、ショーツから足を抜いた。

「どうして濡れたんだ?うーむ……」

鏡の前で悩む。妻はどうだっただろうか?よく思い出せない。女性の体について、何か重要なことがあったような気がするが…。

「美香ー‼早く起きなさーい‼ごはんできたわよー‼」
「……今は誤魔化すしかないか」

とりあえず美香ちゃんの振りをしよう。怪しまれるかもしれないが、一日くらいなら何とかなるだろう。
幸いにも今日着る予定だったと思われる服がドアの前に纏めてある。

(……落ち着かない)

始めて着用したワンピースはひどく頼りない。風が吹いたら下着が見えてしまうのではないだろうか?不安だ…。
赤いランドセルを背負おうとして、よろめいた。どうやら、床に臥せていた自分の体よりは力があるが、小学生だった頃の自分ほどの力はないようだ。気を付けなければ。

「おはよう。美香」
「お…おはようございます」
「どうしたんだい?畏まって?」
「な、なんでもないよ‼」

こうして私は、朝を乗り切った。



私が最後に見た日付から、半年ほどが経過していた。

「おはよう‼みかちゃん‼」

息子だ。もう会えないと思った息子が目の前にいる。感激で心がいっぱいだ。喜びを抑えられない。
思わず、両腕を大きく開いて、正面から息子を抱きしめた。

「ちょ⁉ちょっと⁉どうしたの突然⁉」
「ううっ…うぅ…」
「大丈夫⁉なにか悲しいことあった?」

これは神様がくれたチャンスなのかもしれない。いつ私が消えてしまうのかわからない。
だから、今は、このままでいたい。愛する息子を抱きしめていたい…。

「恥ずかしいよ…///」

息子は顔を赤くしている。なぜだろうか?男と女が触れあっても、何か起こるわけでもないだろうに……。
ただ性器の形状が違うだけ…のはずだ。

(…………?)

体の奥が、熱い。お腹の奥を内側から火で炙られているようだ。鼓動が早くなって、全身の血液が勢いよく血管を駆ける。
頭が、ぼんやりする。

思考ではなく、体が息子を求めている。ぎゅっと抱きしめた手を離したくないと言っているような気がする。
密着して息子の汗の臭いを嗅いだら、もっと頭がクラクラしてきた。

「ちょ……///」

息子の股間の辺りに、何か硬い物がある。その正体を理解…できなかった。気になるが、後で聞けばいいだろう。
今はただ、こうしていたい。胸と胸を合わせ、お互いの鼓動を感じていたい。

……?何だ、この喪失感…?今、何か自分の中にあった何かが消えたような…?
まぁ、いいか。息子より大切な物はない。問題ないだろう……。

キーンコーン、カーンコーンー…

「ほ、ほら美香ちゃん!授業始まるよ‼」
「……うぅ」

名残惜しいが、仕方ない。今はおとなしく授業を受けなければ。
体を無理やり動かし、幼い体にぴったりな小さな椅子に腰かける。席は教室の角、後ろの窓側だった、

やがて授業が始まった…が、退屈で仕方がない。体こそ小学生だが、頭脳は大人。小学三年生の授業など簡単以外の何物でもない。

(息子は…頑張っているな)

横目で息子の様子を確認する。どうやら真面目に授業を受けているようだ。問題も解けているようで、アドバイスすることはないように見える。

(暇だな…。それなら…)

私は鉛筆を手に持ち、削っていない方をワンピースの上から股の割れ目に添え…ゆっくりと鉛筆を動かした。
朝に経験した気持ちよさの正体を探ろう。

(そういえば…男性の性器と女性の性器はなんのためにあるんだ?うーん…?)

湧いてきた疑問に首を捻りながら、鉛筆の先で割れ目を刺激していく。少しして、股の下が湿ってきた感覚が訪れた。
なぜだろう…?胸がドキドキする…それに、息子から目が離せない…。

口から小さく熱い吐息が漏れた。漏らす気はなかったのだが、勝手に出てしまった。
それに気がついた息子が、こちらを見て…その大きく目を見開く。顔を真っ赤にして、口をパクパクしている。
何をそんなに驚いているのだろうか?

息子は、先生が黒板を見ていることを確認した後、少しだけ顔を近づけてきた。周囲に聞こえないような小さな声で囁かれる。

(だ、駄目だよ。授業中にそんな事…)
(……?)
(えっと…その……)

よくわからないが、息子曰く今は駄目らしい。ルールがあるのだろうか?
後で教えてもらう必要があるな。

(そういえば、男性の股間には何があるんだ…?なんか知っているような気がするが…?)

私は首を捻った。



放課後、夕日の差す教室で息子と二人っきりになる。何を言おうが悩んでいたら、息子が先に口を開いた。

「えっと…美香ちゃん。皆がいる場所で、自分の股間を触らない方がいいよ」
「どうしてだ?」
「何その口調…?えっと…どうしてって言われても……」

何か困らせてしまったようだ。そんなに難しいことを聞いたつもりはなかったのだが…。
ここは私から話を切り出そう。

私は、スカートの端を手で握って、胸の高さまで引き上げながら息子にお願いをする。

「自分で触るのが駄目なら、触ってもらっていいか?さっきからずっとジンジンとしていて、すごく刺激したいのだが……」
「えっ…ええ?」
「……早くしてくれ///」

なぜだかわからないが、急に恥ずかしくなってきた。息子に下着を見られているだけなのに…。
ただ布を見られている…だけだよな?

「ほ、本当にいいの?」
「いいぞ」
「わ、分かったよ」
「……っ⁉」

なんだっ…これはっ⁉自分で触るのとは全く違う…まるで幸福の塊が体内で暴れたみたいな…。
股が、熱い。火傷してしまいそうだっ…。

「はぁっ…はぁっ…」
「大丈夫⁉」
「は、うぅ…」

もっと知りたい。息子にもっとこの快楽について教えてもらいたい。
これは何という行為なのだろうか?

「僕もわかんない。でも、セックスの前に女の子がやることだってケン君が言っていたよ」
「せっくす?」
「あ…。えーっと…男の子と女の子が愛を深める行為で…その……」

“せっくす“というのが何かわからないが、行えばこの体の疼きが収まるのだろうか?最近の小学生はずいぶんと物知りだな。
せっくすとは愛を深める行為か…。それなら…。

「今から、せっくす?をしないか?」
「……えーい‼もうやけだ‼父さんも男は度胸って言ってた‼」

確かに言ったが、せっくすとはそんなに度胸が必要な行為なのか?
危ないことでないといいが…。

「えっと、パンツを脱いで貰っていい?」
「わかった…」
「スカートはそのまま、胸の前で」

指示に従い下着を脱ぎ、スカートを胸の前で構える。割れ目を息子に見せつけるようなポーズをとる。
猛烈に恥ずかしい。恥ずかしすぎて心臓が痛い。でも、どこか期待している自分がいる。

全身から汗が噴き出て、お腹の中が限界まで湿った…気がした。これから私は、どうなってしまうのだろう?
想像がつかない。

「…よ、よし。まずは…」
「ひゃぁっ‼ぁっ…⁉なにがっ…⁉」

何が起こったのか全く分からない。息子の指が割れ目に触れた後、押し込まれて…頭の中が真っ白に。

「大丈夫?」
「っ……(こくん)」
「続けるよ」

もっと、もっと欲しい。まだ満たされない。心が苦しい…何かが欲しいっ…‼
はやく、はやくっ…♡

「えーっと…確か、指を曲げて入り口付近を押せばいいんだっけ?ケン君なんて言ってたかな…?」
「っ⁉☆⁉☆ぁ……⁉あ~~~~っ♡あ~~~~っ♡なんだこひぇっ♡」
「あ、やべっ…」

私は、父であることを忘れて叫んでいた。頭の中に直接、幸せを刻み込まれるような、どうしようもない幸福。

息子の指が少し動く度に、情けない声が漏れる。まるで感電してしまったかのように体が震える。
頭の中が、何かに染まっていく…♡。

「はひゅっ…♡かひゅっ……♡」
「その…ごめん」
「ぁ……ぁ……♡」

ちょろちょろ…。
私は尿意を我慢することを忘れ、漏らした。膀胱に溜まっていた液体は太腿を滴り、足元で水溜りとなった。仄かに湯気が立っている。

でもそんなことはどうでもいい。
股が…あつい…♡音を立てながら、お腹の奥が収縮を繰り返しているっ…♡物足りないっ♡♡
おかしくなるっ♡♡

「よし…やるか。美香ちゃん、動かないでね」
「はい…♡」

なぜだろう…息子に体の全てを委ねたい。命令されて、従順に従いたい。
今ならどんなことでもしてあげられる気がする。何をやっても嬉しくなってしまうと思う。
息子のことしか考えられないっ…♡♡

「今から、これを美香ちゃんの中に入れるからね」
「は…はひぃ…♡」

何だろう?息子の股間にある硬い棒のような物は?全くわからない…。
でも、もしあれが私の中にあったら…♡♡

腰を両手でしっかり固定され、私の割れ目に棒が押し付けられ…飲み込んでいく。
何も、考えられない。

「ぁ♡ん♡んっ♡んんっ♡♡」
「すごいっ、これがセックスっ…‼」
「あ~~っ♡あ~~~っ♡」

私という存在が、染めあげられていく。妻と結婚した時より大きな幸せに、欲求を支配されるような感覚。
溶けるっ…♡♡

嬉しいっ♡嬉しいっ♡意味が分からないくらい嬉しいっ♡心が、体が、喜んでいるっ♡
好きっ♡せっくす好きっ♡もっと♡

「すきぃ♡もっと…♡」
「美香ちゃんっ…うっ⁉」
「ふぇっ…?ぁ…♡ひゃっ~~~~っ♡」

お腹の奥に、何かがきた。
満たされるっ…‼これが、私が求めたいたもの…♡♡本能が喜んでいるうっ♡♡
こんなの知ったら…私はっ…♡♡

「ふぅ…。さて、とんでもないことをしてしまったな。父さん、僕はどうしたら…」
「ぁ…♡やだ…抜かないで…♡もっと…せっくすして…くださいっ…♡♡」
「なるようになるしかないか…」

この後のことはよく覚えていないが、何度も何度も息子に甘えたような気がする…。



美香ちゃんになってから一週間、何事もなく経過した。不審に思われたことも何度かあったが、何とか誤魔化せた。
そろそろ今後の振舞い方を決めなくてはならない…そう考えていた時、開いていた窓から野球ボールが飛び込んできて…。

「いでっ⁉…………⁉⁉⁉⁉」

頭に強い衝撃があった直後、知識が頭に流れ込んできた。男女の体の違い、赤ちゃんのつくり方、精液とは、オナニーとは何か。
私は、失っていた知識を取り戻した。

(わ…私は…とんでもないことを…)

この体になった日、教室で自慰を試み、息子とセックスをした。その次の日は、クラス全員がいる中で息子にセックスをお願いして、体育倉庫で…。
三日目は息子をスカートの中に入れて、舌を性器の中に…。四日目は男子トイレの個室に息子を無理やり連れ込んで…。

(息子と仲良くなりたかっただけなのに…。どうしてこんなことに……)

五日目にキスという行為があることを知って…水泳の授業の後、水着のまま更衣室のロッカーの中で抱き締めあった。
六日目に、男の子の股間にある棒を舐めると喜ぶということを知り…公園で息子の性器を口に咥えた。
どちらも、とても幸せな時間だった…♡


(私は何を考えているんだ…)

思い出したら、股が濡れてきた。あっという間に下着が愛液でびしょびしょだ。
スイッチが入ってしまった…。体が…発情している…♡

(妻も…こんな気持ちだったのだろうか…?)

何度も愛を深めあった相手のことしか考えられない…♡息子ではなく、男として見てしまっている…♡
告白…したい…♡胸の高鳴りが抑えられない…♡

「い、いや。駄目だ。いくら今は血縁関係がないからと言って息子となんて…」
「美香ちゃん大丈夫⁉ボールが当たったように見えたけど…」
「……ぁ♡」

教室に飛び込んできた息子が、心配そうな目でこちらを見ている。
体に力が入らない。目元口元が緩んで、だらしない表情を浮かべている。妊娠した自分の姿が脳裏によぎって…愛液を噴き出してしまった。

体がセックスしろと叫んでいる。相性抜群の男性器が目の前にあることを、子宮と膣が知っている。
際限なく生成されるドーパミン。止まらない女性ホルモン。乳首が立ち、赤ちゃんのお部屋が精子を受け入れる準備を開始する。

(我慢しないとっ♡我慢しないとっ♡)
「あー…。聞こえてる?」
「せっくすしてっ♡私のおま○こずぼずぼしてぇ♡♡」
「そんな言葉どこで知ったの…?」

私は、初夜の妻と同じ言葉を吐いた。
もう我慢できない。好きという気持ちを抑えられない。我慢したくない。

(このままじゃ…♡)
「えっと…美香ちゃん。…好きです。付き合ってください」
「ふぇっ…?」
「まだ一度も言ってなかったから…。そろそろやる前に言っておこうと思って」
「ぁ♡」

あ…もう父親に戻れない…。全部…堕とされた…♡一生愛しちゃう…♡お嫁さん確定…♡
心が…乙女になっちゃった…♡えへへ…♡

ウェディングドレスを着せられて、キスをして、セックスして…想像しただけでイクっ♡♡赤ちゃんを産んで、幸せな家庭を築くんだ…♡♡

「なるっ♡恋人になるっ♡好きっ♡大好きっ♡愛してるっ♡」
「えへへ、照れちゃうな…」

目元から大粒の嬉し涙を零しながら、愛しの彼に抱き着いた。
いい匂いがする。これが、私の旦那様の匂いい…。早くこの匂いで染め上げられたい…♡

「体育倉庫…行こっか?」
「はひっ…♡」

お姫様のように抱きかかえられ、体育倉庫まで運ばれた。
そして、生きているのか死んでいるのか、分からなくなるぐらい幸せにされた。

(♡♡♡♡)

私は、息子の妻になる…♡♡また一緒に暮らす…♡♡



私は手を引かれ、学校からほど近い場所にある一軒家にやってきた。
白が美しい外壁、赤いポスト…間違いなく私と妻と選んだ家だ。

「ただいまー!」
「お帰り。あら?その子は?」
「クラスメイトの御伽島さん。部屋で一緒に遊んでいい?」
「もちろ……いやちょっと待って?」
「?」

妻に舐めるように凝視されている。何か不審な点があっただろうか…?ただいまと言いたい気持ちを抑えて自然に振舞ったつもりだったが…。

「御伽島さん。ちょっとこっちに来てくれる?」
「は、はい…」

リビングに連れられ、椅子に座らされた。一体何の用だろうか?

「ばれてないと思っているの?あ、な、た?」
「⁉⁉⁉⁉」!?
「姿が違ってもわかるわよ。あなた振る舞いに癖が多いし」
「ぁ…ぅ…」

言葉が出てこない。嬉しさと恥ずかしさが混じって、どうしたらいいかわからない。
いつの間にか精神が子供になっている…。泣いてしまいそうだ…。

「いろいろ言いたいことはあるけど…まずは、お帰り」
「……ただいま。うぅ…ぐすっ…」

妻は私の頭に手を伸ばすと、優しく撫でた。かつての私と同じように。仕返しと言わんばかりの様子だ。
そして、息子を横目で見ながら言う。

「子育てグッズは残しておいた方がよさそうね」
「へっ…?」
「あなた、かつての私と同じ目をしているわ。大丈夫、応援してあげるから…ね?」
「うぅ…」

堕とされたことまで見抜かれてしまった。恥ずかしい…。
うぅ…意識したら、子宮が疼いて…♡

「今度あの子がいない時に来なさい。全身を性感帯にして、絶対に男らしく振舞えなくしてあげる」
「は…はひっ…♡」
「さ、行きなさい。部屋でやりに来たんでしょう?避妊はちゃんとするのよ」
「わ、わかってるっ…♡」

妻に見送られ、息子の部屋に向かった。ワンピースの上から、熱を持った女性器を押さえながら…。
早くっ♡早くほしっ♡

「……防音工事が必要かしら?」

その後は…語るまでもない。男の子を2人、女の子を3人産み、幸せな生活を得たとだけ言っておく。

「美香、ただいま」
「残業お疲れ様。ご飯にする?お風呂にする?それとも…♡」
「6人目が欲しいかい?」
「はいっ…♡」

私は、息子の成長を見届けた。












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