入れ替わったカラダ 作: さとにゃん 「ほら、そこに座りなさい」 雨の日の夕方。俺は一人の少女に指示をする。少女は、だるそうに椅子に腰掛ける。 俺の名前は、近藤一樹。八年近く教師を続けている。去年から俺が勤務しているこの学校は、県内でも有名な底辺高校である。配属先を知らされたときは、正直辞めたいと思ったが、それでも教師を続けていきたいという夢は捨てきれなかった。 「で、今日で呼び出されるの、何回目だ?」 俺は、生徒指導なんてものを任されており、今日指導するのは、俺が担当するクラスの女子生徒、川島彩那だ。彼女は、学年でも厄介な問題児で授業態度は最悪だ。学外で問題を起こして停学になったこともある。さらには、援助交際をしているという噂も流れている……。 今回彼女がやらかしたのは、飲酒と喫煙だ。通報によると、彼女が喫煙行為や禁酒行為をしている写真が、SNSにアップされていたとのことだ。その反省をさせるために、彼女を生徒指導室に呼んだのだ。 「どうして、ここに呼ばれたかわかるか?」 「は? そんなん知らんし」 しらばっくれるつもりか……それなら。 「じゃあ、これは何なんだ?」 俺は、川島に何枚かの紙を見せる。それは、タバコを咥えている川島が写った写真や、チューハイの缶を持っている川島が写っている写真だった。 「え、えーとこれは……」 「ここに写っているのは、川島だよな」 「え? なんでウチだけにゆう?」 「つまり、他にもやってる生徒がいるんだな?」 「うん……あ!!」 川島は思わず口を滑らせる。いまいち会話が噛み合わないが、どうやら共犯者がいるらしい。 「未成年の飲酒と喫煙が禁止されてるのはわかってるよな」 「は? そんなん、あゃなのカラダなんだから、どうしようがウチの勝手ぢゃん!」 「一度、親御さんに報告した方が良さそうだな」 「は? 意味分からん! 親かんけーねーじゃん」 「だいたいな、SNSにこういうことを書き込むと名前や住所が特定されて……」 「まじだるい……」 川島は突然、足下にある鞄を漁り始める。そこから取り出したのは、スマホの充電器だった。それを持って席を立ち上がりコンセントに向かっていく。 「おい! 人が話しているときに席を立つなよ!」 俺は、席を立ち川島に詰め寄る。そして、川島の腕を掴む。その時、窓の外がピカッと光る。同時にコンセントから青白い光が漏れてきた。 「うぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」 全身が激しく痺れて、俺たちは気を失ってしまった。 しばらくして、俺は目を覚ます。下半身がスースーする。もしかしてズボンを履いていないんじゃないか! 体を起こすと胸が重くて揺れる。下を見ると、胸が大きく膨らんでいた。着ている服も変わっている。ズボンを履いていない代わりに短いスカートを履いていた。まるで女子高生のような格好じゃないか。 あと、脚も全く毛が生えていなくて、ツルツルになっていた。なんだか股間も軽いし……髪の毛が首に当たってくすぐったいし……俺はどうなったんだ? 「なにこの服……」 女みたいな声が出た。なんだこの声? 「あぁ、あーいーうーえーおー」 低い声を出してみるが治らない。なんだこれ。なんか別人になった気分だ。 「んん?」 唖然としていると、後ろから誰かに肩を叩かれた。振り返ると俺がいた。 「誰、お前?」 先に口を開いたのは、俺の体だった。 「あ? お前こそ誰だよ」 俺は、そいつに聞き返す。すると、俺の体はこう言った。 「ウチ、川島彩那なんですけど! そういうアンタは誰なのさ?」 俺の体は、女の口調で答えた。どうやら、俺の中身は、川島らしい。 「近藤一樹だよ」 俺は、女みたいな声で答える。 「え? ……ってことは、ウチら入れ替わったってこと?」 俺の姿の川島は、嬉しそうに言う。 「なんでこんなことに……」 頭の中を整理しようとするが、上手く考えられない。まるで、頭にモヤがかかったみたいだ。 「どうやら、さっき感電したショックで入れ替わったみたいね」 俺が言いたかったことを先に言われてしまった。 「一回鏡見てみる?」 そう言うと、川島は鞄から手鏡を取り出し、俺に見せる。そこには川島が映っていた。着崩した制服。明るく染めた髪。化粧をした顔。ホントに入れ替わってしまったようだ。俺は、この状況に興奮を抑えきれない。 「ウチが近藤で、先生があやなとかマヂウケるー」 正直、俺の姿と声でその喋り方は気持ち悪い。 「それにしても、ウチって他人から見るとこんな感じなんだね」 俺は、舐めまわすように体を見られる。なんだか恥ずかしい。 「胸でっか! うへへ。ウチの体、ムチムチしててエロいんだよね」 川島は、俺の胸を背後から鷲掴みにする。しばらく触られていると、心臓がバクバクして変な気分になってきた。 「ウチのここ、感じやすいんだよね」 「あっ! いやん」 川島は、俺の首筋を撫でる。つい声が出てしまう 「ウチってこんな臭いなんだ。スンスン……」 今度は、頭の臭いを嗅がれる。川島が俺の頭に鼻を当てて、臭いを嗅ぐのに必死になっているのが伝わってくる。俺は、だんだん腹が立ってきて…… 「テメー、さっきからナニやってんだよ!!」 思わず叫ぶ。……何だこの喋り方? 「そうか! やっぱりそういうことか!」 「は? ナニがだよ」 「ウチらさ、入れ替わってからなんかおかしくない?」 「え?」 「先生、目が覚めてから、頭が回らないでしょ」 「言われてみれば……」 「それってさ、あやなになったからじゃね?」 「どういうこと?」 「体が入れ替わったってことは、脳みそも入れ替わってるってことだよね」 「だからなんだよ!」 「うーん、ウチの頭じゃ理解できないか……そうだ、先生、自分の誕生日が言える?」 「は? 当たり前だろ……ってあれ?」 川島は、ニタニタ笑っている。 「結論から言って、ウチらは体だけじゃなくて、頭の良さも入れ替わっているようね。意識や表面上の記憶はそのままで、判断能力や言語能力などが入れ替わった感じかな? あくまで仮説だけどね」 川島は、ゆっくりと説明するが、俺には川島の言っていることが理解できない。 「つまり、今のあなたは、脳みそが川島彩那だから、ただのバカってこと」 「ああ? てめぇ、なにバカとか言ってんだよ!」 俺はカッとなって、川島に突っかかっていく。しかし、川島はへらへら笑っている。いろいろ言い返したかったけど、上手く言葉が出てこない、なんだこれ。 川島彩那と近藤一樹。感電したショックで二人の体が入れ替わった。それだけではない、脳みそも入れ替わっている。彩那は近藤の脳に、近藤は彩那の脳になった。 知識や経験、癖などは、その体の持つ脳に蓄積されていく。教師の頭脳を持つ近藤。近藤の頭の中には、勉強して身につけたあらゆる知識が詰まっている。対して、底辺高校の中でも下位の頭脳を持つ彩那。人生において、ほとんど勉強をしたことがない。その頭には、いかがわしい知識や悪癖が詰まっている。 今の彩那は、優秀な頭脳の持ち主! 逆に、今の近藤の脳は底辺高校の生徒のものだ。言うなれば、おバカな女子高生だ。先ほどの出来事によって、二人の頭のよさまでもが逆転してしまったのだ。 「で、せっかく入れ替わったんだからさ、このまま人生を交換しようよ。ウチは先生に。先生はあやなになるの。マヂ楽しくない?」 「は? ふざけんなし! そんなの絶対やだし!」 「じゃあどうするの? 体が入れ替わったなんて周りに言っても信じてもらえるわけがないし……ってか、本当はJKの体になれて嬉しいんじゃね? その体は、これからは、先生のものだから好きに使っていいよ」 そう言われると、股間がムズムズしてきた。 「い、いや、返せ!」 「絶対返したくないんだけど。この体、居心地よくて頭もスッキリするのよね」 俺の大切なものが奪われる。 「いやーウチって頭悪いし、性欲も強かったから。十七年間大変だったわ。残りの人生頑張ってね」 冗談じゃない! 「今日からウチが近藤一樹。アンタは川島彩那。これが現実」 「そ、そんな……」 「あと、酒と煙草のこと、馬鹿親には連絡しておくね」 川島はそう言うと、生徒指導室から出て行った。俺は、頭の中が真っ白になった。 俺も仕方なく帰ろうとする。もちろん川島の家に。雨はすっかり止んでいた。 「おい、あやな!」 「ん?」 俺は誰かに呼び止められた。後ろを振り向くと一人の生徒が立っていた。田島雅也。何度も俺に生徒指導されている男子生徒だ。 「今日はオレんちでヤろうぜ!」 田島はアソコがビンビンにしながら言う。 「ええ! アタシ、お前とヤるのか?」 なんだ? 何を言ってるんだ? 「は? 何言ってるんだお前? 約束してただろ。いつもはヤらせてくれるじゃん」 俺は、強引に腕を引っ張られる。 「え? ちょっと!」 「ヤりたくない? ホントは抑えられないんじゃないの?」 なんだか断る気になれなかった。そのまま俺は田島の家に行くことになった。途中、すれ違う人にジロジロ見られた。 「あの子可愛いじゃん」 「ちょ、何あいつエッロ」 「ヤらせてくれるかな?」 こんな感じの会話も聞こえきた。は? なんでお前らとヤらなきゃいけないんだよ! 歩いて二十分ほどだろうか、田島の家に到着する。中には誰もいなかった。俺は奥の部屋に通される。 「それじゃあ始めるね」 「えっ? えっ?」 田島はそう言うと、俺のシャツとブラジャーを無理矢理脱がし、ベッドに押し倒す。そして、仰向けになった百六十センチもないこの体に乗りかかり、乳頭を指で優しく撫でる。だんだんと気持ちよくなってくる。さらに、胸をしゃぶり始めた。気がつくと俺の股間は濡れていた。 「さて、こっちはどうかな?」 雅也は、俺の足の裏に顔を近づけると、臭いを嗅ぐ。そして、両脚を掻き分け、パンティを脱がす。俺は手足をバタつかせて必死に抵抗するが、すぐに押さえつけられてしまう。 「おー! あやなたんのパンチュ。いい匂い……スンスン」 「い、いや!」 雅也は、俺のパンツに鼻を埋める。 「うわ、マン毛ボーボー。マン○ガバガバじゃん」 雅也は、俺の股に顔を近づけて微笑する。そして、右手の中指をペロッと舐めて、その指で濡れた膣を愛撫し始めた。 「あんっ、あん」 思わず声が出てしまう。俺のマン○は洪水状態でぐっしょりだ。雅也の方を見ると、盛り上がった股間が見える。 「あやな、尻をこっちに向けろ」 「え?」 そう言われると、俺は、四つん這いになって尻を雅也の方に向ける。 「うーい!」 「んぐ!」 雅也の掛け声と共に、プニプニした何かがマ○コにゆっくりと挿入される。初めての感覚に背筋が凍った。暖かいものがヌルヌルと奥に入っていくのが分かる。それが奥に近づくにつれて、体が仰け反っていく。最初は、何を入れられたのか分からなかったが、数秒でそれが何なのか理解できた。 「うい! ういー、うーい」 「あっ、あっ、あっ」 雅也は、掛け声を上げながら前後に腰を振り、チン○を出し入れする。俺も気持ちよさから声を上げる。そして、だんだんとスピードアップしていき…… ドピュ! 「もうダメ。イクぅ」 俺は、腰を仰け反らせてイッた。雅也も同時にイッたらしく、俺の中に何か暖かいものが注ぎ込まるのを感じた。 「あー気持ちよかったぁ。またヤりたくなったら、いつでも連絡しろよ!」 まさやはチ○ポを抜くと、伸びをしながら満足そうに言った。 「あっ、あっ、あっ」 あれからなん日かたって、じゅうしょとかがバレて、おやにわめっちゃ怒られた。きょうわガッコーサボって、ふとんの上でオナってる。 おれわマン○をクチュクチュしながら、あやなのことを思い出す。ウチのあたまん中に、あやなのきおくが流れこんでくる。エンコーでおっさんとセックスしたこと。ガッコーのいろんな男とセックスしたこと。次から次へときおくが浮かんでくる。ヤベぇ、こーふんしてきた。 このカラダさいしょわやだったけど、いまは気に入ってる。このままでもいいや。カワイイし、胸でかくてエロいし、女のカラダを好きにできるとかサイコーぢゃん。いちにち中、エロいことがアタマからはなれない。あと男のはだかを想像するとムラムラしてくる。そうそう、きょうもまさやとセックスするんだ。めっちゃたのしみ。そんなことをかんがえていると、カラダの底からあついものがこみ上げてきた。 「ああん! イクぅ」 あやなわ背中をのけぞらしてイッた。 |