あるバスでの出来事
  作: どせいさん


その日、ぼくは中学校の終業式を終えて、バスで自分の家へと帰る途中だった。

ようやく一学期が終わって、楽しい楽しい夏休みだ! 何をしようかなぁ。川でカニや魚を捕まえようかなぁ。友達みんなでゲーム大会しようかなぁ。

それとも電車を乗り継いで、海に行ってみようかなぁ。
それとも、中学校での宿題に大苦戦して、そんな余裕はなくなってしまうのだろうか?

ちなみに何故バス通学なのかと言うと、ぼくの住んでる団地である第二団地は「ベッドタウン」らしいんだけど、中学校の学区は隣町の中学校に区分けされていて、通学にはあまり人影のない田舎道をバスに乗って通らなくちゃいけないのだ。
小学校の時の友達は、ほとんどが隣の「第一団地」に住んでいたので、街の中心にある中学校に進学していた。

そもそも団地の起こりとしては、当初住民を募集していた第一団地が満杯になったので、予備の土地を無理に応用して第二団地が作られたらしいので、仕方ないことだった。

今までの学校とは違う事が多くてクラスの友達とも離れ離れになってしまうことから、入学した後しばらくはとても不安だった。
慣れないバス通学や制服に、外国語をはじめとする新しいタイプの授業。
けれど、学校での暮らしの中で新しい友達もでき、ちょっとだけ、好きな子もできた。

そして、そんな中学校生活も最初の一学期が終わった、その日のことだった。



ぼくは学校の目の前にある停留所へと急いでいた。
直前まで図書室で本を読んでいたのが災いして、バスに乗り遅れそうになっていたのだ。
昨日友達と買ったばかりのゲームで遊ぶ約束をしたのを、すっかり忘れてしまっていた。

(お母さんと一緒のバスで、さっさと帰っちゃえばよかったのかなぁ)

次のバスに乗らないと、間に合わなくなってしまう。
どうやらこのままいくと、ぼくはギリギリでバスに乗り込むことになりそうだった。

靴箱で急いで靴を履き替え、他のクラスメートに挨拶する間もなく走り始める。
校舎の壁にある大きな時計を見ると、発車まであと二分しかない。
バス停自体は学校のすぐそばにある。急げばまだ何とかなるはずだ!
全速力で校門を駆け抜け、学校のそばに植えられた木々の木陰を走り抜けていく。

そして、目の前には、もうすでにバスが停まっていて、クラスメートや保護者が乗り込んでいる。
ぼくが全速力でバス停に駆けつけるその間も、生徒はどんどんと乗り込んでいく。
そうして、全員が乗り込んで、扉が閉まろうとしていたその時、

「たぁあああああっ!!」
文字通り全身の全力を出し切って、ぼくは何とかバスに飛び乗ることに成功した。


だがこの時、ぼくは、わたしはまだ知る由もなかった。
このバスに乗車してしまうことで、自分のその後の人生がその運命を、終着点を大きく変化させてしまうことを。 乗り込んで車内をふと見ると、バスの中は普段よりもお客さんが多く、バス自体の大きさも普段通学に使っているものより大型だった。
終業式があったから、バスも普段より大型のものがやってきたのかもしれない。
こうなるのが嫌だったから、終業式が終わったあとにいろいろ時間を潰していたのに。
主に同級生である新入生のお母さんたちが、おしゃべりしたり校舎を見て回ったりした結果、終業式直後の時間帯ではないにも関わらず帰る人数がばらけたんだろう。
仕方なくぼくは、車内の後ろの方に吊り革を持って立っていた。



一番前の列には、おそらく結婚式の帰りらしい家族がいた。
右端に座っているブラウンの長い髪の人が、この人たちのお母さんだろう。なんというか、表情もやさしいし仕草や顔つきも、包み込むような美しい感じ。
隣の席に座っているのが、男の子。服装が同じなので、たぶんぼくの上級生。
こんがりと日焼けしていて、鋭い目つきと危険な雰囲気を周りにばらまいている。
かなりイライラしているらしく、周りの人の話声がうっとおしくて仕方がない様子。
真ん中にある通路を挟んで、そのさらに隣がおそらく二人の子供である女子高生。
中央の通路で手持ち無沙汰に立っているのがどうやら彼らのお父さんで、どこにでもいる普通のサラリーマン。

前の方の席には、主にぼくたち新入生とそのお父さんお母さんがセットになって座っている。
そして、そのたくさんの親子たちの中にまるで紛れ込むように、
クラスの友達であるジュンイチとハルカがなんとまさかの隣同士になっていた。
というのもこの二人、学校ではあんまり仲が良いとはいえなかったからだ。中学生になってもまだスカート捲りをやめない小柄なジュンイチに、女子の中では大柄なハルカが説教している姿はまるで周りにいる親子にそっくりで、ぼくは思わずクスクスと笑ってしまうことになった。

その後ろの席には、右から髪が金髪でお化粧がかなりきっつい女子高生のお姉さん、そして小学校高学年ぐらいの男の子と、その男の子のお母さんがいる。

男の子の方はいつもバスに乗って登校する時に見かけるが、 親子でいるのをみるのはこの時がはじめてだった。
お母さんの方は黒い髪の短髪で、話し方もきびきびとしており活発な性格みたいだ。
健康にも気を付けているみたいで、しわひとつない、カッコいい顔だった。

男子生徒みたいなお母さんだな、という感じがした。
母親の左隣には、3年の先輩が立っていた。たしか男子サッカー部のキャプテンだった。
日に焼けて色黒だが顔はイケメンで性格も温厚なので、学校中の女子を虜にしている。 ぼくの前には、灰色のスーツを着た大人のお姉さんが立っていた。





バスの中に、突然運転手さんのアナウンスが響き渡った。

本日はTS交通のバスをご利用いただきまして、大変ありがとうございます。
今月より月末最終日は、昼12時から昼15時、夜19時から夜
22時までの間、

○○中学校前より第二団地××公園前の路線限定で交換バス車両の運行となります。

皆様、どうぞ交換をお楽しみくださいませ・・・・・

電車の中に、何やら怪しげな霧のようなものがたちこめ始めた。
オーロラのようなおかしな光が、だんだんと社内に広がっている。

どうやら「それ」は車内の前の方から出てきているらしく、 車内の前にいるお客さんの様子がおかしくなりはじめた。


「ううっ!? あ・・・おぁあ、なんだ、これ・・・」 一番前に座っていた高校生が突然体をよじらせはじめ、自分の腰の方を見つめる。「はあんっ、んっ、んはああっ、あぁん、ああ・・・」 隣に座っていたそいつのお母さんが突然、まるで想像できないほどエッチな声を出すと、自分のおっぱいを自分の手で覆い、やはり何かをこらえるように体を震わせる。



「ちょ、何これ、マジなの!? ヤバい、くらい、快感、すりゅううう」
怪しげなオーロラに体を包まれるや否や、女の人たちは一斉に体をくねらせていた。
その中でも、特に目立つ外見をしていた金髪色黒の女子高生が、
隣に座っていた小学生の男の子にいきなり覆いかぶさり、抱きしめた。
男の子はいやがってたけど、「う、はぁ、はああぁ、熱い、なんか、きもちいい・・・?」

何というかぼんやりとした病気みたいな目つきになって、 女子高生のおっぱいにほっぺたをすりすりさせ始めた。

どうしてその子のお母さんが止めに入らないのかとふとその横をみると、テニス部のキャプテンと今まで見たことのないキス(ディープキスという名前らしい)
をしながら、お互いのおっぱいとおちん○んを触り合っていた。

「はぁ、はぁ、おばさん、すごいです、ぼく、すごく気持ちいいです」


「あぁ、ダメ、私には、主人がいて、隣で子供がおかしいのに、私も、おかしい、あんっ」


ぼくの目の前で起こったことにビックリしていたスーツ姿のお姉さんが、前のお客さんに押されたはずみで後ろにつんのめり、ぼくの上に覆いかぶさってきた。
たまらずぼくは床にしりもちをつき、その上にお姉さんがしりもちを付いた。
その時だった。
まず、重たい、と思った。大人のお姉さんが上にのしかかってきたから、当たり前だ。

そのすぐあとで、体中が真っ赤に燃えるように熱くなった。「あぁっ、ふう、ふう、うぁあっ」 ぜえぜえ、はあはあと息が激しくなる。体中がドキドキして止まらない。
ぼくの上にいるお姉さんは、「あああぁん!!」と叫びながら体を自分で抱きしめ、全身をくねらせながら苦しそうにしていた。

顔を真っ赤にしながらバスの中を見渡すと、とてもおかしなことになっていた。



「か、母さん、俺、なんかムラムラしてきてたまんねえ・・・・・母さんのでっかい胸、前から一度揉んでみたいって思ってたんだよなぁ」
目つきの悪い高校生が、隣に座っていた自分のお母さんを窓に押し付けキスしている。
お母さんのほうもまんざらではない様子で、自分の胸を息子と片方ずつ揉みながらとろんとした表情でだらしなく微笑んでいた。「どうしてだろ、さっきまでパパのことウザいって思ってたのに、なんだかパパのがとっても欲しい・・・おかしい、おかしいけど、加齢臭がたまんないのぉ」 その隣では、女子高生が自分の父親の足におっぱいを擦り付けて誘惑していた父親は必死に耐えているけど、ズボンを脱がされおちん○んが大きくなっていて、女子高生がうっとりとした顔つきでそれをパンツごしになめまわしていた。

新入生とその家族とが、そこかしこであまりにもおかしなスキンシップをしていた。

「んっ、んんっ、どうして、自分の子なのに、いつもこうやって抱きしめているはずなのに、あん、まるで昔あの人とデートしてるみたいに、こんなにも体が、くちゅつ、んっ、求めてしまうの!?」
子供の前だというのに何のためらいもなくスカートをめくり上げパンツをずらし、自分の女の大切なところを触って、もう一方の手で自分の産み育てた子供のおちん○んを触っている。「はぁっ・・・はぁっ・・・・・ママ、なんか僕、体が熱いよ。頭がぼんやりしてきてママの触ってるおち○ちんが変だよぉ」
子供の方は母親のおっぱいを揉み、虚ろな顔ではあはあと興奮している。
さっきの上級生とおばさんと同じように、実の親子同士でエッチなことを・・・・・
とはいえ、実は親子でおっぱいを触ったりキスしまくったりしてるのはまだマシなほうだ。

保護者と新入生の組み合わせがむちゃくちゃになっていることも珍しくない。

新入生の女の子が、真ん中の通路に立っていた別の新入生の父親とキスしている。ちくちくした髭が痛そうだ。
その子の母親はというと、座席ごしに前の席に座っている男の子と抱き合っている。酷い場合には、二組の母親が、お互いの男の子を交換して、胸を揉んでもらっている。
通路に立っていた二人の母親が、お互い相手の横の座席に座わらせていた子供を、交換してエッチなことをしているみたいだ。

「んぅう、おばさんのおっぱい、ボクのママのと同じぐらいやわらかいよお」


「だよなぁ、ちゅぷ、お前の母さんも、うちのと同じで、ふぁん、ぷにぷにしてるぜ・・・ひゃう! お、おばさん、ちん○ん触るの気持ちよすぎだって、ふぁう!」


「ああんっ、坊やったら、んっ、胸もヴァギナも丁寧に触ってくれて、本当にいい子ね・・・うちのワンパクとは大違いよぉ」


「んふっ、この子ったら、元気に胸を、はん、吸ってくれてるわ、おちん○んもこんなに大きくなってる。ふふ、まだまだいけそうね♡」
スーツを身に着けている方のおばさんは、服の前を全開にしておっぱいとブラジャーが丸見えにしている。

片方のブラジャーを外して、よその子、しかも中学生におっぱいをあげている・・・おっぱいが出るのか? ちょっとしたドレスを着ているもう一方の人は、上半身は何も服を着ていない。
身に着けているのは、左腕につけているおしゃれな腕時計ぐらいのものだった。
そして、そのお返しとばかりによその子のおち○ちんを掴んだりこすったりしている。


ぼくに乗りかかったお姉さんはその格好のまま、服を脱ぎ捨て始めた。

「ああんっ、体が、はあぁ、熱いの、んふう、熱いよぉ!」 おスーツが脱ぎ捨てられて、シャツだけになり、シャツのボタンが引きちぎられた。

お姉さんはブラジャーが丸見えになったまま、ぼくの顔を左手で撫でまわした。
姉さん自身のおっぱいをむにむに揉みながら、ぼくの上にまたがったまま。
もう一方の手でおっぱいを揉みながら、べたべたとほっぺたをさわっている。けれど、ぼくには半分どうでもいいことだった。


「ああああぁぁぁ・・・な、なんなの、これ」

細くて白いお姉さんの指がほっぺたを撫でたとたん、ぼくの全てがとろけた。
このお姉さんの指が、顔が、声が、体の重さが、ママの何倍も素晴らしい。
こんな気持ちよさ、これまで一度だって感じたことなんてない。
一度しっとりと撫でてもらう度に、おちん○んを触った時の何倍も気持ちいい。


その時、ぼくたちの体に異変が起こった。
お姉さんの頭が男の子みたいな髪型になり、ぼくの髪がものすごく長くなった。
顔の前に突然長くてさらさらとした髪がまとわりつき、ぼくは慌てて振りほどいた。



少し前に座っているジュンイチとハルカも同じ様子だった。あれほどケンカしていた二人がぎっちり抱きしめあい、キスをしている。

だけれども、明らかにおかしい。

「んっ、うう、くふゅう。ああうう、お前の胸、ビリっとしてすげぇいいぜ・・・」


「あ、あう、あはん、ジュンイチ、もっとお尻触って、あん」 ジュンイチの頭にはさっきまでハルカがつけていたはずのリボンがついている。

昨日学校でみんなに自慢していたものだ。間違いない。
ハルカの足には、先月サッカーの試合でジュンイチがつけた傷が残っている。
そうこうしているうちに、ハルカが激しくビクン、とふるえた。
直後、ハルカの腕がむくむくと膨らむと茶色に日焼けした男の子の腕になり、
ジュンイチの腕が細くなっていき、白く傷一つない女の子の腕と指になった。ぼくたちは気持ちよさの中で、恐ろしさと不安を覚えていた。

いたけれども。
もっと顔を撫でてほしい。ううん、撫でられるだけでは我慢できない。

ぼくは、ブラジャーだけになったお姉さんのおっぱいを、むにゅむにゅともんでみた。

「うわぁああああああっ!? ひぃああああああん!!!」 ちょっと触っただけなのに、お姉さんは白目を向いて全身をびくびくさせていた。
その時、あまりにも気持ちよかったらしく、お姉さんがおもらしをしてしまった。
お姉さんの出したおしっこが体にかかるたびに、変身はどんどん進んでいった。

ぼくの細い腕がぐにゅぐにゅと変わっていく。
やわらかかった腕がその柔らかさを残したまま筋肉が付いてしなやかになっていき、お姉さんの腕から筋肉が失われていき、太さも細くなっていきぷにぷにした腕に。
ぼくの指が細長くなっていき、爪が伸びて赤色になっていく。

手のひらに付いていたケガの跡がだんだん消えていった。お姉さんの指は丸っこく、爪も短くなり普通の色に変わっていく。

ぼくは何とか体を起こし、周囲の様子を見回し確認してみた。
姿勢はお姉さんと抱き合うような感じになって、体中が沸騰しそうなぐらい熱い。


最前列の家族は、後ろから見ていてもかなりおかしな様子だった。
お尻が妙に浅黒い母親の腰が、背後から自分の息子を何度も突いていた。
座席の上に這いつくばっている息子の髪は長く美しく伸び、美しい。

「わたしのここって、こんなにも! 気持ち、よかった、なんっ、て、ああ、ああ、この子のおち○ちん、最っ高・・・・・」


「お、俺の、ぐぅっ、すげえ・・・! か、母さんのマン、うひゃぁっ! に、は、入ってくる! うあぁんっ」 母親は露になったおっぱいが揺れることなどお構いなしに、ひたすらエッチしていた。
お兄さんの方も、自分の母親としているという状況にもかかわらず、何とも嬉しそうだ。


「ああっ!! ・・・私、女なのに、出る、でる、出ちゃう、はぁあああああんっ!!」


「うっ、ああ・・・・・俺の精液、俺の中に・・・・・」 親子の身体がびくんびくんと震えたかと思うと、どちらもとても満ち足りた顔つきに。

同時に母親の腕がお尻同様に浅黒く筋肉ムキムキになり、お兄さんがバスの壁で二人分の体を支えているいる腕が、さっきのぼくみたいに細く白くやわらかくなっていく。
親子でエッチなことをしているという事実に今更驚いたのか、二人がくっついている姿勢から離れた。

「あっ・・・、ホントに出しちゃった・・・息子の中に、私、母さんなのに、俺の子供の中に突き入れちま、お、私、なんだか変な感じ、でもいい気持ちだぜ」


「ああ、俺の全てが、私の中でぐつぐつ沸騰しているみたいだわ、なんだか変だ、俺、わた、私になりそう。ああ、おだやかな気持ち」
エッチした後の様子が明らかにおかしい。二人のしゃべり方や立ち振る舞いが、どんどん混ざり合い入れ替わっていくみたいだ。



「す、すげえ・・・私の中ってこんなに気持ちよかったのね。たまんねえぜ、俺、私、母さん、母さんのアソコ、締め付けてきやがる。これで親父のを咥えてたのか・・・あ、あら? なんかお、私が私じゃなかった、私男に、息子になってきてるのか?」


「す、すごいわ、俺のがすっごくでけえぜ。ガンガン突っ込んできやがる。この積極さ、親父、あの人、あ、あの、初めての夜を思いだし、え? 俺が親父と? そんなバカな、おれはおとこ、お、わっ、私、お母さんになっていくのに、興奮しちゃうわ。やっぱり親子なのね・・・」 そうつぶやいた直後、母親が自分で揉んでいたおっぱいが、まるで穴の開いた風船のように小さくなり、日に焼けたがっしりとした胸になっていた。
一方彼の胸が服の上からでもわかるほどにムクムクと膨らんでいき、最後には入れ替わる前には母親のものであった、おっぱいが備わっていた。



「う、うう・・・今何だか頭の中がぼんやりするような、何か妙な感じがしたような・・・?
ま、いっか! おい、俺、というか母さんか? とにかくもう一発いくぜ?」
後ろから母親が、息子のブレザーの中に下側から手を差し込んで、自分に付いていたはずのおっぱいを必死に揉みながら、自分の息子の中におちん○んを突き入れようとしていた。
とはいえ髪型以外は顔つきも声もまるで変化前と変わらないので、突然ボーイッシュで豪快になった印象を受ける。
それまでの温和で理知的な態度や立ちふるまいとのギャップが、印象的だった。


「ひゃん、ちょっと待って。私、頭の中があなたになっちゃったばっかりで、まだ準備が」
大きな二つのおっぱいを持て余している彼は、そこから逃れるために立ち上がろうとして、座席の前に尻餅をついた。
大きなお尻やすっかり女の人になってしまった手足にも、慣れていなかったんだろう。
こちらも顔や声は以前の中学生男子のままなので、その子の声変わりと相まってだいぶ奇妙な感じがする・・・
そこを無理やり母親に起こされると、今度は正面からじぶんのものだったそれをそのまま突き入れられて、ああんああんとエッチな声を車内に響かせることとなった。


別の座席では、キャプテンと男の子連れおばさんもまたエッチしていた。

「ああん、私結婚して、夫も子供もいるのに、子供がすぐ隣にいるのに、私の中に、見ず知らずの可愛い男の子のおち○ちんが入ってくるわぁ・・・あの人のよりもちょっと小さいけど」


「ぼく、おばさんと出会ったばっかりなのに、終業式終わって彼女とデートしてる真っ最中なのに、うふぅっ、何だか彼女と同じぐらいおばさんのことが気になっちゃって、一緒になりたい。おばさんの中、すごくあたたかくて、気持ちいいです。ちん○んが、溶けちゃうみたいだ」


「むちゅ、うふ・・・ああ、なんって切ない気分なのかしら。こんなに可愛い子が、私の胸も顔も優しく触ってくれるなんて。私の坊やと同じぐらい、ちゅぷ、いえ、それ以上・・・?」


「何だ、おばさんがキスすると、急にぼくのちん○んが暴れ始めて、何か出る、何かがこみあげてきて、出ます! ちん○んから、何か、出るぅうううう!」 エッチを始めてから1分も経たない内に、もうキャプテンはびくんびくんと震えていた。おばさんの方はと言うと、不満と快感と、母性? が混ざった、なんか変な顔をしている。


そして、彼らにも変化が始まる。

「んふぅうう・・・・、可愛い男の子の精液、あったかくていいわぁ。
もっとちょうだい、もっと腰を振って出してくれ。もっとぼ、私の中に出すんだ」


「はぁ・・・はぁ・・・気持ちいい・・・はぁい、もっと出しますぅ・・・・ぼ、たしのちん、ペニス、エッチなことはあの人と何度もしたけど、なんだか不思議な気持ち。まるで初めてエッチしたみたいな・・・こんなに気持ちよかったのね・・・ホント、いいわねえぇ・・・」 おばさんの黒くて長い髪が短くなって揃えられていき、キャプテンの髪がどんどんと伸びていく。
その横では別の同級生の親子が、突然交換された乳房に戸惑いながらも先っぽをつまんだり揉んだりしている。

横にいる男の子と金髪女子高生は、見ているこっちが恥ずかしくなるぐらい積極的なキスをしていた。女子高生の服は上半身裸であり、男の子がおっぱいを必死にむにゅむにゅと触っていた。

「んふう、ぼく、なんだか頭も体も変になっちゃう・・・チュウ、ちゅぱ、おねえちゃんとのチュウ、ママのキスとは全然違うじゃん。なんか体中感じちゃってマジ気持ちいいしぃ~」


「はぁあ、何これマジ気持ちいい、どっかよそのちびっ子と胸揉まれてキスしてるだけなのに、いつもの彼とのエッチの十倍はすっごいんだ。アタシ、なんだかもうよくわかんない。むちゅ、体中もうふわふわするよぉ・・・」 そうこうしている内に、自分たちのように髪の毛が入れ替わっていく。
男の子の髪が金色に染まっていき、女子高生の髪が短くなっていく。
よくよく見ると、小学生の男の子は耳が真っ黒に日焼けしており、ごてごてとしたピアスが何個もある。
金髪女子高生の手は、まるで赤ちゃんみたいに真っ白でかわいいものになっていた。ハルカちゃんはもう顔以外のほとんどがジュンイチになってしまっていて、上半身裸になったジュンイチの、可愛らしい二つのおっぱいを必死に手でさわっていた。

「おれ、わたしのおっぱい、ぷにぷにしていて結構気持ちいいわねぇ?
自分の胸にくっついていた時には、こんなに素晴らしいものじゃなかったってのに、不思議だな」 ハルカちゃんは話し方がジュンイチのものと混ざりあいつつそう呟きながら、自分のものになったジュンイチの小さなおちん○んを必死にこすっている。


「わ、わた、おれ、の女のアソコのなか、ムズムズしてたまんないわぁ・・・。
早く、俺のちんこを俺の中に、入れてくれよジュ、じゃない、じゃなくて、ハル・・・カ・・・?」 一方のジュンイチは、かつて自分のものだった小ぶりなおちん○んをハルカちゃんのあそこに受け入れつつも、その表情はちっとも苦しそうじゃなかった。


「あはぁあああぁ、俺のちん、わたしの中に、おれ、ああん、の中で、動いてやがるわぁ」二人の表情には、恐怖の色は少しも見られなかった。
とろけるような笑顔と、未知の快感への驚きとが入り混じっていた。

ぼくは一体どうなるんだろうか? ああなったらママにどうやって説明したらいいんだろう!?

ぼくはお姉さんから体を離すと、お姉さんに呼びかけた。
「もうやめようよ、お姉さん! このままだとぼく、お姉さんになっちゃう!」


「ダメ! さっきから気持ちよくなりすぎて、腰ががくがくして動けらいろぉぉおおお!」


そう言い放つとお姉さんは前にもたれかかってきた。
実際にはお姉さんのほうが身長が高いので、ぼくにのしかかってくることになる。
ちょうどぼくの頭の所にお姉さんのおっぱいが触れると、ぼくは体中がふわん、としてしまい、もう何も考えられなくなった。

がくんとバスの床に膝をついてしまい、何となくお姉さんを抱きしめてしまう。
おっぱいじゃない、もっと美しくて神々しい別の何かに包まれているみたいだ。

「んっ! んむう! ふぉぁあああああぁぅっ、うはぁあああああぅうっ!」
体中が燃え上がるように熱く、ひとりでにびくんびくんと震えている。
おちんちんはお姉さんの持っているやわらかい手・・・かつてのぼくの指に触ってもらって、体の中から何度もこみあげるようなものが襲ってきて、何度もお漏らしをしてしまう。
ようやくお姉さんが離れてくれたと思ったら、真っ白ですべすべしていたお姉さんの顔の肌は、ところどころニキビのある肌色になっていた。


次はどこが変わるんだろう。
ぼくはさっきの不安も忘れてそういうドキドキを感じていた。

何だか変身していくこと、嫌じゃなくなっている お姉さんが小さくなった腕に苦戦しながら、自分のストッキング? を破いていた。そうして、パンツを破ったりずらしたりすると、もじゃもじゃした毛の生えた女の人のあそこが姿を現す。
お姉さんはぼくのおちん○んをつかむと、頑張って自分のあそこに近づけようとしていた。

「うっ、あああああ」
お姉さんに掴まれた瞬間、ぼくのおち○ちんは、もう痛いぐらい大きくなっていた。
あまりに気持ちよくて、ここがどこなのか、もう何が起こっているのかもわからない。
お姉さんは、ぼくのおちん○んを自分の股の不思議な形の所に突き刺した。






「うわああっ!」

「ひゃああん」
その瞬間、まるで何か自分が別の生き物になったかような、素晴らしい気持ちになった。
ぼくのおちん○んがお姉さんの中にズブズブと入っている。お姉さんがぼくを押さえつけている。お姉さんに包まれている。
その体中に満ちるすべてが、今まで感じたことのなかったものだった。

ぼくの一部が、何か別の素晴らしい世界に入りこんでいる。


「んひゅうううぅ、男の子のかわいいペニス、はぁああん、入ってくるのおお」
お姉さんは、ぼくの上でびくんびくんと痙攣を繰り返していた。
一度痙攣することで、更にお姉さんの中で二人がこすれあって、それだけで天にも昇るような今までに体験したことのない気持ちいい感じが駆け巡る。

「お、お姉さんの中が、別の世界になってて、おちん○んが痛いぐらい気持ちいいよぉ、とってもかん、ふぁああああん」

そして、お姉さんがニ、三回腰を振っただけで、僕たちは容易く心を手放した。
あまりにもあっけなく。
特に心躍るような言葉を囁かれることもなく、ドキドキするシチュエーションもない。
相手をからかったりからかわれたりするような、そんな余裕はまるでなかった。
あまりにも気持ちよすぎて、あまりにもつまらない。そう思えた。



「ふあぁああっ、ああああっ、おち○ちん、おちん○んおっきくなる、なんか、おしっこ、せーえき? 出てくる、くる、ふわぁぁあああああ」


「はぁぁあああああん、んあぁああん、お、男の子のせーえき、入ってくるのぉおお・・・」

言葉では言い表せないほどの気持ちよさが、ぼくとお姉さんの全身を突き抜けていった。さっきと同じく頭が真っ白になるけど、さっきと違ってもう、自分が何かを考えることができないこと、それすらすらわからなくなっている。

そうしてその瞬間、真っ白になった。僕たち二人の中に、ものすごいいろいろな思い出が、奔流として二人の頭脳に、魂に注ぎ込まれていく

いろいろな音、におい、過去の情景、そして思考と感情。
些細な癖からポリシーまで、あらゆる経験と行動パターンが魂に刻み込まれていく。
学校で習った知識と、生きていく中で失敗と成功から学んだメソッド。
顔なじみの店員から家族や友人に至るまでの顔・声・名前に特徴。

あらゆる記憶と思考過程が脳に追記されていく。


そして・・・・・


ああん、すっごく気持ちいいぃ・・・・・どうして、さっきまでお姉さんになっちゃうことがあんなに恐ろしかったのかな?
この快楽に比べたら、そんな些細なことはまるでどうでもいい感じになる。
こんなにちいさなペニスなのに、彼とのセックスの何倍も気持ちいい!


「あれ? ぼ、わた、わたしに、男の、彼? い、一体どうして?」
わ、わた、ぼく、は、わたた、わたしは、ぼ、わた、わたしって?
ふと疑問に思ったその瞬間、それまでのもやもやした疑問が、一気に形になって表れた。


自分の、今はかつての「ぼく」へと変化している彼女の過去の経験が、一気に自分の、わたしの中に流れ込んでいく。感情が、記憶が体を駆け巡る。
幼稚園時代はよく女の子と一緒におまま、お、お、大きな声でよく騒ぐ、とても男勝りな子だった。小学生時代には学校の書道部で頑張ってお習、しゅ、しょ、少年野球部のエースで、よく腕白盛りの男子と学校でも野球部でも喧嘩していた。
変化する前の「ぼく」は喧嘩なんてめったにやらず、中学校で昨日までクラブではチェスをやっていたはずなのだが、陣形どころか駒の名前さえ思い出すことができない。

書道部時代の筆遣いや書いた文字は思い出すことができるのに、どうなっているのかし、いるんだ? その代わり、テニスウェアを着て見たこともない場所でしあ、ううん、これは県大会の決勝で、どうしてこんなことわかるんだ? 生理で調子が悪くて準優勝、ぼくは男の子だぞ!?
高校では、高校? ぼくはそんなところ、ぼ、わた、私はテニスを続けていた。男子バレー部の先輩に淡い初恋をして、そんな、ぼくはおと、お、おと・・・テニス部の憧れの先輩と交際していることを知って、落ち込んだ。
大学時代に今の彼と、ぼくは・・・たしか・・・中学生? おと、おん、おと、お、お・・・、初めて出会ったテニス部、街の花火大会での、ぼく見たこともない、懐かしい?

・・・花火に彩られた夜景にはロマンチックな思い出、 彼との人生で初めてのセックス、セックスって何だ? なんか男の人が覆いかぶさ、あの人の紳士的で優しい手つきが本当に心を落ち着かせ、エッチのことなのか? 賛否両論割れた家族、ぼくのパパとママじゃない、を待ちくたびれて行なった結婚。

ぼくは、今日から、わたしはこの前ようやく新居に、夏休みが始まり、移り住んだ。

まさに今日が終、寿退社の日、ぼ、私は幸せの絶頂だ。





「あぁ、ぼ、私、もうすぐ新婚生活だけど、この男の子になっちゃいそう、なんだろう、自分の体なのに、女性の体、下着も体つきも変な感じがするんだ」


「お姉さんな男の子なお姉さん」はそう言うと同時に、わ、ぼくのまだ幼い体を撫でまわした。
顔や声こそまだ入れ替わっておらず、彼(彼女?)の体格はまだ成人女性のままだ。
だがその口調や表情にはあどけないものがあり、ぼく、わたし、ぼく同様精神や記憶が相手のものへと変化していることは容易に想像がついた。


「すごい、ぼくのおっぱいってこんなに大きかったんだぁ。女だったときはあんまりきにならなかっ、じゃない! いつもの私の胸よ! いつも通り、いつも通り、だけど、いつもはこんなかんじだったかなぁ?」 そういうと彼女は、当惑と期待とが入り混じった奇妙な表情をしながら、自分自身の持つ乳房の片方を指でつまみ、もう片方をそのやわらかな手で鷲掴んで弄びはじめた。「どうして私、自分の胸にこんなにドキドキしているの!? でも、はぁああんっ、私のおっぱいってふかふかぷにゃぷにゃしてピリピリして、こんなに気持ち、じゃない! だんだん自分が、なんか、自分じゃないみたい・・・あはっ、なんか体中がふわふわやわらかくって、触ると気持ちいい感じ。どうして気が付かなかったんだろう?」

自分の胸部にある二つの膨らみを、すべすべした肌を、括れた腰を必死になって撫でまわし指先で感触を確かめる様子は、とても奇妙で滑稽だ。


「ああぁう、私の、ぼくのおちん○んがない、いいえ、最初からそんなものない、ないけど、はあぁああん、私のヴァ、おなか、の中にペニスが入って、動いて」 さっきまでと、ぼ、たしたちの体の体勢自体はまるで変化していない。
変化しているのは、ここにいる男の子とOLの、精神や人格のほうだ。



「胸が、おっぱいがしびれて、気持ちよすぎて、何かこみ上げてくる、何かっていうより、わた、私、この子で感じちゃってるのぉ!? それに、なんだか、ペニ、おちん○んが、くぅうぅん!! 体の中で、動いて、ああ、ああ、あああぁあああん」
そうしているうちに、目の前のぼ、わたし、というか男の子になりつつあるお姉さんが、相変わらず体の中にあるおちん、ペニスの存在と自分の乳房に対する継続した刺激によって、絶頂を迎えた。

すると、相手の声が少年の声になり、ぼくの声が「元通り」大人の女性の声になった・・・元通り? じゃない。ぼくは、ぼく、わた・・・

どんどん精神が男性化していくお姉さん、もう一人のわた、ぼく、たしは、すっかり快楽の虜になってしまったらしく、一生懸命におなかの上で腰を振っていた。

「なんで!? いつもあの人と、何度もやっているはず、はずなのに、はずだけど、女の人のエッチって、体の中で動いてすごくいい、嫌! そんな、どんどん男の子になっちゃう、あたまがチカチカして、おちん○んの入口がずっと気持ちいいいいいぃい」
「ぼくの、男の子のおち○ちん、けっこう敏感なのね? うっ、ふぅううう・・・またすぐにお姉さん? の中に出しちゃったわよぉ? ああ・・・お姉さんの中、とっても気持ちいいや」


「ひゃああああああん、体中が、はああああああぁぁん、ガクガクするのぉおおおぉ、いつも、あの人とやってるはずなのに、ぐちゅぐちゅして、ショック死、ショック死しちゃうよおおおおお」
そうして交わりあっている内に、ぼ、私の腰がぐにゅぐにゅと波打ったと見るや否や、まるでママみたいに大きくくびれたかと思うと、ほぼ同時に「お姉さん」の腰がまるで子供のようにぷくっと可愛らしく膨らみ、軽くちぢむ。 そのあいだにも、車内ではどんどん入れ替わりが進んでいた。

「おお、おお、すげえ、ぼく、ケバい女子高生になっておっぱい、あた、ぼく、あん、体中女になってめちゃくちゃおっきくなってるじゃん。ぴちゃ、ぴちゅ、まるでママ、お母さんみたい、んんっ!? ・・・なんか胸触ったらピリッとしたぁ! ふふ、ふにふにやわらかぁ~い! れろ、ちゅぱっ! ふふ、キャハハッ、アハハハハハッ! チョーウケるんですけどぉ~!」
小学生の男の子は、膨らんだ胸を揉みながら、女子高生のお姉さんの女の子のあれ、女性器を舐めていた。
もちろん服は破け、不自然なまでに真っ黒に日焼けした胸部が露出している。
髪も完全に長髪金色になり、軽くパーマが当たりつつ顔にまとわりつきつつある。
腕はすっかり女性のものになって黒く焼けて艶めかしい形に変化しており、ネイルも様々なグッズでデコレーションされた、けばけばしいものへと変貌している。
ただ体格と声や顔と、生殖器官はまだだ。
その手で金色の、腰まで届くボサボサと荒れている長髪をかき分けつつ、おそらく精通すらしていないであろう筈でありながら、自分の頭とほぼ同サイズほどの大きさに自分の胸を揉み、自分の小さなおちん○んをもう片方の手で、「デコられた」指で乱雑に触り、上下に刺激し続けている。


「なにこれ、あた、ぼ、あたしってばヴァ、おちん○んのあるはずのとこ、はぁあ・・・舐めてもらってたら、んっ! マジ体が小さくなってきて、髪も短くなってきて、んひゅう、ずっとそうだったはずなのに、胸がやわらかくて変だよぉ。な、なんか、この子になってるんじゃね?」
一方のお姉さんは、体がどんどんと小さくなっていくだけではなく、髪型も目の前にいた男の子と瓜二つに変化している。
腕もまるで胴体と不釣り合いなほどに小さく細くなり、皮膚は機械で人工的に焼いたであろう黒い肌が、太陽の光で焼かれたであろう健康的な薄い焦げ茶色の肌に変わっている。
ぼく、ぼく? になりつつあるお姉さん同様、だんだんと萎みつつある自分の胸を、困惑しながら男の子のやわらかい手で触り揉みつつ、もう一方の手で男の子の頭を撫でまわしている。 そのすぐ横では、見ず知らずの中学生になってしまった母親と、よその母親になってしまったキャプテンが、お互いにほぼ全裸の状態で肌を重ねている。
二人の言動や様子からは、既に変身は完了してしまっているように思われた。

「す、すごい。これが男の子の体、男の子の心なんだ。さっきまでの自分のおっぱいが、ここまで包容力を生み出すなんて、乳首がこんなにもドキドキ興奮させてくれるなんて、思わなかった。ぼくのものだった女の人のアソコ、こんなにすごくちん○んを締め付けてくるなんて。あの人、いつも、うう、僕ので、こんなに気持ちよかったんだ」
母親の方は、自分が身も心も可愛らしい男の子になってしまったという事実と、初めての異性としての快楽とに身を、そして心を期待と欲望とで震わせていた。
手始めにと、かつての自分をかつての夫同様に思う存分貪っているようだ。


「ふふ、私も、びっくりです。私の持っていたモノが、こんなに女性をよろこばせる、あうっ、ことができるなんて。それに女の人って、こんなに面白い心と体なんですね。今まで何とも思ってこなかった自分の顔が、んぁあっ、こんなにも可愛らしいなんて♡くりっとした瞳、柔らかな耳たぶ、初々しいお顔♡ふふ、全てが愛おしくてたまらないわぁ・・・それに女の体、はぁあん、あなたの以前の体がこんなにすごいなんてぇ。特に、んっ、女性の胸がここまで気持ちいいものだったなんて、知りませんでした」
中学生だったキャプテンは、もうすっかり一児の母となっていた。
変化した自分の心に刻み込まれた女性らしい慈愛と人妻ならではの性欲、そして心の奥から無限に溢れ出してくる母性は、元中学生男子を酔わせ興奮させ愛着を持たせるのに十分であった。

新たな人生への門出を祝いあうかのように、二人は以前自分のものであった唇にキスを交わし、主婦の形の整った乳房を二人で一房ずつ慈しみながらじっくりと揉み、激しく腰を動かして、これからの人生を共にするであろう新しい性の快楽を貪った。


ぼ、わたしたちの変化ももう終了に近づいていた。
「わた、ぼくの、おちん○ん、私の中でビクンビクン動いて、気持ちよすぎて、体がいうこと聞かない、ああ、ああ、あなた、ごめんなさい、私、男の子になっちゃう、一緒に暮らそうって約束したのに、でもぼくの、男の子のエッチ、こんなに気持ちよかったんだ、すっごい! なんか、気持ちいいのが! 来るよ! 多分わ、ぼく、男の子になるんだっ!」


「ふわあああああぁっ!? ぼくのおちん○んが大きく愛撫されて、意識が、さっきとは比べ物にならない。どうしてわた、ぼくこんなに気持ち、ひゃああああっ、ああ、ああ、さよならお母さん、ぼく、んふぅううっ・・・! なんか、くぅうっ! 女になるみたい、何だかこのおちん、ペニス、ぼ、わたし、の、クr、はぁああああんっ! 今の単語いったい、アソコ、と同じ、おぉおおおぅ、チカチカして、なんか、ぼく、私になる、わた、わた、わたぁああああああああああん!」

その時、男性化しつつあるわた、じゃない、お姉さんが体を大きく震わ、痙攣させ豊満な乳房を揺らした。
「「ああ、ああ、ぼく、わたし、なんだかこの世にいないみたい・・・なんていうかふわふわするぅ・・・・・」」
思い返せばおそらくあの時、ぼくの、いや私の精神や人格が、魂と脳とが、頭の中で完全に変化し共有されて、女性化してしまったのね。

直後、猛烈な交わりのはずみでつい目の前の男の子がバランスを崩して腰から転がり落ち、そのはずみでずぽっ、と小さなペニスが抜けて二人の結合が解かれた。
目の前にいる「ぼく」は、顔と女性器ともはやその小さな体に不釣り合いな胸を除けば、もうほとんどが中学生の男の子そのものだった。


「あらあら、やっぱり何度見ても可愛らしいおちん○んねぇ。ふふ、それにしても私って、スリムな腰や手足、セクシーな声、整った顔、こうして改めてみてみると、けっこういい女じゃなぁーい♡」


「ぼくの、お、女の子のあそこ、何だかひくひくしてる。おっぱいも何度触ってもいろんな意味で気持ちいいぃ・・・女の子ってこんなにすごいんだぁ・・・男の子ってこんなにドキドキするんだぁ・・・」
どちらから言い出すでもなく、私たちは再び体を重ねていた。
交換されずお互いに残されていたものの、その快感を最後に味わうために。
新しい人生に必要なものを、相手と完全に交換しあうために。

「はぁああん、あああん、ぼくのものになるおちん○んが、んはぁ、入ってくるぅ」


「わ、私の、ものになる、女の、私のヴァギナ、ああ、こんなにも暖かく包み込んでくるなんて、まるで同じように入れているはずなのに、ふぅっ、半分男の子だったさっきまでとは大違い」

ほぼ無言でお互いに腰を振り、「元お姉さん」に残されていた乳房を揉む。

「はぁんっ、ああ、女の人のおっぱい、じんわりと快感が広がっていく・・・お姉さんだった時は、何百回も揉んだり好きな人に揉んでもらったりしたはずなのに、あんっ」 揉まれている方も、表情こそ喜びと困惑が入り混じったもののままであるが、
さっきまでのようにあからさまに当惑した挙動言動をすることはない。
あからさまに嬌声を挙げて、互いの性的興奮を惹起することもない。

「ふうぅ、ふう、おっぱいが、ムニュムニュして、ひぅっ、気持ちいい♡」
その理由は至って簡単。少なくとも私と目の前にいる「少年」にとっては、このセックスこそがある種の神聖なる儀式そのものだったからだ。


そして、私たちが待ち望んでいた、その瞬間が二人に訪れる。

「私の、おち○ちん、もう、もう我慢できない、破裂しちゃう! これで、これでもう体も男の子じゃなくなるのね。ああ、出る、出る、イっちゃうぅううううぅう!」


「来て、おちん○んぼくの所に来て、ぼくも、んあうぅう、お姉さんのアソコで、体がっ、あんっ、ビクンビクンしてっ、くぁん、おとこのこになる、真っ白に、まっしろに、にゃりゅううううううぅ」
ひとしきり精液を吐き出し終わった後、私の男性器は男の子の女性器からすぽんと抜けたかと思うと、 まるでしゅるしゅると音を立てるかのように、素早く体の中に吸い込まれていった。
直後、目の前の男の子の陰毛が全て抜け落ち、小ぶりな男性器がその中から姿を現した。
初めは幼児程度だったそれは、むくむくと急成長して元のサイズと同様になった。




周囲はもう完全に入れ替わりが完了している。

今度は女子高生になってしまった男の子が、中学生になってしまった母親を誘惑している。

それも相手の男性器をがっちりつかんで、である。

「すごい、マジ女の体ってすごい! 胸もアソコもチョー快感たっぷりでさぁ、もうヤバいなんてもんじゃないよ。サイコーじゃん! ママ? でいいんだっけ? もあたし産む前にさぁ~、セックスしまくってこんなに気持ちよかったんでしょぉ? ズルイ! マジズルイ!」


「うっ、駄目だよヒカル? ヒナちゃん? あの、僕たち交換される前は、血のつながった親子なんだから。男の子になる前の僕が、君を産んだんだよ? ほら、僕のちんちんからもう手を離して」


「そうなんだけどさぁ~、なんかこのお姉さん、っていうか今のアタシ、あんたが変身したその子がマジで運命の相手って感じてたっぽくてさぁ。しょーじきなんか確かにママだけどもうママじゃないっていうかさぁ~。」
そう言うや否や、女子高生になってしまった小学生は、かつて母親だった恋人のおち○ちんを自分の女性器にずぶずぶと迎え入れていった。


「うっ、はぁあ・・・やっぱこの子のちん○、メッチャアタシと相性いいわぁ。ん? さっきまでち○こついてたんだから、体の中に入れたことなんてなかったんじゃね? うふぅううっ!!!ああ、もうどーでもいいわぁあ・・・。このマジであんたの中身がアタシの親だとか、もうショージキどうでもよくなっちゃうっていうかぁ~? ・・・っていうかさー、アタシそもそも元々はそこのガキでさ、本物の女子高生じゃないんだっけ?」


「ふっ、ううう・・・つっ、つまり、もう身も心もヒカルがヒナちゃんでヒナちゃんがヒカル、になっちゃってるんだね。ぼくはすっかり、男の子になって、なんだろう、ヒナちゃんの顔を見てると、さっきは何だか怖い女の子だわって思ってたはずなのに、ふふ、ものすごくドキドキするんだぁ・・・。それに男のセックスは今日が初めてのはずなのに、くふっ、何度もこうやってお姉さんに抱いてもらったような、というか二週間前もデートした記憶が、って、はぁう・・・」
女子高生と化した子供が、中学生男子になった母親のあどけない頬を、舌全体で優しくなめた。
肉体も人格も変化しているのだが、それはまるで親子の絆が残っているようにも、見えた。


車内の多くの親子連れも、似たようなものだった。

「しょんなぁ~! ぼ、ぼく、ハァ、ハァ、さっきまで自分の子供と一緒にいて、強い子になるよう色々しつけていたはずなのに、んふぅ、なんでか家族とこんなことしちゃって、僕がさっきまでの僕と逆になって、やだやだやだ、気持ちいいけど嫌だ、ぼくのものになったおちん○んの上で、ぼくの子が、ズブズブしてる、なんでなんで、なんでこんなことに、なん、ああ、ああん、あああああっ、ふぅあああああっ!」

「あっ、も~う! まだ出しちゃダメだっていったじゃない! せっかく自分の母親の身体でイイコトしてみようって思ったのに、これじゃすぐ終わっちゃうじゃない! 昔の私って、こんなにナヨナヨした子だったなんて・・・これじゃあ、ケンカに負けちゃう度に、怒られて当然ね。・・・せめてもう一回はセックスさせてもらわないと、子供だった時に厳しくしつけられた分のお返しにならないわ。さあ、もう一度やるわよぉ~!」

そして、もう一人のわたしは、我慢できないといった表情で私の上に飛び乗ってくる。

「んっ、ふぅ・・・・・」

わたしの中に、以前のわたしのが入り込んでくる。
わたしの目の前に、これからわたしの体にやってくる二つの膨らみが。


「ああ、前のぼくのなか、すっごいぬるぬるして気持ちいい。僕の胸にあるお姉さんのおっぱいも、ふわふわしてあったかくて、じんじん気持ちよくてとってもいい・・・昨日までずっと触ってたはずなのに。ぼくの記憶に残ってるお姉さんの旦那さんよりも、んっ、ぼくのは小さいおちん○んのはずなのに、お姉さん全体がものすごい強さで、はぁあ、ぼくのを締め付けてくる・・・」

そういうや否や、もう一人のわたしはものすごい勢いで前後運動を始めた。
まるで異性とのセックスなんて、一度も経験したことがないように。まるで母親以外の女性の裸体に触れたことがないかのように。


「んっ、ふ、結構しっかり突いてくるんだ・・・さっきはそれどころじゃなかったけど、ぼ、あなたのおちん○んが思ったよりも小さいはず、なのに、ひぅ、いったい」


「ふふ、やっぱり男のおち○ちん、ズブズブしてると、ふっ、お姉さんの顔真っ赤になっちゃうね。・・・くふっ、大きさなんて関係ないんだよ、お姉さん♪僕がお姉さんだった時も、ふっ、ふううっ、恋人にズブズブエッチされて、真っ赤になってたんだからさ」



「ふぅうううっ、お姉さん、ぼく、我慢できない! 男の子のせーえきおちん○んから出ちゃう! さっきまで中に出される側だったのに、さっきまでのぼくの、女の人の中に出しちゃうよおおおおおお」
そして「彼」は、あっという間に絶頂に達した。
温かな「かつての私の子種」が、自分の中に注ぎ込まれていく。


「私も、あん、気持ちよくなって、イッちゃう! 大人の、女になって、ふぁあああぁっ、女のヴァギナで初めて、ぜっ、絶頂、たいけ、体験しちゃ、しちゃ、るううううう」
肉体の異常な興奮が収まっていないわたしも、それは同様だった。
新たに得た記憶が正しければ、肉体の交換される以前の「わたし」は、このサイズのペニスでは到底満足などできないはずであった。


「うわああああっ、出る、出るよ・・・す、すごい、何だか初めてじゃないはずなのに初めてだ。これが男の子の心でするエッチなんだ・・・」


「ふゎああ、熱いものが、なんだかこみあげてくる、いつも通りの快感だけど、でも、いつも通りじゃ、女のセックス初めて、初めて、はぁあああ、ふぁああああ、はぁあああああぁん!」
直後、少年と化した目の前の女性が最後に持っていた、乳房と顔とが私と交換された。
厳密に言えば、私の胸元に大きなふくらみが二つ発生し、目の前の女性の、つまり私の顔がぐにゅうんと一瞬歪んだ後に、以前の私である少年の顔へと、頭蓋骨へと変化したのだ。


直後、車内全体がまばゆい光に包まれた。
思わず目を閉じていると、全身に何かがまとわりついていくような感覚に襲われる。
新たに生えてきた、私の乳房が「いつも通り」ブラに包まれて、不思議な力によって周囲の肉が集められ、背中でホックがパチンと留められる。
男の子用のトランクスがひとりでに臀部まで上がってきたと思うや否や、直後やわらかいショーツに変化してお尻を包み込む。
制服のズボンがスーツ用スカートに変化して、同じように装着される。
両腕がひとりでに「バンザイ姿勢」になるや否や、上半身に女性用のシャツとブレザーが着せられボタンが丁寧に留められていく。

気がついた時、そこは奇妙なオーロラに包み込まれる以前とほとんど同じ車内だった。
乗客たちはおとなしく席に座り、またあるものは雑談を繰り返している。ただ、乗車直後とは異なる点が3つある。


一つ目は、バスの乗客が会話している相手。
二つ目は、多くの乗客が、乳房や生殖器官を含む自分の肉体を触るのに熱中していること。

そして三つ目は、乗客たちの肉体や所持品は100%が文字通り交換され、
人格や性格、精神は90%までもが、他の乗客たちと交換・共有されてしまった、という事実である。




「やっぱり相手の記憶で追体験するのと実際に体験するのとでは、ふぅん、ぜんっぜん、違うのねぇ」


「そ、そうですね。ぼくの体は、初体験というか、エッチを体験していない心と体になったというか・・・でも、昔の自分、お姉さんとの男のエッチなことも、結構気持ちよかったです」
早速自分のものとなった乳房を揉み確かめる私と、その光景を見て今更ながらに顔を赤らめるつい先ほどまでその持ち主であったあどけない少年。
後から思い返せば狂気に満ちていたかもしれないが、当事者である私たちは不思議と穏やかな心地だった。


そうこうしている内に、バスが次の停車場に止まった。
何人かの乗客が降り、その代わりに数人乗客が乗り込んできた。
大きな三つ編みと水玉模様の服が特徴的な小学校高学年くらいの少女と、その身を案じるように話しかけては邪険にされている、兄と思しき青年。
そのあと続けて、全身が贅肉に包まれた中年女性と野球部員と思しき高校生ぐらいの青年。

そんなどこにでもいるはずの、普通の人々だった。

バスが発車するや否や、彼らの座っている座席の上部に設置されているクーラーから、
あの不思議なオーロラが噴出されてきた。
突然の性的興奮に動揺する彼らは周囲を見渡すが、私たちを含め既に交換が完了している集団は、特に何の悪影響も受けずに世間話や交換話に花を咲かせている。 状況をまるで理解できぬまま、周囲の異性との肉欲に溺れて交換されていく人。

「交換話」からこれから自分たちに起こることを予測して恐怖する人。
自分の現状に強い不満があり、天から降ってわいた僥倖であると期待する人。

そうした人々を周囲の「交換済み乗客」達は応援したり、挑発したり、丁寧にレクチャーしてあげたり、或いは特に気にすることもなく外の風景を眺めたりしている。
或いは私たちを含め、黙して観察に専念している乗客も多くいた。 そんなこんなでバス停ごとに乗車してきた乗客を交換しながら、この不思議なバスは私たちの暮らす団地に設けられた終点に到着し、わたしたちはバス停で自分たちの身に起こった現象について改めて語り合っていた。



最前列の家族は、親子での交換に満足している様子だ。

「へへ、この体最高だ。気張って産んだかいがあったってもんだ。
男ならではの活発さっていうかやる気がわいてくる気がするぜ! 全く若いっていいよなぁ~」
やんちゃで活発な息子になってしまった温厚な主婦は、 ストレッチや正拳突きをしながら体の中からわきおこる力に喜んでいた。
目つきからは、日焼けして引き締まった四肢に対してうっとりしているようにも見える。

「もう、リョウスケったら。周りに他のお客さんがいるんだからぁ。おやめなさい。私ってこんなに乱暴だったかしら?
・・・・・母さんになって、気分が落ち着いてきたというか、ゆっくりしたペースで一分一秒を生きることがとっても心地良いような感じがするわぁ。
それにして私って、家族というか親だからあまり気にしていなかったけれど、こんなにきれいだったのね。
男の子だったころによく見ていた、エッチな本の女の人よりも、ずぅっときれい・・・うふふふ」
母親になってしまった息子は、かつてのじぶんの乱暴さに驚きながら、熟れた母親である今の自分の体を抱きしめ、自分の胸をふわふわと触りながら温厚で母性的な中にもみだらな微笑みを浮かべていた。


「ああ、私自分の娘に、女子高生になっちゃったのね。なんていうか、メッチャクチャはしゃぎまわりたいって感じが沸き起こってくるって感じ。こうなったらもう一度ママみたいな綺麗な子を、じゃないない、かっこいいイケメン捕まえて青春を」
娘になってしまった父親は、これからの第二の青春を夢見ながら若く美しい自分の肉体を撫でまわしていた。
長くなった髪を手櫛で梳き、自分のお尻を自分で揉む、なんとも扇情的な仕草だ。


「ふふ、リエコったら、元は自分で決めたんだろう?
・・・昨日までの自分だっていうのに、どうしてこうも胸や尻に目が行ってしまうもんかな?
まぁ母さんになったリョウスケも似たようなものか。さぁ、門限をなくしてほしかったら父さんと・・・」
父親になってしまった女子高生は、かつての自分と体を重ねたくてたまらない様子だ。
よくよく見ると、娘のものになってしまった父親の男性器は、ズボンごしでも容易にわかるほど天を仰いでいた。

だが一足お先と言わんばかりに、当の女子高生(元父親)は、女子高生の兄(元母親)に後ろから抱きつかれていた。


「ふぁっ!? いきなり何なのさ兄貴、っていうか母さん!?」


「なあリエコ、今晩久しぶりに兄妹同じベッドで眠らないか? 兄さんさぁ、男子になったばかりで、まだ自分の体のことがよくわかってないんだよなぁ。元男のリエコがいろいろアドバイスしてくれたら、助かっちゃうんだけどなぁ」
「嘘ばっかし。リョウスケ、兄貴の記憶ちゃんと読めるくせに!
 どうせ男の性欲がすっかり病みつきになっちゃって、また私とセックスしたくなったってのが正直なところでしょ? パパだったころは、今の私が生まれてちょっと経ったころから誘っても誘っても滅多にセックスしてくれなかったのに、兄妹になった今になって誘ってくるわけ!?」


「悪かった、悪かったって。あれは子供たち、つまり今の俺たちに母乳やったり寝かしつけたり大変でそれどころじゃなかったんだよ。特にリョウスケ・・・今の俺にはさんざん手を焼かされたんだぜ? この通り謝るからさぁ、もう勘弁してくれよぉ」


「はぁ・・・・・全く仕方ないなぁ、もう。兄貴のそういうちゃっかりしたたかなところはママにそっくりっていうか、ママのそういうところに惹かれて私たち結婚して、今の私たちまで作ったんだから、もうあきらめるわよ。でも、ご近所にバレるといろいろ面倒だから、週一だけだからね。それにコンドームは着けてね、ママだったころの記憶をちゃんと思い出して、女の側にも優しくしてちょうだいね? あと・・・」

次いで、金髪女子高生と中学生の確かキャプテンの男の子、そして親子がバスから降りてきた。

「ちょ、むかしのママ、女の胸ってマジすごいんですけど! なんかなんかさぁ、あたしってばこうなっちゃってチョー気持ちいいっていうか、青春も自分のカラダも遊び尽くしたいっていうか? あ、そっか! あんたもうあたしの彼だっけ! あたしの親だった中学生と付き合うのってマジどうなのかな~。だけど前のママならまあいっか? で、これからどーする? 新しい家行く? 交換前の『こいつら 』はあたしの家行くつもりだったみたいだけど」
金髪の不良女子高生になってしまった小学生の男の子は、 すっかり自分の胸や女性器から生じる快楽の虜になっているようだ。
片手で胸を揉みながら、もう片方の手で恋人になってしまったかつての母親の手を取る。

「僕は中学生の男子だ。なんていうか、ものすごく体が軽い。手足も引き締まっている。
それに、大人からこどもになったというのに、何だか以前よりも冷静になれたような気がするんだ。
ああ、セックス、ヒナちゃんもいいけど、今までの自分の体もものすごく良かった・・・前の夫は、いつもこんなに気持ちよかったのか。ずるいよ。いやいや、男の子になったぼくが好きなのはヒナちゃんで、だけどヒナちゃんはヒカルと交換されている訳で・・・・・え? これから? そうだなぁ。一旦ヒナちゃんの家に行ってから、駅前の映画館とかどうかな? 新しい記憶が確かなら、最近新しい映画が始まってるんだ。そして、それからさ・・・ふふ」
同じくキャプテンになってしまったその子の母親も、まんざらではない様子。
ペニスを触りながら、かつての自分と恋人になってしまった実の息子とを見比べて、贅沢な悩みにふけっている。
かつての子供相手に再び女の悦びを教え込みたくて、ウズウズしているのが一目瞭然だ。


「あぁ、大人の女性がこんなにも心地の良い人生だなんて。顔に、乳房に、四肢に、子宮や括れた腰に、全てに穏やかで暖かい母性と形容する言葉が見つからない神秘的な美しさが詰め込まれているわぁ・・・! 家事や育児の大変さよりも何倍も素晴らしいんですね・・・♡それにいいじゃないですか。四人全員でお会いする機会を設ければいいんですし。
 私の夫になったあの人は定期的に出張があるので、その時を見計らってみんなでパーティしましょう♡私の昔の体はとってもかわいいし、恋人だった息子・・・ヒカルにも、息子だったヒナちゃんって娘(こ) にも、いろいろと女性の素晴らしさを教えてあげたいわぁ♡」
母親になってしまったテニス部のキャプテンは、自分の子供になったかつての恋人のことなどそっちのけで再会の日取りを調整するのにご執心だ。
自分のブロンドに染められた長髪から生じる艶めかしい動きと、専業主婦としてのバラ色の生活に、すっかりメロメロな様子。


「やったあ! また昔のぼくに会えるんだね! しゅくだいもすくないし、ともだちもたくさんいるし、ホントに男の子になってよかったぁ! ・・・ママとこうたいした人のおっきいちん○んは、ちょっとうらやましいなぁ。・・・ああっ! そういえばぼく、さっきまでのぼくとおちん○ん取り替えっこしちゃったから、こないだまでみたいにお兄さんのおちん○んで気持ちよくなれないんだっけ・・・お兄さんになったママのおち○ちん、お姉ちゃんだったころみたいにペロペロなめてみようかなぁ。それとも昔のぼくのおっぱいのもうかなぁ?」
小学生の男の子になった金髪女子高生は、とげとげしい態度などまるでなくなった。
二回目の小学生時代を異性として過ごすという体験に、胸をときめかせている。
彼は成長した後に、かつての自分や、母親になった恋人と一夜を共にするのかもしれない。
かつての自分の肉体を思い出して自慰行為をするのかもしれない。

ジュンイチくんとハルカちゃんが手をつないで降車してきた。


「それにしても、スカートって風が入り込んで開放感があるわね。ブラジャーは思ったよりも締め付けてくる感じ・・・って言っても、半分はあんたの記憶だから、何か月も前から着てたような感じもする。それに頭のリボ、ってもう! ジュンイチったら元は自分の胸だったんでしょ? みんなが見ているところではやめて」
自分のスカートをピラピラ、と動かし、頭部のリボンを触ろうとした時にかつての自分からセクハラを受ける。


「いいだろ、元々俺のだったんだからさ。元は俺の体だったってのに、何だかちん○んがガチガチになっちまってさぁ、ドキドキしてたまんないんだぜ? それにしてもこの体、朝の身だしなみには気を付けなくていいし、喧嘩は強いし成績も悪くないし、結構いいじゃないか」
一見すると、バスに乗る以前と同様の、何の変哲もない男女の友情。
だが、もはや二人はあらゆる意味で交わりあった存在であるといえる。


「あんなにエッチしたのに、まだやる気満々なの!? ・・・・・まあ、いいわ。人前では駄目だけれど、この後うちの部屋でゆっくりじっくりやりましょうよ。実を言うと、わたしも新しい「わたしの体」が気になるし、それに誰かに見られて学校でからかわれたら嫌だし」

「それナイスアイディア! ウチの・・・じゃなかった。もうお前んちだよな。お前んとこの親は記憶が正しけりゃ共働きで今日も留守番だったよな。お風呂場でもう一度やっちゃおうぜ」

大勢の「元」新入生と「元」保護者たちが、バスから降りてきた。

「あ~あ、つい30分前まで主婦だったってのに、また中学生から人生やり直しかぁ。しかもオレ、ちん○ん生えてるし男だよな? まぁ、変化する前はこの顔が可愛いってなってたけどさ、いざ男の子の心になっちゃうと魅力半減だなぁ・・・しっかもよりによってさっきまで自分の子供だったあの子が新しい母親になっちゃうし、記憶によれば、夏休みの宿題とか後回しにしがちな性格になっちまったらしいし、ホントにこれから大丈夫なのかよコレ・・・」


「バスに乗るまではわたしの母さんだったっていうのに、な~に本物の子供みたいなこと言ってんの。わたしだって、わたしだってさ、大人の女性に褒められて、良い気になって相手の胸を揉んでいたら、青春を丸ごとどこかのおばさんに取られちゃって、あんんっ、この通り、紛れもない女の体になっちゃったんだからさ・・・アナタも何時までもくよくよしてないで、ちゃっちゃとその子の宿題をこなして、男の子の青春を満喫すればいいじゃない! ・・・わたしだってちゃんと助けてあげるわよ。これからは親子逆になって、よその家の親子をやっていくんだから、ね」


「ふふっ! まさか中学生男子から大学生に一気に変わるなんて、思いもよらなかったわっ。昨日まではしょっちゅうクラスで『メガネ、メガネ~』ってイジられてウンザリしてたのに、今日から華の一人暮らし! し・か・もぉ・・・ひゃぁんっ♡まさかのかわいいお姉さん! 視力は悪くないし、この通り胸も大きいし、イケメン彼氏もいるし、ああ、私ったらなんて素晴らしいのかしらぁ」


「へぇ、こいつはすごいな。俺、自分の親父になっちまった。いや、昨日までは自分の娘だった、かな? 最近は父親なんて加齢臭が気持ち悪いとしか思っていなかったが、いざ変身してみるとなかなかどうして。「イチモツ」はとても気持ちがいい上に、金も思いのままに使える。その上かつての自分は父親にメロメロってなもんだ、これが笑わずにいられるものかよ。・・・まぁ一つだけ心残りがあるとするなら、膨らみかけてきた胸はともかくとしても、あれ程の『名器』を父親に譲っちまったことかなぁ、ガハハ!」


「うぅ・・・ねえ、新しいお母さん。あたしったらさっきまで二組のケイタロウだったのに、エッチなことをしたと思ったら三組のマイになっちゃったのよぉ。それにさぁ、なんだか昔のあたしのことがものすごく気になっちゃって、女の子の大事なところがなんだか良い意味でぞわぞわしてくるの・・・
しかもさぁ、記憶を思い出そうとすると、『ずっとケイタロウのことが気になってたまらない』ことになってるのよぉ。
どうしよう・・・」


「そ、そう・・・困ったわねぇ・・・いいかしらマイちゃん、あなたが元々ケイタロウ君だったみたいに、お母さんもさっきまでは『前のあなた』の親友のカナタくんだったのよ? 交換前の記憶が正しければ、私たち幼稚園の頃から一緒に遊んでいた大切な友達だから、私もあなたをなんとか助けてあげたいのだけれど。でもね、私も胸が大きくなって、おちん○んがなくなって、マイちゃんのお母さんになったばっかりだから、こうやって抱きしめてあげることぐらいしか・・・ひゃ! ちょっとダメ、そこはおっぱ、んんっ!?」


「おーい、カナタぁ、お互い男になっちまったけどこれからどうしよっか? え? お前んちでお前の兄貴のエロいDVD?んー・・・お前さぁ、お互いさっきまでちんちん生えてなかった割にはがっつくよな・・・変わる前に風呂に入った記憶読んだらだいたい見放題だってのに、わざわざ、かぁ?全く、ホントにお前俺の親だったのかよ!? それとも・・・俺には見せてないだけで、入れ替わる前の親父に対してもそうだったのか?」


「仕方ないじゃねーかケイタロウ、今の俺はお前の親だったころと違って恋愛無経験歴=年齢だし、さっきの余韻がまだちん○んに残ってるんだからさぁ。ふふ、俺さっきまで子持ち人妻だったんだよなぁ・・・♡ ああエロい、胸、腰、性格、あらゆる部分がエロいぜ昔の俺! あれが見放題触り放題だったってのにあんまり気にもしなかったなんて、ちょっぴり損したよなぁ♡ それにさぁ、お前だって生まれてこの方好きな人をモノにできた試しがないじゃん。我慢せずに一緒に見ようぜ~」
「ふっふーん、そうじゃないんだよなぁカナタ。へへ、ホントのこと言うとさ、俺、女子だったころは今の俺のこと好きだったんだよ。つまり、もう憧れの人間の全てを手に入れちまったって訳だぁ・・・
ん? つまりだ、昔の俺に告白すれば無条件で彼女ゲットって訳だよなぁ・・・・・そうだ、こうしちゃいられねえ! そうと決まればさっそく善は急げだ! 昔の俺、どこいった!?」







「あ、あのう、すみません」
耳元で呼ぶ声がしてふと振り返ると、そこには少年がまちわびた様子で立っていた。
ああ、まるで仔犬や子猫のようなかわいい顔。キラキラと輝く瞳。
やわらかい頬に、白くやさしい曲線を描く手足。期待と不安の入り混じった、もじもじとした挙動。
これがバスに乗車する以前の自分だなんて、自分でも到底信じられない。
まだあどけなさの残る表情は、不安そうではあるものの、同時に新たな性の快楽にすっかり夢中になっているようだ。

「お、お姉さん、ぼくとまた一緒に、その、エッチなことをしてくれますか?」

他の乗客同様に異性の快楽に酔いしれている。
以前の私は性に目覚めてはいなかったがおそらくこの子には、即座に絶頂を迎えたことへの不満も確実にある筈だ。


私は答えた。
ええ、喜んで。来週の木曜日はぁ、あの人・・・主人が夜勤で帰らないの。あなたのお家の門限まで、お姉さんの家でくつろいでいってね。
って言っても、本来はあなたのお家になるはずだったのだけれども。


・・・えっ、今日?
今日は・・・記憶が正しければ、、あなたお友達との約束があったんじゃないの?
友情はとおっても大切なもの、失うと取り返しのつかないものよ。さぁ、いってらっしゃい。
電話番号や住所の記憶は、まだ残ってるわね? ・・・だったらきっと、大丈夫。

元気でいてね! また来週会いましょう・・・・・もう一人の私。













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