忍法・妊転身の術
 作:ヴァレー

時は戦国の世

有力な武将たちは各地で国を興し、他国を武力を持って屈服させようと、日夜戦略を練っていた。そうした時代において他の武将を出し抜くために『情報』は非常に重要な価値があった。他国の武力、兵糧、税収、民……これらは戦争を起こす上でなくてはならない重要な情報である。情報が重要となるのは他国との戦いだけではない。裏切り、下克上が日常茶飯事の戦国の世では自国や部下の情報収集も怠ってはならない。

故に多く武将たちは情報を手に入れるため、密偵――『忍び』を求めた。忍びの里には各地の武将から使者が送られ、忍びの派遣を要請した。今まで影の存在であり泥水をすすっていた忍びたちは、これを隆盛の一大チャンスと捉え、多くの忍びを武将たちの元に派遣した。そして派遣された忍びたちは想像以上の成果を上げ、武将たちにはなくてはならない存在となった。

だが、ある時問題が起こった。忍びの需要は日に日に高まり、従来の忍びの数では追いつかないほどまで達する。忍び自体はいても、重大かつ危険な任務をこなせるほど熟達した忍びが限られていたのだ。これに困ったとある忍びの里の頭領は、厳しい修行の末にある『術』を編み出すことに成功する。

それはたった一人の熟達の忍びがいれば、何十もの促成忍びが生み出すことができるが、人の法を外れた、神をも恐れぬ『禁術』であった。


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「くせ者だ! であえ! であえ!」

「くそっ……見つかったか」

深夜、とある有力大名の居城では大捕り物が繰り広げられていた。追われているのは例の『禁術』を編み出した忍びの里に所属する上忍の男だ。壁を伝って城内に潜入しようとした際に見つかってしまったのだ。

「流石、天下統一に一番近いと言われる武将……まさか警備に忍びのものを使っているとは」

彼の潜入経路は本来であれば完璧なものであり、侍や足軽程度に見つかるようなものではなかった。だが、彼にとって想定外だったのは警備に就いていたのは彼と同類の忍びたちであったということだ。

「囲んだぞ! 大人しく観念するんだな!」

警備の侍たちに周りを囲まれてしまう。相手は5人で決して抜けられないほどではないが……。逃亡のため、腰に仕込んだ煙玉を投げつけようとしたところで、侍たちの後ろから人影が現れる。

「貴様、どこの里の忍びだ? いや、問うまでもないか。この城に潜入しようと考える忍びなど、例の『禁術』を持つ里に違いないだろうな」

現れたのは、彼と同類の忍び――ただしくノ一であった。全身を黒の忍装束で包んでいるが、胸部の膨らみですぐに女だと分かった。男の忍びに比べると小柄であるものの、筋肉の鎧に覆われ、かつ柔軟性を感じられる引き締まった肉体。長い髪を後ろで結っており、こちらに鋭い殺気を向けてくる。間違いなく一流の忍びだ。

「ここで降伏するのなら命だけは助けてやるぞ?」

「……………」

彼はくノ一の問いに答えず、無言で背中の刀を抜く。この女からは逃げられないと考え、正面からの突破を狙う。そしてくノ一が構える前に一気に駆け、彼女の懐を突き狙う。その突きは正確にくノ一の急所に向かう。

「ふっ!」

だが、彼が一歩目を踏み出すと同時に、くノ一は神速の抜刀でその突きを捌く。そのまま横に逸らした勢いでくノ一は彼に回し蹴りを喰らわせようとする。

「……!?」

渾身の突きを簡単に捌かれた彼は、慌てて後ろに下がろうとするが、背後は侍たちが取り囲んでいる。侍たちに斬られないギリギリの所で踏みとどまり、再び正面突破を狙う。

今度はフェイントを入れつつの攻撃。あえてくノ一の急所は狙わず、隙を見て横をすり抜ける戦法だ。彼は常人にはとらえ切れぬ速さでくノ一に攻撃を仕掛ける。だが……

「見えたっ!」

「なっ……ぐおぅ!」

フェイントの攻撃をくノ一が受けた瞬間、その隙をついて刀を手放し囮にして、彼女の横を通り抜けようとした彼だが、くノ一はそれにすら反応し、左手で苦無を抜き、彼の脇腹を切り払った。結果、彼は侍の包囲を抜けることには成功したが、腹に傷を負い膝をついてしまう。

(くそっ、この女、実力は恐らく頭領並。俺では敵わないな……しかもこの傷、逃げきるのは難しいか)

迫るくノ一、逃げ切るのはまず不可能。絶体絶命の状況であったが、彼は冷静だった。むしろ彼は笑っていた。決して死を受け入れたからでも、狂乱したからでもない。

(女の忍び、俺以上の実力、そしてこの状況……うむ、条件は揃った。今こそ『禁術』発動の時!)

彼はこの状況で例の『禁術』を発動する。流れる自身の血で紋様を刻み、印を結ぼうとする。

「奥義・妊転身の術……!」

「遅い」

「がはっ……」

が、彼が印を結ぼうとした瞬間に、くノ一の刀は彼の心臓を貫いた。その攻撃は的確に彼の命を刈り取り、結局、印を結ぶ途中で彼は事切れて死亡した。

「それが例の『禁術』か? どんなに優れた術であっても発動できなければ意味がないな」

くノ一は事切れた男の死体を見下しながら、そのように吐き捨てる。ついでに死体に触れ、確認するが、心臓は潰れ、脈は動かない。身代わりの術などではなく本当に死んだようである。

「おお、流石は彩芽殿! これほどの忍びを一刀で切り伏せるとは! 死体の処理は我々にお任せください」

囲んでいた侍たちがバタバタとくノ一……彩芽の元に集まってくる。男と彩芽の目にもとまらぬ神速の戦闘に、彼らは口々に賞賛の言葉を浴びせてくる。

「ああ、ありがとう。死体の処理はお任せする。ただ、男の血だけは残しておいてくれ」

「む、何故?」

「この男は例の『禁術』を使おうとしていた。この発動直前の紋様と血を研究すれば、対抗策も編み出せるかもしれない。我らが里は、何人もこの禁術の犠牲になっているので。早々に対策を練らなければ」

彩芽の里の忍びは既に何人もが『禁術』の犠牲になっている。しかも禁術を喰らったと思しき忍びはほとんど人の形を残さないレベルにまで丹念に殺されるので全く対策が進んでいなかった。

「なるほど。そういうことでしたら、よろしくお願いいたします。我が藩も件の里とは敵対関係にありますからな。彩芽殿には期待しておりますぞ」

侍たちはそう言いながら、男の死体を運んで行った。彩芽はそれを見送りつつ、早速地面に散らばった男の血と、それによって書かれた紋様を回収しようとするが――

「――っ!?」

紋様を直視した瞬間にぐらりと意識が揺れた。下腹部が熱くなり、平衡感覚を失い、転びそうになる。

「今のは……」

だが、意識が揺れたのはほんの一瞬で、改めて紋様を見ても特に何も起きない。自身の脈を計ってみるが正常だ。痛みや熱も感じない。

「気のせいか……まぁ、いい。さっさとこれを回収して寝床に戻るか」

彩芽は血の紋様を巻物に書き写したあと、男の血を小袋に採取して、そのまま城の中へと戻っていった。自身の子宮に謎の光が侵入し、下腹部が淡く発光していることなど気づかずに……

それから数時間後のこと――彩芽は自室の布団の中で呻いていた。

「あっ……ぐぅ、う、ぁ……」

彼女は下腹部を抑え、床をのたうち回る。お腹には例の『禁術』に使われた紋様がまるであざのように浮かび上がり、光を放っていた。先ほどは本人も気づかないほどの小さな発光であったが、今では薄紅色に強く光り輝いている。そして、そこを中心に彼女のお腹は熱を持ち、膣から子宮にかけてをキュッと締め付けている。

「どう、なっている……? 私のお腹が、変……はぁ……!」

お腹に刻まれた紋様は彼女が呻くたびに激しく鼓動し、光はどんどん強まっていく。お腹の中で何者かが暴れまっているかの如く、体内から衝撃が響き、彼女の子宮を強く刺激する。

「うぐぅ、奴に何かされたか……? でも、毒を仕込まれる機会なんて一度も……それに毒の訓練は万全のはず……」

彩芽は男に何か毒でも仕込まれたのかと考えたが、先ほどの戦いは一方的なものであり、彩芽は傷一つついていない。そもそも一流のくノ一である彩芽は毒物に対して強い耐性を持っている。

(考えられるのは『禁術』……だが、奴は術の発動前に確実に殺したはず!)

彩芽は苦しみながら思考し、この苦しみの原因を特定しようとするものの、お腹の内部からの衝撃は次第に強くなっていき、耐えられないほどになっている。対拷問も想定している忍びにとって、痛みだけなら耐えるのは難しい話ではないが、この衝撃は痛みだけでなく、『快楽』も同時に感じられるものであった。お腹を蹴られるのと、膣にナニを突っ込まれるのを交互に味わっているかのごとき感覚。そんな感覚、くノ一とて味わったことはない。


「あっ……! あぁっ……♡ やっぱり、お腹に、なに、か……はいって、あっ♡ か、掻き出さ、ないと……!」

耐えきれなくなった彩芽は、膣内で暴れるそれを何とか搔き出そうと、自ら手を膣に突っ込む。膣内で蠢くそれを指で必死に探る。

「あっ♡ やっ……! う、ぁ♡ ひっ、はぁ、はぁ……♡」

当然、膣内に指を突っ込めばそれは自慰行為と同じ、更なる快感が彩芽を襲う。それでも彼女はその常人には耐えがたい快楽をなんとか耐えて、膣内にいる何かを探り当てた。

「――ッ! い、今、なに、あっ……♡ なにか、いたっ♡♡、ん、んん、これかぁ!!」

膣の限界まで指を突っ込むと、明らかな異物が指に触れた。それがこの苦痛の原因だと考え、彩芽は一気に手を中にぶち込む。指どころか手のほとんどを膣の中に入れ込み、それを掴もうとする――!

「ママ!」

「えっ?」

だが、それを掴もうとした瞬間、その言葉と共に彼女の手が逆に『何者かに掴まれた』。その力はとても強く、振りほどくことができない。

「あ゛っ♡♡ うぁ、ひ、がぁ♡!! …………ぁ、ひぁ、ぐっ……う、うぅぅ!! な、んだ、私のお腹が膨らんで……!?」

掴まれた手は膣内でぐりぐりと振り回され、内部の性感帯を滅茶苦茶に刺激される。さらに刺激を受けるたびに彩芽のお腹が膨らんでいった。その姿はまるで妊婦のようである。

「ママ……ままぁ」

「くっ、あっ♡ わた、私のお腹の中に赤ちゃんがい、るぅ!? ひっ♡ あぁ゛!!」

彼女の手を掴んだ何者かは子宮の中で人の形を成し、赤ん坊として彼女の中に宿る。子宮の中から彼女の『気』を吸い取り、自身の栄養の糧にする。そして十分に成長すると、掴んだ彼女の手を頼りにして、膣からゆっくりと産まれようとする。

「ひ、ひひ、産まれるよママ?」

産まれてくる赤ん坊は彼女の産道を押し広げながら、彼女の股から這い出てくる。頭の先から少しずつ、その姿を外気に晒していく。

「え、あ……わたし……?」

股から現れた赤ん坊は、赤ん坊というよりも少女であった。そしてその姿は彩夢のよく知る――彩芽の子供の頃の姿だった。まだくノ一の修行も始まっていない頃の純真無垢な童であった頃の彼女だ。

「ん、あぁ……はぁ……く、クク、ママの産道は中々窮屈だったよ」

しかしながら、産まれてきた少女は、その姿に似つかわしくない邪悪な笑みを浮かべ、彼女を見下ろしながら立ち上がった。全身裸であるものの、それを恥ずかしがることもなく、脚を大きく開き、仁王立ちで男のように彼女の前に立ちふさがった。

「き、貴様はだれ、だ……?」

「ははっ、聞くまでもないだろう? お前が先ほど殺した忍びだよ。まぁ、こうしてお前の姿で生まれ変わらせてもらったがな」

その少女は自身のことを先ほど殺された忍びだと名乗った。殺したはずの男が自身と同じ姿の少女になって、お腹から子供が産まれるかの如く甦るなど無茶苦茶な話だ。常識では考えられない。だが、あの殺された忍びはそんな常識を打ち破るものを一つだけ持っていた。

「まさか、これが『禁術』なのか……!」

「その通り、『忍法・妊転身の術』だ。自身を殺したモノの腹に宿り、その子供として姿を模倣し産まれ直す術……お前は俺を術の途中で殺したと思ったようだが、それが術の発動条件だったのさ」

彩芽の姿をした偽物はケラケラと笑う。

「なるほど……油断したよ。禁術がそのようなものだったとは…………だが! ここで貴様を再度殺せばすむこと!!」

隙だらけで笑う忍びに対して、彩芽は枕元に置いてあった脇差を手に取り、忍びに対して突きを喰らわす。先ほどこの偽物は対応できなかった神速の突きだ。

「ぬんっ!」

「なっ!? 私の突きが……」

だが、彩芽の姿をした偽物はそれをいとも容易く捌いてしまう。まるでその突きがくることが分かっていたかのように。

「あぁ……模倣したのは姿だけじゃない。お前の忍びとしての技や術――そして記憶も模倣することができるんだよ、この術は。お前の癖や戦術もお見通しだから、簡単に技も捌ける。さっきはお前が一枚上手だったが、今の俺とお前は同等だ」

そう言いながら、彩芽と同じ構えを取る忍び。武器こそ持っていないが、鏡写しのように細かい所作や癖まで全く同じものであった。

(私の技まで模倣するとはなんて術だ。だが、いくら技を模倣したとしても奴の身体は少女のモノ、それに武器も持っていない、もう一度全力で突きをすれば十分殺せる……!)

彩芽は出産によって削がれた気力をなんとか回復させ、目の前の偽物を殺すことに意識を集中させる。そして精神統一の元、全力の突きを繰り出そうとする。

「ずいぶんと俺に意識を向けているみたいだけど、自分の身体の心配はしなくていいのかな?」

「え? ぐっ、はぁ!!?」

突きを繰り出そうとした瞬間、強烈な衝撃が再び彩芽を襲った。下腹部に再び紋様が浮かびあがり発光していた。偽物が産まれたことで元に戻ったはずのお腹が膨らみ始めている。

「ひ、ぁぁぁああああ♡♡!!?」

衝撃は彼女に再び痛みと快感を与えた。膣内と子宮をぐりぐりと弄られ、性感帯を無造作に刺激される。痛みと快感は彼女の気力を吸い取り、中に再び現れたそれはどんどんと大きくなっていく。そして、ずるずると産道を這いずり、彼女の膣内から外に顔を出す。

「はぁ―――♡ んっ、ん、あぁ……」

二度目の出産に彼女は白眼を剥きながら、床に倒れこみ身体をビクビクと痙攣させる。一方で這い出てきたそれは、ゆっくりと立ち上がり、ニヤニヤと笑いながら、偽物の彩芽と拳を合わせ、彩芽を見下す。産まれてきたもう一人――その姿も先ほどと同じで彩芽にそっくりな姿の少女であった。

「う~ん! 術の精度は完璧みたいだな『俺』?」

「ああ、寸分狂いなく、この彩芽とかいうくノ一になってるぜ『俺』。筋肉も才能も技も忍びにふさわしい最高の身体だ。くノ一だからこっちの方も悪くないな」

二人の偽の彩芽は裸のまま互いの身体をまさぐって、女としての感度を確かめ合う。

「え? え? おま、お前は……?」

新たに産まれてきた少女に彩芽は混乱する。既に術者である忍びは産まれている。ではこの少女は何者なのか。

「俺もお前に殺された忍びだよ♪ せっかく女の身体には何十個もの卵があるんだ。全部活用しないともったいないだろう?」

忍び曰く、妊転身の術は正確には女の腹ではなく、その中にある卵子に転生・寄生する術であるらしい。死によって何十もの欠片に霧散した魂を卵子に宿し、受精させ、彼女のコピーとして産まれ直すという仕組みだ。故に産まれてくる赤ん坊は全て彩芽の姿をしているが、その魂は術を発動した忍びの魂が分割され、宿っているのである。

これこそが忍び不足に陥った里が生み出した『禁術』の正体だ。敵のくノ一を母体・模倣元にして、一流の忍びの魂と一流のくノ一の身体を併せ持った存在が何十と産みだすことができる。これによってかの里は何十もの促成くノ一を生み出し、忍びの里の中でも一大勢力にのし上がった。

ただし、代償として母体となったくノ一は出産に耐え切れず壊れてしまうが……ライバルの戦力を削れるのでむしろ好都合であった。

「驚いてる暇はないぜアンタ。まだまだ子宮の中で別の『俺』たちが控えているんだからな」

「が、ぁ♡! ぁああ、ひ、ぁ、んん♡♡!!?」

再び紋様が浮かび、彩芽のお腹が膨らむ。しばらくすると、産道が刺激され、膣から彩芽と同じ姿の少女が産まれてくる。もちろん中身はかの忍びの魂である。一人産まれると、即座に紋様が浮かび、腹が膨らむ。これが何度も何度も繰り返され、彩芽は何十人という自分の偽物を産ませられる。

「お゛ぉお♥ りゃめで゛っ、すぅ゛あ、ひゃ……♥♥」

出産のたびに彩芽には常人には耐えがたい、異常な快楽と痛みを同時に浴びせられ、身体と心を滅茶苦茶に蹂躙される。自我は破壊され、身体は苗床として改造され、性しか感じられない身体になってしまう。

「ひい、ふう、みぃ……へぇ、20人も産まれたか」

「ここまで並ぶと壮観だな。元々の俺以上の腕前のくノ一がこんな簡単に量産できちまうなんて、頭領様の禁術は本当にすげえや」

『禁術』の成果を改めて確認し、恍惚の笑みを浮かべる忍び。

「それに――こんな美女の身体に成れるなんて最高だな」

そう言いながら忍びは彩芽となっている自身の身体を撫でまわす。身体は絶妙な愛撫にびくりと反応する。

「とはいえ、俺に少女趣味はないし、子供の身体のままでは不便だからな……最後の仕上げといこうか」

「ぇ……? あ、ぁ♥♥?」

産まれてきた20人の偽物彩芽の忍びは、白眼を剥き、失禁してガバガバになったおまん〇から情けなく汁を垂らし続ける彩芽の元に集まり彼女を囲う。

「アンタの『気力』、俺が全部いただかせてもらうぜ」

忍びは全員で彼女を捕縛し、唇や乳首、おま〇こといった部位に思いっきり吸い付いた。

「お゛お゛お゛お゛!? あ、―――ッふ、あああ゛♡♡!!」

さらに自身のおまん〇を彩芽の身体中に擦り付け、性感を得る。女体同士が重なりあい、愛液が混ざり合って、ぐちょぐちょと淫靡な音が響き渡る。

「お゛っ……ん、はぁ♡ こ、これが女体の感覚か……男のものとはずいぶん違うんだな♡」

「ジュルルルル……! ん、ちゅ、ぁん♡ はぁ、乳首を吸うと股間が疼くな、『気』が下腹部に溜まって性欲を持て余す」

忍びは複数の身体でそれぞれ女としての性感を愉しみつつ、身体を重ね、彩芽の体液を吸うことで『気力』を体内に取り込んでいく。身体から『気力』を奪われていき、次第に彩芽は生気がなくなっていく。

「お゛っ♡♡ あ゛っ♡ あああああ♡♡!!」

「お、いいぞいいぞ。身体が成長してずいぶんいい女になってきた」

一方で『気力』を吸い取った忍びは子供だった身体がどんどん成長していく。背丈は伸び、筋肉はさらに引き締まったものになり、おっぱいやお尻もむっちりと男を誘惑できるものに変化する。顔つきも変わり、彩芽と身体を重ねていた数人は元々の彩芽と寸分違わぬ姿となった。

「へえ、いい乳じゃねえか。これなら寝屋での暗殺任務にも十分だし、里での『お楽しみ』も楽しめそうだ」

成長したおっぱいをまた別の忍びがニヤニヤしながら後ろから揉む。

「あっ……♡ はは、『俺』たち同士で抱き合うのもありかもしれねえな」

「それもいいな。よぉし次は俺たちだ♪」

大人まで成長した忍びは彩芽から離れ、後ろに控えていた他の忍びたちが再び彩芽に吸い付く。忍びは彩芽の『気力』を限界まで吸い取り、産まれた偽物彩芽全員を大人にまで成長させるようだ。

「お、ま......!わらひ、の、ぁ、あ……たす、すわれ……、が...♡!!」

「さーて、干からびるまで『気力』をいただきますかね。ま、安心しろよ、お前が死んでもくノ一『彩芽』の名は俺たちが引き継いでやるからな♪」

「お前の里の敵としてだがな♪」

そうして寝屋からは淫れた声が一晩中響き渡ったという……

その後、彩芽は20人もの自身の娘に吸われ続け、翌朝干からびた状態で発見された。

加えて、この城の殿様も同様に翌朝死体となって発見された。その遺体は多人数の女に吸い付くされており、床には死に至るレベルの射精された精子が散らばっており、死因はテクノブレイクと思われる。それだけでなく、何人もに集団私刑され、めった刺しにされており、そのあまりの死にざまに家臣一同は一様に戦意を失ったそうだ。

この後、この国は失墜し、例の里を雇った国は大躍進を遂げた……そして、同時に日本中でくノ一集団が暗躍し、日本の歴史を裏から動かしていくのだが、それはまた別の話。







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