二次元キャラに変身できる友人
 作:ヴァレー


「ただいまー」

「おかえり、智樹。あ、洗濯してほしいものがあるなら洗濯機の中に入れておいてちょうだい」

「んー、分かったよ母さん」

俺は母の言葉に適当な返事をして、自分の部屋へと向かう。

俺の名は智樹。どこにでも存在するごく普通の学生だ。漫画の主人公のように特殊な能力は持っていないし、辛い過去を持っていることもない。かわいい幼馴染もいなければ、変な美少女転校生に好意を持たれていることもない。

勉強も運動も特筆すべき点はない。部活はしているが、今年は地方予選二回戦敗退だった。家族も健在、友人もそれなりにいて、いじめられるようなタイプでもない。

「あー、宿題やらないとなあ」

そんな普通な俺は、どうでもいいことをぼやきながら自室の扉を開ける。

すると、そこにはいつもの俺の部屋――

「はぁい、智樹♪ もぉう……待ちくたびれたわよ?」

――ではなかった。

部屋の中央には男子学生の部屋に似つかわしくない存在が仁王立ちしていた。

「………」

「あら、無視するなんてひどいわぁ……私、ずっと智樹のこと待ってたのよ?」

その存在は全く見おぼえのない女だった。そして細かい説明を抜きにして、外見を端的に言えば『サキュバス』であった。

人間離れした美しく、妖艶な容姿。豊満なバストとヒップ。乳首と股間の秘部くらいしか隠せていない衣服。透き通るような紅い瞳。そして、局所に生える人間にはありえない、悪魔の如き角、翼、尻尾。

目の前の存在はエロ漫画で見るような『サキュバス』そのものであった。

「智樹じゃなきゃダメなのよ? 智樹は私の一番のお気に入り」

サキュバスは歩いてこちらに迫ってくる。紅い瞳は俺の目をジッと見つめている。油断していると吸い込まれてしまいそうな瞳だ。

「だってぇ、智樹の精液すっごくおいしいもの……♡」

俺と肌が触れ合うほどに近づくと、サキュバスは俺の膨れ上がった股間を右手で優しく撫でる。サキュバスのフェロモンに当てられ、俺の股間はパンパンに勃起していた。

股間を愛撫され、股間はさらに固くなり、血が集まっているのがわかる。急速に精液が作られ、俺の体は射精の準備を始める。

「ふふ……♡」

サキュバスはそのままズボンのチャックに手をかけ、中のペニスを取り出そうとする。

「……ったく、俊明! 別にそんなことしなくてもヤらせてやるって前にも言っただろ?」

俺はその一連の様子を見て、ようやく口を開く。ため息を吐き冷ややかな目でサキュバスを見る。

そもそも俺は目の前のサキュバスの正体は分かっていた。

「あはは、なーんだバレてたのか」

「当たり前だろ、俺の部屋にサキュバスなんていたらお前以外ありえねーよ。入った瞬間に分かったよ」

目の前のサキュバスは俺の言葉を聞くと残念そうな顔をして、股間から手を離す。すると、先ほどまでの溢れ出ていた色気とフェロモンが消えさり、俺の股間も収まっていく。

セクシーなポーズもやめたかと思えば、床に座って、男のように胡坐をかき始めた。

「でもさぁ、すぐに分かったのにお前勃起してたよな? ってことは俺の演技と変身も中々だったってことだ」

「まぁな……お前の変身精度もだんだん上がっていっているよな。最初は外見だけだったけど、今の変身だと女のフェロモンをしっかり感じたぞ」

「ふふん、だろぉ?これでもっと楽しくなると思うぜ。あ、いったん元に戻るわ」

サキュバスはそのように言うと、輪郭をぐにゃりと歪ませた。蜃気楼のようにぼやけた状態になり、その身体が少しずつ変化していく。

バストやヒップは縮み、角や翼はなくなり、人間のカタチに戻っていった。

そして、ぼやけが消えるとそこには俺と同い年の男子学生、俺の親友の俊明が現れた。

「ふぅ……色んな身体に変身するのは面白いけどやっぱり自分の身体が一番落ち着くな」

そのように言って、俊明はニヒヒと笑う。

そう、サキュバスの正体は俺の親友、俊明であったのだ。

こいつは平凡な俺と違い、人知を超えた特殊能力を持っている。

その特殊能力こそが『描かれた人物に変身できる能力』だ。そのままな名前だが、他にいいようがないので仕方がない。

能力は至ってシンプル。なりたいものが描かれた絵(紙でもいいし、スマホやパソコンの画面でもOK)を目で見て、なりたいと念じればOKだ。

先ほどのサキュバスはどうやら俺の部屋にあったエロ漫画のキャラクターをコピーしたらしい。

俊明がこの能力を手に入れたのはごく最近のことである。

二人で俺の家の古い物置を探索していたら如何にも怪しげな古文書と派手な春画を見つけたのだ。俺は御先祖様のものだから大切に閉まっておこうと考えたが、何か価値があるのではと考えた俊明はそれを外に持ち出そうとした。

意見が相反したので少々揉めることになり、その時に俊明は古文書と春画をずっと抱きしめていたため、体液やらが古文書に染み込んでいき、古文書との『契約』が完了してしまったらしい。

そして、ようやく俊明が諦めてくれたその時、物置の中が光で満ち、気がついた時には俊明は春画に描かれていた和服美女の姿になっていた。俺は混乱したが俊明は『契約』によってすべてを理解し、自分が俊明であること、変身能力を身につけてしまったことを説明してくれた。

なってしまったものは仕方ないし、特に害もないようなので、俺たちは状況を受け入れ、変身能力を自分たちのために活用することにした。変身能力は俊明だけのものだが、その原因は俺であり、そもそも古文書と春画は俺の家の物であったため、変身能力は俺だけが知ることになり、それを使った『遊び』も俺とだけやる、ということになったのだ。

「で? 今日はなにやる」

俊明が尋ねてくる。やる、『遊び』とはもちろんエッチなことだ。何にでも変身できるのだから、そりゃあドチャクソエロい女になってエッチなことをしたくなるのは男子学生として道理だろう。

「今日の変身を見て確信したよ、今のお前なら外見だけじゃなくて……声や雰囲気、匂いに口調すらも二次元キャラそのものになれる。今まではエロい身体を眺めるだけだったが、今回は普通のアニメやゲームキャラになってセックスヤろうぜ?」

「お、いいねえ。俺も変身したかったキャラがいるんだよな♪」

俺の言葉に俊明は同意すると、ポケットからスマホを取り出し、その画面をじっくりと見始めた。すると、先ほどと同様に、俊明の身体の輪郭が歪み始める。

その輪郭は、背は小さくなる一方で、身体そのものは大きく、それでいて引き締まったものに変化していく。腕や脚は現代っ子の貧弱なもやし体型から、筋肉と女性特有の柔らかさが同時に備わったムチムチしたモノに姿を変える。

腰の構造も歪んでいき、内股でお尻の大きい安産型になる。それと共に股間はなだらかになり、締まり、女の恥丘が出来上がる。ウエストから余分な脂肪は削ぎ落とされ、それらは代わりに胸の方へと集まっていく。

それによって胸−−いやおっぱいはどんどん膨らんでいき、元々俊明が着ていた服は弾けてしまう。ぶるん、という効果音が聞こえるほどの勢いで豊満なおっぱいが外気に晒される。

この時点で俊明の首から下は完全に女の体型(しかもモデル顔負けのスタイル)に変貌した。

変化は終わらない。ついに俊明の顔もぐにゃぐにゃと歪み、目や鼻の位置や大きさが変わっていった。

目は細く釣り上がり、長い睫毛が生えてキリッとした目つきに。鼻は高く筋の通ったモノになっていく。身体も含め、肌は黄色人種のモノから白く透き通ったものになり、所々にあったデキモノは消え、傷ひとつない綺麗な肉体へと変化した。

そして、黒く短い髪は少しずつ伸びていき煌くブロンドヘアーに染まっていく。それは伸びると同時に互いに絡まり合い、三つ編みを丸めたような髪型−−シニヨンスタイルに整えられた。

「この髪型にこのおっぱい……もしかしてこれは……」

「ああ、そうだぜ。ゲームで見た時からずっと気になってたんだよなあ」

変身した俊明の口から発せられる川澄◯子ボイスで、何に変身したのかを確信する。金髪にこの髪型、覇気の感じられる冷たい表情、爆発するような豊満なおっぱい。

そして、蜃気楼が消え去り、俊明が姿を現わす。

「問おう、貴方が私のマスターか……? なーんてな。あ、いや今の俺は青王じゃなくて、上乳上なんだからこのセリフは違うか?」

俊明が変身したのは人気ゲーム、『Fate』シリーズのキャラ、アルトリアペンドラゴンのランサーバージョン−−通称乳上だ。

大人気キャラクターである『セイバー』が大人になったような姿で、目を引くのはその圧倒的なおっぱい。薄い本でもよく見かける。実際、俺もエロ絵で抜いたことがある。

「うぉー……マジで乳上だ……。この凄まじいおっぱいに川澄ボイス……やべえ。な、なあ俊明、『マスター智樹』って呼んでくれないか?」

「ええ、構いませんよ……マスタートモキ」

「おうっふ……」

俊明の口から放たれる声に俺は気持ち悪い嗚咽をあげてしまう。名前を呼ばれるだけでこの破壊力。え?今から俺ホントにこんな超絶美女とエッチできるの??

やばい、目の前にアルトリアそのものがいる。そして、それと今からエッチができる。その2つの事実を考えると、心臓が高鳴ってしまい、まともに身体も動かせない。

「ははっ、おいおい、いくらなんでもキョドりすぎだろ。ま、気持ちは分からなくもないぜ? 変身した俺自身も自分の身体の匂いで頭がクラクラしてきたからな……それに、さ! このおっぱいヤベエよな。柔らかくて弾力と重みもあって……これがあのアルトリアのおっぱいなんだなあ……」

乳上−−の姿をした俊明ははぁはぁと息を荒げながら、自分のおっぱいを揉み始める。その姿はガニ股で顔も緩み、とても下品だ。ゲームで見るアルトリアのイメージとは正反対である。そう…姿や雰囲気こそアルトリアであるが、これはあくまで俊明が変身した姿なのだ。

エッチではあるが、その言動により中身が俊明だということを思い出させてくれ、心持ちが少し落ち着く。

しかし落ち着きはしたものの、そのギャップあるアルトリアの下品な姿に俺のムスコは天高くイキリ立ち、興奮は最高潮だ。

「お、ちん〇勃てて準備万端だな智樹♪……いや、この場合はちょっと違うか。んー、あー………………マスタートモキ、その、股間のソレは私の肢体に興奮しているのですね……いえ、大丈夫です。殿方の喜ばせ方は心得ています」

俊明はそのように言いながら、俺のズボンを下げ、パンツ越しに俺の勃起したムスコを撫で始めた。

「うっ……!?」

その言葉とともに、全身の血液が一気に股間に集中していくのを感じた。

「と、俊明?」

「トシアキなどという方はいませんよマスタートモキ。ここにいるのは私、アルトリアペンドラゴンと貴方の二人だけです」

俊明は完全にアルトリアになりきりながら俺のムスコを弄る。そしてパンツをも下げ、生のチン〇を取り出し、愛おしそうに両手で持つ。

(これが智樹のチ〇コ……普段なら気持ち悪りぃだけなのに、『アルトリア』として見ると、すごく愛おしく思えるな……)

俊明は自分の中に湧き出る自分のものではない感情に奇妙な感覚を覚えながらも、それに従い、行動する。俊明自身も女としてオスを相手にする経験のない快感で脳内のアドレナリンは放出しっぱなしである。

「これほど勃起しているとは……辛いでしょうマスタートモキ。私のこの胸で鎮めてあげましょう……」

俊明は自分の着ている服をずらし、その豊満なおっぱいを露出させる。いや、豊満どころではない、それはまるでゴム鞠のようなあるいはバレーボールのような凄まじく巨大なおっぱいであった。このような形に弾力、存在感、AVなどでも見たことない。

現実にはありえない、男の理想のような爆乳だ。二次元キャラならではだろう。

「んっ……」

俺のムスコが俊明のアルトリアおっぱいによって挟まれる。強い肉厚が俺のムスコを適度に刺激する。おっぱいが動くたびに勃起ちんこは胸の谷間に吸い込まれていき、その爆乳によってすっぽりと埋まってしまう。

「はぁん……マスターのおちん〇熱くて、大きくて……お腹がきゅんきゅんするぞ、いやしますね」

俺の興奮が高まる一方で、俊明も溢れ出る快感に思考が呑まれていく。『アルトリア』としての演技と素の俊明がごっちゃになりながら、自らのおっぱいで俺のちん〇をシゴいてくれる。

(顔がボーッとして……熱い。俺自身は胸で奉仕しているだけで……股間は弄ってないのに、チ〇コでオナってるのと変わらない気持ちよさだ……これが女の快感)

興奮の加速で俊明のパイズリはさらに速くなっていく。さらにはチン〇に顔を近づけ、息を吹きかけてくる。

「あ、うっ……! と、俊明! そんなに速くされたらで、でるッ………!!!」

強烈なシゴきに俺のちん〇は暴発寸前になる。まだ前戯の段階で射精してしまうのはマズい。俺は慌てて俊明を止めようとするが、俺のち〇こに夢中になっている俊明は、それを聞かずちん〇をシゴき、さらに顔を擦り付け、匂いを嗅ぎながらちんこを舌で舐めてくる。

「ぁ………それは、やばっ……!」

おっぱいだけでも興奮がやばいのにアルトリアの顔を擦り付けられ、美味しそうに舐められたともなれば、背徳心や嗜虐心も刺激され、俺の心は押し寄せる快感に耐えきれない。

「うわっ!?」

俺は俊明のおっぱいの中で絶頂を迎える。アルトリアの谷間まん〇に自身の精液を勢いよく発射し、おっぱいの圧力によって一滴残さず搾り取られていくのがわかる。

大量に発射された精液はおっぱいからはみ出て、俊明の顔も汚す。精液で汚れたその『アルトリア』の顔は非常に淫靡で、それを見た俺は限界まで精液を絞り出した。

「はぁ……はぁ……」

俺は射精によって体力を使い果たし、ちん〇をおっぱいから抜いた後フラフラとしながら尻餅をつく。

「智樹……もうイったのか……? まだまだこれからだろ? またシゴいてやるから、チン〇出してくれ」

俊明はそういいながら、再びチ〇コを触ろうとしてくる。

「ちょっ……! 待ってくれ、一回抜いたんだからもう出ねーよ! お前と違って俺は普通の身体なんだからさ」

いくらまだ若いとはいえ、流石に間もおかず射精できるほど俺は絶倫ではない。正直、今シゴかれても痛いだけだ。

「えー、勘弁してくれよ、俺の身体、まだこんなに疼いてて、これからだってのに……」

俺の返答に俊明は不満げだ。俊明はまだまだ興奮状態にあるようで、顔は赤く、股間からはしっとりと液が漏れ出ている。切なそうな表情でじっと俺の萎えたチン〇を見つめてくる。その姿は可愛いし、エロさも感じるが、チ〇コは精子を限界まで搾り取られており、勃たない。

「そうは言われてもなあ……俺だって、もっとヤりたかったけど、お前があんなに激しくするからつい出ちまったんだよ」

たしかに俺としてもこんなに早くイってしまうのはせっかくの『遊び』が楽しめなくて残念だが、精力に関してはどうしようもない。

「むぅ……、でもなぁこの後一人で慰めるなんて悲しすぎるぜ。どうにかできないか……」

俊明はアルトリアの姿のまま腕を組んで悩む。そのまま黙ってしまったので、俺はいそいそとズボンを履きなおそうとしたところ、俊明はカッと目を見開いた。

「ん? もしかしたら……、今の俺の変身の再現度なら……いけるか? 試してみる価値はあるか」

俊明はそのようにブツブツと呟くと、再びスマホを取り出して、画面をしっかりと見る。身体が歪み始め、変身が始まった。

覇気の強い、冷徹な女性の顔はおっとりと垂れさがっていき、目の大きくぷにぷにと柔らかい幼い少女のモノに変化する。髪は解け腰まで届くロングヘアーになり、髪のいたるところに可愛らしいリボンが何個も取り付けられる。

大きな変化は肌だ。色はさらに白く。白色人種の域を越え、色素の失った薄い青色になる。生気を感じさせない、本能的な恐怖さえ感じる白さだ。

変化が終わったかと思えば、俊明のおでこに鍵穴のようなマークが現れる。そしてそれとともに、その背後に別の影が現れた。

うねうねと這いずるように異空間から現れたそれは現実には存在しないものだ。タコのような植物のような、形容しがたいカタチを成し、ぬめりと気持ち悪い音を立てながら、変身した俊明に付き従った。端的に言えば『触手』が俊明の背中に生えた。

変化が終わり、靄の中から俊明が姿を現す。

「変身完了っと。あー………こんにちは、マスターさん。私、アビゲイル───アビゲイル・ウィリアムズ。よければアビーって呼んでくださいな。くくっ……」

その姿は先ほどの『アルトリア』同様、『Fate』シリーズに登場するキャラクター、アビゲイル・ウィリアムズであった。

アルトリアとは打って変わって、俺よりも年下の幼女キャラだ。彼女が特徴的なのは普段は非力な少女であるが、実は内部で『邪神』と繋がっており、今、俊明の後ろに現れている触手がその一部である。

アビゲイルことアビーも俺の好きなキャラであり、目の前に現れたのは感動する。しかも触手まで再現している。とはいえ……

「たしかにアビゲイルはエッチだけど、別にそうしたからって勃つわけじゃ」

「まあ、見てろって」

俺の言葉を遮るようにアビゲイル――の姿をした俊明が近づいてくる。そして、今度は手では触らず、後ろの触手で俺のチン〇を包もうとしてくる。

「ぇ…? その触手、お前の自由に動かせるのか?」

「ああ、今の俺は『アビー』そのものだからな。触手を動かすぐらい簡単さ」

俊明はニヤリと笑い、楽しそうに触手を絡めてくる。

(え、それってヤバくないか……?)

たしかに俊明はなんにでも変身できる能力がある。だがそれは外見だけの話であり、そのキャラの魔法だの特殊能力だのは使えなかった。だから安心して『遊ぶ』ことができたのだが……

(触手だけだよな……? まさか『邪神』との繋がりまで再現しているわけ……)

と、ヤバい想像をしてしまった瞬間、股間に痛みが走る。

「い――ツゥ!」

「痛かったか? 大丈夫だよ智樹、すぐにそれも快楽に変わるさ」

ふと気が付くと、俊明から伸びるアビゲイルの触手の一本が俺のチン〇を突き刺していた。そして触手は俺の中に何かを注ぎ込んできている。

「うっ――! 股間が……痛っ…! 爆発しそうで……」

ナニカが注入されると、俺の萎えていたはずのチン〇が急激に元気を取り戻し始めた。いや、それどころか元以上に大きくなっていき、まるで海外のAV男優のようなグロいほど血管が隆起する絶倫ち〇ぽに成長した。

「これは……」

「どうだ驚いただろ? 今や俺は邪神の力を持つ『アビゲイル』なんだ。お前ひとりの身体を弄るぐらい造作もないんだぜ?」

たしかにこれならばセックスの続きができる。それを見て、俺は嬉しさと同時に、その人智を越えた俊明の能力に悪寒を覚える。

「な、なあ……大丈夫なのかこれ?」

「ヘーキヘーキ、それよりさっさとちん〇出せよ。もう限界なんだ」

俺の疑問を俊明はあっさりと受け流し、俊明は火照った自分の身体を俺の目の前で晒す。

ちなみに俊明が変身したのは首より上の部分だけなので、顔(と肌)は『アビゲイル』のものであるが、首より下は『アルトリア』のボディのままだ。

なので、今の俊明は本来の『アビゲイル』とも違う、ナイスバディなロリ巨乳になっている。

「ひひっ、ちん〇ち〇ぽ!♡」

既に準備万端な俊明は、ぬるぬるに濡れた股間を俺のちん〇に擦り付けてくる。

触手の注入によって敏感になった俺のち〇こは俊明の動きを鋭敏に感じ取る。

「うっ……あっ……!」

「トモキ、逃がさねえぞ?」

さらに俊明は背中の触手で俺の身体を縛り付けてくる。後ずさりする俺を逃がそうとしない。俺はその圧倒的なパワーに逃げることはできず、ただ受け入れるしかなかった。

「んー、アビーね……んっ。んんん………ふふ、マスターさんのおチン〇すっごくおおきいのね。温かいのがお腹の中にキュンキュン伝わってくるわ」

俺を抱くように捕えながら俊明はアビゲイルになりきる。囚われ、恐ろしさを感じつつも俺を襲ってくるアビゲイルの姿に興奮を覚えざるを得なかった。

「としあき……アビー……?」

俺の顔は俊明の爆乳の中にうずもれていく。息ができなくなり俊明から発せられる強いフェロモンに意識がボーっとしてくる。

「でも、こんなものでは全然足りないわ。もっともっと溢れるほどに注ぎ込んでもらわないと」

俊明は触手を操り、今度は全身に触手を注入してくる。

「あっ……アアアアア!!や、やめ……としあ、き、これ以上は……」

俺の身体はビクビクと激しく痙攣し、全身が膨張する。

脳内はドロドロに溶けていき、まともな思考がとれない。

「ふふっ、智樹のおちん〇っ♡」

俊明は俺のそんな様子など気にすることなく、楽しそうな笑顔で俺のチ〇ポを自分のアビゲイルおまん〇に挿入する。

触手の縛りはさらに強くなり、完全に俊明の愛玩道具として扱われる。

(まさか俊明……変身のせいで外見や能力だけじゃなくて中身まで『アビゲイル』になったのか?)

「わたし、わるいこだわ……親友のトモキをこんな風にレイプしてしまうなんて。でも、仕方ないよな智樹? 俺を満足させる前にイっちまったんだから」

アビゲイルと元の俊明が入り混じった口調で嗤い、言葉を紡ぐ。

俊明の精神が変身能力によって徐々に侵食されている。

「はぁ…❤❤ ん、ぁ……挿入ってきたぁ♡ 俺(わたし)の身体が智樹のちん〇をこんなにも求めているの♡」

その間にも俊明はドロドロになった自らの秘部を指で開き、俺のチン〇をゆっくりと挿入してきた。柔らかく熱い感覚が俺のちん〇全体を覆い、性感を急速に強める。

「ふーッ! ふーッ!」

俺は何も考えられないまま、俊明(アビゲイル)の膣を受け入れてしまう。ちん〇だけでなく身体全体が触手に覆われ、俊明(アビゲイル)の中に飲み込まれて行ってしまう。

「智樹ぃ……❤❤ この身体になってようやく気付いたよ……お前ってこんなにもおいしかったんだな。女の立場になるとお前のおちん〇の良さがよく分かるよ……このまま食べてしまいたいぐらいだ」

俊明に全身を好き勝手に弄られ、チ〇コだけでなく、上半身や乳首までも吸われていく。

「そういえば、智樹は俺だけ変身能力を持ったことを羨ましがってたよな……だったらちょうどいいや、このまま一つになろうぜ……? 女の子の身体は最高に気持ちいいぞ」

俊明がそのように言うと、おでこにあるアビゲイルの鍵穴がジワリと滲み、黒い空間が広がっていく。すると、俺の身体が俊明の膣を中心に物理的に吸い込まれていく。

膣の中は深淵へと繋ぐ奈落の底にしか見えなかった。

「とし、あきッ……! やめっ……ひ、あっ♡ ん、んんん――! だめ、だ……気持ちよすぎ、てっ……」

身体がずるずると飲み込まれていき、俺と俊明(アビゲイル)身体が一つに融合していく。次第に身体の感覚も崩れていく。

「あ……❤❤ 智樹のちん〇の快感が伝わってくる……すげえ、ち〇ことまん〇両方の性感が俺(わたし)の中に……」

「な、なんだ……これ、股間がムズムズして……全身が、ちん〇になったみたいで……!! こんな感覚はじめてだ……♡」

融合が進むと、ちん〇などの局部のみだった性感がさらに拡散していく。

俊明に繋がり、感覚が共有されることで自分のチン〇だけでなく、俊明が感じている、まん〇の性感まで俺に伝わってきているようだ。

「気持ちいいだろ智樹? これが女の子の、俺(わたし)のおまん〇の感覚よ、マスターさん♪」

俊明(アビゲイル)は俺を見てにっこりと笑う。ただでさえ、俊明(アビゲイル)の責めに耐え切れなくなっていた俺の脳は、同時に伝わってくるちん〇とまん〇の快感に破裂してしまいそうだ。

俊明とアビゲイルの精神が混ざった目の前の邪神は、俺の姿を見て嗜虐的な笑みを浮かべながら、俺の身体を飲み込み続ける。

「あ、ああ……と、としあきぃ♡ 俺、わたし、イク、イクよぉ……!!」

深淵に堕とされながら、俺の肉体は限界を迎える。自身の意識も俊明とアビゲイルに混ざり込んでいき、全てを共有する。

「ああ、いいぞこいよ智樹。一緒にこの身体でイこうぜ?」

じゅぷじゅぷと穴の中に入り込んでいく。俺自身がちん〇になり、俊明(アビゲイル)の『穴』へとピストンされ、二人を絶頂へと導いていく。


「「ッ―――!!!!!!!」」


性器と性器、声と声が重なり合い、共に果てへとたどり着く。自分の射精が、自分の膣内に発射され、濁流の如き快感が全方位から押し寄せ、イキ果てていく。

それとともに俺の身体と精神は完全に俊明と一つになった。

意識が溶け合い、俺という自我は消え去り、一つに統合された自我が感じられる。

「あはっ♡ この身体はこんなにさいこーなのになんで元の『智樹』は嫌がってたんだろうな」

俺(わたし)は嗤う。自らの中に宿る邪神の力を感じつつ、変身能力を発動させ、アビゲイルやアルトリアだけでなく様々なカタチをとっていく。その一つ一つが力になり、俺(わたし)を強く、エッチにしていく。

「ふふっ、俺(わたし)たちが一つになっちゃうのは予想外だったけど、これからもこの力を使って『遊び』をするのは変わらないね♡ 次はどんな『遊び』をしようかトモキ(トシアキ)?」

俺(わたし)たちは恍惚の表情を浮かべながら、想いを馳せる。

次はどんな愉しいことになるのか……楽しみだ。







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