『ほら!大丈夫だろ!!』目の前の太一は彼では無くなっていた・・ゆっくり立ち上がるのはムシャブリつきたくなる程の女性だった・・。



ピッ・・認証システムから吐き出されるICカード、二コッとする太一。『ホントに大丈夫なのかよ・・不法侵入だぜ、これ・・。』『大丈夫、大丈夫。親父の会社だもん、いくぞヒサト!』ロックが解除された扉の向こうはイビツなモノだった・・プラントのようなシステム、そこに標本のように並べられているのは女性達だ・・。

学校の帰りには太一の家に寄ってくのが日課だ。小学校からの付き合いのこいつは妙に馬が合う。
『ヒサト、見ろ。いい女だろ〜』太一の差し出したカタログのような物は見るからに半完成品だった。ただこいつの言う通り半端ではない女の子らがこちらに微笑んでいた・・10代のアイドル風の娘からフェロモンでまくりのお姉さんまで・・・
『・・すごいな、確かに。』『お前、誰がイイ?』『う〜ん、そうだな〜・・・』指差した女の子は自分と同い年くらいの抱きしめたくなるようなコだ。
『ヒサト、そのコになってみたくないか?』『!?・・なるって・・』『そのカタログはそういうことなんだよ、なれるんだよ、どうする?』・・・なにいってんだ、こいつ・・ 
でもその後の太一の説明は妙な説得力で僕も興味をそそられた・・
『・・女の子になる?』『もちろん後で元に戻るさ!・・どうだ?お前なってみたいと思ったこないか?』『・・。』『あんな、可愛くなれるんだぞ。ムチムチした体に。ミニスカート履けたり、オッパイ強調したカッコしたり・・!』胸がキュンとした、今まで考えたこともなかった・・でもなってみたい・・あの可愛い女の子に・・・。

『ヒサト、このコだろ!』数十体ならんで横になってる全裸の女の子達、頭部にはコードのつながったヘルメットのようなものが被せられてる。『・・あ、ああ。』昼間、太一の家で選んだコだ・・まるで眠ってるようにみえる。
『このコたちにまだ意識はないんだ、親父の会社の商品の試作品らしいんだ。』『試作品?』『あぁ、このコたちに意識を入れて需要のある客にレンタルするんだとさ・・。』『・・・。』
太一が僕の選んだコを見つめながら『・・そのからっぽの女の子に意識を埋め込む前にちょっと拝借しようってわけさ・・つまりお前の意識を入れるんだ。』『僕の意識を・・・?』ニヤ〜と微笑む太一・・僕がホントにこのコに・・。

『じゃあ見てろよ、ヒサト。』『・・う、うん。』プラントの隅にあるカプセルに全裸になって入る太一・・間もなく中の太一は死んだようにガクッとなる!?
『太一!!おい、大丈夫か!?』ドンドンとカプセルをたたく・・・まずい・・!?そばに横になってた女性がゆっくり顔を上げる『おい、ヒサト。』『!?・・太一なのか?』『はぁ〜なんか身体の感じが・・』立ち上がろうとする女性・・そう太一が選んだのは女の子というより20代のフェロモン満点のおねえさん・・・。『ほら!大丈夫だろ!!』目の前の太一は彼では無くなっていた・・ゆっくり立ち上がるのはムシャブリつきたくなる程の女性だった・・僕は股間が膨らむのを止められなかった、僕ももうすぐなれるんだ・・・。

カプセルの中はジェルの中にいるような感覚だ・・僕はドキドキを押さえられない。
『ヒサト君、エッチなんだからぁ。』・・お姉さんになった太一に猛烈に勃起したアソコをみられる・・なんか恥ずかしい。『フフフ・・もうすぐそれもツルツルの股間になるのよ。』わざと女言葉で言う太一・・いよいよだ。

一瞬電気のような感覚が走り意識を失う・・・『ヒサト・・ヒサト・・大丈夫か?』・・・ん、んん、僕はもうカプセルにいなかった・・僕はさっき選んだ女の子が横になってたトコに同じように横になってた・・『だ、大丈夫・・!?』声が小鳥のように澄んだ可愛い声に・・そう同じトコに横になってたではなく僕がその女の子として横になっているんだ・・僕はゆっくりと身体を起こした。
自分の身体を確認する、あぁ・・もうとろけそうだ・・。

『ヒサトちゃん!』『ん?』『これ着て!』・・・。
『フフ・・ヒサトちゃん、可愛いわ〜』『太一?これどうしたんだ・・・』太一が手渡した服はレースクイーンのコスチュームだ・・『持ってきたのよ・・2人で着ようと思って、どう?いい感じじゃない・・。』そのハイレグのコスチュームは猛烈に女の子になったことを認識させた、そして太一も、いや、おねえさんも同じハイレグ姿だ。2人とも胸の膨らみがはちきれんばかりで股間はなめらかに布地がフィットしてる・・ぴちぴちに・・。
『ヒサトちゃん、女の子になったよね・・。』『う、うん。』『じゃぁ、約束守ってね・・。』『・・・・。』

女の子のまま部屋に戻る2人。『あぁん・・ヒサトちゃん、可愛い・・。』お姉さんになった太一に押し倒される僕・・・男女の合体も経験したことナイのに女同士でこんなことするなんて・・・『あぁ!太一・・。』『ヒサトちゃん・・大丈夫よ大きな声だしても・・さぁ!』『あぁん、あん!あぁ〜ん!』僕は引き返せなくなったことを感じはじめていた・・・・・。






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