ハーツクライ

    作:D/I





「……ん……」
「あら、ようやく気が付いたの」

聞き覚えのある声の方を見ようとしたが体が動かない…それに頭がボーっと
している…まるで乗り物酔いしたみたいな感じだ。

「…ここは?」

体が動かないので声の方に向かって尋ねてみるが何か違和感が…

「まだ体が動かせないでしょ、ちょっと薬の量が多かったかしら。でもじきに動かせる
ようになるわ」

そう言って僕の目に入るところまで来たその女性は僕のよく知っている女性だった。

「かなみちゃん…なんで君がここに…っていうか薬って?」
「かなみちゃん?うん、どうやら成功したみたいね。勝巳君…いいえ、今はつばさ
って呼ばなくちゃね」
「…何言ってるの?つばさちゃんは君の双子の妹じゃないか」

次第に言葉も出せるようになってきたが、先ほど感じていた違和感がハッキリと感じ
取れた…僕の声ってこんなに高かったっけ?それに股間がなんかスースーする…

「んー、説明は後にしてまずはこれを見てもらったほうが早いわね」

そう言うと彼女は僕の前にある物を出してきた…それは鏡のようだ…しかしそこには
信じられない人物が映っていた…

「つばちゃん?え?なんで?なんでつばさちゃんが映ってるの?…そうか、隣に
いるんだね?つばさちゃん?」
「もー、ここまでやっても分からない?それとも現実を受け入れたくないのかしら」

…多分後者のほうだと思う…さっきから感じていた違和感、そして鏡に映っている顔
…まさか、そんなことあるわけがない…いや、信じたくない…僕が…僕がつばさ
ちゃんになってるなんて!!

「さあ、もういい加減に認めなさい。そうよ、あなたはいま『柊つばさ』なの、私の
可愛い妹のつばさなのよ」
「ななな、なんで?どうして?どうして僕がつばさちゃんに?」

さすがにもう認めるしかなくなった僕はかなみちゃんに尋ねた…だって信じられる
わけないじゃないか、僕が他人に…しかも女の子のかなみちゃんになってるなんて
それに何故下着姿??

「いい質問ね、それじゃ教えてア・ゲ・ル?」

そう答えたかなみちゃんが僕の目の前に右手をもってきた、その手首には綺麗な
腕輪がはまっていた。

「この腕輪はね、裏サイトで見つけた『ハーツクライ』って言う腕輪なの、これを着け
ると他人の魂を自由に出し入れすることが出来るようになるの、この腕輪の力で
彼方の魂をつばさの体に移したって訳」
「な、何でそんな事を…」
「…あなた、つばさと付き合い始めたでしょ…」

そうなんだ、僕とつばさちゃんはつい最近付き合うことにしたんだ。幼なじみで何時
も3人で遊んでたけど僕は常につばさちゃんを見ていた…そしてつばさちゃんも僕を
見ていてくれた…

「…えっと、なんで知ってるのかな…」
「つばさが嬉しそうに話してくれたわよ、『お姉ちゃん、私、勝巳君と付き合うことに
なったの』って」

その言葉にはなんとなくトゲが有るというか…軽く殺意さえ感じたのは気のせい
だろうか…

「私の可愛いつばさ…それをたとえ幼なじみの彼方とはいえ男と付き合うなんて…
私には我慢できない!」

知らなかった…かなみちゃんってシスコンで百合な人だったんだ…

「…付き合うってことは当然何時かはセックスをするんでしょ?私のつばさが男に
抱かれるなんて…処女を捧げるなんて…私には耐えられない!!」
「…でもその事と僕がつばさちゃんになってることにどんな関係が…」
「うふ、他人に奪われる位ならいっそ私がつばさの初めてをもらっちゃおうと思った
の…でも初めてってとっても痛いらしいの…そこで彼方にその痛みを引き受けて
もらおうかなって思ったの?」
「そんなムチャクチャな…」
「ムチャでも何でもいいのよ、つばさに痛い思いをさせるなんて…そんな可哀想な事
、私には出来ないわ。でも中身があなたなら思いっきり出来ると思うのよね」

…ヤバイ…かなみちゃん目がマジ…本気でこの体にHなことしようとしてるんだ…

「あ、で、でもかなみちゃんも女の子なんだから…その…付いてないよね?
…あ、あれ…」

おチンチンという言葉が何故か恥ずかしくて出てこなくてつい言葉を濁してしまった
がかなみちゃんは何だそんなことという風な顔をしながら…

「うふ、それなら問題ないわ。これも裏サイトで見つけた物なんだけどね…」

そう言うとかなみちゃんは足元の袋から物凄いものを出してきた。それはパンツの
股間の部分におチンチンの形を模したものが付いたいわゆる『ディルドー付パンツ』
という物だった。

「これは内側にも小さい物が着いていて、つけた本人も男の子の感覚が味わえる
優れものなの。どうせなら私も楽しみたいじゃない」

そんなとんでもない物を扱ってる裏サイトっていったい何所の…そんなツッコミを
口に出そうと思っていたらかなみちゃんはあっと言う間に服を脱いで先程のパンツ
を身につけた…

「ふーん、おチンチンがあるってこんな感じなんだ…やっぱり女の子とは違うわね」
「か、かなみちゃん…やっぱり考え直そうよ…ね?」

股間からをチンチンを生やして笑っているいるかなみちゃんの姿を見て物凄く不安
になってきた僕は思わずそんな言葉を口にした…

「大丈夫、心は勝巳君でも体はつばさのなんだからそんなにムチャはしないわよ。
入れる前の準備はちゃんとしてあげる…痛いのをちょっとだけ我慢すれば他は
気持ちいいだけだから…任せてよ、ちゃんと気持ちよくしてあげるから…ね?」

言うが早いかかなみちゃんは僕の股間から下着を取り去り、女の子の恥ずかしい
部分をあらわにした…

「うふふ、やっぱり双子なんだ…ここ、まだほとんど生えてない…最近一緒に
お風呂に入らなくなったから分からなかったけど昔とほとんど変わってない…」

…そうなんだ…女の子って中学生くらいならもう生えてると思ったけど…男より
ちょっと遅いのかな…などとバカなことを考えていたら…

「ひ、ひゃん!!」

いきなりつばさちゃんの…いや、今は僕の股間に舌をはわせてきた…思わず声
が出てしまった…

「うん、つばさのココ、スベスベでとっても美味しい…もっと舐めてあげる…」
「あ、…か、かなみちゃん…だ、ダメだよ…ああっ、そ、そんな所…」

かなみちゃんがアソコを舐める度に全身になんともいえない感覚が広がっていく…
今まで感じたことのない感覚…これが女の子の感じ?

「うふふ、つばさのココ濡れてきた…やっぱり心が男の子でもちゃんとカラダが
反応するのね…いいわ、もっと感じさせてあげる?」
「あっ、ああっ〜〜、だ、ダメー!!」

かなみちゃんは舌をワレメから小さな突起物へと移動して再び舐め始めた…すると
先ほどまでとは比べ物にならないくらいの快感が襲ってきた…

「どう?ここがクリトリス…女の子が1番感じる所よ…きもちいでしょ?」
「あ、ああっ…あ〜〜」
「気持ちよすぎて声にならないのね…つばさのココ、もうビッチョリだもの…これなら
もう入れても大丈夫かな」

そう言うとおチンチンの先端をワレメの間へと近づけてきた…

「や、やめて…お願い、かなみちゃん…」
「ダメよ、さっきからおチンチンが疼いてしょうがないの…つばさのココに入れたくて
たまらないの…これって男の子の感覚よね…それじゃつばさの初めていただきます」

ズブ…ズブズブ…

「い、いた〜〜〜いっっっ!!!!」
「あ、やっぱり痛い?十分に濡らしたつもりだったんだけど…やっぱり勝巳君に
代わってもらって良かった、つばさにそんなに痛い思いさせたくなかったから」

…痛いなんてもんじゃない…今まで感じたどんな痛みよりも痛い…大袈裟じゃなくて
この世のどんな痛みより痛いんじゃないかと思った…

「でもまだこれからが本番よ。処女のしるしが残ってるからそれを破いちゃわないと
終わりじゃないから…多分その瞬間が一番痛いんじゃないかしら」

冗談でしょ?今よりもっと痛くなるの?そんなの耐えられるわけ…

「あんまり時間かけると可哀想だから一気に行くわよ…それ!」

ズブ…ブチッ!!

「ぎ、ぎゃ〜〜〜〜〜〜!!い、いた〜〜〜いっっ!!」

僕の中に浸入していたそれがワレメの奥にある膜を貫いた…その瞬間のあまりの
痛みに気が遠くなりそうになってしまった…

「あは、ついにつばさの初めて、もらっちゃった…」
「痛い、痛いよかなみちゃん…抜いて、もう抜いてよ!!」
「大丈夫、もう少ししたら多分気持ちよくなってくると思うわ…それに何だか腰が
止まらなくて…つばさの膣内、凄く気持ちいい…」

こんなに痛いのに…気持ちよくなるだなんて…そんな事…そんな事あるわけ無いと
思っていたら……あれ、なんだろう…段々痛みが快感に…あ…気持ちいい…

「…かなみちゃん…気持ちいいよ…これ、凄く気持ちいい…あ、ああんっ」
「つばさ、私も……女の子の膣内ってこんなに気持ちいいのね…おチンチンに襞が
絡み付いてきて…」
「ああんっ、かなみちゃん、もっと、もっと突いて…もっと激しく突いて!!」
「ふふ、すっかり女の子の快感に目覚めちゃったのね。いいわ、激しくしてあげる
…その代わり、かなみちゃんじゃなくて『お姉ちゃん』って呼んで…妹のつばさと
して感じて…」

この気持ちいことをもっと味わえるならそんなことお安い御用だ…僕はつばさちゃん
に成りきって…

「あんっ、あ、あ…お、お姉ちゃん…もっと、もっとつばさの膣内、お姉ちゃんの
おチンチンでかきまわして!ああっ〜」
「つばさ、私の可愛いつばさ…感じて、お姉ちゃんのモノでもっと感じて…」

かなみちゃんの腰の動きが段々早くなってきた…それに伴い僕の方の快感も段々
最高潮に近づいてきた…

「お、お姉ちゃん、あ、んんっ、…な、何か…んっ…来る…ああんっ」
「…つばさ、私もおチンチンが爆発しそう…これ、イキそうなのかしら…あっ…」
「あんっ、んっ、ん…もうダメ…イッちゃいそう…お、お姉ちゃん…一緒に、一緒に
イキたい!」
「あ…な、なんか出ちゃいそう…つばさ…あなたの膣内に出したい…」
「来て、お姉ちゃん…あん、ふぁん…お姉ちゃんの白いの、つばさの膣内にいっぱい
出して!」

…そしてお互い同時に絶頂を迎えて…

「つばさ、つばさ〜〜!!」
「お姉ちゃん、お姉ちゃ〜〜ん!!」

かなみちゃんは僕の膣内に白い液体をぶちまけた…

「あは、出てる…つばさの膣内に私のモノが出てる…」
「うん…私の膣内にお姉ちゃんの出したモノが溢れてるのが分かるよ…」


…数分後…


「…さて、これで私の思いは遂げたし…勝巳君、そろそろ元の体に戻して
あげるわね…」
「あ、かなみちゃん…その…ひとつ相談なんだけどさ…」


…その後…


「まったくみさきったら、いつのまにこんなに胸が大きくなってるのよ、この間まで
私とそんなに変わらなかったのに!」
「ほんと、大きいよね…さっきから肩がこって仕方ないよ…でもやっぱり揉み心地が
イイよね…自分で触っても凄く気持ちいい…あっ」
「ちょっと、自分ばっかり楽しまないの!それと言葉。みさきはそんな喋り方
しないわよ、気をつけなさい」
「あ、ゴメン。えと…胸が大きいのも大変なんですよ?肩がこるし、男性の方の
注目をあびてしまって…でも揉み心地はいいんですのよ、ほら、こんなに…」
「…しかし、アンタも巧くなったわね〜女の子の真似…みさきソックリだわ」

…あれから僕はつばさちゃんと別れてかなみちゃんと付き合うことにした…いや、
付き合うって言うよりは協力関係になったという方が正しいかもしれない…
あれ以来、僕は女の子の快感を忘れられなくなってしまった…だってあんな快感
男じゃ絶対に味わえない…そしてかなみちゃんも女の子を抱く方が好き…そこで
あの『ハーツクライ』を使って僕の魂を色々な女の子に入れて楽しむことにした…
今日は隣のクラスの委員長でかなみちゃんの昔からの友達の「高良みさき」さん…

「さあ、みさき、今日は家族は誰もいないからじっくり楽しむわよ」
「はい、かなみさん…あ、メガネは外さない方がいいですよね?」


終わり。


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