「アヤコちゃん… 君は僕のモノだよ…」



『入れ皮り』
作:皮える



1章 欲しい

17歳の男子高校生の、斎藤サトルは、部屋のカーテンを閉め切って、
アルバムを見ていた。アルバムには、ある少女の写真で埋め尽くされて
いた。

斎藤サトルは、黒いふちの厚い目がね。髪の毛も男にしては、
だらしなく長い。表情が暗いのか、どこかのっぺりとした印象を
与える。女性に好印象を与える顔立ちではない。

「アヤコちゃん…」と、ため息をする。
口元だけで、不敵な笑みをうかべた。

どうやら写真の少女は、アヤコと言うらしい。
写真の中で少女は、制服だったり、体操服だったり。
いくつか、私服もまざっている。中には、スクール水着なんて
のもあった。髪は肩までかかるくらいで、切れ長の大きな瞳。
大人しそうな美少女だった。
一見冷たそうに見えるが、笑った顔が、とても優しい表情であり、
そのギャップがとても魅力的だった。
普段はコンタクトをしているようだが、時々眼鏡をかけている写真もあった。
眼鏡のアヤコは、より知的な印象が際立ち、一層大人っぽく見えた。、

沢山の写真があったが、サトルと一緒に写っている写真は全く無かった。
どの写真も、遠くからサトルが隠し撮りしたものばかりなのだ。

「アヤコちゃん…綺麗だよ…」

サトルは、アルバムを堪能した後、机の上のノートパソコンを起動した。

「そろそろ帰ってくるころだもんね。アヤコちゃん…」
なぜか、サトルはアヤコの帰宅時間を知っているようだ。
「あぁ…アヤコちゃん…君の事なら何でも知っているんだよ。」
PCが起動し、デスクトップにある『Aモニタ』というアプリケーションを
ダブルクリックした。

パスワードを入力すると、PCのスクリーンに、ある映像が映った。
どこかの部屋らしい。それも、6つもの視点があり、部屋のありとあらゆる
角度を網羅しているようだ。デパートとかにある監視カメラの映像と似ていた。

映し出されている部屋は、綺麗に整理されている。ベッド、机、タンス、
ぬいぐるみなどが見える。ピンク、黄色、薄い緑など柔らかい色合いや、
家具の様子から女の子の部屋だということがわかる。
また、部屋の壁に、かわいらしいワンピースが掛けられていた。

少しして、ドアが開いた。

ガチャ…

この『Aモニタ』というアプリケーションは、音まで聞こえるらしい。
部屋に入ってきたのは、制服を着た少女…アヤコであった。

サトルは、アヤコの部屋を盗撮しているのだ。
どうやったかはわからないが、アヤコという少女の部屋に潜入し
盗撮カメラを6つも仕掛けたらしい。
それをパソコンの『Aモニタ』というアプリケーションで閲覧している
ようだ。AモニタのAはアヤコのAだろうか。

アヤコは、部屋に入るなり、制服の上を脱いだ。

「ああ…アヤコちゃん…いいよぉ…」

アヤコは、盗撮されていることも知らずに
するすると、セーラー服の上を脱いだ。スレンダーで、
やわらかそうな肌が露出される。触ると吸い付きそうな肌。
17歳の少女の美しいお腹のライン。
サトルは興奮を抑えられずに、左手で自分の
下腹部をさすっている。
ピンク色のかわいらしいブラジャーの上部に、
胸の山のカーブが見える。D…Eカップだろうか。
なかなか大きく、形もよさそうである。

また、カメラの1つは、床の高さにあるらしく、
丁度、アヤコを斜め下から見上げるアングルにあった。
スカートの中が見事に映る。
肉付きも丁度良い、生々しい足。奥には丸みのある
お尻をピンクのショーツが包んでいた。

アヤコは、何も知らないまま、スカートの横のジッパーを
下ろし、するするとそれを脱ぐ。
黒いソックスをはいたまま、スカートをするりと落とし、
下着だけの姿になった。

サトルは、アヤコのこの姿が大好きだった。
アヤコは、ソックスと下着だけの姿になり、鏡を見て自分の
体を見た。どうやら、自分の体系をチェックしているらしい。
お腹をなでたり、胸の大きさを確認したりしているようだ。
なんともいえなく、かわいらしくいやらしかった。

「ああ、アヤコちゃん…大丈夫。きれいだよ」
はぁ…はぁ…と、息があらいサトル。
左手は、しきりに下腹部を刺激している。
右手は、カメラを切り替えたり、ズームしたり
するのに忙しい。

アヤコは、自分の体チェックが済んだらしく、
部屋にあったシャツとジーンズに着替え、
部屋を後にした。

そしてサトルは
「もう、アヤコちゃん…、見ているだけじゃ…我慢できないよぉ…」
と、つぶやき、
「アヤコちゃんの、体…胸…

そして、ああ…はぁ…はぁ…

アヤコのおマ○コ、全部…僕の物にぃ…!あ、ああやぁぁこちゃ…ああん!!!」

そうして、サトルは絶頂を迎え射精した。

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アヤコは、サトルが通う高校の、同じクラスの17歳である。
サトルが一方的にアヤコのことを知っているのだが、
アヤコとサトルは仲が良いわけではない。
いや、サトルは仲が良いクラスメイトなどいなかった。

しかし、そんなサトルにとって、アヤコの存在は、
密かに憧れる対象だったのだ。
密かに想うだけなら何も問題ではないのだが、
サトルのアヤコに対する変質的な行為は、
日に日にエスカレートしていった。

サトルは、まず学校のアヤコのロッカーの合鍵を作った。
放課後、皆が部活をやっている時間は、
ほとんど、ロッカー付近に人気はない。
その時間帯にアヤコのロッカーに忍び寄り、
アヤコの私物をあさるのだ。

「アヤコちゃんの全てが知りたいんだ…」

上靴や、美術に使う道具があった。
上靴の匂いをかいで、喜ぶサトル。

「…ああぁ、アヤコちゃんの足… いい匂い」

こうして、誰もいなくない放課後に、こっそり
アヤコのロッカーを物色するのが日課になった。

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その日の放課後もまたロッカーを調べたら、なんと、ロッカーの中に
袋に入った体操着とブルマーがあった。体育の授業のあと
脱いでしまっておいたのだが、持ち帰るのを忘れてしまったようだ。
サトルは、どうしてもそれが欲しくてしかたなくなった。

しかし、さすがに体操着等が、無くなってしまうと問題である。
いろいろ悩んだ結果、サトルは体操着とブルマーを盗んだ。そして、
学校指定の体操着とブルマの売っている店に急いで駆け込む。

そして、アヤコと同じサイズの服を買った。
また、学校に戻り、その新品の体操着を、アヤコのロッカーに戻したのである。

帰ってから、PCを付けいつものように盗撮をしながら、
かばんにしまったアヤコの体操着をとりだす。

うれしくてうれしくてしょうがない。
「アヤコちゃん…」
と服を抱きしめる。匂いをかぐ。
甘酸っぱいような、石鹸と汗とグランドの土の匂い。
ブルマーの匂いもかいだ。ブルマーの方が
少しいやらしい匂いが強い気がして、サトルは気が付いたらブルマーを
変態的になめまわしていた。

「アヤコちゃん…ああ、たまらないよぉ」
サトルは、全裸になり、体操服とブルマーを着ようとしてみる。
サトルは体系は、男にしては小柄な方なので、
なんとか着ることができた。しかし、少女の体とは違う。
きつい。ブルマーも体操着も、みっともない形に伸びている。
しかし、この密着間が、サトルを余計に興奮させた。
服に、アヤコのぬくもりがあるような気がして、
想像もつかないような幸福感でつつまれた。

「いま、アヤコちゃんと同じものを着ているんだよ…」
PC上のアヤコは、全くそんな事実を知るよしもなく、
いつものように着替えている。

「ああ…アヤコちゃん… あはぁ… あはぁ…」
そうして、アヤコのブルマの上から男の棒をこすり始めた。

アヤコの服を着ているだけで、もうイク寸前だった。
憧れのアヤコと、間接的に素肌を合わせたことになるのだ。
あの、吸い付きそうな肌。そこから流れる甘酸っぱい汗を
吸い込んだ体操着。女の子のいやらしい部分を、可愛らしく
包み込んで隠すブルマー。それを今、サトルは身に付けているのだ。

「アヤコちゃぁああん、…だめだよっ ああ、もうぅっ!」
サトルはすぐに絶頂を向かえ、果てた。

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サトルの変質的な行為はもう止まらない。
毎日のように盗撮。そしてロッカーあさり。
アヤココレクションは、日に日に増えていく。
もちろん、ちゃんと、盗んだ品のスペアを
補充して、ばれないように工夫している。

リップ…、上靴…、カチューシャ…。

アヤコが体育をしているときに、サトルは、授業中、
トイレと偽り、制服までも交換していった。
毎日、その制服を着たり、抱きしめたりと
堪能していた。

「アヤコちゃん…、君の全てがほしい。」

しかし、制服を着て、アヤコと同じ服を着るということに
ドキドキするのだが、その快感も、毎日繰り返していると
物足りなくなってきた。

おまけに、鏡を見ると、セーラー服姿がまるで似合わない男が写る。
アヤコの服なのだが、可愛く見えるはずもない。

「アヤコちゃん…、もっと欲しいよ…君が…」

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サトルは、毎日の盗撮で、アヤコのしぐさや、話し方、
どんな友達がいるか、など、執拗に記憶していった。
笑うときの、声の変化。息遣い。ため息や、
リラックスするときの顔ななど。

そして、練習する。
アヤコの話し方。声を。

男でも、裏声と地声の中間を鍛える事により、
自然な女性の声に近づくのだ。
もともと、サトルは声が極端に低かったわけでもなかったので、
日に日に、女性らしい声が出せるようになってきた。

「あぁ… ああーー アアー 私はアヤコ」
少しずつだが、近づく声。

しぐさや、笑顔。

「アヤコちゃん…私、アヤコちゃんの声や、笑顔…全部ががほしいの…」
と不気味笑うサトル。顔さえみなければ、女の子の声である。
黒縁目がねの奥の、どんよりした目が怪しげに光った。

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「ねぇ。私、アヤコだよ。サトル君…好きだよ…」
毎日のボイストレーニングで、サトルは
完璧にアヤコの声をマスターしていた。
自分の声を録音して聞いてみても、アヤコの声としか
思えない。思わずにやりと笑みが浮かぶ。

「でも…私…まだ、アヤコちゃんのこと、もっとほしいの」
可愛い声で、盗撮画面上のアヤコに話しかけるサトル。

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次にサトルは、ロッカーの物色の際に、
アヤコのカバンに特殊な探知機をつけた。
カバンの裏ポケットの奥にセットしたので、気づかれまい。

「これで、アヤコちゃんが、いつもどこにいるかわかるよ」

GPS機能の探知機であり、PC上で、常にアヤコの位置を確認することができる。
かなりの高精度であり、学校でいえば、どの教室にいるかくらいはわかる。

GPSで、アヤコの行動経路を知り、後で盗撮画面で、買い物をしたのだとか、
友達と遊んだとかを確認する。

「そうか…ここで、下着を買ってるんだね…。友達と、ここでお茶したでしょ」
アヤコの行動パターンや、生活に使っているモノを記憶していく。

アヤコの買い物したものは、全て同じモノを買いあさった。
いつか交換するためである。
もちろん、下着もアヤコと同じものを買いに行く。
店員は、変な顔をするのだが、サトルは気にならなかった。
アヤコの全てを、知りたいのだ。アヤコの持っているもの全てが欲しい。
アヤコと同じショーツ。同じブラジャー。同じソックス。そして制服。
それに包まれていると、なんともいえない気持ちになっていくる。
たまらなく、興奮するのだ。そして、アヤコの声で、いろいろなことを
話す。アヤコが学校で話していることなどを真似する。

「メグちゃん、今日一緒に帰ろう〜」

サトルの口から、アヤコの可愛らしい声が聞こえる。
そして不適に笑う。

サトルは、制服のスカートを
めくり上げ、アヤコと同じショーツの上を触る。
肉棒は興奮のあまり隠し切れずにショーツをはみ出している。
そして、アヤコと同じ服装のまま、自慰行為をはじる。
はぁ…はぁ…

「サトル君の、おちん○…おっきくなってるよ」
アヤコの声で、卑猥な言葉を言う。普段アヤコなら絶対言わない
いやらしい言葉に、サトルはとても興奮した。

「うぅうん… いいよぉ さ、サトルくっぅん」
アヤコの可愛らしい声が、欲情して自分の名を呼ぶ。

そして、はみだした、男性器をしごきだす。
しこしこ…

「うぅふ…ぁん…すごいよぉ…私のショーツから、
サトル君の、おち○ぽぉ… あぁあん!」

しこしこ… しこしこ…

「ぁああん…」
アヤコのあでやかな声。

「サトル君のおちん○…気持ちいいよぉ…」
しこしこっ… しこしこっ!
どんどん激しく刺激する。

「はぁんっ! いくっぅ… いっちゃうよぉ、
あ アヤコいっちゃうのー!
サトル君の、おち○ぽで、アヤコ、いっちゃうぅぅ!!」

どぴゅぅぅっ

最後の絶頂までも、アヤコの可愛らしいあえぎ声で、
サトルはイった。自分の声が、アヤコの声になった
だけで、まるで、アヤコに成ったのような錯覚がして、
それがとてつもなく快感だった。

しかし、サトルはまだ満足していなかった。

「……アヤコちゃん。…まだ、足りないの。」
絶頂で、火照ったままのサトルは、体や顔を、鏡で確認する。
服装はアヤコと全く同じだが、どこか、肩幅や、毛の多い足や、
男にしか見えない顔。そして何より、ショーツの中にある
男の象徴。イクときまでもが、可愛い声なのだが、どうみても男なのだ。
「アヤコちゃんの、体…欲しいの」


2章へ続く


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