俺は志郎。とある私立大学で4回生をやっている。
俺は小さいころから寝ている間に、ときどき幽体離脱する癖があったんだけど、
最近になって、毎日のように幽体離脱するようになったんだ。
今では、寝ることが出来れば、いつだって幽体離脱できるまでに上達!
そして、この前、ついに他人に憑依できるようになった。
一人目は妹の裕香。そして二人目は駅前にあるフィットネスクラブでインストラクターをしていた
中野恵理さん。異性になるってことは、こんなにすばらしい事だと初めて知った俺は、
もっといろんな女性になりたいと、就職活動はほどほどに、綺麗なお姉さんを
探している真っ最中だ・・・・・
 

・・・海水浴へいこう!・・・

強い日差しとジージーうるさいセミの声。
俺の住んでいる家の周りには、やたら木が多くて、夏になるとセミの声が
やたらとうるさい。朝は必ずといっていいほどセミの鳴き声で起こされるから
腹が立つんだ。セミのやつは休みなんて関係ないから、日曜日でもお構いなしに
鳴いてくれる。

「もーいい加減にしてくれよっ!」

俺は布団に潜り込んで耳を塞ぎながら、憂鬱な気分で叫んでいた。
今日は日曜日。高校野球でも見ながらぼーっと一日を過ごそうと思っていた。
なんせ、俺には彼女がいないからどこにも行く当てがなかった。
さすがにこの暑い中、男同士で遊びにいこうなんてぜんぜん思えないから、
とりあえず、午前中は部屋の中で、ひたすら布団に包(くる)まってテレビを見ることにした。
今日は準決勝らしい。甲子園球状には結構な観戦客がわいわいと声援を送っている。

「この暑い中、ごくろうさんなこった。」

そう思いながらも、一生懸命がんばっている高校生を見ていると、うらやましく思えてくる。

「俺は一体何やってんだか・・・」

そんな風に考えると、余計にだるくなってきた。

「なんもやる気が起こらんな。」

独り言をぶつぶつ言っていると、

「志郎っ!お昼ご飯が出来たわよ!」

とキッチンから、母親の呼ぶ声がした。

「ああ・・」

俺はけだるい返事をして、キッチンまでだらだらと降りていった。

「あんた、何にもやることないの?みんな就職活動や最後の学生生活を楽しんでるんじゃない?
一日中ぼーっしてたんじゃ、体がなまっちゃうわよ。」

母親からの説教を聞き流しながら、俺は用意された冷やし中華をズルズルすすっている。

「まったく・・・」

母親は、どうやらあきらめたらしく、冷やし中華を食べはじめた。
俺は何気なくテレビを見ながら、いっそう憂鬱になってしまった。
テレビにはニュースがかかっていて、楽しそうに海水浴に来ている家族やカップルが
映っている。

「うらやましいなぁ」

そう思いながら、昼飯を食べ終わった。

「俺、昼寝するわ。」

母親にそう言い残して、2階の部屋にもどった。

「1時間ほど昼寝でもするか。」

俺は腹がいっぱいになったので、少し眠気を感じていた。
ベッドに寝転がって、うつらうつらし始める。

「俺も彼女と海水浴、行きたいなあ・・・」

そう思いながら、眠りについた・・・・
 
 

と思ったら、やっぱり幽体離脱している。
「幽体離脱すると、やっぱり寝た気分にならないんだよなあ。

まあ、このままでもしょうがないからどっかに行こっかな。」

ぶつぶつ言いながら、俺はふわふわと壁をすり抜けた。

「そういえば、幽体になったら、暑さを感じないなあ。」

いままで気付かなかったけど、よく考えてみると全く暑さを感じないんだ。
日焼けすることもないな。

「うーん、これならまあちょっと遠出でもして、お姉さんでも探そっかな。」

そこで、さっきのニュースを思い出した。

海水浴場だ!

きっときれいな女性がいるに違いないぞ。
俺はそう思いながらも、すでに海辺に向かって飛んでいた。
空を飛んで5分くらい。一番近くの海水浴場に辿り着いた。
海辺は、家族連れやカップルで大賑わいしている。
浮き輪で楽しそうにいちゃついているカップル、大きな傘の下でカキ氷を食べている親子。
みんな夏をエンジョイしている。

「俺も彼女が出来たらここに来て楽しい思い出、作りたいなあ。」

そんなことを思いながらふわふわと空中を漂っていた。
しばらく浜辺をグルグル飛んでいると、とてもスタイルのいいお姉さんを発見した。大学生だろうか。
男女、4人でビーチボールを使って遊んでいた。
身長は160cmくらい、綺麗な黒い髪をしていて、ストレート。肩までの長さだった。
綺麗な瞳をしており、美人だ。
黄色いビキニをつけており、Cカップほどあるの胸は、ボールを打つたびに谷間を深くしながら上下に揺れていた。
ウェストも細く、形のいいヒップをしている。
砂を蹴りつける、その白くて長い両足はとても魅力的だった。

「彼女になりたい・・・」

俺は、自分の思うままに行動することにした。
まず、彼女がどんな人かを知るために、この男女のグループの近くに行き、会話を聞くことから始めた。

「ダメじゃん、香奈! ちゃんと取らないとっ!」
「そんな事言ったって・・・、純が変なとこに打つから・・・」
「俺のせいにすんなよ。」
「いいから、早く続けようぜ。」
「そうよ、早くやりましょうよ。」

どうやら、彼女の名前は香奈というらしい。しばらく聞いていると、彼女はかなり内気な性格のようだ。
結構言われるままって感じで、反論することはほとんど無かった。
そんな彼女に3人はイタズラを思いついたらしい。

「ねえ、砂で香奈を動けなくしちゃおうよ。」
「おう、面白そうだな。」
「ちょっとからかってやるか!」

もう一人の女のアイデアで、香奈を砂の中に埋めることになった。
ビーチボールで遊んだ後、4人で浜辺に座った。

「ねえ、香奈。もっと楽しいことしようか。」
「えっ、なにするの?」
「こうするんだよっ!」

そう言って、彼女達は香奈を強引に寝かせた。
そして、一斉に砂をかけ始めた。

「や、やだっ! なにするの?」

彼らの急な出来事に、香奈は驚いている様子。

「よくやってるじゃん、頭だけ出して砂に埋めるやつ。あれだよ、あれ。」

一人の男がそう言いながら、どんどん砂をかけていく。

「重いよ。もうやめてよ。」

香奈はそう言いながら必死に抵抗している。しかし、一人に手を押さえつけられているので
思うように体を動かすことが出来ないみたいだ。
彼女の体は、あっという間に砂の中に埋もれてしまった。
60センチ以上積もった砂からは、もはや彼女一人では脱出することは出来ない。

「ちょっと!砂をのけてよ。ぜんぜん動けないじゃないの!」

そう言いながら頭を左右に振っている。

「へへ、しばらくそのままで居ろよ。」
「俺達はちょっと海で遊んでくるからよ。」
「気持ちいいでしょ。砂に埋もれた感触は。」

3人はそう言いながら海に走っていった。。
香奈は、仕方なく空を漂う雲を見ている。
「はあ。どうしてわたしばっかり・・・」
彼女はため息をつきながらそうつぶやいた。。
俺は、今こそチャンスと思って、彼女に急接近した。
そして、彼女が埋まっている砂の上で仰向けになり、そのまま少しずつ体を砂の中に下げていったんだ。
俺の体が砂に埋まってゆく。そして、彼女の体に接触する。
徐々に彼女の体へ、俺の幽体を重ねていく。
雲を見つめていた彼女は、俺が幽体を重ね出した瞬間、ビクンと震えた。
目をパッチリと開き、何が起こっているのか分からない顔をしている。
俺はそのまま彼女の体に完全に入った。
と思った瞬間、目の前には青い空と、白い雲が浮かんでいる。
そして、体中に砂の重みが感じられるようになった。

「よしっ!」

僕の口からは香奈の美しい声が発せられる。
砂に埋もれた彼女の体から、ひんやりと冷たい感触が伝わってくる。
俺はは少しづつ手を動かした。
砂の重みでなかなか動かすことが出来ないみたいだ。
でも、根気よく手を動かしていると、だんだん中の砂が崩れ始めた。

「この調子で・・・」

俺はひたすら彼女の手を動かしつづけた。周りからは分からないが、
砂の中は徐々に大きな空洞が出来始めている。
砂を横へ、下へと押しつけていった。
すると、手の周りからお腹の辺りにかけて、だいぶ空洞が出来てきた。
それから、胸を圧迫している砂を徐々に取り払っていく。
胸の重みが取れ、息がしやすくなる。
その後、俺は足を左右に動かし始めた。
最初は硬かった砂も、だんだんと左右に押しやられ、少し足を開くことが
出来るようになった。
これで砂の中に大きな空洞を作ることが出来たぞっ!
俺はちょっと疲れたから、少し休憩した後に、香奈の体を触りはじめた。
まずは両手を重ねてさすってみる。
手には砂がついていてザラザラしたが、彼女の指は、俺の指に比べてとても
細くて長かった。その手をお腹に乗せる。
おヘソの辺りを指でやさしく撫でてみた。

「はあ・・・」

俺の口から吐息が出た。くすぐったい感じもするが、どこかそれとは違う感覚が
感じられる。

「よしっ、次は・・・」

そう言って、両手を上に移動させる。しばらくすると、彼女の大きな胸にたどりついた。
俺は香奈の手で、水着の上から胸を揉みだした。

「うっ・・・あっ・・・・」

俺の口から切ない声が漏れた。
しばらく胸を揉んでみる。中央に寄せたり上下に揺らしたりする。

「はぁ・・はぁ・・・きもちいい・・」

俺は大勢の人がいる中、彼女の声でそう言っていた。
まわりは波の音や雑音が大きいので、俺の声はぜんぜん聞こえていないようだ。
俺は水着を上にずらして、直接胸を揉みだした。
暖かい胸の感触が両手に伝わってくる。
胸の中心で硬くなっている乳首をキュッと摘んでみる。

「うあっ!・・・ああっ・・・いい・・・きもち・・・」

俺の顔はとてもいやらしい表情をしているに違いない。
通り過ぎる人たちの何人かは、俺の、いや、香奈のその顔をみて
顔を赤くしているみたい。

俺が彼女の体で楽しんでいると、同じグループの純が海から上がってきた。
そして、俺の横に座った。

「どうだい、香奈。砂に埋もれた感触は?」

純はニヤニヤ笑いながら俺にそう言った。

「気持ちいいわよ。とっても。純もやってみたら?」

俺は彼女になりすましてそう言った。
純は、香奈がいつもより強気で話したことに違和感を感じながらも、

「砂に埋もれるのはおまえだけでいいんだよ!」

そう言って立ち去ろうとした。

「ねえ、ちょっと待ってよ!」

俺は彼を引き止める。

「いいから私の横に座って!」

俺はそう言って、純を横に座らせた。

「何だよ。何か言いたいんだったらさっさと言えよ」

純はそう言って俺の顔をにらんでいる。

「あのね・・・」

俺はそう言った後、手で砂をグイグイかき分けて、純の横に、腕が1本通るくらいのトンネルを
作った。

「わたしの手が出たでしょ。わたしの手を握って!」

そう言って彼にウィンクした。

香奈にウィンクされた純は、ちょっと恥ずかしくなったのだろうか。
横を向きながらも俺の手を握った。

「いい。わたしが純の手を引っ張るから、トンネルを崩さないように腕を入れてね。」

俺はそう言って、彼の片腕を砂の中に導いた。
純は、最初は横を向いて座ったままだったけど、俺が砂の中に腕を引きこみだしたので、
砂が崩れないよう、その場に寝転んだ。
純の腕が肩の辺りまで砂のトンネルに入っていった。

「どう?中は空洞になってるでしょ。わたしが開けたのよ。」

俺はそう言って、彼の方を向いた。
「それがどうしたってんだ。」

純は向こうを向いたままそう答えた。
俺はニヤッと笑った後、彼の手を水着を外した胸に導いた。
彼の手のひらが、僕の胸を包んでいる。

「えっ!」

純は、手の中に収まっている柔らかな胸の感触に驚いて、急に振り向いた。

「な、なんだよ!おまえっ!」

純は顔を真っ赤にしながらそう叫んだ。

「柔らかいでしょ!私の胸は。良かったら揉んでもいいのよ。」

俺はニヤニヤ笑いながら純に言った。

「おまえ・・・どうしたんだよ!」

香奈の急変した性格に、純は戸惑っているようだ。

「どうもしないわよ。いいから揉んでみて!」

俺はそう言って、純の手の上に俺の手を重ねて、彼の手と一緒に胸を揉んだ。

「ああん・・・いいわよ・・純・・・もっと強く揉んで・・・」

俺は彼の手を胸に押さえつけてぐりぐり回した。

「香奈・・・おまえ・・ほ・・本当にいいんだな・・・」

純は俺にそう話し掛けてきた。

「いいから早くしてよ」

香奈の声で俺はそう言った。

「よ、よし!」

純は自分の意志で手を動かしだした。
彼の手は、俺の両胸を行ったり来たりしながら激しく揉みしだいている。

「あっ・・・いいよ・・純・・・・乳首を摘んで・・・」

俺は純の興奮している顔を見つめてやった。
純は俺の言うことを素直に聞き入れ、乳首を指できゅっとつまみはじめた。
やっぱり自分で摘むより、人に摘まれるほうが気持ちいい。

「んんっ・・・あっ・・・はあんっ・・・・じゅ・・純・・い・・いい・・・気持ちいいよっ・・」

俺はかわいらしい喘ぎ声を出していた。
こんな美人が公衆の面前でいやらしい声を出しながら感じている・・・
俺は悶々と想像しながらも、更に純にお願いする。

「あっ・・ねえ、胸はいいから、次は・・・ねっ!」

俺は純の手を股間へ導いた。
彼の指は、俺の股間を水着の上から前に後ろにと移動する。
ビキニに割れ目が現れる。

「んあっ・・・す・・すごいよ・・純・・・」

俺は砂の中で広げられるだけ足を広げた。
彼の手がすっと股間の奥まで滑り降りてきた。
俺の体に快感が走っている。

「ああっ!・・・純・・・そこっ!・・・そこをさすって・・・」

俺は彼の指を一番感じる部分に導いた。

「ここか?」

純はそう言って、感じる部分をくりくりと指で触りだした。

「あっ・・そ・・そう・・そこよ・・も・・もっと強く!」

彼の指が、更に激しく動いている。

「んっ・・純・・・直接触って・・」

俺はいやらしい声で彼にそう言った。
いつも消極的でおとなしい香奈が、
喘ぎ声を出しながら、いやらしい顔で見つめるのをみて、

「お、おまえ、なんかいつもと違うな」

俺にそう話しかけた。俺は、

「そんなこと、どうだっていいじゃない! わたしの体、触りたかったんでしょ!」

そう言って、彼の手をビキニの中に導いた。

「おまえ・・何言ってんだよ。おかしいんじゃないか!」

純はじっと俺の顔を見つめている。

「純は香奈と楽しいことしたくないの? こんな綺麗な体と。」

俺は彼の手をビキニの奥にギュッと差し込んだ。
純の指が僕の感じる穴のところまで届く。

「あんっ!・・・・どう?・・すごく濡れてるでしょ。この体・・・」

俺はビキニの中に入れた彼の指を、自分の指と重ねながら動かした。
彼の指が、入り口辺りでモゾモゾと動いている。

「おまえ・・・本当に・・香奈なのか?!」

そう言って純は強引に砂の中から手を引き抜いた。
その拍子に、一気に砂が崩れた。

「あ〜あ。せっかくいいところだったのに・・・」

俺はそう言ってむくっと立ち上がった。胸の水着を上にずらしていたので、
胸があらわになっている。

「こんなに綺麗な形をしていたのか」

俺は始めてみた香奈の胸を、純の前で胸を揉みだした。

「あっ・・やっぱり女の体は気持ちいいな!」

さっきまで触られていたので、香奈の体はかなり敏感になっている。

「おい! いいかげんにしろよ。おまえは一体誰なんだっ!」

彼はすごい顔つきでそう叫んだ。

俺は、ニッと笑って両手を頭の後ろに手を回し、腰をくねらせたポーズをとりながら、

「志郎といいマース。大学4年生デースッ!」

といってやった。
そして、

「香奈の体が返して欲しかったら、ついてこいよ。」

といって、海に向かって駆け出した。

「ま、まてっ!」

純は俺を追いかけだした。
香奈の胸は、走るたびに上下に揺れた。ちょっとかわいそうになったので、胸は水着で隠して走っている。

「まて、この野郎っ!」

血相を変えながら追いかけてくる。
俺はその辺にあった大きな浮き輪を持って海の中に入った。
そして、浮きわに体を通して泳ぎだした。

「ここまでおいで〜、べろべろばぁ〜」

俺は笑いながら香奈の声でからかった。
まわりからは、仲のいいカップルがはしゃいでいるとしか思えないはず。

純は猛スピードで泳いで、俺の浮き輪を捕まえた。

「さあ、捕まえたぞ! 香奈の体を返せ!」

純はそう言って俺の腕をギュッとつかんだ。

「返して欲しかったら、俺の言うことを聞いてもらうしかないな。」

俺はそう言って、体勢を変えた。浮き輪の穴にお尻だけを入れた状態で、
両足を浮きわの上に引っ掛けた。そして、

「この体を返してほしいんだろ。大事な所、触ってくれるよな。」

フフッと笑いながら、俺は彼にそう言った。

「いいかげんにしろよ!」

純はそう言ったが、香奈の体を取り戻す方法は、俺に従うしかない。
彼は仕方なく、周りで泳いでいる人の目を気にしながら、
浮きわの下に片手を忍ばせる。そして、純の指がビキニの上から一番感じる部分を触り始めた。

「んんっ・・そう・・・そこが・・・きもち・・いい」

俺は吐息まじりの声でそう言いながら、彼の指の動きに身を任せた。
俺の体は、お尻の部分だけ海中に沈んでいるので、周りからはなにをしているのか
わからないはずだ。きっと浮き輪に乗っている彼女を彼が横から押していると思っているんだ。
次に、
「なあ、直接触ってくれよ。もっと感じなきゃ、この体はずっと俺のいいなりだなぁ。」

ニヤニヤ笑いながら出てくるその言葉からは、本当の香奈を伺うことが出来なかった。
純は返事もせずに、俺の腰からもぞっとビキニの中に手を進入させた。ビキニの中をスルスルっと
純の手が進んで、お尻の穴まで辿り着く。その指はさらに前に前進し、感じる穴で止まった。
「そうそう、そのまま指を動かしてくれ。」
浮き輪の上で拳を作って、ふるふる震わせている純の手に、香奈の手を重ねてささやいた。
「ねえ、わたしの事、嫌いじゃないでしょ。だったらわたしのお願い、聞いてくれるよねっ・・ふふっ」
香奈のようにやさしく・・・
中身はどうであれ、目の前にあるのは、美人でスタイル抜群の香奈の体だ。
男ならぜったい触りたいと思っているんだ。

純は俺の中に指を入れた。そして、なんども
指を出し入れした。
頭を下に向けて覗いてみると、水着の中で純の指がごそごそ動いているのが見える。
「あっ・・あっ・・あっ・・す・・・すごく・・きもちい・・いっ!」

俺は喘ぎ声を出しながら香奈の姿で純にいやらしい視線を投げかける。
そして、俺は片手を彼の水着の中に入れた。
純の相棒は、水着の中ではちきれんばかりに大きくなっている。

「やっぱり体は正直だな」

俺は香奈の手で純の相棒をしごいてやった。
純の息が乱れている。気にしないように、遠くをずっと見つめているようだ。
俺はかなり感じていた。股間からは愛液が溢れ出している。そろそろいいころだ。
俺は純の理性を崩し始めた。

「なあ。そろそろ入れてくれよ。俺、もう準備できてんだから」

「おまえ、いいかげんに香奈の体から出て行けよ。もう十分だろ!」

「うるさいなぁ。俺が今この体からはなれたらおまえがまずいだけじゃないか。」

「そんなこと、どおだっていいんだ。たのむから、香奈の体から離れてくれ。」

「ちっ、しつこいやつだ。まあ、結構楽しんだし、こいつが気付いたときにおまえのあせる姿を
 見るのもいいかもな。おまえの言うとおりにしてやるよ。後はおまえがフォローするんだな。
 はっはっはっ!」

そう言って、香奈の体から抜け出た・・フリをした。
体の力をガクッと抜いて、気絶したように見せかける。そのあとは・・・・

「う、う〜ん。あれ、ここは・・・」
「か、香奈?おまえは香奈なのか?」
「あれっ、純? わたしたちどうしたの。こんな海の上で。」
「香奈なんだな。よ、よかった・・・」
「わたしったら、いつの間に・・・えっ・やだっ!純ったらどこに手を入れてるのよ。」
わざと気付いたフリをする。純は香奈の水着の中に手を入れて、大事な所を触っていたのを
忘れていたみたいだ。
「あ、ご、ごめん。俺そんなつもりじゃ」
あわてて手を引き抜こうとする。
「まって!」

俺は純が手を抜こうとするのを止めた。

「純。わたしのことが好き?」

純は顔を真っ赤にしながら、

「あ、ああ」

と小さくうなずいた。

「だったらいいよ・・・わたしも純のことが・・・好きだったから。」
俺は恥ずかしそうにそう言った。

「香奈・・・」
「純・・・」

俺は、目をつむって香奈の唇を純の唇に重ねた。

「香奈っ!」

純は俺の水着を脱がし始めた。俺は純に気付かれないように、

「くっくっくっ・・・はまりやがったっ」

とニヤけていた。
純は俺の水着を膝までずらし、自分の水着を一気に脱いで海中へ脱ぎ捨てた。
俺は愛らしい顔を作って、

「純・・きて・・」

と目をうるうるさせた。
純は体勢を整えた後、相棒を海中に浸かっている俺の感じる穴に挿入し始めた。
感じる穴を純の相棒が出たり入ったりする。水の中なので、激しい動きは出来ないが、
純は浅く入れたり深く入れたり、かき回したりと多彩なテクニックで俺を感じさせる。

「あっ・・・んんっ・・は・はずかしいけど・・・すごく・・きもち・・いいよ・・あんっ!」

俺はバレないように香奈の口調を真似て喘ぎ声を出す。

「香奈、俺も最高だよ。はあ、はあ。香奈の中はすごく気持ちいいよ。」

腰を振りながら純は必死にイクのをこらえている。
俺は快感に酔いしれながらも、穴をキュッとしめて、彼の相棒を締め付けた。

「うっ、す、すごいっ!」

純は俺の締め付けが効いたらしく、もうイク寸前のようだ。

「あっ・・あっ・・純・・・もっと・・もっとして・・・」

切ない声を出しながら純の頭に両手を乗せる。
純は最後の力を振り絞って腰を振り始めた。

「ううっ、香奈っ、俺もう我慢できないっ!」

すごい勢いで腰を振っていた。水中とは思えない速さだ。
俺の体が、浮き輪の中でリズムよく上下に動いている。

「やんっ!、あっ、あっ、だっ、だめっ、そんな・・に・・んんっ・・はげ・・し・・いの・・ああっ!」

「うおおおお〜っ!」

「あ、あ、あ、あ、だめっ・あああああ〜っ!」

俺はビクビクビクッと体を震わせて最高潮に達していた。
もちろん純もだ。二人はぐったりとして浮きわに見を任せた。
 

・・・しばらく海を漂った後・・・
 

「香奈。すごくよかったよ。俺、おまえのことよく意地悪してたけど、ほんとはそんなこと
したくなかったんだ。でも、周りのみんなのことを考えるとつい・・・」

「そうそう、おまえが先頭を切ってやってたじゃないか。彼女はかわいそうだったぞ。」

「?!・・・い、いま・・なんて・・・」

「ああ? だから、この体の持ち主かかわいそうだって言ってんだよ。わかんないかなあ。」

「ど・・どういうことなんだ・・」

「どうにもこうにも始めっから何にも変わってないじゃん。俺がちょっと気絶するフリをして
香奈の真似をしたら、おまえが勘違いして俺とやっただけだよ。」

「そ・・そんな・・・」

「気持ちよかったぜ、この体。おまえのテクニックのおかげだよ。サンキュウなっ!
  俺はこの辺で失礼するぜ。よかっただろ、おまえも好きな香奈とやれて」

俺はそう言い残して、香奈の体から抜け出た。その後、海の上で記憶の無い香奈を無理やり説得して、
何事も無かったかのように言い訳する純を見ながら、

「説得はむりだろうな。だって、おまえの水着、海の中に沈んでいったんだから。
浜辺に上がったときが最後だな。」

そう言い残して家に帰ることにした。

浜辺では、裸の純と、体にかすかに残る快感に、何気なく状況を把握できた香奈が、
純を平手打ちした後、

「もうわたしの前に二度と現れないで。」

と言い放っていた。
4人のグループは、この後、二度と一緒に遊びにいくことはなくなったようだ。

そのころ、家に戻った俺は、
「今日は面白かったな。こんな休日もなかなかいいもんだ。しばらく彼女はいらないや。」
とのんきなことを言いながら、次はどんな女性に憑依しようか思案していた。
「次は、ファミレスのウェイトレス、いや、女子高生か・・・」
そんなことを悶々と考えながらテレビを見ているのであった。

つづく

本作品の著作権等について

    ・本作品はフィクションであり、登場する人物・団体名等は、すべて架空のものです
    ・本作品についての、あらゆる著作権は、すべて作者が有するものとします。
    ・よって、本作品を無断で転載、公開することは御遠慮願います。
 

inserted by FC2 system