いきなり生えてきたアレ(その2)
富雄:「さて、次は誰の身体に植えつけようかな?」
そんな事を思いながら広河先生にばれない様、保健室の扉をそ〜っと開けて廊下に出た富雄は
少し歩いて校舎の階段を上ると、ある教室の前で足を止めた。
そこは3年の教室で、加藤先生が英語の授業をしているところだった。
加藤先生は、男子生徒の中では結構人気のある先生だ。
ショートカットで可愛らしい顔立ち。
歳は教えてくれないが、きっと20代前半のはず。他の先生と比べると富雄たちに近い年齢だ。
明るく親しみやすい加藤先生は授業の進め方も上手いようで、英語が苦手な生徒が多い割には
教室がざわついたりする事は無く、まあ理想の先生の一人と言う感じか。
富雄:「あ、今日の加藤先生。パンツルックだ」
加藤先生は青いのブラウスに淡い茶色のパンツ姿。
木綿か何かで出来ている厚手の生地のパンツのようで、のっぺりとした股間が何とも魅力的だ。
あの股間に俺のムスコがついたら……
そう考えた富雄は、すでに教室の後ろにある木製の扉から中に侵入していた。
生徒:「あれ?」
扉の横に座っている生徒が、扉が独りでに開いた事に不思議がっている。
そんな事は全く気にしない富雄。
他の生徒に気づかれないように、忍び足で加藤先生の所まで歩いて行く。
加藤先生:「じゃあ黒板に書いた問題を考えてね」
黒板に書いた英文を指しながら生徒達に説明していた加藤先生は、
問題を与えたあと両手を教卓の上について生徒たちを見回した。
富雄:「へへ、それじゃあ加藤先生。早速植えさせていただきます」
加藤先生の後ろに回りこんでいた富雄が、千紗のときと同じように身体を重ねてゆく。
全く気づかない加藤先生だったが、股間に圧迫感を感じ始めると何気なく顔を下に向けた。
加藤先生:「ん?」
しばらく股間を見つめた加藤先生。
どうやら言葉を失ってしまったようだ。
身体も固まっている。
加藤先生の目には、淡い茶色のパンツが異様に盛り上がっているように見えている。
そこがとても窮屈な感じがして気持ち悪い。
加藤先生:「な……何?」
生徒たちに見えない教卓の影で、そっと股間に触れてみる。
指先には、しっかりとその存在を主張する棒のような物があった。
加藤先生:「…………」
これは一体何なんだろう?
手で触ると、触られたと言う感触が戻ってくる。
まるで自分の身体の一部のような感じだ。
もう少し触ってみる。
すると、触られて気持ちがいいという感覚が加藤先生の脳に伝わってきた。
な、何よっ!?……こ、これって……まさか……
加藤先生も大人の女性だ。
頭の中で妙なことを想像する。
加藤先生:「や……やだ……」
具体的な物が頭の中にはっきりと形作られると、目の前がクラクラとした。
そして、黒目がぐるんと回って白目になると、意気がフッ遠ざかったのだ。
加藤先生:「…………」
ガタンッ!
力の抜けた加藤先生の身体が、そのまま教卓の後ろに倒れこんでしまった。
その大きな音に、生徒たちがいっせいに加藤先生の方を見る。
(わっ!やばいっ。気絶しちゃった!)
富雄は加藤先生が急に気絶してしまったのでビックリしてしまった。
まさかこんな事になるとはっ!
加藤先生が気絶して目を閉じているから富雄だって何も見えなくなり、目の前が真っ暗な状態になっている。
(お、おいおいっ!加藤先生っ!)
慌てて加藤先生を起こそうと、無意識に手足をジタバタさせる。
すると――
何故か加藤先生の手足がジタバタと動いたのだ。
「へ?」
そして、いつの間にか目の前には教室の風景が見えている。
加藤先生が気絶したから目の前は真っ暗になったはずなのに……
生徒:「先生!?」
一人の女子生徒が倒れた加藤先生のそばまで近づいてきて、声をかける。
富雄が顔を上げると、セーラー服を来た女性生徒が心配そうな表情をしながら、じっとこっちを見ていた。
富雄:「えっ?……あ……あの……えっと……」
教室中がざわめいている。
上半身をゆっくりと起こして、その様子を教卓の横から見渡す。
そして何気なく俯いてみると、そこには青いブラウスと淡い茶色のパンツを穿いた身体があったのだ。
富雄:「なっ!こ、これって……もしかして……」
そう言った声も、聞き覚えがある。
富雄:「どうして……そ、そうか……」
富雄は今の状況を何となく理解したようだ。
その場に立ち上がると、心配そうに見つめていた女子生徒や、他の生徒たちに
富雄:「大丈夫。ちょっとめまいがしただけ。今日は自習にするから5ページ先まで予習しててね」
と言った。
そして、教卓の上に置いていた教科書などを小脇に抱えると、そのまま教室を出て行ったのだ――
うそみたいだ……まさかこんな事が出来るなんて……
富雄は廊下を歩きながらニヤけっぱなしだった。
何せ、今、富雄が加藤先生の身体で歩いているのだから。
富雄自身、初めて知ったことだが、どうやら相手の意識が無いときには自由に身体を動かせるらしい。
この薬にこんな効果があったとは――
加藤先生:「信じられないけど……こうなったら加藤先生の身体で楽しませてもらうしかないよな。
だって自由に使えるんだから!」
向かう場所は一つ。
教師用の女性トイレだ。
富雄は加藤先生の身体を使って1階に降りると、早足で教師用の女性トイレに入った。
一応上半身が映るくらいの鏡が壁についている。
富雄はその鏡に加藤先生を映し出した。
すると、加藤先生は富雄に向かってニコニコ笑っている。
加藤先生:「ニヒッ!」
富雄が作り出す表情を、鏡に映っている加藤先生は忠実に再現していた。
加藤先生:「すごい……ほんとに加藤先生だよ……」
加藤先生の声を借りて呟く富雄。
その辺に教科書などを置いた富雄は、両手で顔やショートカットの髪を触って加藤先生である事を確認した。
もちろん、加藤先生の細い指で。
加藤先生:「うわぁ……たまんないよ。へへ……富雄君。今日は先生の身体、好きにしていいのよ」
そんな言葉を加藤先生にしゃべらせる。
そして、ニヤニヤしながら両手で青いブラウスの上から胸を触ってみた。
プニュッとした柔らかさが手のひらに伝わる。
加藤先生:「すごく柔らかい……加藤先生の胸ってこんなに柔らかいんだ……」
ブラウスの生地に皺を寄せながら、何度も何度も揉んでみる。
するとブラウス越しでも、自然と胸の突起が膨らんでくるのが分かった。
加藤先生:「ブラジャーの生地に擦れてすごく気持ちがいいな。こんなに敏感なんだ。加藤先生の胸って」
ブラウスの上から、胸の突起を摘んでみる。
ゾクゾクッとした寒気のような、まるで身体に電気が走ったような感覚。
加藤先生:「んあっ……服の上から触ってるだけなのに……」
先ほどからパンツの中にある富雄のムスコがはじけんばかりに大きくなりっぱなしだ。
腰を突き出してみると、加藤先生の股間が異様に盛り上がっているのが強調される。
可愛い顔をした加藤先生のモッコリと膨れ上がった股間……
その股間に胸を揉んでいた右手を宛がってみる。
すると、パンツ越しでもムスコのぬくもりが手のひらに伝わってきた。
加藤先生:「すごいなぁ……加藤先生のここに俺のムスコがついているんだ……」
ほっそりした加藤先生の右手の指で、淡い茶色のパンツの上からムスコを擦るように上下に動かしてみる。
加藤先生:「うっ……加藤先生の指が俺のムスコを擦ってる……」
足を少し開き、だらしのない表情をしている加藤先生。
妙に気持ちがいい。パンツの上から軽くしごいているだけなのに……
パンツの生地が硬いので掴みにくいが、それでも十分に刺激は与えられる。
富雄はあえてパンツを脱がず、そのままパンツの上から刺激し続けた。
左手で胸を揉み、右手でムスコを刺激する。
自分の身体では味わった事の無い不思議な快感。
それを今、加藤先生の身体で体感しているのだ。
加藤先生:「んあっ!はうっ……はぁ……はぁ……か、加藤先生の声……すごくセクシーだ」
自分が漏らす吐息が加藤先生の声に変換されたかのように感じる。
何をしゃべっても全て加藤先生の声として外に出てゆくのだから。
興奮しっぱなしの富雄は激しく右手を動かし、ムスコを刺激した。
加藤先生:「あっ、あっ……やばい……も、もうイキそうだっ!!」
加藤先生がそんな言葉を口にする。
鏡の中で眉を歪め、はぁはぁと口で息をする加藤先生を見ていた富雄は、パンツの中でムスコを思いっきり爆発させてしまったのだった。
加藤先生:「あっ、くっ……うあっ!あっ、あっ、あっ、はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁ〜」
ドクッ、ドクッと生暖かいものが出てくるのが分かる。
きっとパンツ、いや、その中にあるパンティは酷く濡れてしまっているだろう。
ヌルヌルとした生暖かい感じが、下腹部に伝わってくる。
加藤先生:「はぁ……はぁ……イ、イッちゃったよ。加藤先生のパンツの中で……」
富雄は俯いて茶色いパンツの前を見た。
表面上は全然分からない。でも、この中には……
そう思ったとき、急に身体の動きが取れなくなってきた。
加藤先生:「んん……ん?」
加藤先生がキョロキョロと周りを見渡す。
加藤先生:「あ、あれ?どこココ……ト、トイレ?」
どうやら加藤先生の意識が戻ってしまったらしい。
強制的に身体の支配権を失った富雄は、ただ加藤先生が戸惑っている様子を見ているしかなかった。
(まあ……楽しんだからいいか……)
そう思った富雄が、加藤先生の身体から抜け出す。
すると、今まで膨れていた加藤先生の股間が元通り、のっぺらとしたものに戻ったのだった。
加藤先生:「い、いつの間にトイレに……そ、そう言えば私……」
教室でのことを思い出したらしい。
股間をじっと眺める加藤先生。
でも、股間には教室で見たような光景は見えなかった。
加藤先生:「も、元に戻ってる?」
夢だったのだろうか?
加藤先生はパンツの上から手で股間を触ってみた。
特に膨れているようには感じない。
ただ、パンティが妙にヌルヌルして気持ち悪いような気がする。
加藤先生:「…………」
そのあと加藤先生は、トイレの個室に入ってパンツを下ろしてみた。
すると、パンティのゴムのところから下腹部のあたりに、ネバネバした白いものが付着していた。
加藤先生:「な、何よこれ……」
指で触って確かめる。
その後、しばらくすると女性トイレから加藤先生の悲鳴が響き渡ったのだった――
富雄:「意識が戻ると身体を動かせなくなるのか……」
そうつぶやいた富雄。
すでに女性トイレから出ていた富雄は、透明な身体のまま一旦家に戻る事にした。
車に轢かれない様に――
いきなり生えてきたアレ(その2)…終わり
あとがき
都合のいい設定で申し訳ありません(笑
この薬は、意識の無い人の身体に入った場合、その人を自由に操れるようです。
私の好きな憑依と同じ現象ですね。
でも、女性の股間ではなく、男性の股間だと言う事がいつもとは違うところでしょうか。
女性の股間に男性の股間が付いていると言う設定は結構好きですねぇ。
もちろん、その女性の身体を自由に操れたら尚更ですけど(笑
それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraでした。