政美のバイト(後編)
まんまと裕紀の身体を手に入れた良晴。 プレハブの部屋から出たあと、周りをきょろきょろ見回して
裕紀の黒い革靴を穿いている裕紀(良晴)が近づいていくと、
監督:「ああ、裕紀ちゃん。ちょうどいいところに来た。ちょっと話があるんだ」
監督が右手でヒゲを触りながら裕紀(良晴)に話しかけてきた。
監督:「あのさ、申し訳ないんだけど、このシーンは裕紀ちゃん自身が
裕紀(良晴):「・・・ええ、分かりました。私がやってみます」
そう言うと、ニコッと監督に微笑みかけた。
監督:「そうか、やってくれるか!相手役には出来るだけやさしくするように
裕紀(良晴):「ええ、分かっています。どういう動きをするのか教えてください。
監督:「よし、お〜い」
監督は振り付け担当のスタッフを呼んで、裕紀(良晴)に演技を教えた。
裕紀(良晴):「大体分かりました。もう大丈夫です」 監督:「そうか。それじゃ、一通り流してみよう」
監督の声でスタッフたちがあわただしく動きはじめる。
化粧でこれほど綺麗になるものか・・・
ディレクター:「それではリハーサル始めます」
その声の後、監督が手で合図した。 指定の位置に立っていた裕紀(良晴)と犯人役の男。
裕紀(良晴):「待ちなさいっ!」
裕紀(良晴)はかわいらしい声で叫ぶと、予定していた通りの
監督:「はい、カットォ〜!」
監督の声でリハーサルが終了。
カメラマンの撮った映像を確認すると、監督は非常に満足げな表情をした。
監督:「ばっちりだよ、これは思っていた以上の映像だ。よおし、この調子で
これで次のシーンに進めると思うと、スタッフたち関係者は安堵の表情をした。
リハーサルと同じように裕紀(良晴)と男が役を演じる・・・
監督:「カァ〜ットォ〜!」
監督の人一倍大きな声がそこらじゅうに響きわたった。 リハーサルと同じようにカメラマンの撮った映像を確認すると、
監督:「もう完璧だよ。裕紀ちゃん、最高の演技だったね。このシーンが出来るなら
裕紀(良晴):「えっ・・・」
代役はいらない・・・という事は、政美はクビ!?
監督:「代役の女の子、どこに行ったのかなあ。後で話を付けないと」 裕紀(良晴):「え、ええ・・・・」
政美スマン・・・・
監督:「よし、それじゃあ次のシーンを撮影するぞ。早く準備しろよ」 監督はそう言ってディレクターと打ち合わせを始めた。
裕紀(良晴):「まずいなあ・・・政美にどうやって話そうか・・・それに
裕紀(良晴)が足早に歩きプレハブ部屋のドアを開けた。
裕紀(良晴):「裕紀さん!」 裕紀:「政美さん」 裕紀(良晴):「さっきのシーンの撮影は無事終わりましたよ。
裕紀(良晴)は笑いながら裕紀を見つめ、ごそごそとスカートの中から
裕紀:「うあんっ!」 裕紀(良晴):「ああんっ!」
二人の祐紀が同じ声で喘いだ。
いきなり胸の突起をつままれた感じがした裕紀。
裕紀(良晴):「んふっ。このコピーした身体を触ると、裕紀さんにも
裕紀:「やだ・・そんな・・・」 裕紀(良晴):「私の事はもう忘れてください。それじゃ!」
無茶苦茶な事を言いたいだけ言うと、服を整えて勢いよくドアを閉めてしまった。
裕紀:「・・・な・・なんなの・・・一体・・・」
あっという間の出来事のように感じる。
・・・その後、撮影は予定通り行われ、何とか順調に進んでいるようだ。
裕紀(良晴)は周りの人に見付からないように撮影現場を離れると、
しばらくして・・・
政美:「お待たせ!どうだった?」 裕紀(良晴):「あ、ああ。まあ何とか・・・」
大きなかばんを持って現れた政美。
政美:「まさか裕紀さんの身体のままだなんて思わなかったわ」 裕紀(良晴):「だってせっかくアイドルの身体をコピーしたんだ。
政美:「勿体無いって、あんたねえ・・・」
公園の公衆トイレで着替えを済ませる裕紀(良晴)。
ジーパンが妙に小さな感じ。
裕紀(良晴):「結構きついな、このジーパン」 政美:「仕方ないでしょ。裕紀さんとはスタイルが違うんだから」 裕紀(良晴):「そりゃそうだな」 政美:「そんなに簡単に納得しないでよ」 裕紀(良晴):「あはは、わり〜わり〜」
政美にゴムで髪をくくってもらうと、裕紀だとはすぐにはバレない。
政美:「じゃあ帰りましょうか」 裕紀(良晴):「ええ、政美さん」 政美:「また裕紀さんの真似して」 裕紀:「ふふっ。裕紀だってバレない様に連れて帰ってね!」
二人は笑いながら政美の家に向かった。
・・・さて、政美の家に着いた二人。 政美の両親には友達だと言って上がり込んでいる。 政美の部屋、勉強机の椅子に座り込む裕紀(良晴)。
裕紀(良晴):「ふう・・・疲れたな」 政美:「撮影は順調に行ったんだね」 裕紀(良晴):「あ、ああ・・・・でもちょっと問題が・・」 政美:「何よ、問題って?」 裕紀(良晴):「実は・・・」
裕紀(良晴)は申し訳なさそうに政美が代役をクビになった事を伝えた・・・
政美:「く・・・クビぃ〜!?」
政美は良晴が何を言い出すのやらと驚いたが、
政美:「く、クビかぁ・・・」
とても残念そうな表情の政美。
裕紀(良晴):「ごめんな、まさかこんな展開になるとは思ってなかったんだ」 政美:「はぁ・・・・あのバイト、コネだったからもうダメだろうな・・・」 裕紀(良晴):「ほんとゴメン」
政美の拝むようにして手を合わせる裕紀(良晴)。
政美:「・・・いいよ、もとは私が頼んだ事だし。うん、また別のバイトを探すから」 裕紀(良晴):「ゴメンな」 政美:「いいから。それより・・・」 裕紀(良晴):「ん?」 政美:「裕紀さんの身体をコピーしてどうするつもりなの?」 裕紀(良晴):「そりゃあおまえだってアイドルの身体がどんなものか、知りたいだろ」 政美:「・・・やっぱりそうなんだ」 裕紀(良晴):「見てみたいだろ」 政美:「まあね。私の身体とどのくらいスタイルが違うのか見てみたいような気もするわね」 裕紀(良晴):「だろ。だったら見せてやるよ。アイドル「藤本裕紀」の身体をさ。
政美:「私の服なのに・・・」
少しムスッとした表情をする政美。
裕紀(良晴):「なあなあ、ビデオカメラ無いのか?」 政美:「あるけど」 裕紀(良晴):「ちょっと持ってきてくれよ。折角だから撮っとこうぜ」 政美:「ん〜・・・でも裕紀さんに悪いよ」 裕紀(良晴):「どうして?私がいいって言ってるんだからいいのよ。政美さん、早く
政美:「またそんな事言って・・・」
政美は仕方なく1階の部屋に置いてあるビデオカメラを撮りに行った。
部屋に戻ってきた政美は、裕紀(良晴)の姿を見て驚いた。
政美:「い、いつのまに着替えたの?」 裕紀(良晴):「今着替えたのよ。私はやっぱりこの姿の方が似合うでしょ」 裕紀(良晴)は婦警さんの制服に着替えていたのだ。
裕紀(良晴):「なあ、この制服を脱ぐ仕草を撮ってくれよ」 政美:「そんなストリップみたいな事、撮れないよ」 裕紀(良晴):「別に撮ったビデオを売ろうなんて考えてないからさ」 政美:「で、でも・・・」
政美にはかなり抵抗があるようだ。他人の身体を・・・それも裸を撮るなんて・・・
裕紀(良晴) :「政美だって裕紀さんの裸を見たいって言ってたじゃないか」 政美:「それはそうだけど・・・」 裕紀(良晴):「撮りたくないならそこにビデオカメラを置いて外に出ていてくれよ。
政美:「ええ〜っ、そんなのずるいよっ」 裕紀(良晴) :「なんだよ、おまえも見たいんじゃないか」 政美:「・・・・」 裕紀(良晴) :「早くセットしてくれよ。脱げないじゃないか」 政美:「・・・・わ、分かったわよ」
政美はしぶしぶビデオカメラをセットした。
裕紀(良晴):「録画している間は絶対にしゃべるなよ。俺が一人でしゃべるんだから」 政美:「分かってるわよ、そんな事」 裕紀(良晴):「じゃあ録画ボタンを押してくれ」 政美:「うん」
政美が録画ボタンを押すと、ジーッという非常に小さな音が聞こえ始めた。
裕紀(良晴):「祐紀の着替え・・・見てください・・・」
かわいくも切ない表情を作りながらカメラのレンズを見つめる祐紀(良晴)。
政美:「なっ・・・・」
何を言い出すのやら。
祐紀(良晴):「はぁ・・・」
上着のボタンを1つずつ外す。
絨毯の上にパサッと上着が落ちると、白いブラウスに紺色の
祐紀(良晴):「私の胸、大きいでしょ。あなたに触ってほしい・・・」
カメラに胸の谷間を大きく映し出すと、二の腕でブラウスの上から胸を中央に
政美:「・・・・・」
おでこに手を当てて頭を振る政美。
祐紀(良晴)はまた全身が映る位置まで移動すると、ブラウスのボタンをすべて
政美:「スタイルいいな・・」
心の中でつぶやく政美。
カメラのレンズには、徐々に祐紀のお尻が映し出される。
お尻から太股にかけて奇麗な曲線を描いている祐紀の身体。
祐紀(良晴):「あはんっ」
祐紀(良晴)は、またカメラの方に身体を向けて、全身が映るように位置を
祐紀(良晴):「ここってどうなってるか分かる?」
質問を投げかけるような口調で話した後、お腹のあたりのパンストのゴムを
政美:「ちょ・・・・」
政美は両手で口をふさいで声を殺した。
政美もドキドキしながらその様子を見ていた。
祐紀(良晴):「あっ・・・・」
祐紀のその口から切ない声が漏れる。
祐紀(良晴):「んふっ!」
祐紀(良晴)の左手が、パンティの中の右手を追うようにしてパンストの中に
立ったまま足を開き、両手をパンスト、更にパンティの中に入れている祐紀(良晴)の姿。
政美:「ちょっと良晴っ、そんな事しないでよっ。裕紀さんがかわいそうじゃない」
顔を赤らめながら祐紀(良晴)に訴える政美。
祐紀(良晴) :「あんっ・・・私が自分でやっているんだから・・・あっ・・・
パンティの中でごそごそ両手を動かしながら怪しい笑みを浮かべる祐紀(良晴)。
政美:「な・・・なんてこと言うのよっ!この変態っ!」
政美はビデオカメラの停止ボタンを押した。
政美:「早くそこから手を抜きなさいよ」 祐紀(良晴):「ああっ・・・きもちいい・・・そ、そこって・・・どこなの?」 政美:「パ・・・パンティの中でしょ!」
恥ずかしそうに答える政美。
祐紀(良晴):「パ・・・パンティ?・・はあっ!・・・あっ・・あんんっ・・」
更に激しく両手を動かす祐紀(良晴)。
少し触っただけでもビクビクと身体を震わせて祐紀の快感を楽しむ良晴。
政美:「良晴っ!」 祐紀(良晴):「はっ・・あっ・・あんっ・・あっ・・・うっ・・・くぅ・・・・んん」
もう耐えられないといった表情で政美を見つめる祐紀(良晴)。
政美:「やだぁ〜、もう〜・・・」
その表情から顔を背け、後ろを向いた政美。
とろけるような瞳に激しい息遣い。
耳をふさいで喘ぎ声が聞こえないようにする政美。
祐紀(良晴):「ふあっ・・はぁっ・・・はあんっ・・・あっ・・・あっ・・・ああっ」
激しく手を動かし、口を大きく開けて喘ぎ声をあげる祐紀(良晴)。
祐紀(良晴):「はぁ・・い・・いい・・・き・・・きもちいい・・・あ・・・ああ・・・」
たまらず絨毯の上にぺたんとお尻をついて女座りをし、
祐紀(良晴):「あっ・・ああっ・・・はあっ・・・い・・・イクッ・・・」
祐紀(良晴)の両手が一段と激しさを増す。
祐紀(良晴):「ふああああっ!・・・はあっ・・・・あっ・・・・・あ・・・」
ひときわ大きく身体を震わせ、声を裏返しながら登りつめた快感を
祐紀(良晴):「んんっ・・・・うっ・・・ううん・・・・・」
手の動きが鈍くなり、伸びていた背筋を丸める。
耳を塞いでいても小さく聞こえていた喘ぎ声が聞こえなくなった政美は、
政美:「・・・・」
政美は恐る恐る祐紀(良晴)の方に振り向いた。
政美:「・・・・・やだ・・・」
そこには髪を乱し、女座りをして呼吸を整える祐紀の姿があった。
政美:「・・・・さ、最後まで・・・しちゃったの・・・」
その言葉に顔を上げ、ニヤッと笑みを浮かべた祐紀(良晴)。
祐紀(良晴):「はぁ・・はぁ・・・うん・・・しちゃった」 政美:「信じられない・・・」 祐紀(良晴):「ふぅ・・・カメラに撮っておきたかったなあ」 政美:「よ、良晴の変態っ!」
政美は横にあった小さなクッションを祐紀(良晴)に叩き付けるように投げつけた。
政美:「どうしてそんなことするのよっ!」 祐紀(良晴):「だって気持ちいいんだもん、この身体」 政美:「裕紀さんがかわいそうじゃないの」 祐紀(良晴):「裕紀さん本人じゃないから構わないじゃないか。
政美:「それでもダメなのっ!」 祐紀(良晴):「そんな事言うなよ、何のために裕紀さんの身体で帰ってきたか
政美:「私はそんな事するつもりじゃなかったの。ただ裕紀さんになった
祐紀(良晴):「それだけじゃ面白くないじゃん」 政美:「私はそれで十分なのよ。それなのに良晴ったら・・・」 祐紀(良晴):「男だったらこうしたくなるんだよ。政美には分からないかな」 政美:「分からないわよ、そんな事」
政美は半泣き状態でふくれっつらをしながら祐紀(良晴)を睨み付けている。
祐紀(良晴):「例えばさ、おまえが好きなアイドルに変身するだろ。かっこいい奴さ。
政美:「ええっ?」
その問いに一瞬ためらう政美。
祐紀(良晴):「友達にでも自慢するか?私ってあの○○さんになったんだって」 政美:「そ、それくらいはするかもしれないわよ。だって自慢したいんだもん」 祐紀(良晴):「他には?せっかくあこがれの男性なったんだぞ。自慢するだけで
政美:「・・・・」 祐紀(良晴):「たとえばさ、自分の事を好きだとか言わせたいだろ」 政美:「・・・・・う・・うん・・・」 祐紀(良晴):「その男性のから身体にだって興味あるだろ」 政美:「それは・・・・・」 祐紀(良晴):「着せ替え人形の様に色々服を着替えてみたいと思わないか?
政美:「・・・・」 祐紀(良晴):「それにテレビでは見たことの無いアイドルの身体、
政美:「・・・・」
祐紀(良晴)の質問には答えられない。
祐紀(良晴):「おれだって折角アイドルの身体になったんだ。
政美:「・・・そ、それはそうかもしれないけど・・・」 祐紀(良晴):「だろ。俺だって裕紀さんには悪いと思ってるよ。
政美:「うん・・・・」 祐紀(良晴):「個人的に楽しんでいるだけだよ。これ以上何も無いんだから」
乱れていた呼吸も整い、髪を後ろに掻きあげながら政美に話し掛ける。 そう言われるとそうかもしれない・・・
政美の思考は良晴の考えにかなり同意し始めていた。
祐紀(良晴):「そうだ。今度さ、政美が好きなアイドルの男性に変身しろよ。
政美:「わ、私が?」
祐紀(良晴)の言葉は、政美の心をしっかりと捉えた。
政美:「そ、そんな・・・・」
わざとためらう振りをする。心の中では答えが出ているのに・・・
祐紀(良晴):「嫌か?嫌なら別にいいんだけど」 政美:「い、嫌じゃないけど・・・」 祐紀(良晴):「男の身体ってどんな感覚か知りたいだろ」 政美:「それは・・・そうだけど・・・」
もじもじしながら俯いている政美。
祐紀(良晴):「だったら今度試してみろよ。俺も手伝ってやるからさ」 政美:「よ、良晴が?」 祐紀(良晴):「ああ。おまえ一人じゃ大変だろうからな」 政美:「・・・ほ、ほんとに私が?」 祐紀(良晴):「そうだよ、政美が変身するんだ。あこがれの男性アイドルに!」 政美:「わ、私が・・・・・う・・うん・・・分かった」 祐紀(良晴):「よし、決まりだな。それじゃ、話がまとまったという事で
政美:「うん・・・」
えさを目の前にぶら下げられ、まんまと良晴に丸め込まれた形の政美。
祐紀(良晴):「じゃあさ、政美に裕紀さんの身体を触らせてやるよ」
祐紀(良晴)はそのばに立ち上がった。
政美:「いいよ、そんなの。裕紀さんの身体が奇麗な事、十分に分かったから」 祐紀(良晴):「何言ってんだよ。アイドルの身体に触れるんだぜ。
そう言われると、触りたくなる。
祐紀(良晴):「政美さん、好きなところ触ってもいいのよ。代役大変だったでしょ」
祐紀の口調を真似ながら政美に話し掛ける。
政美:「ふ〜ん・・・顔には全然シミとか無いんだね」 祐紀(良晴):「ええ。だってアイドルだから」
背中に両手を回し、ブラジャーのホックを外した祐紀(良晴)。
政美:「うわぁ・・・おっきい・・・・」
やさしく胸を揉む政美。
祐紀(良晴):「・・・・」
祐紀(良晴)はその政美の手の動きにとても感じていた。
政美:「すごく柔らかいね、裕紀さんの胸って」
自分の胸だって柔らかいのだが、こうやって他人の胸を直接揉んだ事無い政美は
少しずつ祐紀(良晴)の呼吸が乱れ始めていた。
祐紀(良晴):「・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
今度両手をお尻に導く。
パンストのせいもあるだろう。
政美:「いいなあ・・・こんなに張りがあるお尻で・・・」
政美の両手が優しくお尻を撫でる。
祐紀(良晴):「・・・・・ぁ・・・」
たまらず切ない声が漏れる祐紀(良晴)。
政美:「もう、変な声出さないでよ」
政美は苦笑しながら祐紀(良晴)の顔を見てギョッとした。
政美:「う、うそっ。もしかして感じてるの?」
こんな事で? 政美は目を疑った。
祐紀(良晴):「んっ・・・き、気持ちいいよぅ・・・」
祐紀の甘い声。
政美:「だ、だってお尻を触ってるだけでしょ」 祐紀(良晴):「はぁ・・・はぁ・・・お、お願い・・・中に・・・手を入れて」 政美:「ええっ!」
政美の手が止まる。
祐紀(良晴):「お願い・・気持ちいいの・・政美さん。お願いだから・・・」
抱きしめられ、耳元でそう囁かれる。
政美:「そ、そんな事言われても・・・」
動揺しているようだ。
祐紀(良晴):「お願い・・・・」
一言そうつぶやく。
政美:「・・・・・」
そう言われても、どうすればいいのか? 政美は迷ってしまった。
自分に問い掛ける。でも、もとは良晴だという事を知っているのだ。 でも・・・ 政美の両手が恐る恐るパンストの中に潜り込み始めた。
祐紀(良晴) :「優しく揉んでほしい・・・」 政美:「・・・・」
政美は両手の中にあるお尻をやさしく揉み始めた。
祐紀(良晴):「んっ・・・・・んっ・・・」
足をくねくねと曲げながら、お尻を揉まれる気持ちよさを味わう祐紀(良晴)
。
祐紀(良晴):「そのまま手を下に・・・」
その言葉に唖然とする政美。
祐紀(良晴):「お願い・・・触って欲しいの・・・」
祐紀の切ない声。本当にこれが良晴なのかと疑ってしまう。
政美:「でも・・・」 祐紀(良晴):「・・・いいから・・・お願い・・・触って欲しいの・・・」 政美:「・・・・」
政美は抱きしめられながらも両手をお尻の下に移動させた。
政美:「す、すごい・・・・」
こんなところまで濡れてきている。
祐紀(良晴):「もっと奥に・・・」
そうせがまれた政美。
政美:「で、でも・・これ以上手が届かないよ・・・」
政美がそう言うと、祐紀(良晴)は抱きしめていた片手で
お尻から腰を通過すると、前に出てくる。
祐紀(良晴):「あっ・・・・」
切ない声が漏れる。
政美:「ちょ、ちょっと・・・・」
祐紀(良晴)は、政美の手が動きやすいように政美に対して直角に身体を
祐紀(良晴):「ま、政美さん・・・パンティの中の手を・・・動かして・・」
俯いた祐紀(良晴)の表情は髪の毛によって見えない。
政美:「う、動かすって言っても・・・・」 祐紀(良晴):「政美さんなら分かるでしょ、私の・・・女性の気持ちいいところ・・・」
胸を揉んでいた手を股間にあてがっていた政美の手にパンストの上から添える。
祐紀(良晴):「もっと下に移動させて・・・」
催促するように政美の手を動かす祐紀(良晴)の手。
政美:「わ、分かったわよ・・・」
恥ずかしそうにしながら、政美はパンティの中にある両手を奥へと忍ばせた。
祐紀(良晴):「あんっ!」
政美の指が感じる部分に触れると、祐紀(良晴)は喘ぎ声を一つ漏らして
政美:「・・・・」
女性の感じるところを触って気持ちよくさせるなんて初めての行為。
お尻の奥からもう片方の手が近づいてくる。
祐紀(良晴):「んふっ・・・」
後ろから回り込んできた指が入り口を触った事に感じてしまった祐紀(良晴)。
祐紀(良晴):「あっ・・・んんっ・・・き・・・きもちいい・・・」
足を少し開きながら空いている手で胸を揉む祐紀(良晴)。
政美は少しだけ女性を感じさせるという優越感を覚え始めていた。
祐紀(良晴):「あっ・・・あああっ・・・ま・・政美さんっ・・・」
あくまでも祐紀の口調を真似しながら快感に身を沈める良晴。
政美:「そ、そんなに気持ちいい?」
政美の問いかけに、首を縦にふる祐紀(良晴)。
政美:「こ・・・ここは?」
後ろから入り込んでいる政美の指が、入り口から更に奥へと進む。
祐紀(良晴):「はあんっ!」
ひときわ大きな声で喘ぐ祐紀(良晴)。
祐紀(良晴):「あっ・・・んんっ・・・・や・・や〜ん・・・・はあっ・・・」
政美の指の動きに答えるように喘ぎ声を漏らす祐紀(良晴)。
自分の指の動きに感じている・・・・ 政美はそう思った。
祐紀(良晴):「あっ・・あっ・・・だ・・・だめぇ・・・」
甘い祐紀の声。
政美:「そんなに感じてるの・・・・」
祐紀(良晴)からの返答はない。
祐紀(良晴):「はああっ!」
政美の身体だって同じ事をされれば、きっと同じように反応するだろう。
裕紀(良晴):「あうんっ!」
すると、祐紀(良晴)は揉んでいた手を絨毯についた後、もう片方の手を
なんの抵抗もせず、ただ政美の言いなりになる祐紀(良晴)。
祐紀(良晴):「あ・・あんっ・・・も・・・もう・・・だめ・・・」
祐紀(良晴)は力が抜ける両腕を必死で支えながら悶えていた。
政美:「もうイク?」
大胆な事を聞く政美。
政美:「それじゃあ・・・」
政美は後ろから忍ばせた手の指を2本、祐紀(良晴)の奥深くまで進入させて
祐紀(良晴):「はあっ!・・あっ、あっ、あっ・・す・・すご・・・ああ・・・あああ・・・」
その快感にビクビクと体を震わせながら答える祐紀(良晴)。
政美:「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
政美も息が乱れている。 祐紀(良晴)は、何もしなくても絶えず送り付けられる快感の信号を
髪の毛の間から少しだけ見えた政美の顔。
政美の指によって弄ばれた裕紀の身体は、もう限界に来ている。
祐紀(良晴):「だ・・だめ・・・・も・・・あうっ・・・・もう・・・・イ・・・イクッ・・・」
グリグリと感じるところを刺激する政美。
政美:「いいわよ、イっても!」
更に激しく刺激する政美。
祐紀(良晴):「うあっ!ああ・・はあっ、あっ・ああっ・・あ・・・・・・・あああああっ!」
大きく身体を震わせた後、そのまま絨毯に倒れ込んだ祐紀(良晴)。
祐紀(良晴):「ああっ・・・・あ・・・・あ・・・・・あああ・・・・」
心臓をドキドキさせながら、一人でしたときよりも更に大きな快感を
祐紀(良晴):「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」
全身を使って呼吸する祐紀(良晴)。
政美:「イッちゃった?」 祐紀(良晴):「はぁ・・・はぁ・・・・・う・・・うん・・・」 政美:「女の身体ってすごいのよ、良晴」
政美はいたずらっぽく言うと、まだ後ろから忍ばせていた指を
祐紀(良晴):「ああっ!」
ジンジンと感じる股間。
祐紀(良晴):「ちょ、ちょっと待って!あっ・・・だ・・だめだったら・・」 政美:「どこまで耐えられるかしら?」
政美は楽しそうに祐紀(良晴)の大事なところを刺激する。
祐紀(良晴):「あっ・・・だ・・・だめだ・・・そ・・そんなに・・・ああっ・・・あっあっあっ」
あまりの気持ちよさにまともにしゃべる事が出来ない。
祐紀(良晴):「あ・ああ・うあっ、ああんっ・・・あああああっ!」
目にたまっていた涙が頬を伝う。
祐紀(良晴):「ああ・・・はあっ・・・あ・・・あう・・・・」
絨毯の短い毛を必死に掴(つか)もうとする祐紀(良晴)。
政美:「まだ気持ちよくしてあげる」
政美の手は止まろうとはせず、まったく同じように祐紀(良晴)の股間を
祐紀(良晴):「だ・・・だめだったら・・政美っ・・・もう・・・・ああっ・・・ひゃんっ!」
もう何がなんだか分からない。
政美:「まだ一人で楽しんでいたときから3回しかイッてないでしょ」
政美はひたすら手を動かしている。
祐紀(良晴):「ああっ・・・んあっ・・あ・・あふっ・・・だ・・・・だめだぁ・・・・」
祐紀(良晴)はこれ以上声も上げる事が出来ず、4回目の快楽を
パンティはおろか、パンストまでグチュグチュに濡らしてはしたない姿の
しかし、まだ政美の手は止まらなかった。
祐紀(良晴):「ひっ・・・あっ・・・・あっ・・・あっ・・・・」
・・・この後、更に3回もイカされた祐紀(良晴)。
身体をピクピクと震わせ、とうとう失神してしまったようだ。
政美:「・・・・ふふっ・・・・」
満足そうに笑みを浮かべる政美。
政美:「ねえ、良晴。起きなさいよ、ねえってば!」
ほっぺたをパシパシと何度か叩くと、ゆっくりと目を覚ました良晴。
良晴:「んん・・・・」
頭の中がボーっとしている。
政美:「もう元の身体に戻ったんだからさっさと脱ぎなさいよ。その格好を
良晴:「あ・・・ああ・・・」
良晴はボリボリと頭を掻きながら祐紀のパンストと下着を脱ぐと、
政美:「もう今日は帰ってよ。はい、コンタクトレンズ」
政美にコンタクトレンズを渡された良晴。
意識がもうろうとしている良晴は政美を家を出ると、まるで酔っ払いのような
その様子を2階の窓から眺めていた政美。
政美:「・・・・さて、私も疲れたから少し横になろっかな」
そう言うと、そのままベッドに転がって目を閉じたのであった。
・・・・次の日の学校で・・・・
良晴:「はあ。昨日は大変だったな・・・」
だるい身体を引きずるようにして教室に入ってきた良晴。
良晴:「サンキューな」 芳雄:「サンキューなってさ、ちゃんと先にどうだったか報告してくれよ。
良晴:「すまんすまん。実はさ、俺、アイドルの藤本祐紀の身体に変身したんだよ」 芳雄:「だったらその身体を俺に見せてくれたっていいじゃないか。どんな感じか
芳雄は怒っている。
良晴:「そんなに怒るなよ。また今度身体をコピーして見せに行くからさ」 芳雄:「もういいって。俺は俺でちゃんと調べたから。でも今度は頼むぜ。おまえだけなんだ。
良晴:「わ、分かってるさ・・・・」
芳雄を怒らせると、こんなおいしい体験を出来ない事くらい分かっている。
良晴:「おはよう政美」 政美:「あ、良晴。おはよう」 良晴:「昨日はすごかったなあ」 政美:「あの婦警さんの制服、どうするのよ。裕紀さんに返さなきゃ」 良晴:「いいんだよ。裕紀さん、予備があるって言ってたから。それにもう
政美:「そうなんだ・・・それならいいけど・・・」 良晴:「それよりさ、おまえって結構積極的だよな。あんな風にされたの、初めてだよ」 政美:「あんな風にって・・・」 良晴:「何度もイカされたって事だよ」 政美:「そうなの・・・実はね・・・・私、途中から覚えてないんだ」 良晴:「えっ?」 政美:「確か、裕紀さんの身体になった良晴のパンストに前後から手を入れたところまでは
良晴:「そ、そうなのか?その後は?」 政美:「その後は・・・・目が覚めたらいつのまにかベッドで寝てたのよ」 良晴:「お、覚えてないのか?」 政美:「うん。あの後どうなったの?」 良晴:「あの後って・・・・」
どういう事だ? 政美が良晴の身体を激しく刺激していたのに・・・
良晴:「ほ、本当に覚えてないのか?」 政美:「うん・・・」
政美も不思議そうな顔をしている。
良晴:「どうして覚えてないんだ・・・・」
顔を見合わせる二人。
良晴:「ま、まさかっ!」
ハッとして芳雄の方を見た良晴。
芳雄:「ちゃんと報告してもらわなくちゃ、なっ、お二人さんっ!」
芳雄は、手に持っていた空の小ビンを良晴に見えるようにちらつかせたのだ。
良晴:「ピ・・・・PPZ−4086・・・・・」
完全にやられたという感じの良晴。
芳雄にまんまとハメられた良晴。
良晴:「てっきり政美がやったのかと思ってたのに・・・・」
政美の顔を見た良晴。
政美のバイト(後編)・・・おわり
あとがき
結構長くなってしまいました。
前編から後編まで、実家に戻っているときにモバイルコンピュータを使って書きました。
それから、話の途中で密かに芳雄まで登場していました。
最後にどんでん返しを上手に書ける作家さん達がうらやましい(^^ 話の中にあった裕紀の姿で撮ったビデオは、芳雄に渡したみたいです。
という事で、私にしては長い文章でしたが、最後までお付き合いくださった皆様、
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