男:「最近は個人情報が簡単に手に入るからいいねえ・・・」
数十枚束ねられたA4用紙をぱらぱらとめくりながら男は
その中に印刷されている女性の写真を見ながらニヤニヤ
笑っていた。
男:「適当にやるのもいいが、たまにはこうやって下調べを
してからやるってのもいいよな。なんせ確実だから。」
テーブルの上に置いていたホットコーヒーを飲みながら
目的の人物を探している。
男:「やはり大学生くらいが一番か・・・高校生はちょっとな・・」
ぶつぶつといいながらページをめくっていると、あるところで
指の動きが止まった。
じっとそこに印刷されている写真を見つめる男・・・
男:「ふんっ!いいじゃないか。女子大生で一人暮らし。
結構いい顔してるな。」
その写真には女性の顔が映っていた。
男:「智帆・・・志水 智帆(しみず ちほ)か。よし、この女に決めた。」
男は封筒にそのA4用紙の束をしまいこむと、冷蔵庫からビニールに
入ったバナナを取り出した。
男:「さて、智帆ちゃんはどんな表情をしてくれるのかな。へっ!」
服を着替えたあとアパートを出た男は、先ほどの女性が住んでいる
マンションへと足を運んだ・・・
ある男の趣味(女子大生編)
ピンポーン・・
ドアのチャイムをする音に彼女が返事をする。
智帆:「は〜い。」
見ていたドラマのビデオをそのままにして彼女は急いで玄関まで
歩いていった。
男:「すいません、これ、差し入れですからどうぞ。」
智帆:「えっ?あの、どちら様ですか?」
不意にドアを開けた智帆の目の前には、30代前半くらいの
ひょろっとして少し痩せた感じの男性が立っている。
男は、白と赤のトレーナーにジーパン姿の彼女を見て、少しいやらしい
笑いをした。しかし、すぐにごく普通の笑顔に戻る。
男:「おいしいバナナなんです。一房入っていますからどうぞどうぞ。」
智帆:「そ、そんなこと言われても困ります・・・ちょ、ちょっと!」
男:「それじゃ、失礼します。」
ニコニコ笑っている男は、強引に彼女にビニール袋ごとバナナを渡すと、
一刻も早くこの場を離れるように、走って帰ってしまった。
智帆:「な、何なの?今の人・・・誰??」
ぽかんと口を開いたまま、男性が走り去った後を見ている彼女。
しばらくして我に返った智帆は、ビニール袋を手に持ったまま
ドアを閉めた。
玄関でビニール袋の中身を見てみると、本当にバナナが一房入っている。
智帆:「やだ。ほんとにバナナが??・・・こんなの怪しくて食べれないよ。」
見ず知らずの人から物をもらって、「はい、ありがとう」と食べれる人が
どれだけいるのだろうか?
智帆は冷蔵庫に入れるまでもなく、そのままごみ箱に放り込んだ。
彼女:「はぁ。最近変な人が多いなぁ・・・」
ぶつぶつ独り言を言いながら、さっきまで見ていたビデオを少し巻き戻す。
智帆:「えっと、どこだっけ・・・」
続きを見ようと、リモコンの巻き戻しボタンを押しっぱなしにする。
智帆:「あ、ここだったわ。」
リモコンを置き、ソファーに深く腰掛けた彼女。
一息つき、じっくりと見ようと思った瞬間、智帆は身体に異変を感じた。
智帆:「ひっ!」
ゾクゾクッと悪寒がした後、息苦しさを感じ始める。
智帆:「あ・・・あうっ・・・」
まるで何かの発作が起こった感じ。
胸に手を当てて息苦しさを堪えようとするが、今度は頭痛が始まり
頭を抱え込む。
智帆:「はぁっ、はあっ・・うあっ・・・い・・痛い・・・だ、誰か・・・」
ソファーで頭を抱えながら小さくうずくまる。
智帆:「う・・うう・・・」
険しい顔をしながら苦しそうに頭を抱える智帆。
あまりの息苦しさに、だんだんと意識が遠のいていくのを感じる。
智帆:「た・・・助け・・・て・・・」
小さくかすれた声で助けを呼ぶが、この部屋には智帆のほか、
誰一人いないのだ。
智帆:「ぅ・・・・・・・」
智帆の瞼(まぶた)がゆっくりと閉じていく。
とうとう彼女の身体から力が抜け、頭を抱えていた両腕がだらりとソファーに
垂れさがってしまった。
険(けわ)しい顔をしていた智帆が無表情になったところを見ると、
どうやら完全に気絶しているようだ。
息をしているようなしていないような・・・・
テレビの音だけが部屋に流れている。
一体どのくらい経ったのだろうか・・・
彼女の指がぴくぴくと動き始める。
少し眉間にしわを寄せた後、細く瞼を開く。
智帆:「・・・・」
ぼやっとした視界に、テレビの映像が飛び込んでくる。
しばらくその映像を眺めた後、ソファーに傾いていた身体を
ゆっくりと起こして座りなおした彼女。
智帆:「はぁ。」
ちょっと疲れたようなため息をついた後、一瞬自分の声に驚いたのだろうか?
はっとした表情で口を押さえる。
その押さえた唇と指の皮膚の柔らかさ。
その感触にさえ驚いたようで、唇を押さえた手を目の前に持って来る。
長くて細い指。全ての爪には、水色の淡いネイルアートが施されていた。
ニィ〜ッ!
彼女はいやらしい笑いを浮かべた後、ソファーから立ち上がった。
智帆:「・・・いいじゃん。この身体・・・」
作:あさぎりさん |
両手で腰のあたりからお尻をなでながら、その曲線美を確かめる。
智帆:「このジーパンのむちっとした感触がたまんねえよな。」
男口調で話しながら、まるで他人の身体を触るような感じで楽しんでいる。
長い髪の毛を手で払いのけながら、彼女はきょろきょろと部屋の中を見回した。
智帆:「ええと、俺の渡したバナナは・・・」
明らかに違う彼女の話し方・・・
智帆はテーブルの上を探すと、冷蔵庫を開けた。
智帆:「あれ?無いぞ。こいつ、どこにしまったんだ?」
不思議そうに顔をしかめる智帆。
ありそうな場所は全て探したのだが、一向に見つからない。
智帆:「どうして?一体どこに・・・」
智帆は時折、自分の胸を揉みながら棚の中などを探し回った。
智帆:「んっ・・柔らかいぞっ・・・確かに渡したはず・・・んふっ・・・なのにな・・・」
ピクンと身体を震わせながら、部屋の中央に立ってもう一度見回してみる。
智帆:「これだけ探したのに・・・・あっ、まさかこいつ、ごみ箱に捨てたんじゃ
ないだろうな。そんな事してたらこうやってやるから!ああっ!」
智帆は自分で自分の胸を思いっきり掴んだ。
そして、そのままごみ箱の前に移動すると、片手で胸を激しく揉みながら
もう片方の手でごみ箱の蓋を開けてみた。
もわっと生ごみの匂いがする中、見覚えのあるビニール袋が目に付く。
智帆:「あんっ!やっぱり!」
目の前のごみ箱には、ビニール袋に入ったままのバナナが捨てられていた。
智帆:「ちきしょう!この女。せっかく俺が買ってきたバナナをなんてことしやがるんだ!」
智帆はごみ箱からビニール袋を取り出すと、中からバナナを取り出して
袋だけごみ箱に捨てた。そして、テーブルにバナナを置いたのだ。
智帆:「まったくなんて女だ。人の親切を無にするなんて最低な奴だな。
こうなったら・・・」
智帆は先ほどバナナ探していたときに冷蔵庫で見つけていた
曲線を描いているキュウリを持ち出した。
智帆:「こういう女には少しお仕置きをしてやらねば・・」
そういうと、智帆はジーパンのボタンを外し、ジッパーを降ろした後
キュウリを黄色いパンティの中にスルリと差し込んでいった。
智帆:「うあっ、冷たいっ!」
パンティの中を、先ほどまで冷蔵庫で冷たくなっていたキュウリが入っていく。
股間からお尻の手前まで滑り込んだキュウリはトゲが付いているので
少し痛い。
でも、先ほどから胸を揉んでいたせいか、その痛みより気持ちよさの方が
大きいのだ。
丁度、大事なところにキュウリのトゲがあたって・・・
智帆:「ううん・・・・よし、このまま・・・」
キュウリで男のイチモツがあるかのように膨れ上がっている。
キュウリが描いている曲線が智帆の曲線にほどよくマッチしているように見える。
智帆は膨(ふく)れ上がったパンティの上からジーパンのジッパーを上げた。
かなり上げにくかったが、それでも強引に締めた後、ボタンを止める。
身体にフィットしていたジーパンが更に窮屈そうな様子をかもしだしているが、
そこがまたなんとも言えない。
女性の身体にはありえないジーパンの膨らみに、智帆の鼓動が早くなる。
智帆:「へへ・・・いやらしいな・・・」
智帆はそのまま椅子に腰を降ろした。
智帆:「んふっ・・・」
股間に横たわっているキュウリが、大事なところにめり込む感触・・・
智帆は椅子に深く座り込むと、両足を大きく広げて身体を前に倒してテーブルに
ひじを突いた。
智帆:「はんっ!・・・・ううう・・・い、いい。いい気持ちだ・・・」
ビクビクッと身体を震わせ、その快感に酔いしれる彼女。
試しに、椅子の上でお尻を左右に動かしてみると、グニュグニュと股間が
刺激される。
智帆:「うはっ!うう〜ん・・・・・はぁ〜・・・」
とろける様な表情で遠くを見つめる智帆。
よほど気持ちがいいらしい。
智帆:「ああ・・・ダメだ。こんな事してる場合じゃない・・・」
どうやら別の目的があるらしく、彼女はお尻の動きを止めた。
智帆:「さて、早速始めるか。」
彼女はテーブルの上に置いていたバナナを手に取ると、1つだけもぎ取った。
そして、先端から少しづつ皮を剥き始めた。
智帆:「このバナナの皮を剥くときがいいんだよな・・・あ、私ったらはしたないわ!」
うれしそうにニヤニヤと笑いながら半分くらいまで皮を剥く。
そして、右手に持つと、小指を立てて口元に運んだ。
舌で唇を濡らす。
智帆:「そうだ・・・肝心な鏡を持ってきてないじゃないか・・・」
すっかり鏡のことを忘れていた智帆は、椅子から立ち上がると
キュウリを股間に挟んだまま歩き始めた。
智帆:「あうっ・・・・んんん・・・・」
歩くたびにパンティの中でキュウリが微妙に動いて、そのトゲが大事なところを刺激する。
智帆:「んん、た、たまらない・・・刺激が強すぎるな・・・」
両手で股間を押さえながら、まるで小便を我慢する男のようにくねくねと身体を
動かす智帆。そんな歩き方のまま、鏡台に置いてあった小さな置き鏡を手に取ると、
身体を震わせながらテーブルまで戻った。
股間がぬるぬるしている感覚を覚えながら、また足を開いて椅子に座る。
智帆:「んんっ・・・・・ふぅ・・・なんて感度のいい身体なんだよ・・・」
智帆は少し顔を赤くしながら置き鏡をテーブルに置き、自分の顔が見えるように
角度を調整した。
智帆:「では、さっそく・・・」
智帆は先ほどと同じようにバナナを右手で握ると、唇を湿らせて小さく口を開けた。
ゆっくりとバナナを口元に近づけ、そっとくわえ込む。
智帆の口の中に、バナナが1/4ほど入る。
智帆:「ん・・・・」
智帆は鏡を見ながら自分の行動をチェックしているようだ。
眉を歪めて顔の表情を作っている。
智帆:「んん・・・・」
作:あさぎりさん |
ゆっくりとバナナを前後に動かし、口の中に入れたり出したりする。
自分の表情に見とれているのか、たまに手の動きが止まっているようだ。
智帆:「髪の毛が邪魔・・・・」
左手で髪の毛をかき上げる。しかし、そのさらさらとした髪の毛は
すぐに片目を隠そうとするのだ。
智帆:「ん・・・もう・・・」
智帆は左手で顔にかかる髪の毛を耳の後ろにかき上げたあと、
そのまま手を髪の毛に添えて落ちてこないようにした。
そして、また右手を動かしてバナナを口に咥える。
智帆:「ん・・・んん・・・・んん・・・」
智帆のこもった声が耳から聞こえる。
その声を聞き、さらに興奮する智帆。
喉につっかえるくらいバナナを咥え込む。
バナナが大分ぬるくなって、口紅のせいで色が薄く変わっている。
智帆:「んん・・・・・んん・・・・」
鏡を見ると、こちらをじっと見つめたままバナナを
咥えている智帆の顔がある。
少し頬を赤くしながら恥ずかしそうに恥らうその表情は、
普段、絶対に見せない貴重なものだろう。
その表情と声を堪能した智帆は、唾液でベトベトになったバナナを
口から取り出した。バナナの甘い味が口の中に残っている。
智帆はツバを飲み込んだあと、テーブルの上にバナナを置いた。
智帆:「ふぅ・・・・へっ、この女もなかなかセクシーな顔をするじゃないか。
また今度その顔を拝ませてもらうかな。」
そう言うと、テーブルの上に両手を置き、その上に頭を乗せて
眠るような体勢をとった。
智帆:「じゃ、またな・・・」
智帆の目がゆっくりと閉じると、ニヤニヤしていた顔が
元のおとなしい表情に戻ったのだった・・・
・・・そして1時間後・・・・
彼女の部屋に、合鍵を持っていた彼氏が入って来た。
テーブルにうつ伏せになって寝ている彼女に気付いた彼は、
肩を何度か揺すった。
彼:「おい、智帆。こんなところで寝ていると風邪ひくぞ。」
智帆:「ん・・・・」
ピクンと反応した智帆がを覚ます。
智帆:「あれ・・・私・・・」
頭がボーっとしたまま、智帆は彼の方を見た。
彼:「どうしたんだよ、バナナも食べかけで寝ちゃったのか?」
智帆:「バナナ?」
テーブルに視線を移すと、皮を剥いたままのバナナが置いてあった。
少し赤くなっている。
智帆:「えっ?」
なぜバナナなんか食べたのだろう?
たしかゴミ箱に捨てたはず・・・
それにテーブルに座って寝てしまったなんて・・・
ビデオを見ていた事までは覚えているのだが、その後の記憶がない。
智帆:「どうして?」
自分でもどうなっているのか分からない彼女は、椅子からゆっくりと
立とうとした・・・・が、股間の異変に気付いて動作が止まる。
智帆:「あっ・・・・」
彼:「どうした?」
智帆:「・・・・・・」
その刺激に驚き、発生源を見つめる智帆。
ジーパンが異様に盛り上がっている・・・
智帆:「ど・・・どういう事・・・」
そっと手でジーパンの上から擦ってみると、とても硬いものが中に
入っているのが分かった。
智帆:「な・・・何よ・・・・これ・・・」
彼:「んん?」
彼が智帆のジーパンを見ると、その異様さに言葉を失う。
彼:「お、お前・・・・な、何してんだよ・・・」
智帆:「し、知らない・・・どうなってるの・・・」
彼に背を向けるようにしてジーパンのボタンを外し、ジッパーを下げる。
黄色いパンティのゴムを引っ張ってみると・・・
智帆:「う・・・うそ・・・・ど、どうして・・・・・」
ゆっくりとそれを取り出してみる。
智帆:「あんっ!」
身体をビクンと振るわせる智帆。
その手には、ヌルヌルと怪しく濡れているキュウリが・・・
彼:「・・・・・お前、一人でいる時、そんな事してるのか?」
智帆:「ち、違うの。私じゃない・・・いつの間にかこんなものが・・・」
彼:「いつの間にかそんなものが入るわけないだろ。信じられないな。
智帆がこんな事するなんて思ってなかったよ。」
智帆:「だから違うのよ。私こんな事しない・・・・」
彼:「もういいよ。俺、もうここには来ないから。
二度と携帯にもかけてこないでくれ。」
智帆:「ちょ、ちょっと待ってよ!ほんとに違うの。私はビデオを見ていた
だけなのよ。」
彼:「ビデオを見ながらそんなもの入れてバナナ食ってたのか。
まるで変態だな。」
智帆:「そ・・・そんな・・・・」
彼:「もういいから。じゃあな・・・」
彼は呆れたような、怒っているような雰囲気で出て行ってしまった。
智帆:「わ・・・・私‥・・・どうして・・・・」
何も知らない彼女は、ただその場に立ち尽くすだけだった・・・
ある男の趣味(女子大生編)・・・・おわり
あとがき
まず、あさぎりさん、素敵な挿絵を2枚も頂きありがとうございました。
読んでくださる皆様に、より話の雰囲気が伝わったと思います。
私の妄想を100%引き出してくれる挿絵は、私の宝物です。
とても感謝しておりますよ!!
さてさて。
このお話は、前に独り言に書いていたものをまとめて、
修正・追加したものです。
私の欲望をかなり満たしている内容といえます。
バナナを咥えさせる事じゃないですよ!
勝手に女性の身体に入り込み、好き勝手な事をする・・・
いやあ、なんて素晴らしい・・・って、女性にはほんと申し訳ありません(^^;
基本的には、バナナを咥えさせた時の表情を楽しむ男・・・
という事なのですが、それ以外の内容も入ってしまいました。
今回は女子大生と言う事で、19〜22歳の女性をターゲットにしました。
後は、独り言に書いている小学4年生という低年齢層。
そして20代のOLや30代の人妻などが書ければ満足です(笑
あ、女子高生もいましたね(^^
セーラー服やブレザーを着た女子高生がバナナを咥えるシーンも捨てがたいですね。
う〜ん・・・色々あるなあ・・・
てなわけで、またちょくちょく書いていきたいと思います。
それではあさぎりさんと最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraでした。