ちょっとあらすじ

志郎と博和は大学の友人2人と一緒にささやかな新年会を居酒屋で行っていた。
楽しい新年会のはずだったが、ひょんな事から就職先の話題で盛り上がり、
一人就職先の決まらない志郎はすねてビールを浴びるように飲んでしまう。
見かねた博和達が止めるのも無視し、更に飲みつづける志郎はついに
つぶれてしまい、テーブルに伏せて寝込んでしまった。
しかし、いつもの癖で幽体離脱してしまった志郎は、みんなが自分の事を
悪く言っているのをじっと聞いていた。
特に、自分のことを棚に上げてののしり、酒につぶれる人は嫌だと
酷(ひど)いことを軽々しく話していた冬美に腹を立てた志郎は、冬美の体に
乗り移り、無理矢理酒を飲んでめちゃくちゃにしてやろうとたくらんだのだ。
途中で冬美に乗り移った事を博和に発見されたが、そんな事はお構いなしに
もう一人の友人と酒を飲み干す志郎。
冬美の精神が持たないところまで酒を飲んでしまった志郎だが、
このまま体から離れると、冬美が危険だと判断し、少しアルコールが抜けるまで、
冬美の体でいる事にした。
そして、アルコールを抜くため、博和と志郎の体を抱えながらカラオケボックスに
行ったのだ。
 
 
 
 

志郎の新年会(後編)
 
 
 

店員:「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」

博和:「3人です。」

店員:「時間の方は?」

博和:「どうする?」

冬美:「そうだな。2時間くらいあればいいか。」

店員:「???」

博和:「じゃあ2時間で。」

店員:「は、はい。それではお部屋にご案内します。」

少し面食らった店員が、奥のボックスに案内する。
博和と冬美(志郎)は、両側から志郎の体を支えて部屋に入った。

店員:「1ドリンク制になっています。飲み物はどうされますか?」

博和:「俺、レモンハイ。」

冬美:「もうアルコールは飲めないな。ウーロン茶をもらうよ。」

店員:「もう一人の・・・寝ている方は・・・」

冬美:「ああ、そっか。それじゃあウーロン茶をもう一つ。」

店員:「はい、かしこまりました。それではごゆっくり。」

店員は不思議そうに部屋を出て行った。

博和:「おい志郎、他人の前では女らしい言葉を使うほうがいいんじゃないか?」

冬美:「そうだな。なんか邪魔臭くてさ。つい、いつもの口調で話しちまうよ。」

博和:「あれだけ飲んどいて、よく平気でいられるよな。」

冬美:「酔ってないように見えるけど、これでも結構フラフラなんだぜ。それにこのハイヒール高いからさ。
         めちゃくちゃつま先が痛いんだよ。冬美もよくこんな靴履くよなあ。

博和:「冬美は結構おしゃれ好きだからな。そういうところにもこだわるんだよ。」

冬美:「そっか。どおりで高そうなスーツやイヤリングをしてると思ったよ。」

博和:「冬美の親は金持ちだから。結構おねだりして買ってもらってるんじゃないかな。」

冬美:「だろうな。大学生がこんなもの買えるような金なんか持ってないもんな。」

博和:「ああ。」

冬美:「さて、せっかく来たんだから、なんか歌おうか。」

博和:「そうしようぜ。おまえ、女の体してるんだから女の曲を歌ってくれよ。」

冬美:「女の曲かぁ。あんまり知らないからなあ。」

博和:「少しくらい知ってる曲があるだろ。何でもいいんだよ。」

冬美:「そうだなあ。」

志郎はカタログをペラペラめくりながら知っている曲を探し始めた。
いつもの癖で、つい足を組んでしまう。
その格好を見た博和は、そっとテーブルの下を覗き込んだ。
足を組んでいる冬美の太ももは、タイトスカートが少しせりあがってとても魅力的に見える。
普段、話はしている冬美だが、こんな風にスカートの中を覗き込むのは初めてのこと。
更に下のほうを覗き込むと、太ももの隙間から黒いパンストに包まれたパンティがチラリと見えている。

博和:「・・・・いいなぁ。」

その視線に気付いた志郎。

冬美:「何やってんだよおまえ。スカートの中覗きやがって。」

博和:「あ、いや。普段の冬美ならこんなこと絶対出来ないからな。ちょっと見てみよっかなって。」

冬美:「好きなのか、冬美が。」

博和:「好きってほどでもないけど、やっぱり綺麗だしさ。その細い足の奥はどうなってるのかと思ってさ。」

冬美:「おまえもほんとにやらしいなぁ。」

博和:「おまえに言われたくないよ。」

冬美:「じゃあそんなとこ覗くなよ。」

博和:「わ、わかったよ。」

博和は少し残念そうな顔をして、カタログをめくった。

冬美:「これなら俺も知ってるぞ。」

志郎は、聴いた事のある数少ない曲をリモコンで登録した。
その後、店員が部屋に入ってくる。

冬美:「あ、そこに置いててもらえますか。」

店員に向かって笑顔で話し掛ける。

店員:「・・・・は、はい。」

先ほどとは全然違う話し方に戸惑う店員。

冬美:「ありがとう、お兄さん。」

店員:「はい!」

すこし赤い顔をしながら部屋を出て行く。

冬美:「見たかよ、あいつの顔。赤くなってたぜ。」

博和:「そりゃ、その体でそんな愛想よく話し掛けられたら相手だって照れると思うよ。」

冬美:「そうか、あとで誘惑してみようかな。」

博和:「や、止めとけよ。あんなやつに、もったいない。」

冬美:「もったいないって、何がもったいないんだよ。」

博和:「そりゃ、その・・・俺がいるじゃないか。」

冬美:「おまえとはいっつもやってるからなあ。」

博和:「そんなのきたねぇよ。俺だって・・・」

冬美:「へへっ、冗談だよ。あんなやつとするわけないだろ。」

博和:「そ、そうか。じゃあ俺と!」

冬美:「さあな。その気になればって事だよ。」

博和:「その気にさせてやるよ。」

冬美:「ならないよ。そんなの。」

画面に曲名が表示され、スピーカーから音楽が流れ出す。

冬美:「お、はじまった。」

博和:「ヒューヒュー!頑張れよ。」

冬美:「ああ、任せとけ。」

志郎は、冬美の声を使って歌い始めた。
自分の声では絶対に出ない音域も、冬美の声だと難なく表現できる。

冬美:「どうだ。俺の歌声は?」

博和:「うまいじゃないか。冬美そのものだよ。」

冬美:「でしょ。だってわたし、冬美だもん。」

志郎は調子に乗って、腰を振りながら歌いだした。
冬美の体はしなやかな腰の動きをしている。
片手を腰に当てながら踊る冬美は、タイトスカートの包まれたお尻を左右に
突き出し、とてもセクシーだ。
博和は、志郎の仕草にすっかり酔いしれている。

博和:「普段の冬美だったら、こんな事絶対にしないぜ。」

ドキドキしながら志郎の歌を聞いている。
あっという間の1曲目。

冬美:「はぁ、これくらい動かないとぜんぜんアルコールが抜けないなあ。」

博和:「おお、もっと激しく動かないとな!」

冬美:「おまえ、やけにうれしそうだな。」

博和:「さて、次は俺の番だな。」

志郎の話を交わし、博和が歌い始めた。
志郎は手拍子をしながら博和の歌を聴いている。
周りから見れば、仲のいいカップル。でもほんとは男同士。
でも博和はかなりうれしそう。
何度か冬美達とカラオケに行った事はあるが、手拍子なんてあんまりしてくれない。
でも、今日は博和の歌に合わせて手拍子をしてくれる。
志郎が乗り移ってるとはいえ、外観は冬美なのだ。

歌い終わった博和がテーブルにマイクを置く。

博和:「今日はなんか最高の気分だなあ。」

冬美:「そうかぁ。俺は普通だけどなあ。」

博和:「冬美ってさ。友人と言っても普段は結構クールに対応するんだよ。」

冬美:「だよな。」

博和:「でも今日はおまえが乗り移ってるから、なんかいつもより・・・う〜ん、そうだなあ。
          性格がやさしいって言うか、柔らかいって言うか・・・」

冬美:「それは、この俺がやさしいって事なんだよ。」

博和:「まあ、そう言うことかな。」

冬美:「そりゃそうさ。だって、俺の性格そのまま出してるからな。ちょっと酒のせいで気持ちは大きくなってるけどな。」

博和:「それでいいんだよ。」

冬美:「おまえにとっては・・・だろ。」

博和:「うん。」

志郎はウーロン茶で体のアルコールを薄めながら、博和に話し掛けた。

冬美:「おまえ、やっぱり冬美の事好きなのか?」

博和:「う〜ん。別に好きじゃないんだけど・・・いつもあまり相手にされない冬美が
         俺と仲良く話してるって言うのがなんかうれしくてさ。」

冬美:「へぇ。でも少しくらい好きなんだろ。」

博和:「どうかな。」

冬美:「じゃあ、冬美が付き合ってくれって言ってきたら付き合うだろ。」

博和:「そりゃ付き合うよ。だって俺、彼女いないもん。」

冬美:「まっ、男だもんな。この容姿で女性が迫ってきたら、俺でもOKするかな。」

博和:「するだろ、きっと。」

冬美:「・・・うん、そうだな。」

その後、二人は数曲づつ歌った。
志郎はアルコールを抜くために、相変わらずな腰つきで踊りながら歌っている。

冬美:「はぁ、熱くなってきたな。上着脱ごっと。」

歌い終わった志郎が、ボタンを外して白いスーツを脱ぎ、横の椅子に置いた。
中にはハイカットの白いシルクのブラウスを着ている。

冬美:「相変わらず高そうなブラウスだなあ。」

ブラウスの生地を手で擦っている。
その生地はとても薄く、光で体が透けて見えた。

博和:「そのブラウス。体の線が透けて見えるな。」

冬美:「そうかぁ。」

志郎は両手を横に広げてみた。

ブラウスに細いウェストのシルエットが映る。もちろん胸にはブラジャーが透けて見えていた。

博和:「すごくセクシーだな。」

冬美:「そっかな。」

博和:「そうだよ。冬美ってそんなにセクシーだったんだ。」

冬美:「みたいだな。そうだ!あのさ、デュエット曲を歌おうか。」

志郎が提案する。

博和:「おお、歌おうぜ。」

博和は志郎でも知っていそうなデュエット曲を選択し、リモコンで登録する。

二人はマイクを持って同じ長椅子に座った。
目の前の椅子には、志郎の体が横たわっている。
しばらくして、音楽が流れ始めた。

博和:「冬美と一緒に歌った事なんてなかったんだよ。」

冬美:「俺だってないぜ。でもよかったな。一緒に歌えるぞ。」

博和:「ああ、いいよな、女性と一緒にこうやって歌うのって。」

冬美:「だろうな。よしっ、ここはしばらく冬美のやさしいバージョンを演じてやるか。」

博和:「おおっ。頼むよ。」

冬美:「ええ。分かったわ、博和!」

志郎はニコッと博和に微笑みかける。
博和はとってもうれしそうだ。

二人は方を寄せ合い、デュエット曲を歌い始めた。
お互いの顔をチラッと見ながら、画面に映る歌詞に従い歌う。
しかし、たまに博和は志郎の胸元に視線を落としている。
ハイカットのブラウスからは、冬美のブラジャーに包まれた胸が見え隠れしている。
志郎は博和の視線に気付きながらも、そのまま気付かないフリをして歌っていた。
曲の1番が終わり、間奏に入った。

冬美:「博和、さっきから私の胸を見てたよね。」

博和:「な、ば、ばれちゃったか。すまん。」

冬美:「いいよ。触りたかったんでしょ。」

志郎は博和を見つめた。

博和:「い、いいよ、別に。そうやって冬美の真似してくれてるだけで。」

冬美:「フフッ。」

間奏が終わり、2番に入る。
そして二人はまた歌い始めた。
しかし、志郎は長椅子からスッと立ち上がると、後ろ向きに博和の太ももへ腰をおろした。

博和:「?!」

志郎は、右手にマイクを持ち、歌いながら左手で、同じくマイクを持っていない博和の左手を掴んだ。
そして、その手を自分の胸に導く。
ブラウスの上に、博和の左手を押し付ける志郎。
冬美の柔らかな胸が、博和の手によって握り締められる。

冬美:「あっ!」

冬美の切ない声が、マイクを通じて部屋に響き渡る。

志郎は博和の手を胸に押し当て、円を描くように動かしている。
博和の手には、冬美の胸の感触が伝わっていた。

冬美:「♪あなたの・・やさしさが・・・あっ・・・こころに・・・んっ・・・」

冬美の体が感じ始めている。
志郎の歌に喘ぎ声が混ざり始める。
その切ない声に、博和はとうとう自分で手を動かし始めた。
志郎のブラウスのボタンを2、3個はずし、その隙間から手を滑らせる。
そしてブラジャーの中に手を侵入させて、直接胸を揉みだした。
志郎の体がピクンと震える。

冬美:「♪あんっ・・・このままあなたと・・んんっ・・・ふたりで・・・・あっ・・・」

だんだん歌が歌でなくなってくる。
スピーカーからは、歌というより冬美の喘ぎ声が聞こえ始めた。

博和:「マイクを置けよ。声が外に漏れるから。」

冬美:「うん。」

志郎は歌うのを止め、マイクをテーブルに置いた。
博和も同じようにマイクをテーブルに置く。
そして、後ろから両手で志郎の胸を揉み始めた。

冬美:「ああっ・・・」

博和の手首を掴みながらも、志郎は博和の手を止めようとはしない。
博和はブラウスのボタンを全て外したあと、ガバッと広げた。
冬美の綺麗な上半身があらわになる。
背中のホックを外した博和は、ブラジャーの肩紐を外した。
プルンと、形の整った2つの綺麗な胸が現れる。
音楽が流れる中、博和は冬美の胸をやさしく揉み始めた。

冬美:「んんっ!・・・あっ・・・」

自然に志郎は声を出していた。

博和:「きもちいい?」

冬美:「うん、きもちいいよ。博和、もっと触って!」

博和:「ああ。」

博和は両手で大きく胸を揉んだ。
ギュッと寄せて谷間を作ったり上に持ち上げてみたり。
志郎は博和に弄ばれている胸を見ながら、触られる快感に酔いしれていた。

冬美:「ああ・・・博和の手に・・・・揉まれてる・・・・はぁ・・・」

博和は胸の突起を指ではじくように刺激した。

冬美:「あうっ!」

志郎の体にしびれるような感覚が走る。
アルコールの力も手助けし、冬美の体はとても敏感になっていた。

博和:「少し腰を上げてくれよ。」

志郎はテーブルに手をついて腰をあげた。
博和は志郎の履いているタイトスカートをギュッと上にせり上げた。

博和:「いいぜ。」

志郎はまた後ろ向きに博和の太ももに腰をおろした。
博和の手によって、お尻の上までタイトスカートが上げられている。
博和は、閉じていた志郎の足をグッと広げた。
志郎は博和の足をまたぐような格好になり、つま先は宙に浮いたままだ。

博和:「ここも撫でてやるよ。」

博和は開いた足の根元に両手を移動させた。
黒いパンストの上から志郎の股間を刺激する。

冬美:「はぁっ・・・・あっ・・・」

冬美の体は志郎が思っているよりも感度がいい。

冬美:「ああっ・・・気持ちいいよ・・・」

博和:「じゃあこれもいいだろ!」

博和の手は、パンストの中に入り始める。
そして、パンティに侵入した手はその奥に向かい、もぞもぞと移動を始めた。
パンストの中に入り込む博和の手が、手首まで侵入したとき、冬美の体がビクンと大きく震えた。

冬美:「はぁん!・・・そ、そこ・・・」

博和の指が、冬美の感じるところまで届いた。

博和:「よいしょっと。」

博和の指が、感じるところを刺激する。

冬美:「あっ・・・あっ・・・すごっ・・・い・・よ・・・ひ・・・ひろかず・・・」

パンストの上から博和の手を押さえながら志郎は喘ぎ声を漏らしている。
気持ちよすぎて思わず足を閉じようとするが、間に博和の足があるので
閉じられない。

冬美:「うあっ・・・んんっ・・・・ちょ・・・ちょっと・・・もう・・」

足に力を入れながら志郎が博和の手を止めようとしている。

博和:「いいだろ。それじゃあ、また腰を上げてくれよ。」

そう言って、博和は冬美のパンストの中から手を抜いた。

冬美:「・・・・うん。」

志郎は博和の言うとおり、足を閉じて腰を上げた。
博和はジーパンの前を開け、トランクスの中から大きくなった相棒を取り出した。
そのあと志郎のパンストとパンティを膝まで下ろす。

冬美:「んっ・・・」

博和:「そのままゆっくり座ってよ。」

冬美:「・・・うん。」

博和は冬美の腰を両手で支え、腰を下ろさせながらゆっくりと照準を合わせた。

冬美:「んあっ!」

博和の相棒は、冬美の中にゆっくりを納まってゆく。

冬美:「んんん・・・・」

志郎は完全に博和の上に座り込んだ。
そして博和の相棒は、根元まで冬美の体に飲み込まれた。

博和はそのまま志郎の体を抱き寄せる。

冬美:「あああっ!」

すると、博和の相棒がより深く冬美の中に入った。

冬美:「ああ・・・あ・・・」

博和の相棒は、冬美の中にある壁をグイグイと押し込んでいる。

冬美:「うああ・・・ひろ・・・かず・・・だ・・・だめ・・・・そんなに・・・・奥・・・ま・・で・・・」

志郎は初めて体の中の壁を刺激される快感を覚えた。
動かさなくても、ビンビンと刺激が伝わってくる。

博和:「いくぜ。」

博和はゆっくりと上下に腰を動かし始めた。
志郎の両肩に手をかけて、下に動いたときに、更に肩を下に押し付ける。
すると、冬美の体の置く深くまで博和の相棒がめり込み、
極上の快感を与えるのだ。

冬美:「かはっ!・・・あぐっ・・・ああっ・・・・」

志郎は背筋をピンと伸ばし、博和のされるがままになっている。

博和は大きく上下に動く。

冬美:「んあああっ・・・・す・・すご・・すぎ・・・る・・・こんな・・・ああ・・・」

志郎は目を見開き、顔を上に向けて天井を見つめている。

博和は、腰を回しながら両手で胸を刺激する。

冬美:「あ・・・んんっ・・・・はっ・・・はぁ・・・」

冬美の片腕を自分の首にかけた博和は、冬美の体を少し横に向かせて
後ろから胸の突起を口にくわえた。
チューチューと音を立てながら、冬美の突起に吸い付いている。

冬美:「くっ!・・・ああんっ・・・」

志郎の片手は、いつのまにか自分の胸を揉んでいた。

博和:「いいぜ、その格好。」

博和の腰の動きが激しくなる。

冬美:「くあっ!・・・あっ・・あっ・・あっ・・・んんっ・・・だ・・・だめ・・・・いい・・・」

博和:「はぁっ、はぁっ、ど・・どうだ・・すごいだろっ。」

冬美:「あっ・・・も・・もう・・・おかしくなっちゃう・・・き・・きもち・・よすぎるっ・・・・んあっ・・・・」

博和:「ああ、そ・・そろそろ・・だ・・・だすぞっ!」

冬美:「ああっ・・・う・・・・うん・・・・わ・・・わたしも・・・・あああっ・・・・」

博和:「でるっ!ああっ!」

冬美:「ひゃうっ!・・・・んああああああっ!」

激しい腰の動きが、ビクン、ビクンという大きくゆっくりな動作に変わる。
グッと押し込んだ博和の相棒は、何度も冬美の中に液を吐き出した。

博和:「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」

息を切らせながら、背もたれにもたれかかった博和。

冬美:「んん・・・・ん・・・・」

波のように押し寄せる快感を、全身で感じとっている志郎。
その波も、ゆっくりと引き寄せていく。

冬美:「・・・・・ん・・・・・・・・・はぁ・・・・・」

すっかり冬美の体を堪能した志郎は、

冬美:「今回はすごくよかった・・・・」

と言葉を漏らした。

博和:「はぁ、はぁ・・・俺もよかったよ。冬美の奥にある壁をつついてやった。」

冬美:「うん・・・それがすごくよかったよ。こんなの初めて。」

博和:「女の体って結構違うのかな。」

冬美:「・・・たぶんね。いろいろな女性に乗り移ったけど、冬美の体だけだったよ。
         奥まで届いたのは。」

博和:「そっか。」

冬美:「うん。」
 

ゆっくりと博和の上から腰を上げた志郎は、お絞りで綺麗に拭いたあと、
パンティとパンストを履きなおし、タイトスカートを膝まで下ろした。
ブラジャーを付けたあと、乱れたブラウスを綺麗に整え、白いスーツを着る。

冬美:「なんかすっかりアルコールが抜けたみたい。」

博和:「そうか、そりゃよかったよ。」

冬美:「これで俺が元の体に戻っても大丈夫だと思うよ。」

博和:「うん、でももう少し冬美の体にいてほしかったなあ。」

冬美:「もういいだろ、十分に楽しんだんだから。」

博和:「でも、もし冬美に子供が出来ちゃったらどうしよう。」

冬美:「ちゃんと責任とってね。」

志郎はイタズラっぽく博和に言った。

冬美:「今日が安全日だったらいいのにね。」

博和:「ほんとだよ。そう願うよ。」

冬美:「じゃあとりあえず元の体に戻ることにするよ。」

志郎は長椅子に座り、冬美の体から抜け出た。

冬美の体がコテンと長椅子に倒れこむ。
そのショックで、冬美が目を覚ました。

冬美:「んん・・・・あ、あれ?ここは?」

志郎もむくっと体を起こした。

博和:「長い間寝てたな、冬美。」

冬美:「え?博和。わたし寝てたの?」

志郎:「そうだよ。俺と博和がおまえの酔いを覚ますためにカラオケボックスに連れてきてやったんだよ。」

冬美:「わたし、いつの間に寝ちゃったんだろう。」

博和:「そりゃあれだけ酒を飲めば寝ちゃうって。」

冬美:「わたし、いつお酒飲んだの?」

志郎:「いつって、居酒屋で飲んでたじゃないか。記憶がなくなるくらい飲んでたからな。」

冬美:「そ、そんな・・わたし、そんなに飲んでたの?」

志郎:「そうさ、飲みすぎだよ。やっぱり酒に飲まれるほど飲んだらダメだな。(へへっ、言ってやった!)」

冬美:「・・・・そう。」

博和:「まあいいじゃないか。酔いは冷めたのか?」

冬美:「うん。ちょっとふらふらするけど、なんか大丈夫みたい。」

志郎:「そうか、それじゃあそろそろ2時間経つから帰ろうか。」

博和:「ああ。」
 
 

こうして3人はカラオケボックスを出た。
店員はニヤニヤしながら3人を見送っている。どうやら部屋にはカメラがついていて、それを
ずっと見ていたようだ。
そうともしらず、3人はそのまま家路についた。

店員1:「ビデオに撮ってるだろうな。」

店員2:「ばっちりさ。」

店員1:「俺たちの秘密だぜ。しばらくおかずはたりそうだな。」

店員2:「うんうん!」

そして、しばらく二人の行為は店員のおかずにされることになったのだ・・・
 
 
 
 
 

数日後、冬美には月1回の女性特有の現象が来たようだ。
博和は胸をなでおろしていた。

博和:「ドキドキしてたんだ。もし子供が出来ていたら白状しないといけないから。」

志郎:「そうだな。そのときはおまえはパパになるんだから。」

博和:「よ、よしてくれよ。俺はまだ結婚する気なんてないんだから。」

志郎:「それじゃあ危ない橋は渡らないことだな。」

博和:「・・・でも、やっぱり・・・・こんども頼むぜ、志郎。」

志郎:「さあな。」
 
 
 

無事に新年会も終わり、後は志郎の就職先を探すだけだ。
 
 

しかし・・・・まだまだ志郎は就職できそうにない・・・
 
 
 

志郎の新年会(後編)・・・おわり
 
 
 

あとがき

簡潔にまとめるつもりがついつい長くなってしまいました。
結局志郎くんと博和くんはえっちしてしまうのです。
それでいいのです。
そういう仲なんですから。
親友というより、恋人になりそう。
でも、まだまだつづくよ志郎くん。

ということで、最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。

Tiraより
 
 
 
 
 
 
 
 
  inserted by FC2 system