あれから更に1週間が過ぎた。
ごん蔵はちょっと顔がやせたように見えるけど、それでもごっつい顔には変わりない。

今日も由梨がごん蔵のアパートに遊びに来とんねん。
ゆうてもさっき来たばっかしやけど。

由梨「どうや?だいぶ集中力上がったん?」

ごん蔵「よう分からんねん。だいぶがんばってんけどな。一人やったら試されへんやろ。」

由梨「そらそうやけど。なんかちょっと痩せたんとちゃう?」

ごん蔵「そうかぁ。食うもんくってるけどなぁ。」

由梨「うち、1週間おきにしか来うへんから痩せたこと分かるで。」

ごん蔵「ほんまか。精神的に疲れたかもしれんわ。」

由梨「だいぶ頑張ったんやな。ほんなら試してみよか。」

ごん蔵「そやな。」
 
 
 
 
 

おっさん修行中や!(中編)
 
 
 
 

ごん蔵はいつもみたいに精神を集中して幽体離脱したんや。
それから由梨に近づいて、また身体の中に魂をそっと入れてみてん。
この前みたいに由梨は悪寒を感じたいみたいやな。
でも、この前と何となく身体の感じが違う事に気づいてん。
そう、身体の力が入らへんような・・・・

ごん蔵は由梨の身体の中で意識を集中してみたんや。

・・・・ま、まだあかんわ・・・一箇所に集中してみよか・・・

ごん蔵は由梨の右手に精神を集中してみたんや。
そしたら・・・

由梨「あ、あれ?」

由梨の右手がちょっとだけ動いたみたい・・・

由梨「今、勝手に手が動いた?」

初めて右手の感覚が無い事に由梨は気づいたんや。

・・・・や・・・やっと動かす事が出来たで・・・・

由梨「これ、ごん蔵がやっとん?成功したんとちゃう?」

ごん蔵は更に精神を集中させたんやな。
ほんなら由梨の意思とは無関係に右手が動き始めたんや。

・・・ど、どうやっ!右手は動かせるようになったで。ほんなら遠慮なく!・・・

由梨「あっ、あほっ!何触っとんねん。」

由梨の右手がいきなりタートルネックのセーターに包まれている胸を揉み始めたんや。

由梨「ちょ、ちょっと止めえな。あっ・・このスケベオヤジッ!」

由梨は左手で胸を揉んでいる右手を掴んで引き離したんや。

・・・・あかん、苦しい・・・もう限界や・・・・

ごん蔵は急いで由梨の身体から抜け出て自分の身体に戻ってん。

由梨「あ、右手の感覚が戻ったわ。」

急に由梨の右手が自由に動くようになったけど、なんか手がしびれた感じがする。

ごん蔵「はあ、はあ、はあ。・・・めっちゃ苦しい。長い事精神を集中するん難しいわ。」

由梨「ごん蔵のエッチ!」

ごん蔵「何ゆうとんねん。おまえが好きにしてええってゆうたからやろ。」

由梨「そらそうやけど、いきなりやられたらびっくりするわ。」

ごん蔵「そやけど分かったやろ。わしが幽体離脱したんわ。」

由梨「よう分かったわ。なんか気持ち悪かったけどな。」

ごん蔵「何でやねん。すごい事やろ。わし、もっと修行せなあかんわ。」

由梨「もうええで。よう分かったし。」

ごん蔵「よう言うわ。わしに頑張れゆうといて。」

由梨「そやけど、もう分かったからなあ。」

ごん蔵「まだおまえの身体自由に動かせるようになってへんやろ。もっと修行するからまた来てくれよ。」

由梨「来るんは来るけど、乗り移られるんはイヤやなあ。」

ごん蔵「なんでや。ほんならおまえの友達連れてこいや。ほんならわし、その子に乗り移るから。それやったらええやろ。」

由梨「また中途半端なことするんかいな。」

ごん蔵「今度は大丈夫やって。もっと集中力つけとくから。2週間後、2週間後に友達と来てえな。」

由梨は部屋を見回したあと、こう言うたんや。

由梨「うちの友達、こんなボロアパートに連れて来れんわ。」

返す言葉も無いごん蔵。

ごん蔵「ほ、ほんならどっか別の場所で会わへんか?」

由梨「・・・それやったらええけど。」

ごん蔵「よっしゃ、ほんなら近くの洒落た居酒屋はどうや。あっこやったら若い子ようさんおるから
           ええやろ。わしは浮いとるかもしれへんけど。」

由梨「ああ、あそこやったらええけど、ごん蔵絶対浮くで。その格好で行くんやろ。
        せめて股引と腹巻だけは外してきたほうがええで。」

ごん蔵「分かっとるわいそんなこと。ほんならあの店に6時半に集合や。ええな。」

由梨「ええよ。ほな2週間後な。」

ごん蔵「おお。それまでに鍛えとくわ。」

由梨「失敗しても知らんから。」

ごん蔵「それはええねんて。」
 

由梨が帰った後、ごん蔵はまた精神を集中する修行を始めたんや。
そんで、あっという間に2週間が過ぎて、今日は由梨達と会う日や。
 
 

ごん蔵はトレーナーにジーパン姿といういたって平凡な格好をして店に現れたで。
先に来とった由梨は、ちょっとほっとしたみたいやな。

由梨「うちの彼氏のごん蔵や。ビックリしたやろ。」

七美「・・・・ほんまに?」

ごん蔵「そのほんまに?ってどういう意味やねん。」

席に座ったごん蔵が、由梨の友達の七美に話かけてん。

七美「あ、別に深い意味ないねんけど。」

ごん蔵「ほんまかぁ?。初めて見てえらいごっついおっさんや思たんやろ。」

七美「そ、そらそうやわ。どお見ても20代には見えんし。」

ごん蔵「うるさいわい。ほっとけ。」

由梨「まあまあええやん。とりあえずビールでも頼もか。」

ごん蔵「そやな・・・って、おまえらまだ19ちゃうんか。」

由梨「硬いことゆわへんの。すんませーん、生中3つ〜っ。」

由梨は店員にビールを頼んでん。
ほんならすぐに持って来よったわ。

店員「生中3つおまたせ〜。」

威勢のええ兄ちゃんが置いていったんや。

ごん蔵「ほな、この良き出会いに乾杯しょうか。」

由梨「うん。」

ごん蔵「ほんなら乾杯っ!」

由梨「かんぱーい。」

七美「かんぱーい。」

グビグビッと半分くらい飲み干した3人。
えらい飲みっぷりや。

ごん蔵「プハ〜ッ!うまいなあ。はじめの1杯が最高やで。」

由梨「ほんまやなあ。」

ごん蔵「なんかくいもん頼まんかいな。」

由梨「うん。なあ、どれにする?」

由梨は七美とメニューから適当に選んで、店員に注文しよった。
ちょっとしたら店員がくいもんを持ってくる。
3人は、あほな話をしながら楽しい時間を過ごしてたんやな。

ごん蔵「七美ちゃんおもろいわぁ。おっさんと漫才でもせえへんか。」

七美「うちそんなん、ようせえへんわ。由梨やってみーな。」

由梨「何いうとん。こんなおっさんと漫才なんか出来るわけ無いやん。」

ごん蔵「おうおう、二人ともゆうてくれるやん。そんな事ゆうとったらあとで知らんで〜。」

由梨「出たっ!必殺の殺し文句や。」

ごん蔵「何が殺し文句やねん。まあどうでもええけどな。わし、ちょっとだけ寝るから起こさんといてくれよ。」

七美「ええ〜っ。ここで寝るん?」

ごん蔵「あほぅ。寝るいうてもこのままちょっと転寝(うたたね)するだけや。」

由梨は早速実行に始めよったと思ったんやな。

由梨「まあ、ほっといてうちらだけではなしとこか。」

七美「別にええけど・・・」

ごん蔵はテーブルに両手を置いて、その上に頭を置いて寝よった。
寝よるというか、目を瞑って精神を集中しよるんやな。

・・・修行の成果、見せたるでっ!・・・・

そう思ったごん蔵は、すぐに身体から離れる事に成功したんや。

・・・そやなあ、やっぱり始めは失敗するかも知れへんから由梨の身体にしとこか・・・

ごん蔵は小心者や。
七美は綺麗やしスタイルええから失敗したらえらいことになるって臆病になっとる。
由梨もおんなじくらいに綺麗やけど、知った仲やからな。
こいつも生意気におしゃれしてきよるからちょっとなあ・・・
そやけど、男は度胸や。
由梨の身体めがけて幽体となった魂をスルッと入れたんや。

由梨「・・・・」

由梨の身体に悪寒が走る。
ごん蔵の方を見たら、なんかもう魂が抜け出ているような感じや。

由梨「まさか。うちに?」

そやけど、前みたいに身体に全く異常があらへんから気のせいなんやろか・・・

七美「どうしたん?」

由梨「え、ううん。なんもないんやけど。」

七美「そうなん。なんか考え事しとった見たいやから。」

由梨「ううん、なんでもない・・・ことないんよ。なあ、うち綺麗やろか?」

・・・あれっ?うち何でそんな事ゆうん・・・

七美「ええ〜、なんでそんな事聞くん?」

由梨「ほら、うち胸も大きいやろ。結構足も細いねんけどな。」

由梨の両手がピンク色したボディコンワンピースの上から胸を持ち上げたんや。

・・・ええっ!もしかして、身体が勝手に動いてる・・・やっぱりごん蔵がうちに乗り移ってるんや・・・

七美「そらスタイルもええし綺麗やと思うよ。」

由梨「そうやろなあ。あ、うち、ちょっとトイレに行って来るわ。すぐ戻るから待っといてくれる?」

七美「うん。なんか頼んどってもええ?」

由梨「ええよ。好きなもん頼んどいて。」

いつのまにか、由梨の身体はまったく自由がきかんようになっとったんや。
身体勝手に歩き出すんやな。

・・・ちょ、ちょっと!ごん蔵っ!勝手に人の身体動かさんといてっ・・・・

由梨(ごん蔵)「うち、由梨やから。」

トイレに着いた由梨(ごん蔵)は、おっきい鏡の前でジロジロと自分の身体を見始めたんや。

・・・もうっ、何ジロジロ見てんねん・・・

由梨(ごん蔵)「お前、はずかしないんか。こんな服着て。
                     ピンクのボディコンワンピースやないか。身体の線が分かるっちゅうねん。」

・・・そ、そんなこと別にええやろ・・・

由梨(ごん蔵)「そらなあ。お前の身体はセクシーやから何着ても似合うけどな。
                     見てみいな。黒いパンストやで。それになんやねん。この太もも丸出しの格好。
                     このワンピース、短すぎるんとちゃうか。」

・・・それが普通なんやからええのっ!・・・・

由梨(ごん蔵)「見てみんかいな。こうやってちょっと裾上げたら・・・なあ、パンティが見えるやないか。」

ごん蔵は両手でワンピースの裾を掴んでちょっと上に引き上げてみたんや。
そしたら太ももの上にあるパンストに隠れたパンティがチラッと見え始めてん。

・・・・や、やめてって。うちそんな事せえへんねんから・・・・

由梨(ごん蔵)「恥ずかしいんやったら、もっとまともな服着んかいな。見てみい。胸やって
                     こんなに強調しよって。」

ごん蔵は、その大きな胸を両手で惜しみなくもみ始めたんや。

・・・・わっ!や、やめてっ。あっ・・・あんっ!・・・

由梨(ごん蔵)「おおっ!こらええわ。なかなか気持ちええもんやな。それに頭の中で聞こえとるお前の
                     その喘ぎ声もそそられるわ。」
 

・・・あ、あほっ。しょうも無い事ゆうとらんと胸揉むの止めてえな。んっ・・・

由梨(ごん蔵)「おうっ・・分かってるんやで。自分の身体、誰かに触られとう感じがするんやろ。
                    不思議な感じやろなあ。自分で触っとんのに人に触られとるってゆうのは。」

・・・んっ、ええから・・・うっ・・・もうやめてえな・・・あっ・・んんっ・・・・

由梨(ごん蔵)「ええで、その喘ぎ声。そやっ!顔だけお前に動かさしたるわ。感じとる顔と
                    声出してくれるか?」
 

・・・あ・・・あ、あほな事ばっかり・・・・

由梨(ごん蔵)「ほな今からタッチ交代や。わしは首から下の担当や。お前は首から上やからな。
                     なんかめっちゃ楽しいわ。」

ごん蔵は精神を首から下に集中させてん。
そしたら、由梨は首から上だけ自分で動かせるようになったみたいやな。
さっきまで笑っとった顔が、急に感じとる顔に変わったかと思ったら、喘ぎ声を出し始めたんや。

由梨「ああっ!や、やめてって。ごん蔵っ!・・・んんっ!」

ごん蔵は由梨の言葉を無視して、ひたすら胸を揉んでるんや。
鏡に映ってる自分の身体を弄ばれてるって考えたら、由梨はすごく感じとるようやな。

由梨「た、頼むから・・・もう・・・ゆるしてえな・・・うち・・・あかんて・・・・あっ、あんっ!」

・・・まあ、このへんでやめといたろか・・・

ごん蔵は揉んでいる手を止めたったんや。
ほんでからトイレを出て、また七美のいるテーブルの席についたんやな。

七美「遅かったなあ。大丈夫なん?」

由梨「う、うん。大丈夫や。」

まるで二人羽織りや。
由梨の言葉に合わせてごん蔵が由梨の首から下の身体を適当に動かしとる。

由梨「ちょっと喉渇いたなあ。」

七美「あ、これ飲みよ。カルピスサワー頼んどいたから。」

由梨「あ、ありがとー。」

その言葉に合わせて、ごん蔵はカルピスサワーの入ってるグラスを持って、
由梨の口につけたんや。
それを由梨はうまいこと飲みよった。

由梨「ふう・・・」

七美「ねえ、さっきからごん蔵さん、ずっと寝とうけどええんかなあ。」

由梨「ええのええの。気にせんといて。帰る時に起こしたらええから。」

七美「それやったらええねんけどな。せっかく来とるのに思て。」

由梨「十分楽しんどると思うよ。」

七美「寝とるのに?」

由梨「うん・・・・・今もずっと・・・楽しんどるから・・・ぁっ・・・」

ごん蔵は七美に気付かれへんように、太ももに置いとった右手をゆっくりと動かしだしたんや。
指でやさしく太ももを撫でてるんや。
くすぐったいような、気持ちいい様な感覚を由梨は感じてるんやな。

由梨「まったく・・・・ごん蔵ったら・・・んふっ・・・・」

しばらく話しとるんやけど、指の動きに気を取られて七美との話が上の空になってるみたいや。

七美「・・・っていうんよ。どう思う?」

由梨「んんっ・・・えっ?あっ、ご、ごめん。あんまり聞いてなかったわ。」

七美「どうしたん?何か今日はおかしいんとちゃう?」

由梨「ちょ、ちょっとね。身体の調子が悪いんよ。」

七美「どっか痛いん?」

由梨「そうとちゃうんやけど・・・あっ、う、うそやろ・・・」

ごん蔵がパンストの上から指で感じるところをコリコリと刺激し始めたんや。

七美「なにがうそなん?」

由梨「ち、ちゃうねん・・・・ご、ごん蔵がな・・・・う、うちの身体を・・・はぁん!・・・やっ・・・あっ」

ごん蔵は由梨がほんまの事をバラそうとしたから、更に刺激を与えたんや。

七美「ごん蔵さんがどうしたん?」

由梨「んんっ・・・な、なんでもないんよ・・・・・あはっ・・・んっ・・・・」

七美「な、なんかおかしいよ、由梨。顔も赤いし。ねえ、も、もしかして・・・感じてんの?」

由梨「・・・七美・・・・う、うち・・・もう耐えられへん・・・・あんっ・・・じ・・・実はな・・・」

七美「・・・実は?」

由梨「・・・んっ・・・実はな・・・う、うちの身体に・・・ご、ごん蔵が・・・あっ・・・の、乗り移ってるねん・・・あんっ」

七美「えっ?ど、どういう事なん?」

由梨「う、うちの身体・・・ご、ごん蔵が動かしてる・・・・あっ・・・んや・・・だ・・・だから・・・手が勝手に・・・うちの
       あそこに・・・・」

七美「う・・・うそやん・・・」

七美はそっとテーブルの下を覗き込んだんや。
そしたら、由梨の右手が感じるところを必死に刺激してるのが見えてん。

七美「ちょ、ちょっと由梨っ。あんたこんなとこで何しとんの!」

由梨「そ、そやから・・・あっ・・・う、うちがやってるんとちゃう・・・んや・・・・ご、ごん蔵が・・・ああん・・・」

七美「そ、そんな事言うたって・・・ごん蔵さん、ここで寝てるし・・・」

由梨「んんっ・・・あっ・・・あっ・・そ、それは・・・抜け殻やから・・・た・・魂は・・・入ってなくて・・・」

七美「も、もしかして、由梨の身体にごん蔵さんの魂が入ってるって事なの?」

由梨「うんっ・・・・ひやっ!・・・・」

ごん蔵は股のところのパンストを破って、パンティをずらしたあと直接由梨の感じるところを指で
クチュクチュと刺激し始めたんや。

七美「ちょ、ちょっと!」

由梨「あっ・・・あっ・・・あかん・・・そ、そんなことしたら・・・う、うち・・・んあっ・・ああっ」

七美「ご、ごん蔵さんっ!ほんまやったらもう止めたってよ。由梨がかわいそうやんか。」

由梨「ああ・・・や・・やめて・・・・はんっ・・・あっ、あっ、あっ・・・・」

七美「ねえっ。かわいそうやろっ。そんなことせんかってもええやんか。ほかの人が
        変な目で見てるやん。」

由梨「そしたら七美ちゃんの身体、使わしてくれる?」

由梨の快感におぼれとった顔が、一変してニヤニヤとした笑い顔になったんや。
そやけど、指はずっと動いとるままやった。

七美「??ご、ごん蔵さん?」

由梨(ごん蔵)「そや、ごん蔵や。すごいやろ。わし、こんな事も出来るんやで。」

七美「そんなんどうでもええから、はよ由梨の身体から離れたってよ。」

由梨(ごん蔵)「そやから、七美ちゃんの身体、貸してくれる?」

七美「そんな・・・うちやっていやや・・・」

由梨(ごん蔵)「わしは自由に快感を調整できるけどな、由梨は出来へんのやで。
                     由梨の身体はもうピークやからな。さっきの状況に戻したらすごいことになるで。
                     七美ちゃん、由梨が大声で喘いで絶頂する顔見たいか?」

七美「・・・・」

由梨(ごん蔵)「ほな、さっきと同じように戻す事にするわ。」

七美「ちょ、ちょっと待って!」

由梨(ごん蔵)「どうしたん。」

七美「わ、分かったから。私の身体、使ってええから由梨を元に戻して・・・」

由梨(ごん蔵)「よっしゃ、話は決まったな。」

由梨(ごん蔵)は、刺激を与えていた指を止めて、手をテーブルの上に置いたんや。

由梨(ごん蔵)「約束やで。今から3人でわしのアパートに行くんや。ええな。」

七美「・・・うん。わかったから。」

由梨(ごん蔵)「ほんなら由梨の身体から抜けるわ。」

ごん蔵はスッと由梨の身体から抜け出て、自分の身体に戻ったんや。

由梨「ああっ・・・ん・・・・はぁ・・・・はぁ・・・」

由梨の顔がまた感じてる顔に戻ったんやけど、どうやらもう大丈夫みたいやな。

七美「由梨っ。大丈夫!」

由梨「はぁ、はぁ・・・う、うん。大丈夫。」

七美「よかった・・・よかったなあ。」

ごん蔵「さて、もう店でよか。」

由梨「ご、ごん蔵っ!」

ごん蔵「よかったやろ。わし、今日は最高の日やで。今から3人でわしのアパートに行って
           飲みなおそか。」

由梨「な、何ゆうてんねん。そんなん行かへんよなあ、七美。」

七美「えっ・・・由梨、ごん蔵さんが乗り移ってたときに意識無かったの?」

由梨「途中から訳わからへんようになったんやけど・・・ごん蔵が何かゆうたん?」

七美「う、ううん。何もゆわへんかったけど・・・別にうち、ごん蔵さんのアパート行ってもええよ。」

ごん蔵のにらみがきいとるから、七美は断られへん。

ごん蔵「ほな、由梨も来るやろ。」

由梨「そ、そら七美だけをアパートに行かせるわけにはいかへんから・・・うちも行くわ。」

ごん蔵「よっしゃ、決まりやな。」

・・・・っちゅうわけで、2人はまんまとごん蔵のアパートに連れ込まれたんや・・・
 
 
 
 

おっさん修行中や!(中編)・・・おわり
 
 
 
 

あとがき

ああ・・・自分でも何を書いてるのか分からなくなってしまった・・・
やっぱりはじめから素直に標準語?で書いていればよかったです。
まあ、でもたまにはこんなのもあってもいいかなって・・・自分で勝手に納得
しています。
ほんとはあっさりと終わるつもりでしたが、書いているうちにストーリーが
ずるずると長引いてしまい・・・結局終了させる事が出来ませんでした。
続きは後編で書こうと思います。

それでは最後までがんばって読んで下さった皆様、ありがとうございました。

Tiraより













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