別に息が上がっただけで身体は何とも無いけれど、とりあえず志穂の肩を借りて部室まで歩いてゆく。
そして志穂が部長から預かった鍵を使って部室のドアを開いた。
 

志穂:「宮崎先輩、そこの椅子に座ってください」

美衣(秋斗):「え、ええ」
 

部室はそれほど広くなかった。
部屋の両脇には銀色の幅が狭いロッカーが並んでおり、そのロッカーの間には申し訳程度の小さなテーブルと
数個のパイプ椅子が並んでいるだけ。
美衣に乗り移っている秋斗は、そのパイプ椅子の一つに座った。
 
 
 
 
 
 
 

女子剣道部の先輩後輩(後編)
 
 
 
 
 
 
 

志穂:「胴着外しましょうか」

美衣(秋斗):「ああ、頼むよ…」
 

頼むよじゃなくて、頼むわだった…
 

心の中で訂正した美衣(秋斗)の小手を外し、さらに『胴』を外した志穂がそれらを小さなテーブルの上に置いた。
『胴』が外れて身体が軽くなった感じだ。
 

美衣(秋斗):「ありがとう。志穂ちゃん」

志穂:「えっ…」

美衣(秋斗):「ん?」

志穂:「あ…何でもないです…」

美衣(秋斗):「どうしたの?」

志穂:「先輩に『ちゃん』づけで呼ばれたの、初めてだからちょっとびっくりしました」
 

あ、そうなんだ…
そんな事知らないし…
 

美衣(秋斗):「そ、そうだったわ。ごめんね、志穂」

志穂:「い、いえ…」
 

ちょっと恥ずかしそうなそぶりを見せた志穂が面を外す。
その面から現れた顔を見た美衣(秋斗)が軽く肯いた。
 

あ、この子か。確か右から3番目に座っていたな…
初め見たときに可愛いなって思ったんだ…
 

茶色いショートカットの彼女は、まだ幼い顔を残していた。
あの時は目を閉じていたのだが、開いているととても大きな瞳をしている事が分かる。
それがまた可愛らしさを強調しているように思えた。
 

志穂:「初めてですね、先輩」

美衣(秋斗):「え?」

志穂:「先輩が下の名前で呼んでくれるのは」
 

もしかして苗字を呼び捨てにしてたって事か…う〜ん…また失敗した…
 

今更訂正するのも遅いので、彼女の事を下の名前で呼び捨てにする。
それにしても彼女、嬉しそうだ。
妙に照れている。
 

美衣(秋斗):「ねえ志穂。あなたもそれ、外したら」

志穂:「あ、『胴』ですか。分かりました」
 

美衣(秋斗)の言葉を素直に受け止め、行動する彼女。
もしかして彼女は美衣さんの事が好き?

そんな事を思いながら、『胴』を外し終えた彼女の身体をじっと眺める。
白い剣道衣を盛り上げる2つの胸は妙に大きく見える。
背丈に比べてかなり大きい。
袴を腰でギュッと締めていて、ウェストが細く見える事もそう感じさせているのかもしれない。
 

志穂:「せ、先輩っ。そんなに見つめないで下さいよ」
 

恥ずかしそうに顔を赤らめる志穂。
その表情から、明らかに美衣さんに好意を寄せている事が分かった。
美衣(秋斗)がシューズを脱いで裸足になると、それを見ていた志穂もシューズを脱ぐ。
 

へぇ〜…この子、美衣さんの事が好きなんだ。
美衣さんの何が好きなんだろ。
剣道が上手いところか…それとも美衣さんを女性として…

それなら…ニヒッ!
 
 
 

美衣(秋斗):「志穂、こっちに来て」

志穂:「はい。先輩」
 

志穂は嬉しそうにパイプ椅子に座っている美衣(秋斗)の前に来た。
 

志穂:「あ、あの…わ、私…汗臭くないですか?」

美衣(秋斗):「そんなこと無いわよ」
 

ちょっと汗臭い感じもしたが、その匂いは美衣さんの身体からも漂っている。
『胴』や『面』を付けている時よりもマシだが。
でもその汗臭さが、またいいと感じている秋斗。
 

美衣(秋斗):「ねえ…それよりもしかして私の事が好きなの?」

志穂:「え……」
 

志穂の顔がみるみる赤くなる。
 

うわぁ…思ったとおりだよ…
 

美衣(秋斗):「答えなさい。私の質問に答えられないの?」

志穂:「せ、先輩…」
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2002.10.6追加
絵:まさやんさん

美衣(秋斗):「ふふ…可愛いわね。志穂、おいで」

志穂:「……」
 

美衣(秋斗)はパイプ椅子から腰をあげると、志穂の前に立ち上がった。
そして志穂の顔に自分の顔を近づける。
 

志穂:「せ、先輩…」

美衣(秋斗):「んふっ…ほんとに可愛い子…」
 

目をウルウルさせている志穂を見ながら、美衣(秋斗)は右手で優しく顎をあげた。
 

彼女と楽しむのも悪くないなっと…
 

不敵な笑いを浮かべた唇が、小さく震えている志穂の唇に触れる。
 

志穂:「ん…」
 

大きく目を開いた志穂。しかし、その瞼は徐々に閉じてゆく。
美衣(秋斗)が舌を侵入させると、志穂も舌を絡めてきたのだ。
 

美衣(秋斗):「ん…んふ…」

志穂:「ん…ん…んん」
 

志穂の全身の身体の力が抜けていくように感じる。
美衣(秋斗)は舌を絡ませたまま左手を腰に回すと、右手で志穂の大きな胸を剣道衣越しに揉み始めた。
 

志穂:「ん…はぅ…」
 

志穂の眉が歪む。
そして美衣(秋斗)の右手は円を描くように志穂の胸を揉みしだいた。
 

志穂:「ん…んんぅ…んふぅ…」
 

志穂が美衣(秋斗)の首に両手を絡める。
美衣(秋斗)はしばらく舌を絡ませたあと、ゆっくりと彼女の唇を解放した。
透明の細い糸が二人の唇を繋いでいる。それが切れた時、抱き合いながら志穂に話し掛けた。
 

美衣(秋斗):「志穂、気持ちいい?」

志穂:「は…はい、先輩…」

美衣(秋斗):「それじゃあこのパイプ椅子に座って1人で頑張ってくれる?」

志穂:「え…」

美衣(秋斗):「私のお願い、聞いてくれるでしょ」

志穂:「…は、はい……」
 

俯いて返事をした志穂。とても恥ずかしそうだ。
しかし、彼女は美衣(秋斗)の首に絡めていた両手を解くと、パイプ椅子に座った。
 

志穂:「……」

美衣(秋斗):「私が見ていてあげるから。さあ、早く」

志穂:「…はい…」
 

志穂の手が白い剣道衣の上から大きな胸を揉み始める。
それをじっと見つめる美衣(秋斗)。

ラッキー!
こんなに美味しい目に会うなんて、俺ってついてるよっ…
 

なんて思いながら、美衣の姿で観察する。
志穂の右手が、胸元で重なっている剣道衣の間に入り込むと、今度は白いTシャツの上に移動して
胸を揉み始めた。

こんな可愛い女の子が俺の目の前で1人楽しんでいる…

そう思うとよだれが出てきそうだった。
 

志穂:「んっ…先輩…も、もういいですか?」

美衣(秋斗):「ううん、まだよ。だって胸しか触ってないじゃない」

志穂:「だって…」

美衣(秋斗):「ほら、そこは?そ〜こっ!」
 

美衣(秋斗)は深い青色の袴を指差した。もちろん彼女の股間目指して。
 

志穂:「そんな…」

美衣(秋斗):「私の事、好きなんでしょ。だったら…ねっ」

志穂:「で、でも…」

美衣(秋斗):「出来ないの?それなら…うふっ、私がお手本を見せてあげる」

志穂:「えっ」

美衣(秋斗):「よく見てなさいよ」
 

すでに女性の言葉使いを身につけた美衣(秋斗)が
志穂の前に立ったまま、左手で自分の胸を揉み始める。
 

美衣(秋斗):「うぉ…ん…ふふ…」

志穂:「……」

美衣(秋斗):「こんなもんじゃないわよ」
 

ニヤけた顔の美衣(秋斗)が、白い剣道衣の前をバッと開ける。そして恥ずかしげも無くTシャツを捲ると、
その中に付けていた白いスポーツブラまでも捲り上げたのだ。
プルンと震えながら、美衣の綺麗な胸が露(あらわ)になる。
 

美衣(秋斗):「わぁ…これが美衣さんの胸なんだぁ」

志穂:「え?」
 

思わず漏らした本音に志穂が驚く。

あ、しまった…
 

美衣(秋斗):「うふっ、どう?私の胸、大きいでしょ」
 

そう言いながら、両手で胸を好きなように揉みしだく。
 

美衣(秋斗):「う…ああ…はぁ…いい感じだ…わぁ」
 

志穂の目が点になっている。
でも、彼女は美衣さんの事が好きなのだ。
そんな美衣さんが目の前で胸を揉んでいる。志穂の鼓動は激しく高鳴っていた。
 

美衣(秋斗):「はぁっ…よく見てなさい。こうやるんだから」
 

美衣(秋斗)の右手が、袴の腰あたりにある切れ目から中へと侵入すると、『垂れ』で隠れている部分へと
向かった。そして、その右手はパンティの中へと入り込むと、彼女の大事な所に差し掛かる。
 

美衣(秋斗):「あうっ…こ…ここ、すごいっ!」
 

右手の中指が美衣さんの股間を上下に移動する。
すでにヌルヌルとしているその部分は、彼女の指を温かく包み込むようだった。
 

美衣(秋斗):「はあっ…あ…おお…ぐ…くぅ…」

志穂:「せ、先輩…」

美衣(秋斗):「き、気持ちいいっ…これは…た、たまらない…ああっ」
 

腰を前に曲げながら、目の前にいる志穂を無視するかのように楽しんでいる美衣(秋斗)。
その姿をじっと見ていた志穂は、美衣(秋斗)と同じように袴の中に手を入れて股間を触り始めるのだ。
 

志穂:「あっ…せ、先輩っ!わ、私も…あっ、き…気持ちいいですっ」

美衣(秋斗):「はあっ…あっ、あうっ…」
 

美衣(秋斗)の視線が志穂に移る。
彼女のいやらしい仕草を見て更に感じる美衣(秋斗)。
二人の女子生徒が剣道衣姿で1人エッチをしている…
それはなんとも言えない異様な光景だった。
 

ああ…た、たまらん…彼女の顔、いやらしすぎるっ…
 

首を斜めにかしげて、一心不乱に手を動かしている志穂。
そんな彼女をどうにかしたくてたまらない美衣(秋斗)は、袴の中から手を抜いて志穂に近づき、
無理矢理白い剣道衣を脱がせてしまった。
もちろんTシャツやスポーツブラも剥ぎ取ると、その中に隠れていた大きな胸にむしゃぶりついたのだ。
 

志穂:「ああんっ!先輩っ、きもちいいっ」

美衣(秋斗):「んん…」

志穂:「あっ!あうっ…そ、そんなに吸わないで…くださ…い…ふあっ…や、やぁ〜」
 

美衣(秋斗)は左胸の突起を口に含んで、思い切り吸い付いている。
志穂の上半身が仰け反り、彼女の顔は天を仰いでいるようだった。
美衣(秋斗)の頭を両手で掴んで必死に耐えている。
両足ともかかとを上げ、足の指をギュッと曲げている仕草がとても可愛らしい。

美衣(秋斗)が空いている手で『垂れ』を捲り、袴の上から志穂の股間に宛がい、そのままグイグイと指で押す。
男の物とは違う「土手」の中心を上下に刺激すると、志穂の身体はビクビクと震えるのだ。
 

志穂:「あ…あ…せ、先輩…あんっ」

美衣(秋斗):「気持ちいいだろ…」

志穂:「は…ああ…はい…んんっ…とても…気持ち…んあっ…いいです…」

美衣(秋斗):「じゃあ直接舐めてやる…あげるわ」
 

たまに男言葉に戻ってしまう美衣(秋斗)がスルスルと紐を解いて『垂れ』と袴を脱がせる。
お尻を浮かせて素直に従う志穂。
美衣(秋斗)の目の前に白いパンティが現れると、股間の部分は既にシミが出来ており、
濡れているのがよく分かった。
パイプ椅子に座っている彼女の両足を大きく開かせ、その前に膝をつく美衣(秋斗)。
 

美衣(秋斗):「わぁ…こんなに濡れているんだ」

志穂:「いや…先輩、はずかしい…」

美衣(秋斗):「でも身体は正直だから」
 

美衣(秋斗)は、志穂の下腹部を締め付けているパンティのゴムを掴むと、上にギュッと引っ張った。
 

志穂:「んはあっ!」
 

白いパンティが志穂の股間に密着して食い込み、薄い生地がワレメを模(かたど)る。
そうやってパンティを引っ張ったまま、出来たワレメに舌を這わせる美衣(秋斗)。
 

志穂:「ふああっ…ああ…あ…やぁ…あっ…」
 

美衣(秋斗)の舌が、薄いパンティの生地の上から何度も何度も股間を刺激する。
両足を突っ張らせ、その気持ちよさにどうしようもないといった仕草をみせた志穂。
今度はパンティを引っ張っていた手を離し、股間の生地を横にずらす。
そして目の前に現れた、滴が湧き出てくる股間に舌をめり込ませる。
 

志穂:「はんっ!…そ、そんな…あ、ああっ…せ…先輩…だ、だめ…あっ…です…うぅぅ…」

美衣(秋斗):「んっ…気持ちいいんでしょ。それならいいじゃないの」

志穂:「あ、頭がおかしくなりそう…んああっ…」

美衣(秋斗):「もっと気持ちよくしてあげるわ」
 

志穂の中へ、美衣(秋斗)の2本の指が根元までヌルリと入り込むと、それを勢いよく前後に動かし始める。
 

志穂:「うわあっ…あっ、あっ、あっ…そんなにっ…はあっ、激しくっ、うあっ…し…しないでく…あっ…ださ…い…」

美衣(秋斗):「先にイッちゃってもいいのよ。それそれっ」

志穂:「やあ〜っ…はんっ…あっ、あんっ、あんっ、あ、ああっ…」
 

志穂は股間の中で動き回る指を止めようと、か細い両手で美衣(秋斗)の手を掴んだ。
しかし、その手には全く力が入らないようで、ただ添えているだけ…
 

すげぇ溢れ出てくる…
そんなに気持ちがいいのかよ…
 

目の前で1人の女の子が淫らな姿をさらけ出している。
もっとも自分の姿も十分淫らなのだが。
そんな彼女は、美衣(秋斗)の指によって、絶頂の時を迎えようとしていた。

クチュクチュと音を立てながら登りつめようとするそれは、志穂の喘ぎ声を更に大きくするのだ。
 

志穂:「あっ、ああっ、せ、先輩っ、先輩っ!あ、あ、ああっ…だ、だめっ…も、もうだめっ…」
 

へへ、この辺で意地悪しちゃおうかなぁ…
 

志穂:「あっ、あっ、あっ……ああ……あ…はぁ…はぁ…」

美衣(秋斗):「ニヒッ…」

志穂:「はぁ、はぁ…あ、せ、先輩…」

美衣(秋斗):「どうしたの?志穂」

志穂:「お、お願いですから最後まで…」

美衣(秋斗):「最後まで?どうしよっかなぁ…」
 

美衣(秋斗)は、志穂がイキそうになった時にわざと指を止めたのだ。
登りつめようとした時にお預けをくらってしまった志穂は、中途半端な快感に身体をくねらせている。
 

志穂:「はぁ…先輩、お願いします…」

美衣(秋斗):「うふっ、それじゃあ私も楽しませてよ」
 

美衣(秋斗)は立ち上がると、剣道衣や垂れ、袴、下着などを脱ぎ捨てた。
志穂の目の前に美衣の全裸が現れる。
美衣(秋斗)も俯いて自分の姿をじっと眺めた。
 

志穂:「せ、先輩の身体…すごく綺麗…」

美衣(秋斗):「ねえ、楽しませて」

志穂:「…はい…」
 

でも先にイカせてほしかったのに…

志穂はそう思ったに違いない。
しかし、志穂はパイプ椅子からお尻を浮かせると、美衣(秋斗)の前にしゃがみ込んだ。
そしてうっすら生えている股間の毛を両手で左右に分けると、その間に見えたワレメに舌を這わせた。
 

美衣(秋斗):「う、うああっ!」
 

たまらず声を上げる。
先を硬くした志穂の舌が、美衣の感じるところを刺激している。
数回舐められただけなのに、股間からはじわじわと透明な液体が湧き出てくるのだ。
 

志穂:「ん…レロレロ…」

美衣(秋斗):「うう…うくぅ…あああ…あ…」
 

他人に舐められるのがこれほど気持ちのいい事だとは思っても見なかった美衣(秋斗)。
腰に力が入らなくなり、徐々に前屈みになってしまう。
それでも志穂は、美衣(秋斗)の股間に顔をうずめたまま同じ女性として気持ちよい場所を
的確に刺激している。
左手で美衣(秋斗)のお尻を掴んで身体を引きつけ、右手の指はペロペロと舐めている下の方にある
入口の中に入り込んでいる。
 

美衣(秋斗):「んああっ…ああっ…あああっ」

す、すごい…
 

何も考える事が出来ない。されるがままになっている美衣(秋斗)は、とうとう床にお尻をつけて
座り込んでしまった。
 

志穂:「せ、先輩…」

美衣(秋斗):「はあっ!…はぁっ…はぁっ」

志穂:「い、いいですか…」

美衣(秋斗):「……」
 

志穂が美衣(秋斗)の足に、自分の足を絡ませる。
そしてお互いの股間を密着させた。
ヌルッとした感触を股間に感じる。
 

志穂:「先輩…」

美衣(秋斗):「ん…」
 

志穂の腰が不規則に動き始める。
 

美衣(秋斗):「う、うあっ、あああっ!」

志穂:「ああっ、ああんっ…あんっ、はあっ…あっ」

美衣(秋斗):「うはっ…あ、あうっ、あうっ、あうっ…」
 

ヌルヌルした股間同士が擦れ合い、なんとも言えない快感を二人に与える。
上半身を起こし、両手を後ろについた状態で天井を見つめる二人。
絡み合った細い足が艶かしい。

いつの間にか腰を動かし始めた美衣(秋斗)は、身体を支えている腕を震わせながら
女性の快感を堪能していた。
 

美衣(秋斗):「あうっ、あうっ…ああっ、はぁっ、はぁっはぁっあああっ」

す、すごい…すごいっ…

志穂:「んんっ…先輩っ、先輩っ、あっ、あっ、あっ…」
 

いやらしい二人の喘ぎ声が部室内に響く。
二人は額にうっすらと汗をかきながら、極上の快感を味わい続けていた。

時折身体を震わせる美衣(秋斗)。
上ずった声を出しながら、視点の定まらない天井を見つめている。
 

志穂:「せ、先輩っ。あんっ、わ、私っ…私っ、も、もうっ…あっ、い、イッちゃいそうっ!」

美衣(秋斗):「あっ、あうぅ、はぁっ、んぐっ…あうっ、あうっ、あうっ」
 

美衣(秋斗に)は志穂の言葉が耳に入らない。
ただ腰を振るだけだった。
でも、美衣(秋斗)の身体も既に限界に来ていたのだ。
あと少し激しくされると…
 

志穂:「先輩っ、先輩っ、先輩っ、あんあんあんあんっ、ああっ、あ、あ、あ、あああ〜!」

美衣(秋斗):「あ、あ、あ、はあっ、はあっ、あ〜、ああ、ああ、あ、あ、うああああああっ!」
 

志穂が最後の力を振り絞り、股間を思い切り擦りつける。
その刺激に耐えられなかった美衣(秋斗)も絶頂を迎えてしまった。
あまりの気持ちよさに呼吸困難に陥りそうな美衣(秋斗)。
 

美衣(秋斗)は声を裏返しながら悲鳴にも近い叫び声を出していた。
何度も何度も大きく息を吸い込む。
上半身が上下に大きく揺れると、支えていた手の力が抜けて床に倒れてしまう。
 

美衣(秋斗):「はあっ…はあっ…はあっ…はあっ…」
 

とにかく呼吸をする。
言葉なんて出せない。
 

志穂:「はぁ、はぁ、はぁ…」
 

志穂も息を切らせながらも、ゆっくりと呼吸を整えていた。
絡んでいた足を抜いて、パイプ椅子にもたれかかる。

二人とも腰に力がないらない状態。
しばらくの間、お互い無言の時を過ごしたのだった…
 
 

す、すごかった…
女同士がこんなにすごいなんて思わなかった…
 

天井を仰ぎながら美衣(秋斗)が小さく呟く。
身体の火照りはまだ収まっていない。
ふと志穂を見ると、パイプ椅子にもたれかかったまま寝てしまったようだ。
幸せそうな表情をしている志穂。
 

美衣(秋斗):「ふぅ〜…寝ちゃったのか。すごかったな、彼女。本当に美衣さんが好きだったんだ。
                   美衣さんはどうだったのかなぁ」
 

身体を起こし、もう一度美衣さんの身体を見つめる。
 

美衣(秋斗):「しかし何度見ても綺麗だなぁ。ずっとこのままでいるのも悪くないかも。でもそれは無理かな」
 

まだ膨れ上がっている胸の突起。
両手で胸を揉みながら、志穂を見る。
 

美衣(秋斗):「このまま美衣さんの身体を離れたらどうなるかな。気づいたときはすごい事になるかも。
                  美衣さん、きっと驚くだろうなぁ」
 

そう呟いた美衣(秋斗)の表情はニヤついていた。
 

美衣(秋斗):「うん。そうするか。それが面白いぞ」
 

無責任な言葉を連発しながら、秋斗は美衣の身体から抜け出た…
 
 
 
 

その後…
 

意識を取り戻した美衣は…
 

美衣:「き…きゃぁ〜!」
 

目の前の状況をみて、また気絶してしまった。
その悲鳴で目をあけた志穂が、倒れている美衣の身体に乗りかかると、ギュッと抱きしめて
 

志穂:「先輩…愛しています」
 

そう呟いたのだった…
 

さて、後始末をつけなかった秋斗のせいで混乱する二人。
かみ合わない話。そして部室での淫らな行為。

この事は何があっても他人には話せない。
ずっと秘密にする事を決めた二人は、後に志穂の積極的なアプローチで
更に仲がよくなったらしい!?
 
 
 
 
 
 

女子剣道部の先輩後輩(後編)…おわり
 
 
 
 

あとがき

レズは嫌いじゃありません(笑
後輩との楽しい時間。
一人で楽しむよりよっぽど充実していたのではないでしょうか。
彼女達、今よりも更に深い関係になれたようですし(^^;

しかし秋斗は美味しい思いをしますね。
すごくうらやましいです。
私に代わってほしい…

それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraでした。
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