女子剣道部の先輩後輩(前編)
 
 
 

かなり涼しくなってきた今日この頃。
日差しが心地よく感じる放課後。この高校の体育館では
女子剣道部の生徒達が胴着を身に纏(まと)い、正座をして精神統一を
行なっている最中だった。
10名ほどの女子部員達が背筋を伸ばし、目を瞑って静かに呼吸している。
窓を開けているので体育館の中には涼しい風がやさしく入り込んで来る。
暑くも無ければ寒くも無い…
今が一番いい季節だろう。

そんな中、開いている窓からふらりと人影のような者が入り込んできた。
高校生くらいだろうか。
彼の身体は裸で、しかも半透明。
そして空中を漂うようにしながら精神統一をしている女子生徒達を楽しそうな
表情をしながら眺めていた。
彼の名は…竹田 秋斗(たけだ あきと)。
 

秋斗:「いるいる…
         精神統一しているのか。ちょうどいいところに来たな…」
 

そうしゃべった彼の声は誰にも聞こえない。
まるで幽霊のような雰囲気を漂わしている彼は、スッと床まで降りると
正座している女子生徒達の前に立った。
いや、立ったと言うか…少し浮いているようだ。

面は付けていないので、彼女達の真剣な顔つきが良く分かる。
多分右から学年順に正座しているのだろう。
一番右の女の子は体つきがとても小さく、まだ中学生のように見える。
そして徐々に顔つきもしっかりして、一番左にいる女子はすっかりお姉さんのような顔つき。
全体的に座高の高さは殆ど変わらないのだが、雰囲気が1年生と3年生で全く違う事は明らかに分かった。
 

秋斗:「あ、1学年上の宮崎 美衣(みやざき みえ)さんがいる。相変わらず綺麗な顔だな」
 

そう言いながら秋斗は、右から3番目で正座している3年生、美衣の前まで歩いていった。
彼女は身体の力を抜いてリラックスしているように見える。
正座している太ももの上に両手を置き、その目を瞑った顔は真正面を向いている。
ゆっくりとした息遣いは彼女の精神状態が安定していることを意味しているようだった。
白い剣道衣の上に黒っぽい固そうな『胴』をつけて、深い青色の袴にシワが付かないように
上手に正座している。
長い黒髪を後ろで1つに束ねている彼女。
 

秋斗:「キ、キスしちゃおう…」
 

秋斗は彼女の顔に自分の顔を近づけると、その赤くて瑞々しい唇をと自分の唇でそっと触れてみた。
実際には彼女の唇に少し埋もれてしまうような感じ。
どうやら物理的に接触する事が出来ないようだ。
でも彼女は眉をピクッと動かす。
何となく彼の雰囲気を感じ取ったのかもしれない。
 

秋斗:「自己満足自己満足っと」
 

実は初めからキスなんて出来ない事が分かっていた秋斗。
今度は床に寝て、彼女の前から匍匐全身(ほふくぜんしん)する。
顔を前に向けながらジリジリと袴に近づく。
そして、丁度正座している膝小僧のあたりまで来ると、何のためらいも無しにそのまま前に前進。
秋斗の頭が正座している袴の中に埋もれ始めた。
 

秋斗:「更に更に〜」
 

秋斗が床を擦るように前に進む。
袴の中に顔をうずめる彼。暗くて殆ど視界が見えない状態。
一体何が見えているのだろうか?
太ももの断片が目の両脇に見え、そしてその奥には薄っすらとだがパンティが見えている。
 

美衣:「ぅ…」
 

美衣は小さく声を漏らした。
正座している両足の感覚がおかしい事に気づいたようだ。
何故か足の感覚がなくなったように思える。
もう足が痺(しび)れてしまったのだろうか?

普段なら1時間くらいは平気で居られるのに…
 

秋斗:「舐めちゃえっ!」
 

彼は更に奥に顔をうずめると、見えにくいパンティのうえから股間に舌を伸ばした。
パンティの中に舌の先が入り込む。
しかし、舐めているという感覚があるわけでもなく、秋斗はただ、そうしたかっただけなのだ。
誰にも見えない半透明の彼の身体。
彼の胸のあたりまでが美衣の袴の中に埋もれている。
 

美衣:「ぅ…ぅ…」
 

美衣の呼吸が若干乱れた。
下半身の感覚が全く感じられない。
足に力を入れようとして、全然入らないのだ。
 

あれ…どうして?
 

薄っすらと目を開けてみる。
視線を落とすと、そこには当たり前のように自分の身体がある。
でも両手を置いている足は、まるで自分のものでは無いようだった。
 

おかしいな…痺れちゃったのかなぁ…
 

そう思いながら、また目を瞑る。
 

秋斗:「へへ…」
 

何度か舌で舐めた後、手で触ってみる。
薄暗い中、パンティに埋もれる指を見ながら喜んでいる秋斗。
でも、そろそろ飽きてきたらしい。
また匍匐全身で後ろに下がると、美衣の袴から抜け出た。
別に身体を起こせば抜けられたものを…それが秋斗のこだわりか…
 

美衣:「…」
 

急に下半身の感覚が戻ってくる。
つま先に力を入れると足の指を曲げる事が出来た。
 

あれ…戻ったわ…
 

不思議に思いながら目を閉じて精神統一。
 

秋斗:「さて、早速始めようかな」
 

落ち着きを取り戻している美衣を見てニコッ笑った秋斗。
ふわりと飛んで彼女の後に回りこむと、彼女の身体を
挟み込むように両足を開いて正座した。
 

秋斗:「悪戯開始っ!」
 

1人意気込んでいる秋斗が美衣の後から覗き込む様にして、膝の上に置いている彼女の手に
自分の手を重ねる。すると、重なり合っていた秋斗の手が美衣の手の中に見えなくなる。
 

美衣:「??」

秋斗:「おお、柔らかい太ももっ」
 

秋斗は知っていた。
相手の身体と同じ部分を重ねると、相手のその部分を自分の意志で動かせる事を。
今、美衣の両手は秋斗の支配化にあったのだ。
彼女の手が袴の上から太ももを揉んでいる。
 

美衣:「え…」
 

思わず目を開けて俯いた美衣。
どういう訳か、自分の手が太ももを揉んでいる。そして今度は太ももを大きく撫でるように
前後に動き始めたのだ。
いつの間にか両手の感覚がなくなっている。
そして、背中の感覚も無いようだ。それは秋斗が後ろから覗いているので、
彼の胸が美衣の背中にめり込んでいたからだ。
 

秋斗:「今度は…お尻っ」
 

そう言うと、美衣の手を後ろに回してお尻を撫でまわす。
 

美衣:「え?え?」
 

何が起こっているのかわからない様子。
勝手にお尻のほうへ移動した両手を、頭を左右に振りながら見ている。
その手はお尻をムギュッと掴んだあと、両脇の下から無理矢理『胴』の中へ入り込んだ。
 

美衣:「へ…」

秋斗:「結構窮屈だな」
 

そう言いながら、『胴』の上部に押さえつけられている胸に手を当てる。
白い剣道衣の上からその胸を揉み始めた美衣。
 

美衣:「あ、やだっ…な、何なの!?」
 

小さくつぶやく。勝手に動いて胸を揉む美衣の両手。
周りを見ると、何も知らない他の生徒達が精神統一をしている。
そんな中、美衣だけがこんな恥ずかしい事をしているのだ。
 

秋斗:「うわっ、美衣さんの胸、揉み応えある〜っ」
 

美衣の手を使って、彼女の胸の柔らかさを堪能する秋斗。
身体をよじるようにして、手の動きから逃れようとする美衣。
 

やだやだ…どうなってるのよ。こんなところ皆に見られたら…
 

心の中でつぶやく。
今日はたまたま女子剣道部しかいないものの、普段なら男子剣道部もいるのだ。
その点では運が良かったとしかいえない。

しかし、そう思っていたのもつかの間。
今度は上半身までが動かなくなってしまった。
 

うっ…動けないっ!
 

秋斗:「おわっ!こんな感じかぁ、美衣さんの感覚は。き、気持ちいいっ」
 

秋斗が正座したまま身体を少し前に移動させ、美衣の上半身に半透明の自分の上半身を
重ねている。首から上と腰から下の下半身は重ならないようにして。
ちょうど上半身を前に倒した感じで美衣の身体に溶け込んでいるのだ。
秋斗が美衣の手で胸を揉むと、彼女の胸から何ともいえない気持ちよい刺激が
秋斗にも伝わってくる。
特に、胸の突起であろう部分を剣道衣越しに摘んでみると、思わずビクンと
身体が震えてしまうのだ。
 

美衣:「あ…ん…」
 

思わず声を漏らしてしまった美衣。
ハッとして周りを見渡す。

隣の女子生徒に聞こえてしまったか?
いや、大丈夫だったようだ。

両隣の女子生徒達はじっと目を瞑ったまま。
ホッとして肩を撫で下ろしたいところだが、肩の感覚を感じられないのでそれすら出来ない。
 

一体どうなってるの…。私の身体?
 

無理矢理俯いて上半身を見る。
先ほど自分の意思とは無関係に動き、ひたすら胸を揉んでいる両手。
そして全く動かなくなった上半身。
美衣には何が起きているのか全く分からなかった。
オドオドしだした美衣。だんだん怖くなってきたのだ。
 

やだ…どうしよう…私の身体が…
 

表情がこわばっている。
胸の快感よりも、恐怖心の方が上回っているようだ。
そんな事を全く無視している秋斗は、美衣の胸から伝わる快感をまだ楽しんでいた。
 

秋斗:「うっ…しかし気持ちがいいな…すごく敏感だよ。前に悪戯した優一の妹より
         遥かに気持ちがいいよ…」
 

部長:「はい。それじゃあ目を開けて」
 

一番左で精神統一していた女子生徒が少し大きな声で言った。
剣道衣の上から十分に楽しんだ秋斗は、一度彼女の身体から離れる事にした。
美衣の身体から切り離れるように念じると、今まで溶け込んでいた半透明の手や
上半身が彼女の身体から分離する。

またしても急に身体が動くようになった美衣は、とっさに両手を『胴』の中から
引き抜いた。
 

美衣:「はぁ…はぁ…はぁ…」
 

間一髪!
周りの女子部員には見られていなかったようだ。
 

「どうしたの?」

美衣:「はぁ…はぁ…う、ううん…なんでもない」

「息が荒いよ。ちゃんと精神統一してた?」

美衣:「う…うん…」
 

右隣にいた女子生徒、きっと3年生だろう。
その彼女が美衣に話し掛けてきた。
美衣は深く深呼吸をして息を整えると、周りの女子生徒と同じように
面をつけ、手には小手をはめた。

それを待っていた秋斗。
自分では取付け方が分からなかったからだ。
準備が整い、まだ正座している美衣の後ろから、美衣と同じ位置で正座する。
 

美衣:「えっ…」
 

それ以上声が出なかった。
美衣の身体と秋斗の半透明な身体がダブって見える…が、すぐに
秋斗の身体は見えなくなった。
唯一見えていた腕も、美衣の腕と重なるとすぐに見えなくなってしまう。

ほんの5秒ほどだが、美衣の身体は硬直していたようだ。

しかし、両手がまた動き出すと横に置いていた竹刀を右手で持って立ち上がった。

面を被っている彼女の頭が左右に動き、胴衣を身につけた女子生徒を見ている。
そして、今度は俯き、小手をはめている自分の手を確認しているようだ。
 

美衣:「小手をはめていると手が動かしにくいなぁ」
 

美衣は動きにくくなった左手を開いたり閉じたりしている。
 

美衣:「まあいいや。とりあえずこれが美衣さんの身体なんだから!」
 

面を被っているので見えにくいが、その中にある表情はニヤニヤと
笑っているようだった。
腰から前にぶら下がっている『垂れ』には、小さく高校の名前が刺繍されており、
その下には大きく「宮崎 美衣」と刺繍されていた。
 

美衣:「へへ、褌(ふんどし)みたいだ」
 

そう言いながら、彼女は左手でその『垂れ』をめくってみた。
 

美衣:「ちょっとスカートを捲った気分だよ」
 

別にどうと言うわけではないが、彼女にはそう見えたのだろう。
彼女……と言っても、美衣に乗り移っている秋斗の事だが。
 

部長:「それじゃあ二人ペアになって練習を始めましょう」
 

部長の声で、女子生徒達はペアになる。
基本的に先輩、後輩でペアになるようだ。
丁度10人いるので5つのペアが出来るのだが、面を被っているので
誰が誰やら分からない。『垂れ』の名前を見ても知らないのでどうしようもないのだ。
 

志穂:「宮崎先輩、お願いします」
 

後から不意に名前を呼ばれる。
しかし、そう呼ばれたところですぐには反応できなかった。
 

志穂:「あの、宮崎先輩?」
 

志穂が前に回りこんで美衣(秋斗)の面の中を覗きこむ。
 

美衣:「えっ」

志穂:「お相手お願いします」

美衣:「あ、ああ。いいけど」
 

俺のことを言っていたのか…
 

宮崎美衣になりきれていない秋斗が、後輩であろう彼女の『垂れ』を見てみると、
吉浦 志穂(よしうら しほ)と書いてあった。
何年生だろうか?
どこに座っていたのか、またどんな顔をしていたのか覚えていない。
とりあえずこの美衣の背丈よりは小さかった。
 

美衣(秋斗):「へぇ〜、志穂ちゃんっていうのか。かわいい名前だなぁ」

志穂:「はい?」
 

面の中でしゃべっても聴こえにくいようだ。
志穂が聞きなおしている。
 

美衣(秋斗):「い、いや。なんでもない…ん?」
 

そうか、今は美衣さんなんだから…
 

美衣(秋斗):「ううん、何でもないわっ!」
 

語尾を強調してしゃべる。如何にも俺は女性で宮崎美衣なんだぞっ!と言わんばかりに。
 

それにしてもこの声、いいよなぁ…
 

美衣の声が直に耳に届く。
秋斗の好きな声だ。
 

志穂は「よろしくお願いします」と元気よく声を出すと、少し下がって構えた。
それにつられるように美衣(秋斗)も構える。構えるといっても目の前で構えている
志穂の真似をしているだけなのだが。
片足を前に出して、両手の小手で竹刀を持つ。

志穂が間合いを気にしながらジリジリと美衣(秋斗)の方に摺り足で近づいてきた。
思わず後ずさりした美衣(秋斗)。

それに合わせて、更に近づいてくる志穂。
竹刀の先をちょんちょんと当て始める。
 

うわっ、これってどうすればいいんだ?
 

竹刀を当てられたので、同じようにして志保の竹刀をちょんちょんと当てる。
すると、志穂がいきなり胸元に飛び込んできて、面の上から竹刀で思い切り叩いたのだ。
 

志穂:「め〜んっ!」
 

彼女のかわいい声が体育館に響く。
 

ドスンッ!
 

美衣(秋斗):「痛ってぇ〜!」
 

面食らったとはこの事か!

思わずそう叫んで尻餅を尽き、竹刀を落としてしまう。
小手をはめている手で面の上から頭を押さえる美衣(秋斗)。
 

志穂:「せ、先輩っ!大丈夫ですか?」
 

慌てて志穂が近寄ってきた。
 

美衣(秋斗):「痛てててて………ちぇっ…尻(けつ)まで打っちゃったよ…」
 

今度はお尻を擦りながら答える美衣(秋斗)。
 

志穂:「大丈夫ですか、宮崎先輩。でもどうしたんです、今日は」

美衣(秋斗):「ど、どうしたもこうしたも…」

志穂:「いつもなら簡単に避けるのに…体調が悪いんですか?」

美衣(秋斗):「そ、そうじゃないけど…」
 

いきなり突っ込んで来るんだもんなぁ〜
ビビらせるなよ、まったく…
 

本当に驚いてしまった美衣(秋斗)がゆっくりと立ち上がる。
竹刀を広い、左手でお尻を擦(さす)っている。
 

しかし痛かったなぁ…
 

志穂:「もう大丈夫ですか、先輩…」

美衣(秋斗):「ああ、大丈夫…よっ!」
 

忘れていた女言葉を復活させる。
 

美衣(秋斗):「今度は負けないわよっ」
 

などと闘志を燃やしながら構えると、志穂も同じく構えた。
今度は美衣(秋斗)のほうから近づいてゆく。
志穂はじっと構えを変えず、ただ美衣(秋斗)の面を息を殺してじっと見つめていた。
 

美衣(秋斗):「とおっ!」
 

なんて声を出しながら竹刀を振り上げると、その横から志穂の竹刀が
美衣(秋斗)の『胴』の横を思い切り引っぱたいたのだ。
 

美衣(秋斗):「うあっ!」
 

別に痛くはなかったが、まさか負けるとは思っていなかった美衣(秋斗)。
振り上げた竹刀を情けなさそうに下げる。
 

志穂:「先輩…」

美衣(秋斗):「ご…ごめんごめん。ちょっと手を抜いてたんだ…わっ!」
 

中途半端な女言葉。
自分で情けなくなりながらも、美衣(秋斗)はこの後30分くらい
志穂と練習を繰り返した。
 

美衣(秋斗):「はあっ、はあっ、はあっ…」
 

動き方を知らない美衣(秋斗)は、面の中でびっしょり汗をかいていた。
息も上がってしまい、とうとうその場にしゃがみ込んでしまう。
 

志穂:「先輩、大丈夫ですか?」
 

全然息を切らしていない志穂が、しゃがみ込んだ美衣(秋斗)の前で正座する。
 

美衣(秋斗):「はあっ…はあっ…ふぅ〜」
 

暑くてたまらない。
 

美衣(秋斗):「はぁ…お、お願いだから面を取ってくれない」

志穂:「あ、はい」
 

志穂が美衣(秋斗)の後ろに回り込み、小手を外し面を縛っていた紐を解いて面を取ってくれた。
 

美衣(秋斗):「はぁ…すずしい…」

志穂:「せ、先輩…すごい汗です」

美衣(秋斗):「だって暑かったからさ…」

志穂:「熱があるんじゃないですか?先輩、ちょっと休憩したほうが…」

美衣(秋斗):「ふぅ…そうさせてもらおうか…しら」
 

志穂が気を利かせて部長に話している。
 

部長:「美衣、体調悪いの?」

美衣(秋斗):「え、ええ…ちょっと」
 

そういう事にするしかなさそうだ。
何とも情けない話。年下の女の子に負けるなんて…
 

志穂:「部室で休みます?あ、保健室の方がいいですよね」

美衣(秋斗):「あ…ぶ、部室で…」

志穂:「先輩、私が付き添います」

美衣(秋斗):「い、いいよ。1人で行けるから」
 

予定より早かったけど、美衣さんの身体を楽しまなきゃ…
だから1人にしてくれよ…
 

志穂:「でも…」

部長:「行ってあげてくれるかしら」

美衣(秋斗):「ほ、本当に大丈夫だし…」

志穂:「部長も言ってますよ。はい、私の肩に手を回してください」

美衣(秋斗):「……」
 

仕方が無い…
美衣(秋斗)は仕方なく美穂の肩を借りると、一緒に部室まで歩いていった。
1人で楽しむはずだったのに…
 
 
 
 
 
 
 

女子剣道部の先輩後輩(前編)…おわり
 
 
 
 
 
 
 
 

あとがき
久しぶりに集中して書きました。しかも会社で(笑
女子剣道部が練習している体育館に現れた彼。
初めから剣道部が目的ではなかったのかもしれません。
たまたま入って来て彼女達を見てみると、秋斗も知っている宮崎美衣がいたので
彼女に悪戯する事に決めたようです。
そして彼女の後輩にあたる吉浦志穂にあっさりとやられてしまった彼。
丁度1人で彼女の身体を楽しむ機会だったのに、美衣の世話を焼きたがる彼女のせいで
おあずけになってしまいました。
でも…本当におあずけになるのでしょうか?

それは後半を読んでいただければ分かると思います。
助平な方には面白い内容になるのではないでしょうか(笑

それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraでした。
 
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