従妹の由香ちゃんと…
 
 
 
 

今日は私の家に従妹の由香ちゃんが遊びに来ている。
由香ちゃんは私よりも5歳年下の11歳。
おてんばすぎて疲れるんだけど、年に2〜3位しか来ないので、いつも遊びに付き合ってあげる。
小さい頃はママ事遊びなんかして遊んでいたんだけど、最近は
近くにある、駅前のデパートに行って安い服を買ったり、ゲーセンで遊んだり…
まだまだ子供なんだけどね。使うお金も親にもらった2000円というから
私からしてみれば可愛い。
今日はデパートに行って靴下を買うとか。
私も由香ちゃんの子守りということで、一緒にデパートまで付き合った。
今日の由香ちゃん、栗色の長い髪の毛を後ろで一つに束ねている。
私と同じ髪型にしているところが、ちょっと私を意識しているようでまた可愛らしい。
 

由香:「ねえ萌姉ちゃん、この靴下可愛い?」

萌:「ん〜?可愛いんじゃないの」

由香:「じゃあこっちは?」

萌:「う〜ん、それも可愛いけどね」
 

由香ちゃんが何足も靴下を持って私の前まで見せに来る。
私は適当に答えながら、由香ちゃんが選び終わるのをじっと待っていた。
別にどの靴下だっていいのにな…

そう呟いていると、
 

「よっ!金沢じゃん」
 

後ろから急に名前を呼ばれたので、私は思わず「わっ!」と叫んでしまった。
すくめた肩を戻して後ろを振り向くと、そこにはクラスメイトの英田(あいだ)君が立っていた。
でも英田君、何故か服を着ていない…

私はあっけにとられたけど、次の瞬間
 

萌:「き、きゃぁ〜!」
 

と叫び、とっさに両手で目を隠した。
だって、私の目の前で英田君のアレがブラブラと垂れ下がっているんだもの…
周りの人が私に視線を向けている。
 

由香:「どうしたの?萌姉ちゃん」

萌:「由香ちゃん、見ちゃダメッ!」
 

由香ちゃんが私の悲鳴を聞いてこっちに来たみたい。
 

由香:「見ちゃダメって何を?」

萌:「何をって、こいつの事じゃないっ!」
 

私が指の隙間から覗いてみると、まだ英田君は裸のままこっちを見ている。
 

由香:「こいつって?」

萌:「だからこいつよ、こいつっ!」
 

私は片手で目を隠し、もう片方の手で英田君を指差しているんだけど、
由香ちゃんにはまるで見えていない様子。
私が指差す方向をキョロキョロとして見ている。
 

英田:「見えないって、この子には」

萌:「な、何言ってるのよ」

英田:「多分金沢にしか見えないと思うぜ。だっておまえ以外の人間は俺の姿を見ても
     驚かないんだから」

萌:「う、うそ」

由香:「萌姉ちゃん、さっきから何独り言いってるの?」

萌:「えっ」

英田:「俺の声も聞こえないみたい。初めてだよ、俺の姿が見えるなんてさ」

萌:「い、一体…ど、どういう事なのよ」

由香:「ねえ、どうしたの?」
 

由香ちゃんには手で目隠して独り言を言っているとしか見えないみたい。
私は由香ちゃんの方を見て、
 

萌:「あ、あのね。先に靴下決めてきてくれない?私はあっちの服を見てくるから」
 

そう言った。
 

由香:「うん、いいけど…大丈夫?萌姉ちゃん」
 

…由香ちゃんに変に思われているのかもしれない。
私が「大丈夫だから」と言うと、由香ちゃんはまた靴下を選びに売り場へと戻っていった。
 

英田:「へぇ〜、あの子誰?」

萌:「従妹よ。それよりどうして裸でウロウロしてるのよ」
 

私は英田君を見ないように横を向いて話した。
でも英田君は私に裸を見られているのが平気なようで、
何の恥ずかしげもなくこちらを向いているみたい。
どうして恥ずかしくないのかしら?
 

英田:「俺ってさ、今、幽体なんだ」

萌:「ゆ、幽体?」

英田:「そう。魂みたいなもんさ」

萌:「な、何?それ」

英田:「たまに出来るんだよ。寝ている間に自分の身体から抜け出るっていうやつ」

萌:「…」

英田:「成功すればこうやって自由に飛ぶことだって出来るんだぜ」
 

英田君はそう言うと、わざと私の前をふわふわと飛んだ。
その姿を見て、またあっけに取られてしまった私…
確かに英田君は空中をふわふわと飛んでいる。
そして不思議な事に、服などが陳列してある金属の棚をも素通りしていた。
 

萌:「う、うそ…」
 

私は目の前で飛んでいる英田君が信じられなかった。
でも英田君が飛んでいるのは事実なんだ。
 

英田:「すごいだろ。他にも面白い事が出来るんだぜ」

萌:「な、何よ」
 

私は楽しそうに飛んでいる英田君をちらちらと見ながら答えた。
下半身を見ないようにして。
 

英田:「幽体になるとさ、人に乗り移れるんだ」

萌:「人に?」

英田:「そう。他人に乗り移るのさ!」
 

英田君はニヤニヤしながら、向こうで靴下を選んでいる由香ちゃんの方へ飛んでいった。
 

萌:「な、何するの?」

英田:「いいから見とけって」
 

英田君の気配に気づかない由香ちゃんは、両手に靴下を持って悩んでいるところ。
その由香ちゃんの後ろまで飛んできた英田君は、私の方を向いてニヤッと笑うと、
フッとどこかに消えてしまったように見えた。
私はどうなったのか全然分からず、少し離れたところから
その光景を見ていることしか出来なかった。
 

由香:「あぁ…」
 

英田君の幽体?が由香ちゃんの周りで見えなくなると、
由香ちゃんは顔をこわばらせて小さく声をもらした。
靴下を持っていた手が小刻みに震え、身体も硬直しているみたい…
私は苦しそうな由香ちゃんを見ると、慌てて近づき声をかけた。
 

萌:「由香ちゃん、由香ちゃんっ」
 

由香ちゃんの肩をゆすってみる。
英田君の姿は見えなくなっていたけど、そんな事より由香ちゃんが気になる。
硬くなっている由香ちゃんの身体。その肩を何度かゆすってみると、「うう…」という声をあげて
正気を取り戻した。
全身の力が抜けて、震えていた手も止まっているみたい。
 

萌:「由香ちゃん、大丈夫?」
 

私は由香ちゃんの両肩を持って、私の方へ身体を向かせた。
由香ちゃんは私に目を合わせると、
 

由香:「大丈夫よ。萌…姉ちゃん」
 

と言って笑顔を見せたから少しホッとした。私は由香ちゃんの周りにいた英田君の姿を探した。
でも、英田君の姿を見つけることは出来ない。
由香ちゃんの様子が一瞬おかしくなったけど、それからは何の変化もなく、
さっきと同じように靴下を選んでいる。
 

萌:「ねえ由香ちゃん、身体は何ともない?」

由香:「うん。どうして?」

萌:「う、うん…何でもないけど…」

由香:「ふ〜ん…私、この靴下にするわ」

萌:「そう、じゃあそれ買って帰ろうか」

由香:「うん、これ買ってくれるの?」

萌:「え?」

由香:「…あ、違うんだ。私が買うのね」

萌:「か、買ってあげてもいいけど…」
 

意外な言葉が返ってきたので私はちょっと面食らってしまった。
今まで買ってほしいなんて一言も言った事無かったのに…

由香ちゃんは、穿いていたジーパンのポケットを探し、ピンク色の小さな財布を取り出した。
その中身を見て、靴下の値段と比べている。
 

由香:「これなら足りるかな」

萌:「…買ってあげようか?」

由香:「ううん。買って来るからちょっと待っててね。萌姉ちゃんっ」

萌:「うん」
 

由香ちゃんがレジに並んで靴下を買っている。
私はその間、もう一度周りを見渡して英田君の姿を探していた。
どこかに隠れているのかと思ったけど、そうではないみたい。
 

由香:「おまたせ」

萌:「うん。じゃあ帰ろっか」

由香:「うん」
 

私と由香ちゃんはデパートを出ると、バスに乗って家に帰った。
いつもより少しおとなしい由香ちゃんに、何となく違和感を感じる。
 

萌:「由香ちゃん、さっきから元気が無いみたいだけど大丈夫?」

由香:「え、大丈夫だよ」

萌:「そう、それならいいけど」

由香:「うん」
 
 
 

…2階にある私の部屋。
いつも由香ちゃんは私の部屋で寝泊りする。
それなのに、物珍しそうに私の部屋を見回す由香ちゃん。
タンスの引出しを開けると、私の下着を取り出してニヤけている。
今日はおとなしいと思った私がバカだったみたい…
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

絵:まさやんさん
2002.11.26追加

由香:「萌姉ちゃん、いつもこんなパンティ穿いてるの?」
 

由香ちゃんが無地でピンク色のパンティを
横にギュッと引き伸ばしながら私に見せる。
 

萌:「うん。そうだよ」

由香:「学校にもこれ、穿いていくの?」

萌:「そうだけど」

由香:「昨日はどんなパンティ穿いてたの?」

萌:「青いのだけど…それがどうしたの?」

由香:「ふ〜ん。ううん、何でもないの」
 

由香ちゃんがタンスにパンティを戻す。
私の気のせいかもしれないが、戻す前に鼻に当てて臭いを嗅いでいるように見えた。
他のパンティやブラジャーも取り出し、うれしそうに眺めている。
 

萌:「ねえ由香ちゃん、さっきから私の下着ばかり見て何してるの?」
 

私は不思議に思って尋ねてみた。
すると由香ちゃんは私の方を見て、
 

由香:「私も大きくなったらこんな下着を着けたいなぁって思っただけ」
 

そう言ってまた物色を始めた。
 

萌:「ふ〜ん…」
 

由香ちゃんもそういう年頃なんだ…
私が小学生の時って、そんな事思ってたっけ?

頭の中でそんな事を考えながら、私は小さなテレビ画面に視線を移した。
視線の外では、まだ由香ちゃんがごそごそとタンスの引出しを開けているみたい。
私は別段気にすること無くテレビを見ていた。
 

由香:「ねえ萌姉ちゃん」

萌:「な〜に?」

由香:「見て見てっ」

萌:「ん〜」
 

私は由香ちゃんの方へ振り向いた。
そして目が点になった。

だって、由香ちゃんが私の赤いブルマを頭から被っていたから。
 

萌:「ゆ、由香ちゃん何してるのっ」

由香:「面白いでしょ。仮面ライダーみたい?」

萌:「か、仮面ライダーって…そんなの被っちゃダメッ。お姉ちゃんのなんだから」

由香:「いいでしょ、別に減るもんじゃないんだから」

萌:「ダメよ、ちゃんと元の場所に戻しておいて」

由香:「は〜い」
 

返事はしたものの、ふざけた顔をした由香ちゃんは私の前までブルマを持ってきた。
 

由香:「ねえ萌姉ちゃん、このブルマ穿いてみて」

萌:「今?嫌よ。どうして穿かなきゃいけないの」

由香:「見てみたいの。萌姉ちゃんが赤いブルマ穿いているところを」

萌:「そんなの見てどうするの」

由香:「見たいだけなの。あ、そうだっ」
 

由香ちゃんはまたタンスの引出しを開けると、白い体操服も取り出した。
それをまた私の前に持ってくる。
 

由香:「ついでに体操服も着てみて」

萌:「だから嫌だって」
 

私は由香ちゃんに少し腹を立てていた。
こんなワガママ、いつもなら言わないのに。
 

由香:「どうしても着てくれないの?」

萌:「絶対に着ませんっ」

由香:「絶対?」

萌:「絶対に絶対」

由香:「それじゃあ私が着せてあげようか?」

萌:「そんな事してもらわなくても結構です〜っ」

由香:「だって私、見たいんだもん」

萌:「どうしたの?由香ちゃん。今日は何か変だよ」

由香:「そんな事無いもんっ」
 

そう言うと、由香ちゃんは私の前で体操座りをして、立てた両肘におでこをついて顔を隠した。
泣きまねでもしているみたい。
 

萌:「由香ちゃん、泣いたってダメよ」
 

私はそう言った瞬間、急に意識が遠のく感じがした。
そして…
 
 
 
 

…ゆっくりと目を開けた。
 
 
 
 

由香:「萌姉ちゃんの体操服姿、すごく似合ってるね」

萌:「……」
 

何となく頭がスッキリしない。
さっきのは一体なんだったんだろう。
不意に眠気が襲ったのかしら?
私はよく分からないまま、由香ちゃんの言葉を解釈した。

確か私の体操服姿が似合ってるって…

そう聴こえたはず。
 

由香:「やっぱりブルマは赤いほうがいいよね」

萌:「……」
 

由香ちゃんが私の下半身へ視線を向けてしゃべっている。
私は由香ちゃんと同じ場所に視線を移した。
そして、自分の姿に驚いた。
 

萌:「えっ!?」
 
 

い、いつの間に…
 
 

私はどういう訳か、さっき由香ちゃんが持っていた体操服を着ていた。
赤いブルマもしっかりと穿いている。
 

萌:「えっ!?え?」
 

何が起こったのか分からない。
いつの間に着替えたの?

視線を横に移すと、さっきまで着ていた服が脱ぎ捨ててある。

…わ、私の服?
 
 

萌:「やだ…ど、どうなってるの?」
 

狐につままれた感じ。
本当に着替えた覚えが無いんだから。
 

由香:「萌姉ちゃん、それじゃあ着てあげるって言って着替えたでしょ」

萌:「そ、そんな事言ってないわよ」

由香:「だって、そうやって着替えてくれたじゃない」

萌:「私、着替えてなんか…」
 

もう一度脱ぎ捨てた服を見て手に取る。
その服には私がさっきまで着ていたという「温もり」を感じる。
そして…その服の下に下着が置いてあった事に、更に驚いてしまった。
 

萌:「え…」
 

慌てて胸を触ってみる。
ノ、ノーブラ…
しかも身体が敏感になっていて、胸の突起が膨れ上がっている。
 

萌:「あ、やだ…」

う、うそ…どうして…
 

今度はブルマの中に手を入れる。
やはりパンティを穿いていない。
それどころか、少し「濡れて」いたのだ。
身体が火照っている?
私には全然理解できなかった。
 

由香:「萌姉ちゃん、もしかして感じやすいんじゃない?」

萌:「えっ…」
 

私は、かぁっと赤面してしまった。
由香ちゃんの口からそんな言葉が出てくるなんて思ってもみなかったけれど、
それよりも身体が敏感になっている事が「バレた」という事実に羞恥心を感じたのだ。
 

萌:「や、やだ由香ちゃん、何言ってるのよ」
 

私は誤魔化しながらブルマの中に入れた手を出した。

どうなっているの…私…

分からない事だらけ。
 

由香:「萌姉ちゃんっ!」
 

頭が混乱している中、急に由香ちゃんが抱きついてきた。
 

萌:「きゃっ」
 

私はそのまま絨毯の上に倒されてしまった。
私の上に覆い被さるようにして、由香ちゃんは話掛けてくる。
 

由香:「ねえ萌姉ちゃん、楽しい事しようよ」
 

ニヤッと笑いながら、由香ちゃんの右手が私の胸を体操服越しに掴んだ。
 

萌:「あっ!ちょ、ちょっと由香ちゃんっ!」

由香:「萌姉ちゃん、もう感じているんだよね」
 

私は「やめなさい!」と大きな声を出して由香ちゃんを押しのけようとした。
でも由香ちゃんは私の手を払うと、無理矢理唇を重ねてきた。
 

萌:「んんっ!」
 

私は驚いて目を見開いてしまった。
由香ちゃんは目を閉じてたまま、私の唇に舌を割り込ませてくる。
私はどうしたらいいのか分からず、とにかく抵抗した。
ぎゅっと口を閉めていたけれど、由香ちゃんの右手が胸の突起を摘み始めると、
思わず「あっ」と声を漏らして唇を緩めてしまった。
その隙に由香ちゃんのヌルッとした舌が入り込んで…
私の舌に由香ちゃんの舌が絡みついてくる。
 

由香:「んんっ…んふっ…」

萌:「んん〜っ」
 

どうしたの、由香ちゃんっ…やめてっ…
 

口を塞がれている私は、心の中でそう叫んでいた。
小学生がこんな事するなんて…ううん、知ってるなんて…
 

しばらくして、由香ちゃんの舌が私の口から出てゆく。
 

由香:「ふぅ…」

萌:「はぁ、はぁ…」

由香:「じゃあ次は…」

萌:「ゆ、由香ちゃん、もう止めてっ」

由香:「どうして?萌姉ちゃんも感じてるんでしょ。小学生でも分かるんだから」

萌:「ダメッ、こんな事しちゃダメなのっ」

由香:「大丈夫だよ、静かにしていれば誰も来ないから」

萌:「そう言う事じゃなくて、ふあぁっ!」
 

由香ちゃんは私の体操服を捲ると、いきなり胸に吸い付いてきた。
胸の突起を口に含んだ由香ちゃん。先を固くした舌が突起を弄んでいる。
私は気持ちよくて、思わず身体を仰け反らせてしまった。
 

萌:「あんっ、ダ、ダメッ…あっ…」

由香:「気持ちいいこと、分かってるよ。萌姉ちゃんっ」

萌:「んあっ…んんっ…はああっ…」
 

由香ちゃんの両手が私の胸を揉みしだく。
口の中で弄ばれている胸の突起があまりに気持ちよすぎて、頭の中がぼーっとしてくる。

由香ちゃんに…抱かれているの?
私は今、小学生に弄ばれているんだ…

そう考えると、何故か抵抗する力が無くなってしまう。
 

いけない事なのに…
私、一体何やってんだろ…
 

由香ちゃんはブルマの上から私の股間を触っていた。
小さな中指が股間の上を上下に動いているのがよく分かる。
私の敏感なところに由香ちゃんの指が当ると、思わず「あ…」と喘ぎ声を漏らしてしまった。
それを聞いた由香ちゃんが、その敏感な部分ばかりを刺激する。
きっとブルマにはシミが出来ているんだろう。
 

由香:「ここが気持ちいいのね。すごいよ萌姉ちゃん、ブルマがグチョグチョになってる」
 

由香ちゃんが楽しそうに、私に話し掛ける。
私は喘ぎながら由香ちゃんの言葉を遠くに感じていた。
 

いつの間にか由香ちゃんの手がブルマに進入している。
濡れてしまった私の股間に指を這わしながら、その様子を眺めているみたい。
 

萌:「んっ…あ、あんっ…やっ、そこはっ…」
 

足を閉じようとするが、もう力が入らなかった。
半ば諦めながらも、もう一度抵抗しようと両手で由香ちゃんを突き放す。
 

由香:「そんなに抵抗しなくても大丈夫よ。もっと気持ちよくしてあげるから
          ほら、ここが気持ちいいんでしょ」
 

信じられない言葉を由香ちゃんがしゃべる。
そして、ブルマの中に進入している由香ちゃんの指が、私の中にヌルッと入ってきた。
 

萌:「ふわぁっ!」

由香:「可愛いね、萌姉ちゃん」
 

いやらしい音を立てる私の股間。
 

萌:「ああっ…あっ…あぅ…んん…」
 

全然力が入らない。
私はもう由香ちゃんの手にされるがままになってしまった。

すごく気持ちいい…

それが私の正直な気持ち。
私は由香ちゃんを受け入れているんだ…
 

由香ちゃんはスルスルと私が穿いていた赤いブルマを脱がせると、
 

由香:「口でイカせてあげる」
 

そう言って上向けに寝ている私の両膝を立て開かせた。
そして、その足の間に由香ちゃんの頭が入ると、信じられない事に私の股間をペロペロと舐め始めた。
 

萌:「んんっ!」
 

私はまた背中を仰け反らせた。
自然とかかとが浮いて、つま先に力が入って…
由香ちゃんの舌は、私が一番感じるところをずっと刺激していた。
 

萌:「あっ…やんっ…ああ…ああん…やあっ…あはんっ…はあっ」
 

私は右手の甲を口に宛がいながら、由香ちゃんの舌に酔いしれていた。
時折身体がビクンと震える。
女の子同士なのに、こんなに気持ちがいいんだ…
それとも由香ちゃんが上手いの?
 

私は、這い回る由香ちゃんの舌の動きに神経を集中させ、
もうそこまで来ている快楽の頂上を望んだ。
 

萌:「んあっ…ゆ…由香ちゃん…あんっ…由香ちゃんっ…」
 

由香ちゃんの名前を呼びながら、身体をくねらせる。
きっと由香ちゃんの口の周りは私の透明な液で汚れているに違いない。
 

由香:「レロレロ…」
 

由香ちゃんの激しい舌の動き方が私の身体を喜ばせる。
さっきから仰け反りっぱなしの私の身体は、とうとう頂上へと登りつめた。
 

萌:「ああっ…やっ…あ、ダ…ダメッ…由香ちゃんっ…ああっ、あ、あ、はああああ〜っ!」
 

ビクビクビクッと身体が痙攣する。
頭の中が真っ白になった感じ…

私は由香ちゃんの舌でイッてしまったんだ…
 

由香:「もうビショビショ…」
 

由香ちゃんがそう言いながら、服の袖で顔を拭いている。
 

萌:「はぁ…はぁ…はぁ…」
 

小学生の由香ちゃんから極上の快感を味わった私は、
しばらくその余韻から抜け出せないでいた。
 

由香:「気持ちよかったでしょ」
 

私の顔に由香ちゃんの顔が近づくと、また唇を重ねてくる。
さっきと同じように舌が入り込んできたけど、私はそれを拒まなかった。
 

萌:「ん…んふ…んん」

由香:「んんっ…んんん…」
 

由香ちゃんの唇が離れると、ネバネバした唾液が糸をひいている。
 

由香:「いいもの見させてもらっちゃった!」

萌:「いや…そんな事言わないでよ」

由香:「萌姉ちゃんって思ってたよりいやらしいんだ」

萌:「や、やだ…」

由香:「昭治(しょうじ)にも教えてあげようかな」

萌:「…えっ!?」
 

昭治って私の彼の事?
どうして知ってるの?
 

萌:「し、昭治って…ゆ、由香ちゃん、知ってるの?」

由香:「知ってるよ。すごく良く知ってる」

萌:「い、いつ会ったの?」

由香:「昨日も会ったかな。ずっと前から知ってるもん」

萌:「だって由香ちゃんと会った事無いはず…」

由香:「うん。由香ちゃんとは会った事無いね」

萌:「??」

由香:「ねえ萌姉ちゃん。私がもし由香じゃなかったらどうする?」
 

由香ちゃんは悪戯っぽい目をしながら私を見つめている。

由香ちゃんじゃなかったら?
どう言う事?
 

由香:「さっきデパートに行った時に誰かに会った?」

萌:「え…」

由香:「私には見えなかったけど…裸の男の人」

萌:「…あ……」
 

英田君だ。
由香ちゃんは英田君のことを言ってるんだ。
英田君の事、知ってるの?
でも由香ちゃんには見えなかったはず…
 

由香:「どこに行っちゃったんだろうね。その人」

萌:「……」

由香:「何か言ってなかった?その人」

萌:「え…何かって?」
 

私はそう聞きなおしたが、すでに頭の中で分かっていた。

そう、他人に乗り移れるって言ってたんだ…
でもそんな事が出来るわけない…

それに由香ちゃんはいつもの由香ちゃんだった……ううん、違うっ!
 

その後のことを考えると、私は次の言葉を出す事が出来なかった。

私の顔色が変わったことを察知した由香ちゃん。
 

由香:「どうやら分かったみたいね」
 

し、信じられない…
それじゃあ今までのことは…
 

由香:「楽しかったよ、金沢」

萌:「あ……英田…くん…」

由香:「見事だっただろ。全然気づかないんだから」
 

由香ちゃんは笑いながら勉強机の前にある椅子に座った。
身体は由香ちゃんでも…目の前にいるのは英田君なんだ…

私、英田君に身体を弄ばれたんだ…

そう考えると涙が込み上げてくる。
 

萌:「やだ…やだ…」

由香:「従妹なんだからさ、仲良くしたっていいじゃない?」

萌:「い…いや…」

由香:「そんな事言うなよ。昭治に言われたくないだろ」

萌:「ど…どうしてこんな事するのよっ!」

由香:「どうしてって言われてもなぁ。こういうの、結構好きだから」
 

由香ちゃんの顔でうれしそうに笑っている英田君には罪悪感を感じられない。
それよりも私の弱点を握ったという、勝ち誇った雰囲気が伝わってくる。
 

由香:「従妹といけない事するなんて信じられないぜ」
 

自分が仕掛けたくせに…
小学生の由香ちゃんの身体を使って…酷すぎる…
 

萌:「酷いわ…英田君…酷すぎるよ…」

由香:「大丈夫だって。秘密にしておいてやるから。それにこの従妹の由香ちゃん、
          俺が乗り移っている間は記憶が無くなっているからさ」

萌:「も…もう学校に行けないよぉ…」
 

英田君に私の全てを見られてしまったのだから…
私は手の甲で涙を拭きながら小さくつぶやいた。
 

由香:「そんなに泣くなよ。ちょっと悪戯しただけなのにさ、別にこの子の身体に
          悪戯したわけじゃないだろ」

萌:「そう言う事じゃないもんっ」

由香:「ちょっと裸を見せてもらっただけだろ。金沢だって俺の裸見たじゃないか」

萌:「見たんじゃなくて、英田君が見せたんでしょっ!私、英田君の裸なんて見たくないのにっ!」

由香:「ああ、そうか。そう言われればそうだっけ」

萌:「もうっ!そんな事より早く由香ちゃんから出てってよ!」

由香:「ええっ、やだよ。まだこの子の身体にいたいんだから」

萌:「嫌っ!早くっ」

由香:「し〜らないっと!」
 

由香ちゃん、ううん、英田君は椅子から立ち上がると、そそくさと私の部屋を出て行ってしまった。
 

萌:「ちょ、ちょっと!」
 

私の声を無視した英田君。階段を降りる足音がだんだん小さくなっていく。
 

萌:「……どうしてこんな事するのよ…」
 

思い出すと腹が立ってくる。
あ…も、もしかして…私が体操服に着替えたのは…
 

萌:「…身体にも乗り移ったんだ…私の身体にも…」
 

私はそれ以上考える事が出来なかった…
 
 

…結局英田君は、次の日の朝まで由香ちゃんの身体に乗り移っていた。
上手く親をだました英田君は、私と一緒に堂々とお風呂にも入った。
そしてベッドも一緒に…

由香ちゃんの身体を使って何度も私を弄んだ英田君は、次の日の朝、
 

由香:「ちゃんと学校に来いよ」
 

と言って由香ちゃんの身体から出て行った。
英田君の言っていたとおり、由香ちゃんには英田君が乗り移っている間の記憶が
ないみたい。昨日のデパートにいた時から今までの記憶がすっぽりと抜け落ちているようで
不思議がっていたから。
私は上手く説明できなかったけど、学校に行く時間になったのでそのまま家を出た。
悔しいけど学校に行かないと英田君が変な噂をするかもしれない…

でも…
 

萌:「英田君にあったらどんな顔をすればいいんだろう…」
 

私はそう思いながら教室のドアを開けた…
 
 
 
 
 
 
 

従妹の由香ちゃんと…おわり
 
 
 
 
 
 

あとがき

ちょっとダークな雰囲気になってしまったでしょうか。
そういうつもりはなかったのですが、終わりに近づくにつれてダークになってしまいました。
それは英田君の性格が悪かったからですね(^^
もっと別のノリで英田君と萌が話せればそう言った雰囲気にはならなかったのですが(^^
まあ、従妹の由香ちゃんの身体に悪戯しなかったのは、彼に少しでも良心があったから
なのではないでしょうか。
自分が乗り移った女性の身体を楽しむのではなく、その身体で相手に悪戯する事を楽しむとは、
英田君、変わった性格です(^^
相手を騙したり、抵抗できない状態で悪戯するのが好きなのでしょうかね?
私は…結構好きかもしれません(笑

しかしブルマを被って仮面ライダーとは…私も古い人間です(笑

それでは最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
Tiraでした。 inserted by FC2 system