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解説&内容紹介
クラスで公認のカップルの夏目ヨーコと藤本タカオ、二人にはある秘密があった。実は二人は2年前の夏、一緒に雷に打たれた瞬間、身体と中身が入れ替わっていたのだ。
2年が過ぎもう元に戻れない、お互いの人生を生きていかなければならない、思い悩むヨーコはその日タカオにバンコクで性転換すると宣言する。突然のヨーコの言葉に逆上したタカオは、ヨーコを無理やりラブホテルに引っ張っていく。
セーラー服を脱ぎ、元の自分の身体を抱きしめるタカオ、やがて二人は元の身体を愛しむように抱き合い、そして結ばれる。
アソコに痛みを感じながらホテルを出るタカオは、元の自分の顔を見てどきどきとときめいてしまうのだった。
だがその時再び二人に雷が落ちる。そして……。
偶然入れ替わってしまったタカオとヨーコの気持ちがそれぞれ別の方向に向いていく。女としての自分を捨てられないヨーコが性転換を決心した時、能天気にヨーコとしての暮らしを楽しんでいたタカオも女になって生きていかなければならないという現実を突きつけられ、もう一度元の自分を確かめ合うということでしょうか。短いですが自分とは何かということを考えさせられる作品です。
この作品で佳作を取られた安永先生、今どうしているのでしょう。
「あたしの体はあんたにあげるから バンバンやりまくろうがAVに出ようがあんたの好きなようにしていい」
「男になんか抱かれたくねえよ オレはホモじゃねーんだから」
「あたしは女の子だもん おしゃれもしたいし男の人に愛されたい 男の人を愛したいの」
単行本化は、多分されていないと思いますが・・・。
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